空を横切る黒い線
手を繋いで風に揺られる
交差点では
信号無視の歩行者が
一人、渡ればまた一人
ヘッドライトの流れに飲み込まれていく
濃紺に反転する手前の空の鱗 ...
最近は毎日が
元気出したり
落ち込んだり
嬉々としたり
鬱々としたり
したりしたりの
繰り返しだ
それでも今日は
緑照り映え、陽光に
貴女の顔は、明るんで
悪くない、悪くな ...
疲れたら彼方から来る波に乗れ
ぜんぶ零れ落ちた後に残る零
熱冷めて夢から醒める朝の雨
針と糸でまつ毛を縫い付けて
空に夜をプレゼントするから
青いドレスの裾で生きる
蛇口を捻っても
きっと美味しい水は出て来ない
この部屋にあるものは
形を忘れてしまいそうなほど
影に呑まれ ...
あなたの愛は分かりにくい
言葉にも
行動にも
現れることは滅多になくて
わたしはあなたの視線を辿って
いつも愛の在り処を探している
甘い果実の香る様な
夢を見たけれど
現実とは程遠 ...
まいにち つくる
きみのべんとうは まいにち
ぼくが つくる
だって きみは
まいにち まいにち
はたらいているんだもの
コロナあいてに
キリキリ ギリギリ
...
干上がった海に熟れた西瓜が割れ落ちるよな
愛や恋を編み込んでいく箱に然られた綺麗事
傲慢な遺体たちに接ぐ 太陽とハロゲン帽
空いたハマグリのブローチに被されば曇天
気持ち取り残した朝日の影を踏 ...
解法を開放するとの快方を介抱した会報は、たちまちきんいろの瞬火と等価に交換されて消えていってしまった。吹かれていたよ。誰よりも。あなたは恰好よかったよ。でもそれだけだった。そのしらせが持ち込まれた時も ...
10年前未練に溺れてた私へ。
そんときは辛いけど、
そもそもあなたの好きってなに?
あなたの未練と呼ぶものは本当に未練と呼べるんですか?
きちんと何も愛せなかった、愛してなかったと
...
死ぬ気のない自分は、
死ぬ気で、物事を考えたことがない。
殺す気で白人警官は、黒人男の首を、
殺す気で踏んづけた。
眠らせる気で夢魔は、女の胸を、
眠らせる気で踏んづけた。
...
その話は終わりだ
あれが
雷だったのか
烏賊寿司だったのか
三日月だったのか
など
「 モー 」 と、
午
車内でマスクをするのは、賛成です
ただ、忘れずにいたい
思わず、くしゃみをした人へ
私の目線がささらぬように
ちょっとの 間 を置いてみる
口と鼻は隠しても
〝まなざし〟だ ...
今宵も一人ひとり
友の顔を浮かべれば
それぞれの夜を
闘っている
{ルビ面=つら}の皮一枚
透きとおる風のマスクで顔を覆い
今迄の僕より
少しだけ、つよくなる
もし君か僕が疲 ...
靴紐を結べば解けるように
約束をしないままで光ってる
野を越えて海へ潜り
花を踏んだ底は美しくて
さよならで振り替えた未来を歩く
もう会うことはなくても
ポケットには君の居場所がある
素 ...
なにもないことが自慢だった
なにもないから傷付くことも出来なくて
だからそれで良かった
良かったのに
どうして芯を持たせようとするのだろう
顔も知らない有象無象は
寄ってたかって
自 ...
からになった包装シートが
転がって見上げている
中から押し出された銀紙が
恨めしいとでも言うように
未来、と君は云ったね
でも
今、
今、楽になりたいんだよ
左手首は痒いまま
...
この夏に飛ぶはずだった白球よ、君はバニラアイスではないはず!
この夏を溶けることなく越え、君はいつか必ず青空へ駆けるはず!
まいにち鉛筆を削る
一本でいいんだ無心に削る
まいにち本を読む
一頁でもよくてジャンルも問わない
カレンダーがひとつづつ塗りつぶされてゆく
でも鉛筆を削らないと本を読まないと墜ちてゆ ...
平凡にとか
普通がいいね
とか
探ればあやふやな形をした
幸福の模型をずっと欲しがっていた
それは
平凡で普通な人の形をして生きているに他ならないんだけどさ
なのに何でかな
ど ...
住んでいる人しか知らない場所がある山を登れば絶景がある
少しでも歩けば汗が噴き出てくる迷路に近い路地で迷った
公園を出たり入ったりする子供たくさんの遊具順番待ち
街を見て穏やかそうに ...
