種を蒔いて
たくさん たくさん
花の種を蒔いて
あなたの喜ぶ顔が見たい

カラスが落とす胡桃を
あなたは追いかける
カラスと競争して拾うと
割ってあげてと私に言った

チューリップ ...
あなたは野ばら
小さな微笑みの中に
大きな朝露をためて
揺れる空気を待っている

あなたは桜
四季を忘れず
光を感じて
温もりを知っている

あなたは雲
夏の日差しを隠して
冬 ...
アルペジオの
階段を探して
一本のギターが
僕を立たせる

ざわめくノイズが
傷口を開けて
剥き出しの肌に
残響を乗せた

空気が割れて
破片を集める

この世界で
光を放 ...
夏の余韻は完全に消えて
秋に成り切って
寒さが少しずつ増していく

秋の潮騒は何処か寂しさがあり
満たされていない心には寒い

秋にやりたいこと
直ぐには思いつかない
何をやりたいの ...
あのころゲーテを読み返しては
死んだように眠った
いまではゲーテも読めないから
枕をたかくして眠る
癒されたのはわたしではなく
夢にみた彼、誰かしらの人物
朧気な影と薄茶のレース
そ ...
お陽さまに手をかざしてみたい

生きているってわかるから

お月さまに挨拶したい

今日は充実していましたって

瞬く星々 ひとつひとつに

流れてもらって 願い事したい

明 ...
舞い降りてきた粉雪が

トーキョーには珍しくて

傘を持たない人々は

慌ててカフェに避難する



舞い降りてきた静けさが

トーキョーには珍しくて

ポケットの無い ...
或る奈良の公園で

わたし見てしまったんです

箱の中から出られない

まだ小さな小さな

小さな子猫4匹

ドロドロに ドロドロに

溶けていました

瞳の痕跡

顔 ...
大切にしていた、
とてもお気に入りだった、
食器が割れました

パリンと音を立てて
それっきり何の役にも
立たなくなりました

そればかりか
その破片たちは、
わたしの手に傷をつけ ...
大河ドラマ「花神」の中で
『人の一生には命の長短に関わらず
必ず人生の春夏秋冬がある』
と吉田松陰に言わせる場面があった

確かに松陰や高杉晋作は
三十歳を前に亡くなっているが
激動の人 ...
首里城って
5回も焼けてんだ
んじゃ、そんなに
嘆き悲しむこともないんじゃねえ⤴️
だって5回だぜ、5回!

火災保険入ってたりさ
地元土建屋も
「なんか大きな仕事ないかね?」とかさ
...
未来から
遠い遠い過去の木霊
確かに響いてくるのなら
私たちはもはや何処にも属さず
あらゆるものに優しく開かれ
柔らかに終わりを待てばよい

)あまたの感傷を一つの確信に変え

ふる ...
遅い初雪が降った朝
地面は乾き
空は薄雲に覆われて
空気は張り詰めている

刈り残された秋明菊の平たい葉が
上を向いて受け止めている
クリスマスローズの広い葉も

とける事を忘れた雪 ...
朝目覚めて何もせず
ベッドからソファへと身を移す
時計は6時を指している

街はまだ微睡の中
幹線道路から離れた住宅地のせいか
車の音も人の声も聴こえてはこない
漸く鳥たちが目を覚まし囀 ...
月から流れる光が
砂時計のように

ゆっくりと
時には早く
街に降りそそぐ

誰もいない
暗い部屋の窓にも
月の光が温もりを照らす

街灯のない道に
小さな花が咲いている
月 ...
宇宙へと想いを馳せる宇宙人

詩のような話をしてる待合室

無邪気さを隠せていない男の子
 神原音楽事務所では、ピアノ、バイオリン
オーケストラなどの純クラシック以外にフラ
メンコ、バレエ、ナポリ民謡、フォークダン
スなどの舞踊公演を手掛けていた。

 特にクリスティーナ・オヨス ...
 新婚旅行は、ウィーンに1週間ほど行った。
ほとんど音楽鑑賞旅行といった内容で、ウィ
ーン国立歌劇場でヴェルディの「椿姫」、
プッチーニの「蝶々夫人」、それからチャイ
コフスキーのバレエ「くる ...
指の骨をポキッと鳴らし、さぁ僕は男になるぞ!
左の小指だけ鳴らなかったんで、やっぱりやめます!
海は大きな口を開けてるけど
吐き出せずにいる心を見せて
行ったり来たりする波のように
永遠の中をこだまするもの

