その頬や唇を
めくるような
呼吸をずらして
音に酔っている
溺れた光に
名前があるなら
瞼の上で
留めるホッチキス
舞などまったくできない私だが
一つだけ舞いたい作品がある
織田信長が桶狭間の戦いの出陣前に
舞ったとされる幸若舞「敦盛」だ
「人間五十年 下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
一度生を ...
買った古本に挟まっていた褪せたレシート。
97―8―3、1:28PM、遠い夏のかけら。
鷹女(たかおんな)、胸板を刺し冬を剪(き)り
ピーシーを終わらせ冬陽を昇らせる
春なのに月輪(がちりん)光り降るは銀。
桜酔い、ピーチジュースで酔い醒まし
...
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない
だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求
時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求
たとえば
公園の花 ...
悲しいニュースが朝を囲んでも
カーテンを開けてコーヒーを飲む
いつもと変わらず動ける体は
関節の音を置き忘れた後
いただきますと合わせた両手を
祈りに変えて目を瞑る時間が
遠く ...
ぼんやり砂浜を眺める
ゆっくり砂浜を歩く
夏の潮騒は賑やかで元気いい
身も心も夏に染まって
「今」だからこそ輝ける
眩しい陽射しを浴びて暑くても
潮騒を聞けば涼しくなる感じ
...
おしまいの先で出会った物語
文脈で星を繋げる帰り道
余白のなか 猫がすやすや眠ってる
ウンコでも肥料になるし
ふんころがしのエサにもなるけれど
自称詩人はクソの役にも立たない
それどころか飯は食うし
屁はこくし
クソの役にも立たないくせに
クソはする
正に百害あって一利無 ...
狂い咲く雨は箱庭を濡らし沈める
くちづけの後の小さな虹が
知らない町を燻らせて
しらずに踏み潰した蟻が
わずかに軋んでいる
体温でむすんだ小さな手が
知らない誰かと角を曲がる
箱庭をおろ ...
硬い雨がスライドして
扉が開く次の日は
晴れです
うれしいことに
やって来た僕たちの
海岸も晴れで
海が雲の円形を繋ぐ
風が雲の鎖を散らす
僕たちの指は
空を三角や四角に飛び ...
あなたは源氏の白旗に付くか?
それとも平氏の赤旗に付くか?
平氏は清盛のとき、保元、平治の乱に
勝利し、一門栄耀栄華を極めたが
命を助けた頼朝、義経等の挙兵により
壇ノ浦に一族運命を共に ...
「3人以上」
誰が乗ってもわからない
耳がなくても構わない
今日はとれたて新鮮で
顔があるだけ
お友達に
なりたいな
強い強い風に額が切れた
あっという間に滲んでいく中で
あの横顔だけはっきり見えた
強く強く押されて柔らかいものが出ていった
あれがハートというのなら
今ぼくを動かしているものはな ...
途中で噛んだ
飴と同じものが
夜空で輝きを
忘れないから
晴れた日は
たくさんの包み紙を
並べて見ている
銀河のように
何度観ても飽きない
バレエ団、プリマ・バレリーナ、演出
振付、舞台装置、衣装が違えば
また違った楽しみ方ができる
はじめて「白鳥の湖」を観たのは
大学生のときだった
ソビエト(ロシ ...
先人の樹
枝葉を震わす声
溜息と体温
地に染みる涙
紺青と朱
遠くを往く影
足跡に触れる夢
発つ雛鳥の名残
祈りと昇る歌
{ルビ須=すべか}らく迎える救済の機
君のあくびを僕にうつしてください。
その可愛いウイルスに感染したいのです。
もし生まれ変わったら、
僕は何になりたいか?
答えは決まっている
オーケストラの指揮者だ!
苦労が多く、貧乏音楽家になるのは
目に見えている
けれども、いつかはすばらしい演奏をし
...
あらゆるものが
ゴミと化した時
ぼう然として
ただ涙だけが
こみあげてくる
大切な思い出が詰まったものを
助ける事ができなかったくやしさが
涙となって ...
優しさの中に答えがない時
イルミネーションの電球を外し
空振りをしたバッターに捧げる
明るい光は未来じゃなかった
約束をしようと破った言葉
鍵をかけても歩いてしまうから
この身体が熱い ...
