とんちんかんな煙のながれ
異国のバーで踊りくるうのさ
水車みたいなのを回すひと
身をひくくして走り回る警官
心配することなんてないよ
屋上でヘリから掃射される
...
不幸とは一般的に
悪い意味でコントロールできない環境のこと
ならばコントロールしようと思わなければ
不幸とは言えないのではないか
否
それではやっぱり不幸なのだ
コ ...
俺が狂犬病になったのは
今を去る事10年前
酩酊した取引先営業マンO氏に
「テメーこの野郎」の決り文句と共に
骨に食らいつくブルドック
あるいは
犯人に噛み付く警察犬もかくやと思える勢いで ...
「君の名は?」
そう繰り返し語りかけることで
僕は自らの不安と焦燥を紛らしては
歩き続けたことがある
幼少の頃の思い出は
柔らかくて温かくて
ちょっぴりくすぐったいものだった
砂 ...
ちかり ちかり と
機械の奥で青白いひかりが 点滅している
とりあえず 生きていますよ と報告しているみたい
なんて 持て余した時間に妄想して
勝手に泣きそうになったのは 疲 ...
青空の月の白さ
距離を縮める嘘と幼子の足どりで
君の春は靡く
裏地には満天のプラネタリウム
湛え切れずに流れて落ちて
爪先に当たる石ころたち
祈りのように置き去った
今そこにある過去
...
やわらかな緑の丘の上に
少年たちが一列に並んでいる
一人ずつ順に
チューリップに化けてゆく
そしてまた順に
少年へと戻ってゆく
少年たちの頭上には
半透明の心臓がひとつ浮かんでいて
...
水面の月を一掬い
啜ると泥の味がした
こいつは幻想で幾ら美しくても
血は通っていない偽物だ
僕らは二十歳の頃どぶ鼠だった
灰ねず色の作業着で這いずり回り
朝も昼もなく溺れるように仕掛け ...
給湯室で、連休はどうするの? と聞かれた。A先輩は彼氏とハワイへ行くらしい。A先輩の「彼氏」の発音は末尾が下がっていて、真面目そうな彼氏だと思う。
予定はまっしろだったが、かわいそうな後輩だと同情さ ...
涙がボタンの
穴を塞いで
シャツが脱げない
夜もあっただろう
こぼしてしまえば
青い影になる
冷たい微笑み
氷のリンクを
滑るだけじゃなく
光沢のある
白い生地に当てた ...
言葉が散って逝く。
吐き捨てられて逝く。
書き捨てられて逝く。
見放されて逝く。
言葉が落ち葉のように降り積もって逝く。
地に落ちて折り重なった言葉が意思を喪失しながら弄ばれて逝く。
ある ...
山の上で呼ぶことは
わたしにはできないけど
あなたの行く道の途中に
いくつも花を植えておこう
その道がたえないように
いつまでもどこまでも
足もげの錆びた飛蝗
放置される駅前
送電路に集う青い蝶
地上に銀色の粉を落とし
会話する
列車から降り立った機械臭の一団が
四散する夕暮れ
誰が見つけたかシャボンの船が
空に溶ける
...
自意識過剰です
だーれも
あなたのような自称詩人に
注目などしておりません。
チンカスです、チンカス
それ以上でも
それ以下でもないです
ジャスト、チンカスです
オナニー覚えたての
...
言葉にするとそれはとても嘘っぽくて
この心の嘆き哀しみ悲痛なる想いは
誰に届くこともないであろう
この涙は流さずにおいて
せむし男の雄叫びに変えてくれよう
遥かの地の乾いた空の下
中洲に浮 ...
ぼぅっと座っている
木陰のベンチに
黒アゲハが周回し
近付いては離れていく
午前十時半、
照り映え揺れる木立の緑が
明るくまた濃く暗く
並び繋がるその相貌を
痛む目こじ開け凝視 ...
あの時の夕陽は真っ赤な嘘でした
たんぽぽのきいろい歓声陽の光
青空を雲がいっぴき歩いてく
口を裂かれても言えない事はある
もし
口が裂けたら言える筈はないのだが
時間はさかのぼる
空間は移動した
時代は戦争に飲み込まれていた
侵略と略奪
無慈悲な殺戮と暴力
殺さ ...
林檎狩決まった籠に入れていく沢山詰め込もうと押し込む
栗拾大きな栗で驚いた甘いイメージ更に濃くなる
秋になり気温は未だ安定せず昼間は夏の気候に近い
山を見て紅葉開始した模様一週間もす ...
4階建ての雑居ビル。一階入り口の通路が直ぐに行きどまる所にエレベーターがあって最上階まで延びている。通路の横に寿司店があって店頭では持ち帰りの寿司を販売していた。二階はパブレストランでエレベータでも上 ...
