澄みきった青空のブルーシート。
傷ついた人々を雨ざらしから守って下さい。
生後半年になる甥っ子のそばには
何かに埋もれてしまいそうな影が
リビングの明かりに照らされて一つ。
久方ぶりに家族が集まる頃
元気な声を上げて布団を叩きながら
ぱたぱた。と
手足を動か ...
父の顔を知らないはずの甥っ子が
写真を眺めては「じーじ。」と言った。
いつもなでなでをしてもらったよ。と
幼くともはっきりとした言葉で。
懸命に訴えかける眼差しと
更に笑ったような父 ...
脳梗塞で麻痺をした身体を起して
杖をしっかりと握りつつ
弱った足腰で孫を出迎える父。
「よしくん。よしくん。」と急ぎ足になれば
転んで怪我をしないように。と
周りの皆が心配をする。
...
l'impromptu
ミシンが欲しい
手紙や日記を書くように
一点もののシャツを縫いたい
かつて、そして、今の連続に立ち込める不穏な心配とやらを拭う術を私は持ち合わせていない。だけど私は前へ進んでいくしかない。
私は一瞬一瞬の勝負に負けたのかもしれない。
一瞬一瞬の不穏な空気にやられた ...
きみは怒りの沸点が決して低くはないぼくを
一度といわず二度怒らせた
一度は済し崩し的にぼくはきみを許した
でもきみは一年の空白を超えて
謝罪すらない二度目の怒りを忘れたかのような
突然の ...
洗っても落ちない汚れありまして消すにけせないワルな汚れさ
生まれつき「死」の刻印が押されてる逃げ場ないんだ命の世界
雨降って地が固まるは嘘だろう弛んだ地盤に潰れた家屋
増税に酒と煙草 ...
小学校の担任は若い女先生だった
その日先生は家庭訪問をして回った
田舎の学校なので、田んぼと畑の間の道を自転車で回った
一日では終わらないので何日かに分けて回った
その日先生は家庭訪問の途 ...
ふと外を見ると駅であった。駅名が何も書かれていない停車駅だが、アナウンスは15分の待ちがあるという。ホームの売店でタバコを買おうと表に出てみた。
駅の近くには小さな家々が立ち並び、老人が自転車にま ...
少しずつ暑さは何処かに消えて
秋めく気候が顔を出す
薄い季節から
濃い紅葉の季節に
移り変わっていく
秋の空が広がって
気温が徐々に下がって
山々が賑やかになる
秋めいてい ...
神は言った。
「オマイ達に未来などない。」と。
では、神は死んだ。も同じ事じゃね?
季節外れの西の果ては、それでも虫けらにもパンと葡萄酒が与えられる。
定辺かける高さ割る2の世界で
直角三角形90度の硬さ
二等辺三角形底辺の落ち着き
正三角形平等に
それぞれの世界の中で
感じることを大切に
深海の船の残骸無の世界
根無し草旅に明け暮れ野垂れ死に
閉経しそれでも夜は女です
月一で赤い夕日が昇ります
いきなりの激しい降りに肌着透け
欠片さえ愛はなくても「ラブホテ ...
太陽に焼かれた眼を
月明かりで癒す
繰り返し繰り返される
無味と乾燥の日々に色彩はなく
好きな人はいた
嫌いな人もいた
だが
多数を占めるのは
どっちにも分けられない人たち ...
長い夜に溶けて
私は朧月夜の墨絵
どうして生きて行けましょう
昨日まで歌ってた虫さえ
今夜は孤独にする
窓を少し指先だけ空けて
冷たい空気を誘い入れて
毛布を包み込んで
自 ...
柳の下で雨宿り
枝が雨だれのように
頬に跳ねていく
雨音は風の音
妖精のいたずら
僕は一人なんだ
妖精さんも一人なの?
ずっと雨宿りさせてよ
話したいことが
...
アムステルダムの妖精の想い出
第1話「アンネ・フランクの家」
生きていればまだ80歳の
お友達の話を聞いて欲しい
初めて逢ったのは
誕生日だった
だってプレゼントを手にして
...
青いろが、水いろとどんなに似ていても、
空には雲がうかんでいる。
わたしは蜂蜜をとるために登ってく、
……そう。蜂蜜をとるために、
青いろが水いろとどんなに似ていたとしても、
空 ...