近づいて見えすぎる現実や
遠去かり見えにくくなる未来を
真ん中で教える距 ...
内なる外が押し寄せる
外なる内が押し寄せる

誰もいない、繋がりはない 
白い空間奥まる深夜
圧迫され窒息する
深みへ奈落へ落ちてゆく

)揺れ震える肉の魂
)ぬらりと赤い舌に呑み込 ...
簡単に吐ける言葉たちが
ありとあらゆるところに
飛び交っている

いとも簡単に実現されることなんて
知る由もなく、その言葉たちは
屋上にいる彼女の背中を押した

遺書も残さなかった
...
お陽さまの彼方に また

お陽さま

何処かの星のお陽さま

そのまた彼方に

お陽さま

照らしている 何処かの

水の星を

土の星を

岩の星を

ガスの ...
この星に現れた人間

現れて営んでいる今日も

乾いた唇に時々水をくれて

今日もやっと営んで やがて終わる



寒い日には被って

温い(ぬるい)日には剥いで(ぬいで) ...
雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている

)わけの分からない宣伝カーが
)ゆっくりと通り過ぎて行く

ひんやりとうねる空気
傾きかけた太陽
...
きみたちとぼくが
笑顔でしかつながってないのは
もうわかってるだろ?
握手に置き換えられる何かを
交わし合ってる間だけ
社会が発生する

寝言で使い合うお互いの柔らかさ
すり減るた ...
ジュブナイルジュブナイル
どうにもこうにもわしにもあんたにも
いくらおとなになってもエラでちゃって
サンショウウオにもなれへん
ジュブナイルなロートル
ロートルロートルてじぶんで ...
夜 窓に至る暗がりに
幾つかの鉄柱が立っていて
ここからは月の檻です
と言う


長い長い髪の毛が四本
自分が髪の毛だと知らぬまま
夜に絡み
そよいでいた


...
パクる、パクる
ひたすらパクる
名の知れたもんでも
平気でパクる
どうせ誰も
まともに読んでない
いや、読んでたとしても
自称詩人というバカ相手だから
分かりっこない
半日経てば跡形 ...
掴んだものがぼやけてしまって
咲かないまま枯れた
もうすぐ夜がやってきて
僕らの時を奪っていく
枯れたそれを 握ったまま
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あなたは花丘白月自由詩219/11/9 7:17
あなたは永遠自由詩119/11/9 7:15
LOVELESSミナト 螢自由詩219/11/9 6:42
秋の潮騒夏川ゆう自由詩119/11/9 4:51
この頃「自称詩人」アラガイs自由詩5*19/11/9 3:27
空に逢いたいもっぷ自由詩2*19/11/9 1:02
トーキョー少女自由詩2*19/11/9 1:00
赤子猫自由詩1*19/11/9 0:57
無価値都築あかり自由詩319/11/9 0:33
世に棲む日々日比津 開自由詩019/11/9 0:30
5回花形新次自由詩119/11/8 23:52
贈り物ひだかたけし自由詩519/11/8 22:47
いつから仲間になっていたんだろうLucy自由詩6*19/11/8 21:13
静寂HAL自由詩7*19/11/8 21:01
永遠の花丘白月自由詩319/11/8 20:36
名前を知らない水宮うみ川柳1*19/11/8 19:17
自分史(音楽事務所勤務時代 9 ー 舞踊公演)日比津 開散文(批評...119/11/8 18:04
自分史(音楽事務所勤務時代 8 ー 新婚旅行)散文(批評...219/11/8 16:28
ポキックーヘン自由詩5*19/11/8 15:07
漂流電波ミナト 螢自由詩219/11/8 6:30
悪夢ふたたび(改訂)ひだかたけし自由詩3*19/11/7 23:59
見えない凶器都築あかり自由詩119/11/7 23:46
星の欠片の願い事もっぷ自由詩0*19/11/7 23:37
千のララバイ自由詩0*19/11/7 23:30
道草(改訂)ひだかたけし自由詩319/11/7 23:00
野良犬たちが今夜、ぼくを迎えに来る竜門勇気自由詩019/11/7 22:43
サンショウウオAB(なかほ...自由詩319/11/7 20:22
径と銀河木立 悟自由詩419/11/7 20:17
どてだかきよし「自称詩人に怖いもの無し」花形新次自由詩119/11/7 19:16
咲かないまま枯れたきみのてを自由詩219/11/7 18:44

Home 戻る 最新へ 次へ
923 924 925 926 927 928 929 930 931 932 933 934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957 958 959 960 961 962 963 
4.06sec.