まずひとつ
誰かが太陽を母親と置いている
それはそれは大きくて
それはそれは温かい
眩しい眼差しを放つ
他の星どもがそれを囲って
甘えている様な
そんな光景かもしれな ...
ぼくを作った人が
無造作に捨てたあまりの木材で
ぼくは箱舟を作った
唾液の雨が降るのを待った
やがて何もかもがその中に
砂糖のように溶けていくのを見た
ぼくは小鳥の巣から踊り転げ落ちて ...
刈り入れの終わった麦畑に
白い月光が降り注いで
女の裸が踊っている
ぼくは二階の窓に足をかけた
出来損ないの人形で
アスファルトの上に踊りながら落ちて
小さな青い海を広げた
星と月が ...
夜に灯した明かりに
寂静の蝋が溶けて
君の白い裸体になって
ぼくに覆いかぶさってくる
君というカンバスに
僕の原色を迸らせて
覆い隠すように
たたきつけるように
さも意味があるかの ...
ロッテントマトロッテントマトうるさいものでフレッシュだったトマトはあまりない。
B級よりA級のトマトのほうがキズモノも多くて
あまり美味しく食べられない。
もう赤く熟しすぎてしまっている
...
大金持ちの後輩にカネより夢っすよと諭され、乞食の先輩にお前は不潔だと言われる。
翌日、借金まみれの父にカネより愛だろと諭され、潔癖症の母にアンタは不潔ねと言われる。
昨晩、オナラとオナニー ...
あなたのカロリーはセクシー あなたを摂取するカロリーはセクシー あなたが残すカロリーはセクシー あなたを捨てるカロリーはセクシー
あなたの顔をつたう哀しみはヘルシー
からだを逃げ惑うカ ...
日暮れ時
蜜を求めて飛ぶアゲハが
自殺した美しい女達の
芙蓉のような人魂に迷い
燃えて無くなってしまった
いかに美しくても
幸せになれなかった
業深き女達の
貧しい平等
鱗粉 ...
封筒を開くと雨が降っていた
ポプラを濡らし翻るみどりの雨
ふるえる雛鳥を包み込む手つき
そうして一気に命を絞り出す
言葉は自らを断つ
川沿いの公園
濡れるがまま置き去りにされて
終わ ...
がに股の女が近づいてきた
その日は二日酔いの生き残りが
頭ん中でうずくまってたからさ
あーうあーう
殴り殺してしまったんです
あいつに似てたから
二度目だったので
誰も信じち ...
私たちは際限なく強欲になり、最早物ごとが動く前にそれを感じようとさえする。
体を動かさずに、心だけ震わせたいと思うのだ。皮膚がものすごく厚くなってしまったから。
ちぐはぐな存在をしてかけ離れて ...
女三名は偏頭痛を持っていました
勿論三名共に成人していたので生理痛も持っています
なので市販の鎮痛剤は欠かせません
また頭痛くなってきた
割れるくらいに痛い
と
妻が言います
私 ...
その日、暗闇はすべてを覆い尽くした、と思っていた
あらゆるモノが皆、暗闇を背負い
その中で暗闇の底を探すのだ、と。
しかし、静寂は無限だった。
暗闇は、その静寂に無限に包まれていた
...
誰かとの約束でもある
見える指輪
誰かからの束縛でもある
見えない首輪
自由になりたければ
外せる指輪
自由になると餌が貰えない
外せない首輪
誰かと繋がりたくて
探す指輪
...
そろりそろりと剥ごう
皮をつつつ、と剥ごう
夜を剥いで朝を剥いで
私というものが
どこでもない場所で剥き出しで
死んでいる、或いは
台所で皮を剥がれた
剥き出しの野菜や肉に混じっ ...
どこまで漕いで行こうか
こんなにも暗い夜だ
幽かに揺れている水平を
描いているのはいつの波紋か
この舵だけが覚えていることだ
銀の月が爛々と眩い
溶けているのだな、おまえ
うつくしく ...
あかるい蝶々のみちにひかれてまだ見ぬ息子がゆれていた
いとけない息子の息をわたしはきいていた
突堤のテトラポッドで男は根魚を釣っていた
その側で片耳の三毛猫がひなたを掘っていた
夏 ...
もう二度と戻れない
とつぶやきながら僕らの日常
入口も、出口も
いくつも開いている
環状2号線
トンネルを抜けると
道がいくつも別れていた頃の幸せ
次のトンネルを抜けた
...
たぶんね、
死ぬってことは
とても簡単なことなんだ
私は
3歳で父を亡くし
出産と同時に母を亡くし
兄も早くに亡くした
日常的に
熱意や努力や恋愛が
終わりの雨を待 ...
大気のハロー、青い地球
緑は再び燃え立って
私は自分を忘却し
無限の彼方に身を委ねる
)すべて、すべては去っていき
)果ての果てに眩めくもの
)思考の遥かに見出されるもの
(〃詩 ...