今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる
そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど
今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ...
また夜がやって来た
すべてが静寂に落ち着き
蠢く闇に呑まれる手前、
私は孤独な一時を
寛ぎ懐かしく愛おしむ
)部屋の白い壁やら天井が
)くっきりと存在感を際立たせ
)存ることの歓 ...
「ダイダイ」
A c g f
E f
A c g f
傷が開いて 頭が割れる
飛行機雲を この手に掴む
お友達
まるま?さん
君は宇宙人
僕の船
すいへーり ...
こちら円盤二十七号
地球の観測状況を報告します
人類はトイレという場所に
頻繁に出入りするようです
入るときは硬い表情ですが
出るときは緩んでいます
時折順番待ちの行列もできたり
す ...
花の名前も
形も知らずに
歌うことが
許されたとしても
それを育ててる
人の心が
かわいそうだと
教えてくれるよ
ありふれたあなたの指先が
遅れてきた春先に触れている
今日も
曖昧な言葉で
あやふやな言葉で
愛は語られ続け
朽ち果てるのを待っている
同じものを見ていたはずなのに
あの時、あっ、 ...
殺意とは海底からくつくつと湧くあぶく
潮のうねりに揉まれ
白波に紛れるように
混ざり合う
記録されない日常
を構成する
切り捨てられる方を ...
そのふるえる糸にも
ひとつふたつの意味はあった
のかもしれない
時折の風雨に晒され
形を変えてしまった
その幟ももう
争うためのものではないし
御触れの見張りでもない
そよ ...
カーブミラーに映されている神社は
かつても
これからも
一度も存在しない
*
残された靴を
一室に全て保管してあるという
棚には老若男女の区別なく
薄墨色をした ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
KISS
ミナト 螢
自由詩
2
19/10/26 14:16
信長の「敦盛」
日比津 開
散文(批評...
1
19/10/26 14:16
かけら
クーヘン
自由詩
9*
19/10/26 12:45
桜酔い、ピーチジュースで酔い醒まし
秋葉竹
俳句
7
19/10/26 12:20
たとえ詩が書けなくなっても
こたきひろし
自由詩
10
19/10/26 7:02
キッチン
ミナト 螢
自由詩
1
19/10/26 6:37
夏の潮騒
夏川ゆう
自由詩
6
19/10/26 5:10
読書
水宮うみ
川柳
3*
19/10/26 2:20
腐れ自称詩人の活用法
花形新次
自由詩
0
19/10/26 2:07
すいせい
すいせい
自由詩
3
19/10/25 23:25
硬い雨がスライドして
オイタル
自由詩
1
19/10/25 22:32
源氏と平氏
日比津 開
散文(批評...
3
19/10/25 21:58
20191025
Naúl
自由詩
0
19/10/25 21:56
鉄塔とマシュマロ
カマキリ
自由詩
5
19/10/25 21:05
星
ミナト 螢
自由詩
2*
19/10/25 19:30
チャイコフスキー「白鳥の湖」
日比津 開
散文(批評...
4
19/10/25 15:49
薄暮
水知鴇都
自由詩
0
19/10/25 14:52
あくび
クーヘン
自由詩
7*
19/10/25 12:26
もし生まれ変わったら?
日比津 開
自由詩
2
19/10/25 11:30
ドロに埋もれた毎日
st
自由詩
5
19/10/25 6:47
時の声
ミナト 螢
自由詩
1
19/10/25 6:25
生きている途中だから
こたきひろし
自由詩
5
19/10/25 6:01
夜の未知(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
19/10/24 22:41
20191024
Naúl
自由詩
0
19/10/24 21:54
おぉトイレ
イオン
自由詩
1*
19/10/24 21:30
雑草の詩
ミナト 螢
自由詩
0
19/10/24 21:25
春先
たもつ
自由詩
6
19/10/24 20:01
素心
R
自由詩
0
19/10/24 19:26
そよぐ
AB(なかほ...
自由詩
9*
19/10/24 17:58
通り魔たち 2
春日線香
自由詩
3
19/10/24 17:29
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
958
959
960
961
962
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966
967
968
969
970
971
972
3.58sec.