さようならを言って別れた坂道で
「明日晴れるから!」
遠ざかる君が振り返り
「きっと明日晴れるから!」
最後に叫んだ声は
「絶対明日晴れるから!」
まるで泣きじゃくった子供の絶叫のように
...
夜の 青いスカートを揺らせて
夕焼けの色した ニットを着て
満月を跨いで
かわいいかわいい 君は
わたしの知らない宇宙へと
駆けて ...
「森の詩」
子供達の遊びは
列を作りません
みんな
広場に広がっています
老人は
杖の周りに集まります
森が振り返るまで
歌いましょう
「おもちゃ箱」
道を急 ...
そう言えば
何とな~く病気なんだねー
頑張って治療しなさい的な
扱いになるが
タイガー・ウッズの
セックス依存性だけは
いまいち納得いかないのよ
セックス依存ったって
俺だって依存して ...
哀しみが三度
黒く焦げた後
喜びは二度
白く光ったよ
残りの哀しみが
次の喜びと
出会うまでは
少しだけ人を
好きになりたい
君が今さっきまで居た
空間に
光射し込み
無数の影、ゆらゆらの揺れ
わたしの脳裡に鮮やかに
真白い面にピンクの頬、
浮き立ち余韻を
響かせる
卵囘轉機 古猿を派遣し
火を見 位相を解決
・・ これは?
・・ ラヴェンダーの揮發油の匂いだ
手紙
棒を浴びる角首屋
フォトン老師
インド ...
ときに言葉は
嘘をつく
真実を語ろうとしても
嘘になる
言葉は足らず
そして 過ぎる
沈黙は
満ち満ちていながら
どこか 空しい
とり残され
消え去ってゆくのは
...
雲に穿たれた節穴から
ちょうどこっちを覗いた太陽と目があった
日没まで15分
氷点下11度
重さのない雪の結晶を
ふわふわ被った針葉樹の列
灯油ストーブの炎を背に
揺り椅子に座り ...
長年、半人半猫として生きてきたが・・・
そんなにいい暮らし、してねえな
ねぐらは小さくて済むし
リアルにBライフでいいし
たまにマズイ魚を食っている
タダだから仕方がない
そのくせ、感 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
言い訳と励まし
ペペロ
自由詩
1
19/4/17 23:47
プルーフ
〃
自由詩
1
19/4/17 22:18
狂犬
マサヒロK
自由詩
2
19/4/17 21:41
君の名は?
しょだまさし
自由詩
3*
19/4/17 20:59
春のような不安
赤椿
自由詩
2
19/4/17 20:05
反応援歌
ただのみきや
自由詩
3*
19/4/17 18:04
春の脈拍
塔野夏子
自由詩
6*
19/4/17 15:48
泥の月
帆場蔵人
自由詩
2*
19/4/17 14:49
まにまにダイアリー①いつまでも、どこまでも
そらの珊瑚
自由詩
3
19/4/17 12:23
ドライフィニッシュ
ミナト 螢
自由詩
0
19/4/17 10:46
言葉想詩
亜綺梛響
自由詩
1
19/4/17 1:26
ANSER
天竺葵
自由詩
1
19/4/17 1:23
憧憬
マサヒロK
自由詩
1
19/4/16 21:14
どうでもいい(初期のチンカスを改訂)
花形新次
自由詩
0
19/4/16 20:18
鎮めたまえ
坂本瞳子
自由詩
1*
19/4/16 19:05
夢の夢(改訂)
ひだかたけし
自由詩
6
19/4/16 18:56
生きる色
水宮うみ
俳句
2*
19/4/16 17:17
口外しては
こたきひろし
自由詩
3
19/4/16 7:00
昼間
夏川ゆう
短歌
1
19/4/16 5:27
螺旋階段を昇って
こたきひろし
自由詩
1
19/4/16 1:10
ハレルヤ
亜綺梛響
自由詩
1
19/4/15 21:35
ボニータ
Sisi
自由詩
2
19/4/15 21:33
三連詩
マサヒロK
自由詩
0
19/4/15 20:59
依存性
花形新次
自由詩
0
19/4/15 20:06
魂
ミナト 螢
自由詩
1
19/4/15 19:45
君の(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
19/4/15 12:57
ダマスカス風サラバンド
墨晶
自由詩
2*
19/4/15 2:53
ときに言葉は
玉響
自由詩
5
19/4/14 23:13
夕暮れまで
Lucy
自由詩
7*
19/4/14 21:56
猫野人詩(ねこのひとし)、語る
パン☆どら
自由詩
1
19/4/14 20:59
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
958
959
960
961
962
963
964
965
966
967
968
969
970
3.42sec.