カレンダーを
これから旅立つ友だちにもらって
廊下にかけた
それは
ラウンジの一人がけのソファに座ると
真正面にあって
ふとスマホから目を離したりすると
かつては真っ白な壁だったところに ...
妻がパートを始めた。新婚生活も落ち着いてきて、専業主婦は若干暇なようだから、パートの面接に応募したら合格したのだ。平日半日勤務、年収80万円程度のパートであり、私の扶養に入ることとなる。
妻がパ ...
がむしゃらにペダルを踏み続けていた
自由な時間は有り余る程持っていた
それでも走っていた
お尻浮かせて体も前後に揺らしていた
今よりも確実に一日は長く感じていた
...
集まって噛み付く
せがんで投げ出す
君についてる
悪い虫 悪いやつ
窓があればなあ
外を見れたのに
何でできてんだろうねこれ
継ぎ目だらけで
どこにも隙間のねー暗い壁
ひ ...
社会への不安と
社会への不満が
たえず燻っていても
燻っているだけで
火はつかないから
燃え上がらない
夜に娘と話していた
この国は平和過ぎるから
結局はそれを受け入れて諦めてしま ...
街の雑踏で背後から声をかけられた
立ち止まりふり返ったら
人違いでしたごめんなさい
と若い女の人
人の流れは速くて
あっという間にその人は何処かにいってしまった
ほんの束の間の出来事
...
久しぶりに、酔っ払ったあの夜
「あのねえ、私、好きな人がいるのー」
いるのー、と延ばした音の先まで
彼女は駆けて、そして駆けるのをやめて
だって酔いが回っちゃうからね
ま ...
slipknotを聴きながら肉を噛み続ける。
一点を見つめながら。
そのあとeminemを聴きながら鉛筆を削る。
一点を見つめながら。
紙の上で文字を軍隊みたいに整列させるんだ
そし ...
トイレに入ってブリブリうんこを出して おしりの穴をトイレットペーパーで拭いても拭いてもうんこがずっと紙についてくるときがある
うんことじぶんがしろい紙のうらとおもてでひと繋がりになってずっとおしりの ...
突然の雨におどろいて
なみだを浮かべるあなたを
思い出してしまいました
だんだんと雲がはれて
すっかり晴れた空を見上げ
あなたの笑顔を見たようで
あの空もこの空も
あなたの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
神は一体何ととらえるのか
8月生まれの...
自由詩
1*
19/6/24 0:20
唾液の海
両性具有
自由詩
1
19/6/23 23:44
君の海
〃
自由詩
2
19/6/23 23:28
白状
〃
自由詩
2
19/6/23 23:12
トマトとアムロのマリネ
末下りょう
自由詩
1*
19/6/23 22:58
そこはマスト
〃
自由詩
0
19/6/23 22:54
セクシーなカロリー
〃
自由詩
1*
19/6/23 22:50
美人魂
ゴデル
自由詩
7*
19/6/23 18:56
モノローグ/断絶のために
ただのみきや
自由詩
12*
19/6/23 13:54
鼻水が垂れても構わずにいつまでも歌っていた。
竜門勇気
自由詩
0
19/6/23 11:18
メモ
はるな
散文(批評...
2
19/6/23 5:48
飲食と排泄の主体
こたきひろし
自由詩
0
19/6/23 2:27
暗闇と明かり
ハァモニィベ...
自由詩
3*
19/6/23 0:28
指輪と首輪とそれは
イオン
自由詩
1+*
19/6/22 23:02
剥き出し
帆場蔵人
自由詩
8*
19/6/22 22:30
月
新染因循
自由詩
17*
19/6/22 21:03
夏の夢
DFW
自由詩
20*
19/6/22 17:26
環状2号線
AB(なかほ...
自由詩
6*
19/6/22 17:02
あいたい笑
秋葉竹
自由詩
8
19/6/22 16:35
無限(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
19/6/22 16:04
友のうた
コーリャ
自由詩
5
19/6/22 14:41
妻のパート
葉leaf
散文(批評...
1
19/6/22 14:14
自転車
佐白光
自由詩
1*
19/6/22 12:42
彼女は凍ったままでいることだってできただろう
竜門勇気
自由詩
2*
19/6/22 10:44
社会への不安と社会への不満が
こたきひろし
自由詩
2
19/6/22 8:51
火の車と水の車
〃
自由詩
3
19/6/22 7:51
もえかす
うめバア
自由詩
2
19/6/22 7:32
鍵をかけていなくてよかった。
幽霊
自由詩
0
19/6/22 7:13
ループ
末下りょう
自由詩
2*
19/6/21 22:40
『あなたのような空色でした』
ベンジャミン
自由詩
4*
19/6/21 22:30
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937
938
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940
941
942
943
944
945
4.27sec.