枝の手がほどけ落ち
葉は種を守るように
幾重にも重なり冬を越す

冬ざれの向こう岸には
もう雪の精が待っている
みんな眠るのを待っている

朝になれば木霊が六華を生むでしょう

...
明日という未来に行けるから 風の一秒に止まる唇が
時の壁を破るまで透き通り

どんなものでも心が見えるほど
近づきたくなると信じてる

空と海に青が流れたのは
互いの袖を結んでいるから
似たような愛で引っ張り合っ ...
落ちた紅葉の水辺に座る少年は
絶望するほどの
期待もないようだ

燃えるづけた劣等感も枯れて
未来におびえる焦燥も枯れて
生きている価値がないという言葉も枯れて
時を忘れるほどの楽しみも ...
顔とすれ違う
たくさんすれ違う
すぐに忘れてしまう顔
二度と会わない顔
関係のない顔

顔とすれ違う
たくさんすれ違う
特別な顔はひとつもない
どれもただの顔
そんな顔に好きとか嫌 ...
現代詩は詩なのか 古着の青いネルシャツ、兄に黙って借りた記憶。
もちろん僕に兄はいないし、だけれど必ず返さなきゃ。
分裂していく
シャボンのように
ストローの先で
すくいあげられる

言葉が刺さり
心臓を増やして
数える間もなく
百個になった

ありがとうという
声を返したから
ひとつ減った ...
お酒の怖さしってます
賭け事の怖さしってしまいました
女の人の怖さ
それはお互いさまでしょう

住み慣れた土地です
住み慣れた家屋です

吸いなれた空気でした
慣れた水でした

...
子供の頃は同じ詩を何回も読んで、他人の感性に触れては不思議な気持ちになっていた。なのになぜか最近は人の詩をじっくり読めなくなっている。感性とか彩って、こうやって失われていくのだろうか。



...
私のメールボックスに詩編をくださった方がいらっしゃいます。今年は災害の多い年でしたが、いつも通っておられる教会も被害をうけておしまいになった方から、一遍の詩が私のメールボックスにとどきました。

...
「おはじき」


はだかのおっさんが街で

しばかれちゃったよ魬で

仲間なっても恩知らず

仕方がないから後始末

でも

しろうとは高けえと嘘ついて

行くあてない ...
夕焼けを朝焼けと錯覚して
午後五時を午前五時と錯覚して
頭の中がぐるぐるになった
薄青い空の山あいはオレンジで
夜明けすぐに父と車で
温泉に行ったことを思い出す

あのまま騙されていた ...
誰より上手く騙したつもり 早くひとりになりたそう


ハンドルネーム手ぬぐい一つ 前を隠さず顔隠す


恥ずかしいのは行為じゃなくて 自分と特定されること


猶予と往くか余裕と往く ...
亀泳ぐ池
そこはパラダイス

亀はただよう
あてどなくただよう

花は季節を待ち
カラスが寂しいと鳴く

亀は変化と進歩の
本当の意味を知っている

亀はただよう
あてどなく ...
おまんこがあるほうが人生強いに決まってる。
神は女を完璧な悪魔に作った。
おっさんはおまんこがないから誰も助けてくれない。
おまんこはつよい。
おまんこがないから男は知力や能力を鍛えた。
お ...
風とゆく雲になりたいゆけるならどこでもいいと思う日もある 誰が作ったのか
何のため作ったのか
何故 贋物と判ったのか

話はつきないのだけれど
人形は人形
そんなに贋物よばわりされても
と照れ笑いをしているようで

  僕らの本物 ...
あの人が体をすりよせる
その度心は摩耗していく
だけど体は擦り減らない
胸も口も無くならないから
求めを拒めない

あの職場で仕事をする
その度心は摩耗していく
だけど体は擦り減らない ...
ポンコツをつくらないためには
4M管理が重要です

マン、マシン、マテリアル、メソッド、
製品は4M変更点が重要です

マメ、マジメ、マネー、メンタル
成人は4M変化点が重要です
鼻がピーピーとうるさいので息を止めて一回死んでみた。
今度は心の声が生き返りたいとうるさいので仕方なく蘇った。
私の話だ、私は当時、常に空腹で、色のない箱のような街と、その箱の外縁をかじり、
ここから周囲何メートルの、そうした環境で暮らして、暮らした、
ビニールの保護膜、ノートに名前が書けな ...
最近、腰が痛い。

