たった一度だけ
母と2人だけの旅

あれはもう遥か昔のことになる
まだ元気に歩けた母を誘って
伊勢志摩の旅に出た

三河湾、伊勢湾を船で渡り
鳥羽に着き
英虞湾まで足を伸ばし
華麗 ...
なかなかタマキンを触らない嫁さんに
「ダメだよ、タマキン触らないと
反則取るよ」ってレフェリー並みに
注意を促したのに
まったく触ろうとしない
仕方ないのでピーっと笛吹いて
「ノットタッチ ...
血はチンコの血
みは見せしめのみ
どはどきゅんのど
ろは老婆の婆
血はどろどろよ
みはみかじめ料
死は自称詩人

さあ歌いましょう

♪女のオナニー
♪女のオナニー
♪女のオナ ...
散々暴れまくった台風が過ぎ去って、
旧竹藪の跡地にあった交番のおまわりさんがいなくり、
ときを同じくキャンプに来ていた少女の一人が消えた。
後から自衛隊の隊員や消防の隊員たちが捜索にやって来 ...
新しい土地に新しいお花畑ができて、僕はその中のひとつに夢中になった。
Aeという淡い脆弱で美しい花だった。

新しい土地にはたくさんの花びらがやってきて、そのうち茂みの中からたくさんの雑草も ...
結末、汗かき


送り送られ
虫の息、の青春
未だ未だ、の呪文


三十路に受託は
瀕死の青春

華々、それぞれ香る
そう 俗世的な もの



贈り贈られ
...
夢が降る。

夢が降って
好きになる。

夢とは
なになんだろう?

人が泣く。

怖くて怖くて。
ただじぶんの心を
差し上げることが。

怖くて、怖くて。


...
ちょっといろんな意見を読んでみて
町山智浩のしゃべっているのを220円(たぶん税込)で買って
聞いてみて考えた。


いやいくらなんでも、そこまで深い見方など、
僕にはとてもできないし、
...
ボタンを掛け違えちゃいけませんよ

なんにしても些細な事から
間違いは起きるんですから

言葉が頭に刷り込まれている

ひとつ、ふたつ、みっつ、と
数えていく、掛け違えたボタン
どれ ...
おとといもきのうもきょうも金木犀きっとあしたもかおるといいな 口角を上げろ
目尻も下げておけ

腹立たしいか
口角を上げろ

惨めで憎いか
口角を上げろ

眉間の皺より笑い皺
形だけでも構わないから

心は後からついてくる
きっと
富山からの
産直クール便
白い箱いっぱいに
紅ズワイガニが二杯

ハサミをおとなしく組み
脚をきれいに畳んで
小さな目はうつろ
見事ね ほめて
夕方には食卓へ

甲羅から味噌を
...
何を見ているのか
何も見ていない
何かが見えるのか
何も見えていない
何を見ようとしているのか
何も見ようとしていない
何よりまず、距離感が掴めない
だから、結局のところ、
見えている ...
大切に 消えてしまうかのように読む

絵の中であの娘が冬を描いている

風邪気味の風とマフラー半分こ
雨音ひとつ、ふたつ、ノイズのようで、
ふっているのかしら、
降っていないのかしら。
 
雨音ひとつ、ふたつ、シャコンヌみたいに、
ひらけば、触れられる、
窓のそと。
 
雨音、ひとつ、 ...
ぼくはくまぬいぐるみのくまこわくないかおるちゃんちにおじゃましてます カレーの匂いを頼りにして地球に生まれた。
給食の大食缶めがけて、僕はお昼に生まれた。
 
 意思のない言葉が飛び交う中で

 自分の発した言葉をかみしめる

 交差点も曲がれない

 直進すら迷ってしまう

 手から離れた風船のように

 行き先のない言葉がさまよ ...
荷台に何かを載せている
どこからともなくやってくる
毎日毎日

誰もその顔を見たことがない
どこかで誰かが祈っている
毎日毎日

中身は何かわからない
目の前を通りすぎて行くだけ
...
数十年に一度の強烈な台風が通り過ぎた
当然のように数十年に一度の甚大な被害が出た
でも熟れた木の実を一番落とすのは時間
もっとも多く人を殺すのも時間
切り札の星空をつくる傘を差す

