何でも同じ物を
持ちたがる
その心に飼える
羊の数は
あなたと私で
違うはずだった

怖い夢を見て
涙滲む夜は
助けに行くため
羊に乗るから
数えていないと
不安になるよ

...
廃墟と化した商店街が完結している
続くべき陸地はすべて粒と化した
誰もが譫妄を欲する真昼
比喩が陽射しとともに降り注いでいる
つぶらな嘘が重い層となり
死地から死地へと飛び移るとき
...
オーケストラが好きなので、10月、11月は名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に行くことを検討している。

10月のメインプログラムは、シューベルトの交響曲第9番「グレート」。題名のとおり、 ...
一戸建てを買ったのは結婚して五年ぐらい経ってからだった。
独身のままで一生終わったらアパート暮らしで生涯を閉じたに違いなかった。

住宅購入を決断して取り合えず実家の父親に電話で報告したら、いき ...
リンゴ畑は枝を残し
風の止まり木になり

木霊にように繰り返す
カラスと遊んだリンゴの笑い声

落ち葉で眠っている
赤いほっぺで眠っている
甘く匂うよ雪の下

赤い顔した妖精が ...
月を持って帰り
ガラスの花瓶に沈める
リンドウの花はランプ
妖精が囲んで見つめる
雪明りのように静かに
壁に虹が灯る
花瓶の中で夕月が
くるくる周ってる
何度目かの昨日だろうか
...
憶昔の茶席が
目の前に生き続け
公孫樹を二個添える
あなたの抹茶はもう
味わえないけれど
哀しいかな
俺は爽やかイケメンじゃない

哀しいかな
俺は正義に味方しない

哀しいかな
俺はボランティアに気持ちが向かない


哀しいかな
俺は自分の都合しだいで
コロコロ変 ...
奈良飛鳥の彼岸花

線香バーザス金木犀

土手を黒塗りで連なって

現金引き渡し場所はモノクローム


ひとの心を玩ぶ

酷くプライド傷付けた

小市民が大本営


奈 ...
人にいい顔を向けることが出来ないし
わるい顔もできない
被害者面ならできる
破れたジーンズを
めくる風だった

膝の頭を
この世に覗かせて

撫でられるのか
食べられるのか

分からないまま
アップリケをした
人を笑った

何が怖いの
誰の真似なの ...
今日は雲の流れが速い。
または僕の血流が遅い。
ふとChagallの“恋人”を観たいと
新幹線のグリーン車に乗り
倉敷の大原美術館へと向かう

じっとその絵の前でChagallならではの
黄緑色をじっと1時間くらい観つづけた後
また新 ...
欠けてしまった二枚貝片われさがし
ひとひらひとひら、と夜に鳴き笑う
悲しみが過ぎると諦めがふりそそぎ
空になってしまったら笑うしかない

欠けてしまった
二枚貝、誰もみな二枚貝
ひとひら ...
ふつか連続あさそとにでると

キンモクセイの詩をかきたいなとおもった

なんだかひかりが透明なたそがれみたい


ひとのやさしさはさりげなさ過ぎて

在ることがあたりまえすぎて無視さ ...
扇風機の羽根に
纏わりついた
綿ぼこりが
窓をすり抜けて来た風に
ほつれて
ふうわりと
フロアに舞い降りてくる頃

天秤座のワタシは一つ歳を取ります

プロペラを持っているのに
...
 忘れること

 それは大切なこと

 生きていく上での精神安定剤

 また同じ話してる

 覚えてないの

 許してあげよう

 身に覚えがあるはずだから
肩を組んだときの
震えるような気持ちを
伝えられずにいたけれど
それで良かったと思う

あなたが
潰されそうになるのを
ただ見ていることは
出来なくて
がむしゃらに走った
あの季節 ...
詩というものが様々に形を変えながらも生き残っていることは、非常に喜ばしいと思っている。特に最近(といっても一昔前と言えるが)「現代詩」という形で新たに自由に詩を構成出来る分野が発達したことは、純粋に芸 ... 子供の頃から 前編と後編に分けられたテレビジョンドラマを見るのは嫌だった
中編なんてあったら許せない気持ちになった

人生を前半と後半に区切るという難問には 対決する必要なんでない


...
大丈夫。。

俺もあたま痺れてるから

憎まれたり恨まれたり疎まれたり

俺もじぶんの正当化に躍起になって

ロックンロールバンドだと思う

売れないバンドだけどね

こんな感 ...
あなたが泣いている時も
お構いなしに季節は過ぎて
鳥は歌い空に舞い上がり
川の水は迷わず流れ
取り残された気分を味わう
時間の中心に咲けばいい
時間を包むのは季節だから
あなただけの ...
雨は砂時計
いつもそう思う
たまった時間が落ちる
懐かしい匂いがする
良寛の詩に涙するのは
そこに嘘が無いから

