人生の負け犬も
人生の勝ち犬も
最期は一緒だよ
ダスターシュートに落とされて
焼却炉まで運ばれて
燃やされるのさ
果たして俺はどっちだよ
負け犬か
勝ち犬か
人生の負け犬 ...
フォーエヴァー
今日はね、フォーエヴァーについて勉強します
先生はね、勉強、教えちゃいます
だってね、先生だもん
あなたたち、生徒なんだもん
英語で書くと
forever
ス ...
何かをしていても
ふと逢いたくなる
今何をしているのだろう・・・
スマホに手が伸びて
何度もメールチェックしてしまう
逢えなくても
電話で話ができればいい
安心できてしまう
...
今日も
都市を往く車はまばら
通勤電車の車内もまばら
この不自然な街の静けさ
「今日の感染者」を伝える
ニュースの噂に背中を押され
人々は黙って大量の紙を奪い合い
スーパーに陳 ...
男だから女が好き
女だから男が好き
たったそれだけで
愛し合える人達は
そこに愛はなく
そこには本能の底があるだけさ
冬のプラネタリウムが
初めてのデートだったのよ
パパはずっと小さなころから
星が好きだったわ
ママが星に詳しいのは
パパのせいなのね
プラネタリウムって
どんなところなの
私も ...
長く学校を休んでいる
小さな女の子に
セントポーリアが届いた
白桃色と深い青
部屋の空気が
嬉しそうに動く
ベルベットが張られた
バスケットから
葉が溢れ花が揺れた
青い ...
雪の涙が落ちるように
春を待つ種を見守る
慈愛の白い花
雪の蝋燭のような
やさしい光が
大地に沁みわたる
白い花をささえる
透き通る翡翠のような
純水で創られた緑のストロー
...
泣き顔を映すものじゃないと
そう願っていたのに
胸が熱くなるだけで
崩れた輪郭に涙は
白い鱗を広げて
飛べるフリをした
呼吸も足りなかった癖に
頑張る姿を見せるのはいつも
ひとりでいる ...
自由とか
権利とか
悠長なこと言ってると
ヘンテコりんな
隣近所のせいで
ひどい目に合わされたりするんだよ
第一、自由とか権利なんつうもんは
公共の福祉に反しない限りってのが
頭につく ...
声と声が交錯する街角で
チョークを引っ張り
路上に描かれていく線、
子供はガッタンゴトンと身を揺らし
列車はゆっくりと出発する
微笑み明るむ夕暮れ時、
すべては無邪気に赦されて
...
人間とともに暮らしているほたる
透明な月明かり差す昼下がり
もしかしたら光だったのかもしれない
理科室の奥に理科準備室があり、そのまた奥に蛋白室がある。
授業開始の数分前、その小部屋にて理科教師は肉体を形成する。
痩せ細って来るこの町で
生活の音がそのまま聞こえる
人の気配と安心を握った
両手はもう何も持てないから
鮭の皮を残さずに食べるまで
帰れないような気がしていた
無駄なものなど何ひとつなくて ...
月見さんのお葬式に行くために
月見さんと一緒にいる
彼女はただ薄目で虚空を見つめながら
静かに手をのばしている
僕は凪いでいる
泣いてはいない
晴れてもいない
月見さんのお葬式に ...
真実のみを信じて
貫き通して大成したら
真実一路
真実のみを信じて
貫き通して混乱したら
真実迷路
真実のみを信じて
貫き通して失敗したら
真実末路
真実のみを信じて
...
騒々しい球体がずっと頭蓋骨のあちこちを転がり続けているみたいな目覚め、ふやけた景色が見覚えのあるものに戻るまで起きていないふりをして憂鬱をやり過ごし、生存確認のような慎重さで身体を起こし気温の低さ ...
ゆうらりゆらら
舟はゆく
生死の境をさ迷いながら
白波立てて
舟はゆく
ゆうらりゆらら
舟はゆく
無限の時に慄きなから
さざ波立てて
舟はゆく
ゆうらりゆらら
舟はゆく
...
鳥になりたいと思う
小さな鳥になりたい
大きな翼で高く飛べなくてもいい
深い谷を見下ろす勇気は無いから
あなたの手のひらで鳴いて
頭をそっと撫でてほしいだけ
息がかかるだけでいい
...
冬休み最後の日
オルゴールがゆっくりと
視界に足跡をつけていく
私は一人ピアノの前に座り
昨日の夜 街灯の下に忘れた
温もりを何度も探してる
忘れたのではない
私は置いてきた
...
