ひとりぼっちだった
ふたつのかたまり
おとずれて
いつのきせつだって
ここにいるんだと
ないている
白い空
黒い雲
まじりあったら
ときどき灰色
黒い土
白い草
ま ...
バスを待っていると
昨年死んだお父さんが縄をもってやってきた
電車ごっこの相手を探していると言う
せっかくだから車掌をやることにした
もともと小さいお父さんは
死ぬ前にさらに小さくなった ...
花をみつけて
おくれ
水をかけて
あげて
朝になれば
花を
咲かす咲かす
咲かす
花はどこに
いるの
夜の闇で
みえず
罪を知った
世界
眠 ...
マフラーの幅を
広くするたびに
寒さが消えて
世界が歌うの
林檎に耳をつけると
逃げるから
丸噛りの芯を
重ねたまま
倒れなかったら
恋が叶うとか
希望の中に
ほんの少し ...
見たことも聞いたこともなかった
流行語に選ばれて初めて知った
言葉に敏感過ぎるほど敏感なこの俺がだ
改めて意味を調べると
ウエストが
ゴム仕様ではないズボンを
制服として無理矢理
職 ...
みえない場所にいる気がするんだ
おかしいんだ
誰も私のそばにはいないんだよ
いつになく遠くまで見渡せた夜に思った
ああ終わるんだ と
星は一つも見つけられなくて
雲なのか空なのかわ ...
被弾する
嫌いな食べ物を食べさせられて
氏にしてみればお菓子のつもりだろうに
小さな悪人はそこかしこにいる
善人と同じ顔をして
弾は口から入り内臓へ
そして内臓をネズミのように掻き乱し
...
あの日
今宵の月を
背にうけて
一歩 一歩
鋭い目つきで
一歩 一歩
ぼんやり背中を
一歩 一歩
一歩 一歩
あかりはいつしか集結し
左胸一点を打ち抜いた
こぼれるあかりは
反 ...
不意に
思いもよらず突然に
この胸を満たすワンシーンがよみがえる
なんの前触れもなく 伏線もなく
なにかを思い出すとき
わたしたちはようやく心あたる
それを忘れていたことに
心あ ...
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます
汽笛、
鳴ります 遠い国
流れる流れる追いつけない
洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ...
複雑に入り組む僕の手相、都内の路線図みたい。
拳をぎゅっと握り、東京とやらをぶっ潰そうかな。
半透明な指で追いかける
光に射たれて消えた感覚が
雪道で拾う手袋みたいに
新しい関節で話してる
空の穴を心で支える
椅子の上に立ち
飛んでいく光の列を見ると
はぐれた命の印をつけ ...
否応なく
孤独にならざる得ない暮らしのなかでも
悲しいのは
孤独に慣れてしまう事
そんな風に書かれた本を読んだ事がある
あれはたしか
孤独に暮らしていた
アパートの夜
完璧に幸 ...
神社から夕陽を眺め赤く染まる溜まった邪気が燃やされていく
山奥の総合公園完成し老若男女楽しめる場所
広島市背の高いビル増えてきた高さばかりに気を取られ過ぎ
商店街シャッター通りになる ...
あたしの体をはんぶんこにして
あんたにあげるから
あんたもあたしに
体をはんぶんこにして頂戴
あんたと体をひとつに
かさねる度に切ないくらいに
そう思ってしまうよ
あたしの心はん ...
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やいゆえよ
らりるれろ
わをん
「ゐゑ」無かった。
わーをーん
がぎぐげご
...
ミァ、ミァ
ミァ、ミァ
ミァ、ミァ、ミァ、ミァ
ミァ
不和不和も
ひらがな変換
ふわふわと
そら
柔らかく
わたゆきは
ふる
**
むにゃまゆは
もふもふまくら
ふわふわの
もうふ被って
何がなんやら
...
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん
イブの乳房で音がする
アダムを殺して
ガタガタ震えてる
金の指輪を捨てなくちゃ
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ...
ハンドサインで
助けを求めた
サインの意味も
知らないまま
宇宙中の
はるかどこかに居るはずの
僕の親玉に
サインを送る
見放された仔の
無力と絶望
彼方からく ...
マツモトキヨシの片隅に
僕のマツモトが売っていた
僕のマツモトのはずなのに
どこかちぐはぐで僕には馴染まなかった
僕のキヨシは売っていなかった
僕の、どころか、
普通のキヨシすら売っていな ...
