あの鳥あの鳥 隠して忘れる
確か ジェーイ と鳴く小鳥
あの鳥あの鳥 鳴き方忘れる
本当は ジェーイ と鳴く小鳥
――あの子は 途方に暮れていました
自分で自分を ...
ねこと あっち向いて こっち向いて ほいっ
いつも負けちゃう うちのねこ
ねこと あっち向いて こっち向いて ほいっ
いつも懲りない うちのねこ
あんまりね ...
千切れ雲広がる
夕空を
ベランダから眺めている、
私はすっかり空洞だ
目を閉じると
銀の粒子が飛び跳ねて
網膜に映る六角形
ゆらりゆらりと
眼窩を舞う
)壊れていく、壊れていく
...
ふしだらな鱗粉を撒き散らして
夜の中を飛び迷うアタシたち
シーツの海原は遠く霞んで
二人の罪状も曖昧になっていく
「アタシたち遭難者みたいだね」
「むしろ亡命者だと思うんだけど」
...
神様は心が無いくらい広い
いつでも生れたばかりのように
空っぽで未来しかない
記憶の雫は
葉脈を流れる
妖精の命
笑顔と泣き顔
熱くて懐かしく
後悔は割れながら
万華鏡から落ちていく
美しい物ばかり愛し
忘却の淵にいる
大事なものを
思い出そ ...
夏の陽が透ける
柳の梢を見ると
春の桜も紅梅も
心の梢に消えず
秋の時雨を飲み
葛の眺めに風畑
冬の雪雀は凍え
霰の豆を追掛る
自称詩人が
駅のホームで女子高生数人に
「キモいんだよ!」と詰られている
自称詩人は
にやにや笑って
また自称詩を呟く
おっぱい大きいあなた
あなた合格
おっぱい中くらいのあなた
...
ライオンの
たてがみが
触れるように
空気を折ると
どんな音がするの
黄金の海原が
熱を帯びても
溶けそうになる
腹を見せながら
奪った体温で
眠っている
小 ...
薄い花びらの
ような心臓に
並べた言葉を
蜜蜂が食べる
僕の才能が
君に移って
それを認めない
誰かを刺した
悪く思うな
色のついた反射ガラスは
町をリアリスティックに映していた
赤い建設機械がガラスの中では
錆びているように見えた
工事現場の入り口で
監督がパイプ椅子にだらしなく座っていた
きっと彼は強いの ...
誕生から 過ぎ去りし日々 あまりに
早かったね
そのほとんどを 自分のためにではなく
使い果たして 人は逝く
磨耗 という言葉 なんだかな ぴったりだな
焦燥して ...
フローリングに寝転がり
爆発する太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを肯定し
温め熱し燃やし尽くす
)否、否、否
)肯、肯、肯
)越えて超えて!
病に苦しむ己も
...
昔からコッペパン食べるとコペンハーゲン行きたくなる。
小4の秋、昼休みに裏門から脱走したのも、きっとそのせい。
なぁ…新しい挑戦だ…
靴紐をほどいて天秤を眺めている
乗っているのは救急箱と空箱
自信がない。不安がある。
救急箱からはゴキブリが溢れでる
不安は三日月の落とし子
新しい靴だ…
靴底 ...
紅茶山に陽が隠れて
キャンプを張るには少し肌寒い夜だった。
焚き火の根元をいじってるとムスコが問いかけてきたのだ。
(ねえ、法王様と天皇様ってどっちが偉いの?
枯れ枝で炭の棒を探る、こすり ...
安全ピンなら安全ですから
早く抱きしめてあげてくださいと
好きな色のリボンを渡した
無頭症の胎児の寝息が内耳で呪詛になる日、罫線の中の鉛筆の芯は血のように赤く、「ねえ君、亡霊はきっと足音を立てないのが正解」と、置手紙の文面にあるのは、手を振るよりもずっと痛みに満ちたさよならの意思 ...
まだ、会える可能性があったとき、このワンピースを作ろうと思い立った。
その勢いでクレジットカード決済で、この布を買った。型紙も買った。
そして、1か月以上放置し、裁断してあったものを昨日今日で形に ...
悲しみだけが
おれの人生なのさ、とか
くっだらない
愚痴こぼして、
ホントにそうなの?
そこにあたしは、いないの?
忘れてもいい不幸なんて
いっぱいいっぱい、あるよね ...
寒い冬は好き
街中のドアも窓もすべて
隙間風を少し残して
閉め切ってしまうから
私は誰にも気づかれず
妖精とピアノを弾く
漏れ溢れる音は庭に流れ
雪に小さな笑窪を残していく
妖精の ...