泣き止んだあとの無限色のひかり

あたらしい なつかしい飴を買ってみる
点線のように
切り取られない
その形をまだ
誰も知らないの

下書きみたいな
心をはみ出し
飛び回る日は
また別行動だ

何よりも高い
場所から見ている

小さな買い物
大 ...
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った

「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
夜中に蚊が飛んでウルサイヨ
殺してやる
近づいてくると
スマホの明かりをたよりに
何度もはたき殺そうとしたけど
無理

あっ
蚊が嫁さんの顔に止まった
血を吸っている
隙あり
そ ...
母親の産道をやっとの思いで通り抜けた

力んで力んで激しい痛みに耐えてくれた
母さん

私は産声をあげた
「おめでとうございます。元気なおんなの子です」
私を取り上げてくれた助産婦さん
...
いまから僕が歌う 
数分間のテノールのアリアで
必ずあなたを振り向かせる
そして、ソプラノの返し歌
あなたからのアリアをもらう

さっき出会ったばかり
それなのに僕はもうあなたに
心を ...
さよならは綺麗だったね。
少し季節がおとなになるような、私達にだけ吹く風だったね。
だけどそんな風を、私は知りたくなかったよ。
美しく物語めいたさよならなんか、別れとの出会いなんかいらない。
...
そそくさと駐車場へと向かう脚、
そそくさと駐車場から向かう脚、
終わりかけの短い休憩時間と、始まったばかりの長い休憩時間が、
ちょうど低い丘の上にある玄関先の広い石段ですれ違うとき、
ちょうど ...
ジェラシーのベーキング?
押しつけがましくならないようにと
出来るだけ削ぎ落としたつもりで
膨らんでしまうもの
必死に抑えながら
Lineを確認しています
私もしょせん凡百のパン屋の男に ...
海は待っている。誰かを待っている。それは潮風に溶けた予感だ。海へと続く秋の小径に吸い込まれて行く時、私は知らず足早になっていく。透明な水に青いインクを落とした色の拡がりが、あの松の林を抜けた先にある。 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
亡き母との旅、そしてー日比津 開散文(批評...219/10/19 4:06
ワールドカップ花形新次自由詩019/10/19 3:17
血みどろ自由詩019/10/19 2:59
ランプシェードとお巡りさんアラガイs自由詩4*19/10/19 1:58
風媒花No.2自由詩4*19/10/19 1:37
廻り廻りの直線。うわの空。自由詩219/10/18 22:37
瞳の言葉立見春香自由詩419/10/18 22:12
Re:天気の子リライトはだいろ自由詩119/10/18 22:02
なんとか生きている帆場蔵人自由詩119/10/18 21:30
すみれ日記 2019.10.18もっぷ短歌119/10/18 21:18
口角を上げろ水知鴇都自由詩019/10/18 20:23
ズワイガニもちはる自由詩119/10/18 19:02
サイクロプスopus自由詩119/10/18 17:36
お大事にする水宮うみ川柳2*19/10/18 16:56
passacaglia大町綾音自由詩4*19/10/18 15:04
あるひ森のなかもっぷ短歌219/10/18 13:54
カレークーヘン自由詩2*19/10/18 12:40
そうですね佐白光自由詩4*19/10/18 11:37
トラックと神様藤山 誠自由詩019/10/18 10:57
台風、過ぎ越て黒田康之自由詩119/10/18 10:41
光る雨水宮うみ川柳2*19/10/18 10:00
ミナト 螢自由詩219/10/18 8:08
地球外星人がやってきてこたきひろし自由詩619/10/18 7:28
蚊が飛んでいる自由詩419/10/18 6:45
どうにもとめられない衝動自由詩219/10/18 5:45
プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より日比津 開自由詩419/10/18 5:26
さよならをしたくなかった水宮うみ自由詩3*19/10/18 4:49
中秋の本田憲嵩自由詩319/10/18 2:04
パン職人自由詩419/10/18 2:04
秋の海へ帆場蔵人散文(批評...4*19/10/17 23:59

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