凍結した大地
彷徨する雄の白熊
雌の匂いを頼りに
年に一度の交尾求め
蒼白い氷壁の上
雌雄は獰猛に唸り
出逢い対峙スル
選択の余地はない
生き残って来た自然
彼らの ...
山が燃えている
だれにも危害を加えず
火を使わずに山は燃えている
煙だけが上がる
複数の山から同時多発的に
白い粒子を立ち昇らせる
遠くあの山では
山から発せられる煙と雲が溶け合い
標 ...
時は、11月30日夜の11時
彼女が私に突然の別れを告げた。
ほかの彼氏ができたのだった。
闇と孤独の中に私をひとり残していってしまった。
別れを宣告された瞬間、淡々と聞いてい ...
芽生えの春は朧げな記憶
夏の花火は盛んに燃え尽き
北国の秋は儚く散り急ぎ
何度も訪れたはずの冬の中で
別れの痛みに初雪が冷たく積もりました
お風呂場のタイルの柄、初めてちゃんと見た。
名もない小花たち、湯気の向こうに咲いていた。
お地蔵さまがほっかむりをかぶったと見に来たが昼の光に雪解けのあと
雪から雨に変わったせいかコンビニから出たら俺の傘がない
空が黒いし降るか降るなと傘を持って電車に乗る 駅を出たら雪
天秤に空箱と救急箱
犬がひたすら骨を噛んでいる
嵐の中の船室
窓が聞かすように騒ぎたてて
蝋燭の火が揺れてしまう
どうしても待ちきれず
宝箱に憧れる空箱はカタカタ震える
犬がひた ...
かくれた次元に秘密がある
いな
神により
かくされた次元と言うべきか
そこはまるで
海のように
数々の波たちの
住みかだった
ある波の振動数に共鳴して
この世界の粒 ...
あとがきのような
夕方に残す
手紙の最後を
迷っているから
インクの匂いが
蜜柑と混ざり
便箋の端を
濡らしてしまう
瞳の色だ
嘘も言い訳も
全て包んで
濁りを煮立てて
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノラと雑草
にゃんしー
自由詩
2
19/12/3 22:51
ほくろ
たもつ
自由詩
8
19/12/3 22:45
ほら、ここに、いるよ。
秋葉竹
自由詩
6
19/12/3 22:28
林檎の詩
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/3 21:03
#kitoo
花形新次
自由詩
1
19/12/3 20:16
待つことしかできない
魚
自由詩
2
19/12/3 20:01
自分の水たまり
mmnkt
自由詩
1
19/12/3 19:39
今宵の月
ぱーちゃん
自由詩
0
19/12/3 16:26
美しい一滴
千波 一也
自由詩
1
19/12/3 14:54
この冬晴れの一日に
ひだかたけし
自由詩
3
19/12/3 14:36
東京
クーヘン
自由詩
2*
19/12/3 12:50
流星群
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/3 8:30
命が軋む
こたきひろし
自由詩
3
19/12/3 6:28
商店街
夏川ゆう
短歌
0
19/12/3 5:06
はんぶんこにして欲しい
こたきひろし
自由詩
1
19/12/3 4:37
「あ」と言ったら「あ」の嫌いな、いうえおに襲われないための対 ...
足立らどみ
自由詩
1
19/12/3 3:22
Iam 猫 (ミァ、ミァ)
〃
自由詩
0*
19/12/3 3:08
即興ゴルコンダ(仮)ふわふわ(お題は白さん)
〃
自由詩
0
19/12/3 1:30
かり〜ん くり〜ん かりんくりんこりん
秋葉竹
自由詩
4
19/12/3 0:17
最後の仔
シホ.N
自由詩
2*
19/12/2 23:16
マツモトキヨシ
たもつ
自由詩
4
19/12/2 21:06
他者
ひだかたけし
自由詩
3*
19/12/2 20:05
この陰鬱な空の下では
mmnkt
自由詩
2
19/12/2 19:54
愛別離苦
viraj
自由詩
1
19/12/2 14:51
雪景色
まみ
自由詩
2*
19/12/2 13:53
タイル
クーヘン
自由詩
2*
19/12/2 12:49
雪待ち三首
這 いずる
短歌
1*
19/12/2 11:49
空腹の船室
幽霊
自由詩
1
19/12/2 8:55
神によりかくされた次元
st
自由詩
3
19/12/2 8:39
足掻き
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/2 8:37
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
958
959
960
961
962
963
964
965
966
967
968
969
970
971
972
973
974
975
976
977
978
加筆訂正:
寒風
/
這 いずる
[19/12/2 8:45]
誤字修正しました。
6.74sec.