あなたが雪なら
離れていよう
解かしてしまうから
わたしが雪なら
そばにいたい
温もりで解けたいから
ふたりが雪なら
結びついて
ひとつの氷になりたい
雪が生まれたら ...
雪の下で眠る私を
氷を解かす光がくすぐる
春の時間を切り取り
ひとつまたひとつ
未来から運んで蕾をひらく
足もとに金色の指輪が咲く
見つけたら心につけて
冬の道を照らしてほしい
私 ...
玄関のドアを開けると雨の音がした
アスファルトは濡れていなかった
中空を見ても降っているものはない
存在しない雨を不思議がっていると
中空の先に樹木があり
葉が風に吹かれ擦れていて
この音 ...
握った拳で
光が折れる
俺はいま
障害物になって
誰の視線でも
強く感じる
なぁ信号機
お前の心は
矢印なんかじゃ
曲がりはしない
真っ直ぐに立って
その痛みだけを
...
イートインに
午後の光が射し込んで
私はのんびりコーヒーを啜っている
いつまでこうしていられるのだろうかと
心の隅では考えながら
それでも柔らかな陽射しに包まれて
身も心もうっとりと
今 ...
異国のバーバーで髭を剃ってもらうのが夢です。
僕の髭はその為に生まれ、その日を夢見て生え揃う。
雲梯にぶらさがっていた君たちは
いつか僕の子供でも仲間でも家族でさえも無くなって
風はきっと順番にあらたな名前を生み出してゆくのだろう
忘れ去られる恋人達にもせめて懐かしい墓碑銘を
そ ...
一
あなたに会ったよ
夕方 金曜
こみあう郊外のマーケット
カートを押して
気づけば
目の前にあなたがいた
みつめる僕の視線を
たくみに外す
あなたのしぐさに
胸をつか ...
{ルビその挑戦は魅力的に見える=ドアに貼り付いたタロットカードの"愚者"から良い匂いがしてくる}
{ルビそれは挑戦だからもちろん結果に成功と失敗がある=タロットには正位置と逆位置 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ジェーイ ジェーイ
もっぷ
自由詩
1*
19/11/25 22:59
こっち向いて
〃
自由詩
1*
19/11/25 22:54
空洞の快楽
ひだかたけし
自由詩
2
19/11/25 21:49
夜間飛行だけ着けてる
もとこ
自由詩
4*
19/11/25 21:29
神様
丘白月
自由詩
1
19/11/25 21:25
記憶の雫
〃
自由詩
0
19/11/25 21:23
真仮名に腰を下ろして
〃
自由詩
2
19/11/25 21:22
自称詩人の死
花形新次
自由詩
1
19/11/25 20:54
指先
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/25 20:47
答え
〃
自由詩
0
19/11/25 19:41
ガラスの中の町
mmnkt
自由詩
3
19/11/25 18:04
時代
もっぷ
自由詩
1*
19/11/25 16:23
日光浴(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
19/11/25 12:49
コッペパン
クーヘン
自由詩
3*
19/11/25 12:25
特別な落とし子
幽霊
自由詩
0
19/11/25 8:57
密会「小寒い艶話」
アラガイs
自由詩
8*
19/11/25 1:46
安全ピンなら
AB(なかほ...
自由詩
2*
19/11/25 0:22
砂の中のスイム、充血した水晶体、それから脈絡のない明け方の夢
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/11/24 22:45
ワンピース 末路
杏っ子
自由詩
2
19/11/24 22:09
しんぞう
秋葉竹
自由詩
5
19/11/24 22:04
妖精の足跡
丘白月
自由詩
1
19/11/24 20:20
雪
〃
自由詩
3*
19/11/24 20:19
ウィンターリングの妖精
〃
自由詩
1
19/11/24 20:19
葉が擦れて雨の音あり
mmnkt
自由詩
1
19/11/24 18:02
熱
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/24 13:16
肉と恩寵(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
19/11/24 13:09
髭
クーヘン
自由詩
2*
19/11/24 12:43
ふたつめの秋
梅昆布茶
自由詩
9*
19/11/24 11:44
マーケットで
ryou
自由詩
1
19/11/24 10:37
挑戦への情動
幽霊
自由詩
2
19/11/24 10:09
913
914
915
916
917
918
919
920
921
922
923
924
925
926
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
加筆訂正:
激愛の歌(タイトル仮)
/
足立らどみ
[19/11/24 10:20]
激愛指数を1ポイント上げました。既にストーカーレベルかも
4.03sec.