国民の最も多い病気は腰関係だそうだ。

この世界の人たちはみんな悪人だ。

しかし、刹那にこぼれる愛がある。

神経痛が発狂しそうな精神を逆なでする。

できる ...
ペダルを漕ぐのはいつも空の上
丸い寝顔を追い越してゆく

安心を舐めた両足の裏に
広がる明日が水を溢すなら

吐く息の白さを堪える前に
黒い地面に叩きつけられる

アスファルトに擦っ ...
ザザザザザァ
心に降る雨はそんな風に哭いている

ザラザラに渇いてしまった
私の心だったから
恵みの雨

湿っていく
塗れていく
恥ずかしいくらい

ヒリヒリ痛んでいた
私の体 ...
折れた傘が
螺旋に落ちる

胸元の開いた
洋服を刺して

踊ってる
わけじゃない

狂ってる
だけの足音

何度目だろう
近づく冬に

抗えないから
マフラーの先で
...
日々が明けては暮れる
おそらく
日々が明けて暮れなくなる
その日までの間

出生から今日まで
自分に良くしてくれた人
自分に普通にしてくれた人
自分になにかと辛く当たってきた人

...
朝日の中にきらきら
見つけた星たち
貴方へ届ける為に
いま、手のひらの中に集めたわ
少しだけ待っていて
走って行くから
あなたと一緒に過ごせば
二人だけの空気になる

誰も入り込めない空気
愛が溢れる空間
午後の陽射しが二人を際立たせる

流行の映画よりも
あまり知られていない
ひっそりとした映画を楽 ...
送信できないメール
かけられない電話
送れない手紙
伝えようのない言葉

操れない文字を綴るのと
白紙のまま沈黙するのと
どちらを選ぼうか

自分を通すしかない迷い
現実か、非現実 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬ざれの向こう岸丘白月自由詩019/12/1 20:19
生きているだけでいい自由詩019/12/1 20:11
esperミナト 螢自由詩019/12/1 19:22
枯れ木と少年若乱自由詩219/12/1 18:58
mmnkt自由詩119/12/1 18:01
現代詩丘白月自由詩219/12/1 17:44
ネルシャツクーヘン自由詩4*19/12/1 12:25
99個目の心臓ミナト 螢自由詩019/12/1 9:02
PRIDEなんて持ってねぇよこたきひろし自由詩219/12/1 7:44
おっさんメモ短角牛自由詩119/12/1 0:16
たいふうるるりら自由詩7*19/11/30 23:54
20191130Naúl自由詩019/11/30 21:09
美しすぎる夕焼けmmnkt自由詩119/11/30 19:39
なにが良いやら悪いやら 【都々逸】ただのみきや伝統定型各...3*19/11/30 19:20
庭園にてTwoRiv...自由詩1*19/11/30 19:07
男は弱いよ 全能のおまんこviraj自由詩119/11/30 19:05
すみれ日記もっぷ短歌019/11/30 16:05
ミシガン・レリックス 3AB(なかほ...自由詩9*19/11/30 14:52
摩耗心イオン自由詩3*19/11/30 14:47
4M管理自由詩019/11/30 14:46
うるさいのでクーヘン自由詩5*19/11/30 12:32
消去された世界のこと、あるいはすべてイメージの産物ねことら自由詩219/11/30 11:47
疑いの苦しみviraj自由詩019/11/30 11:33
パンクミナト 螢自由詩1*19/11/30 10:09
女の雨の音は擬音でこたきひろし自由詩219/11/30 8:55
北風ミナト 螢自由詩019/11/30 8:13
出生から今日までの日々をこたきひろし自由詩019/11/30 8:03
朝日の星卯月とわ子自由詩119/11/30 7:48
空気夏川ゆう自由詩219/11/30 5:00
有り余るものまみ自由詩019/11/30 4:12

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加筆訂正:
なにが良いやら悪いやら 【都々逸】/ただのみきや[19/11/30 23:08]
修正しました。
3.81sec.