まわりくどく何でも一言
別の言葉に置き換えるような
幼稚な発想が無いから

良寛の詩に涙するのは
そこに飾り気が無いから

日常の汚 ...
ある朝、わたしは透明になった。
世界は膝を抱えて仰いだ青空であり
そこへとあらゆるものは落下していた。
それは重力という現象ではなく
存在という重心へと還っていく風景だった。

この風と岩 ...
数百年の時を経て
いにしえの武士(もののふ)が
築いた庭園に今日、遊ぶ

巡る先々で草花や
岩、湖、滝の由来を聞き
ときはゆったりと
豊かに流れる

つい先日まで
一人だったときは ...
車輪 歯ぎしり
笑い すぎる曇
橙色に触れる指
午後の星のはじまり


水の蜂 あがき
音の失いきらめき
泡の浪 痛み
報われない 複眼


夜に鳴る紙
さざ ...
先週の土曜日は、何の予定もなかったので、午後からワールドカップ ラグビー、大相撲、映画と久し振りにテレビの前で多くの時間を過ごした。

映画は、三谷幸喜監督の清洲会議を観た。僕が現在住んでいる清須 ...
ラーメン屋さんで
割りばしが
綺麗に割れなかったので
死にたくなった

あぁ、なるとの渦に
引き込まれる

飛び降り自殺をするには
飛び降りる勇気と
死ねるという自信が
ないとい ...
子を叱る母の帽子に赤とんぼ

バスを待つ頬の産毛に光差し

空軽く{ルビ眼=まなこ}を{ルビ纏=まつ}る金の糸



借りた本から押し葉の栞おちて

蔦燃える窓に映るは誰の影

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
睡眠時間ミナト 螢自由詩219/9/30 9:07
律動葉leaf自由詩119/9/30 4:29
秋に行きたいコンサート日比津 開散文(批評...119/9/30 2:30
希望と絶望こたきひろし散文(批評...119/9/30 1:22
赤いほっぺたち丘白月自由詩019/9/29 22:19
月を持ち帰った夜自由詩019/9/29 22:15
十月の菓子自由詩019/9/29 22:13
叶うならこたきひろし自由詩119/9/29 20:37
彼岸花函館ドラゴン自由詩019/9/29 20:01
顔面偏差値リィ自由詩1*19/9/29 17:56
夏がくれたものミナト 螢自由詩019/9/29 13:23
またはクーヘン自由詩3*19/9/29 12:55
或る夜 眺めのいい部屋からHAL自由詩4*19/9/29 9:41
貝売りの唄帆場蔵人自由詩119/9/29 9:26
キンモクセイの詩函館ドラゴン自由詩119/9/29 8:40
天秤座のワタシまいこプラズ...自由詩419/9/29 8:27
忘れること佐白光自由詩019/9/29 2:13
ノーサイド花形新次自由詩019/9/29 2:03
ぽえとーくふじりゅう自由詩019/9/29 0:39
人生の前編と後編こたきひろし自由詩319/9/29 0:05
同苦する?函館ドラゴン自由詩019/9/28 23:35
あなたは花丘白月自由詩019/9/28 22:10
雨時計自由詩119/9/28 22:09
空っぽの言霊たちへ自由詩119/9/28 22:07
落下と膨張新染因循自由詩419/9/28 20:57
庭園に遊ぶ日比津 開自由詩019/9/28 19:57
飛べぬもの 視るもの木立 悟自由詩319/9/28 19:15
歴女、恐るべし!?日比津 開散文(批評...019/9/28 16:43
飛び降り自信イオン自由詩3*19/9/28 13:17
真似事――落下する意識ただのみきや俳句1*19/9/28 13:05

Home 戻る 最新へ 次へ
933 934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957 958 959 960 961 962 963 964 965 966 967 968 969 970 971 972 973 
加筆訂正:
真似事――落下する意識/ただのみきや[19/9/29 23:28]
「引き裂くか」を最初の口語と文語の混在に戻しました。
真似事――落下する意識/ただのみきや[19/9/29 15:41]
再度指摘を受けて修正。サヨリの方は孤蓬さんの修正例をいただきました。
真似事――落下する意識/ただのみきや[19/9/29 12:41]
指摘を受けて試しに修正
3.81sec.