ノックする音が聞こえた
私はゆっくりドアノブを回して押した
「こんにちは」
優しく懐かしい声
顔が見えないくらいの
たくさんのシンビジウムを抱えて
大好きな人が目の前にいる
...
この狂った騒ぎが終わったら
君を港区にある物流博物館に
連れていこう
正体の見えないウィルスで
恐怖に駆られた人達が
狂ったようにトイレットペーパーを
買いあさるドラッグストア
「工場に ...
生牡蠣の緑は
内蔵のオー
真珠の淡いピンクは
皮膚のウー
春の夜に吹き抜ける涼風は
頭蓋のアー
アー ウー オー
オー アー ウー
遠く遠い去る去り逃れる
憧れ懐かしい戦慄の
...
柔らかい肌に触れる声は
心でカーテンを揺らして来て
余った風で話すような指が
ファスナーの位置を探そうとする
それはどこかで折れた翼を
支え切れない背中のワンピース
前にも後ろにも進めなく ...
今日も1日が始まるんだなあって
結局自分では何もできない絶望と
結局自分は一人なんだなあという寂寥の波に飲み込まれそうになってく日々にさよなら
次の電車でそっちに行くからね
人 ...
雪が降り積もりそっと握った
白いマイクと丈夫な本音で
チューリップの唇が裂けたから
もう一緒に春を待つことはない
垢抜けた色の口紅を捨てて
サンドイッチの具を少なくする
誰かのためにと動い ...
過ぎてゆく疾風が眼を切った冬、春を信じてただ走る君
見られるのが嫌だなんて言わないで正しい片恋なんて知らない
あの雪で転んで笑われやけくそで手渡したチョコでも想いは ...
風通しのいいこの部屋は
なにも考えられなくなる
昨日飲み干してしまった
感傷とかそういうのが
妙な日当たりによって
いつもよりきれいに見えてしまうんだ
何度か空 ...
夜の品川の端っこから、東京タワーが見える。
覗き込んだビルとビルの隙間に、ぽっかりと、
なんだか場違いな感じ。背高のっぽが窮屈そ
うに、泣き笑い顔で困っている。春の夜の棘
はやわらかいきみの匂 ...
雨
傘を持ち
すれ違う人達が
一段とお互いの間隔を広げる。
工業地域の雨は
アスファルトの上で
染み込む先もなく
地下に流れて
ただ
人の世を通り過ぎる
何も
育まな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノイズ
こたきひろし
自由詩
4
20/3/7 8:56
フォーエヴァー
たもつ
自由詩
0
20/3/7 8:53
逢いたくて
夏川ゆう
自由詩
2
20/3/7 5:18
静かな街
服部 剛
自由詩
1
20/3/7 5:12
深奥
リィ
自由詩
1*
20/3/7 5:06
冬のプラネタリウム
丘白月
自由詩
3*
20/3/6 22:16
セントポーリアの妖精
〃
自由詩
2*
20/3/6 22:15
スノードロップの妖精
〃
自由詩
1
20/3/6 22:13
汚れた鏡
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/6 21:16
人権バカ
花形新次
自由詩
1
20/3/6 21:04
無垢
ひだかたけし
自由詩
3
20/3/6 18:03
見えない
水宮うみ
川柳
1*
20/3/6 17:02
蛋白室
クーヘン
自由詩
3*
20/3/6 12:21
田舎の暮らし
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/6 10:13
朝と
プル式
自由詩
7
20/3/6 9:00
真実末路
イオン
自由詩
2*
20/3/6 0:26
アイ・ガット・リズム
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
20/3/5 22:36
孤舟(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2
20/3/5 22:26
ひな
丘白月
自由詩
2
20/3/5 20:46
オルゴールの妖精
〃
自由詩
1
20/3/5 20:45
シンビジウムの妖精
〃
自由詩
1
20/3/5 20:45
物流
紀ノ川つかさ
自由詩
6*
20/3/5 19:42
木霊(改訂)
ひだかたけし
自由詩
1
20/3/5 18:01
beautiful glider
ミナト 螢
自由詩
2
20/3/5 17:56
ゼラニウム
ロベリア
自由詩
0
20/3/5 15:55
雪解けの音が聞こえる
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/5 9:30
この猫め、あたしを孤独と思うなよ
秋葉竹
短歌
6
20/3/5 1:59
缶切りがない
カマキリ
自由詩
1
20/3/5 0:46
プルーンな夜
ワタナbシン...
自由詩
2
20/3/5 0:27
傘を捨てて
asagoh...
自由詩
2
20/3/4 22:11
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944
945
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947
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950
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952
953
954
955
956
957
958
959
960
961
3.81sec.