柿の木ひとつ、実をつけた
柿の木、風にゆられます
柿の木ふたつ、実をつけた
柿の木、雨に濡れてます
柿の木みっつ、実をつけた
烏がそれをついばんで、
柿の木よっつ、実をお ...
貴女のはげしい想いを、
わたしのなかにおとしてください。
わたしのなかできえていった、
なにものかがふたたび息吹をもつように。
貴女の大人らしく澄んだひとみから、
するどい ...
緑の木葉が揺れている
私は大きく息をする
一人の孤独なわたくしが
初秋の大気を思い切り
吸い込み、黄金の日輪のなか
自らの不安定さをのりこなす
よすがを必死に探している
広がる雄大な ...
缶ジュースの
プルトップを
引いたら
覗きたい明日が
あるということ
光と闇に
折り目を付けるまで
緩くなった
ジンジャーエールが
騒ぎ方を
忘れていくけれど
逆さま ...
タイムマシンとタイムマシーン。
伸ばし棒の分だけ、遠くの時代へ。
震えが止まったから
詩を書こう
今日は雄大な青空が広がっているから
その素敵な一瞬の光の下
年老いていく日々残余を祝福し
孤独死すら受け容れる
そういう人に私はなりたい
...
瞳の奥の炎が揺れて
捉える差異、収集する印画紙
あなたの心は何処にもないし
永遠はわたしの中にもない
向日葵が項垂れ色を失っても
奪えない若さ、その感覚、愛を
運命のように色付けた
...
ありがとう。
いままで私にかかわってくれた、人たち。
しあわせになるね。
コンビニのレジで
その人は買い物の会計をしてもらいながら
周囲にわからないようにして
店員の女のこに
小さく折り畳んだ紙を渡した
という
女のこは一瞬困惑した表情をしたけれど
直ぐに ...
それはすぎたこと
ながすぎもせず あきすぎもせず
それでも、激落ち君で鉄板を磨いては、
天を直撃する夢を見るウナギの略奪愛の様に彷徨えるよね
巴里。巴里。
黒塗りの巴里にはチップ ...
目覚めると、先ほどの光景が記憶の片隅に消えてゆく。
天井に向かって手を伸ばす。幸せな記憶を逃がさないように。
それはするりと僕の手をすり抜けて記憶の彼方に消えてしまう。
もう無理だよ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青空
クーヘン
自由詩
7*
19/9/21 12:37
だんらん
梓ゆい
自由詩
0
19/9/21 12:21
無題
〃
自由詩
0
19/9/21 12:06
僕の誕生日
〃
自由詩
1
19/9/21 11:47
シャツ
墨晶
自由詩
2*
19/9/21 11:35
空
杏っ子
自由詩
0
19/9/21 10:04
苦いお別れ
HAL
自由詩
2*
19/9/21 8:38
雑首
こたきひろし
短歌
0
19/9/21 7:13
見上げたら空は真っ青で
〃
自由詩
1
19/9/21 6:05
車窓 ( SS)
山人
散文(批評...
0
19/9/21 5:59
秋めく
夏川ゆう
自由詩
2
19/9/21 5:16
私達の未来
布
自由詩
2
19/9/21 3:19
三角形
佐白光
自由詩
1
19/9/21 1:16
夢華火
こたきひろし
俳句
2
19/9/20 20:24
太陽に
〃
自由詩
2
19/9/20 19:51
朧月夜に幻惑されて
丘白月
自由詩
2
19/9/20 18:24
柳の妖精
〃
自由詩
0
19/9/20 18:22
アンネ・フランクの家
〃
自由詩
2
19/9/20 18:21
木登り
la_fem...
自由詩
5*
19/9/20 16:22
手毬唄
〃
自由詩
3*
19/9/20 16:21
雲をこえて
〃
自由詩
4*
19/9/20 16:20
よすが
ひだかたけし
自由詩
4*
19/9/20 15:22
泡
ミナト 螢
自由詩
3*
19/9/20 14:28
ー
クーヘン
自由詩
2*
19/9/20 12:40
私はなりたい
ひだかたけし
自由詩
4*
19/9/20 11:41
秋の啾啾
青の群れ
自由詩
2
19/9/20 10:15
ありがとう
杏っ子
自由詩
1
19/9/20 9:29
コンビニのレジで
こたきひろし
自由詩
3
19/9/20 6:28
一昨年の春
布
自由詩
0
19/9/20 3:21
別れの歌
メープルコー...
自由詩
2*
19/9/20 1:03
935
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7.37sec.