暗い湖に朦朧と沈む膨張した死体の夢
網膜のなかに書き殴られた最期の詩
叫びはふやけた肉体に阻まれ
二度と出られぬまま溶解して流れ出る
いつだって午前二時
破裂と飛散を望むものたちが
内 ...
横たわるあなたの寝息に触れようとして脆いガラスを抱いたように怯えている
そうだ でも わたしは
たしかにむかしガラス瓶だった
ながい くらやみを のぞいて いく
とても穢れている。賽の河原か
しかし、ならされた靴跡は、軽快だろう
ここまで来た道はもう消えることは無い
往来する人影に寄り添うが かたどるものも、いない
...
ちりも積もれば
塔となる
権力者の尊大な
塔よりも
名もなき者らの
小さな塔
寝人は知るのです
私の言葉によって
九の門をくぐれば
至る・涅槃へと
...
小さい滝が描かれている
六月のカレンダー…
誓いを契る人も
もういなくて
休日を探したり
することもなくて
生き残っています
36°4の世界で
覆い被さるように
緑は濃く
樹間から
漏れる光は白々と
揺れる木葉と踊っている
久々に開設されたイートインで
私はアイスコーヒーを啜っていた
季節は新緑を通りすぎ
梅雨入り間近な曇 ...
ダービーが終わった
大戦以来の
無観客のなかで
去年死んだ
ディープインパクトの仔が勝った
父は華麗な走りを
"まるで飛んでいるよう"と表現された
だからその仔は ...
僕たちは、決して残酷な運命が一緒になれないように仕向けた連理の枝だったんだね。
カリスマヒモニートの蛆虫のような生活を、蛆虫たちはうらやんでいた。
ほっそりとくびれた腰つき ...
変化 1
{引用=
かたくなな
個であるかぎり
変ることはない
ゆるやかな
流れのごとく
泣きながら行け
夜の空にいっしゅんよぎる
星のように
泣きながら変れ
}
...
夢を見た日の心は青で綴じる
あわよくば奇跡みたいに乗り継いで
時間という橋を渡りたい
遠近法で描いた今を
掴まえることは難しくて
下着のように透けてしまった
邪魔なものがなくなるまで
コ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
電線とゆめ
三月雨
自由詩
2*
20/6/3 19:13
主
ひだかたけし
自由詩
4
20/6/3 19:06
朝の彼方から
水宮うみ
川柳
2*
20/6/3 17:05
真夜中の詩
ミナト 螢
自由詩
2
20/6/3 16:34
すっぱい幸せ
卯月とわ子
自由詩
2
20/6/3 12:40
きみのべんとうはぼくがつくる
草野大悟2
自由詩
1
20/6/3 12:09
透明標本
あらい
自由詩
2
20/6/2 23:49
ああモザイク
万願寺
自由詩
1
20/6/2 22:24
前略 あなたへ
杏っ子
自由詩
1
20/6/2 21:48
気概
ナンモナイデ...
自由詩
4*
20/6/2 21:23
胃 -l'estomac-
墨晶
自由詩
2*
20/6/2 20:36
コロナ詩篇4
服部 剛
自由詩
2
20/6/2 20:31
月の夜
〃
自由詩
0
20/6/2 20:29
いつかどこかで someday,somewhere
ミナト 螢
自由詩
3
20/6/2 16:17
明日は雨
鳴神夭花
自由詩
2
20/6/2 15:45
次は水色がいい
〃
自由詩
0
20/6/2 15:37
白球
クーヘン
自由詩
7*
20/6/2 12:26
間伐
梅昆布茶
自由詩
10
20/6/2 7:27
幸せに生きているって
こたきひろし
自由詩
4
20/6/2 6:40
遊具
夏川ゆう
短歌
1
20/6/2 4:48
不意打ちのようにやって来る
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
20/6/2 0:41
運河
はるな
自由詩
3
20/6/2 0:21
とっぷり
あらい
自由詩
1
20/6/1 23:14
五輪の塔
ナンモナイデ...
自由詩
5*
20/6/1 21:08
湿り
〃
自由詩
2*
20/6/1 19:32
揺れる
ひだかたけし
自由詩
3
20/6/1 18:38
青い馬
花形新次
自由詩
2
20/6/1 18:22
軽い眩暈
viraj
自由詩
0
20/6/1 17:58
小詩集・変化
岡部淳太郎
自由詩
0*
20/6/1 17:06
群青
ミナト 螢
自由詩
2
20/6/1 14:27
903
904
905
906
907
908
909
910
911
912
913
914
915
916
917
918
919
920
921
922
923
924
925
926
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
4.02sec.