魂の相性が気持ちいいの
やわらかな摩擦がいい……
言葉と心を
大切に汚し、ゴミにするの
海の中の、どこかには
息ができる場所があるって
夢に見るほど、憧れてたのに
あなたにすべて ...
窓際に置かれた背の低いチェストの上で
春の雨上がりに光る
束の間のまぶしい陽射しに
君はまた新しい居場所を見つけたんだ
少しずつ変わっていくこの部屋で
微かな戸惑いをやり過ご ...
肉身の疼く
夜陰の沈黙に
心は乱れ不安に駆られ
詩と死と戯れる余裕すらなく
焼酎を二杯、三杯と
焼け付く視野に
蜘蛛の巣張り
払いのけても払いのけても
辺り一面の糸は切 ...
大気の継目
深い呼吸に上昇し
仰げば次元の小径
真鍮の足跡
蟻となり纏った視野は日輪の槍に射貫かれ
せせらぎは大木に流れを受容される
私は硬直した椅子の背となり空間に浸る
それは賛 ...
無駄な命は無いと言って
若い命ばかりが
無駄にされている気がする。
戦わない事が平和だと言って
...
僕は
駅で列車を待ち受ける
サラリーマンを見ても
線路に突き落としたりはしない。
スーパーの工具売り ...
夏の夜に眼を閉じて世間を遠ざける
蚊取り線香の燃えていく匂い
いえ、あれは父が煙草を吸い尽くす音
いえ、あれは兄が穴を掘る遠い音
いえ、あれは舟に乗せた人にふる音
どこに行けばいいの ...
少年が絶望を知るには早すぎた
下駄箱の中のパン屑 やせ細った体
一人ぼっちの登下校 あざだらけの顔
踏みつけられて突っ伏した地面から見上げた林間学校の夜空 ネオンライトのない
その自ら ...
大事なことを
言わずに別れる
そんな癖が付く
消える変化球
指に挟むのが
指なら良かった
言葉の画鋲で
心を留める
動かないように
風は遠慮しろ
子供は
煙草を吸って
大人になった気になって。
男は
乳首を吸って
偉くなった ...
あおぞら
シーツが風に舞っている
ひとり
取り残された午後
しろい夢は
触れても何も感じえない
ただ繰り返す呼吸
紋白蝶がふわりと
青に透けて
ひらりひらり舞 ...
ぼけた雲がニヤニヤしながら見下ろしている
2~3時間の命しかないロウソクが
辛うじて火柱を存命させているような
静かな私たち
線香花火の真ん中で
大海を泳いでいる
誰も助言なんかしちゃ ...
【さかくだり】
あの懐かしい橋を渡れば
蛙のひしめく道がある
いきものを ころさないように
体が傾むく川下にむかって
足をゆっくりと あるく
あの懐かしい橋を見下ろせば ...
三日ぶりに入ったその部屋であなたは
やはり窓のそばに座っていて
あなたの世界は四階の窓から見える
この建物の北側のビル群と
真下を通る車の音
時折近づいてくる救急車まで
首だけをこちら ...
この静かな倉庫に
書き溜めておいて
オイラの今の言葉が
過去の言葉にのり
また他の場所で開花してゆく
誤字脱字、語尾外し、
オイラの毎日をまた彩り
他の場所で ...
君が言葉に詰まった、数秒間。
その時間を、僕はきっと死ぬまで忘れないと思う。
僕にとってあの瞬間は、人に心があることの証明だ。
世界が美しいことの証明だ。
悲しみとは未だに仲良くできない。 ...
辺鄙な山あいを川が流れていた
普段は大人しい川。水嵩は少なかった。
その辺りは地図の上では町と村の境目。
上流が村で下流が町だった。県道が一本中央を貫いていて町と村を繋いでいた。
もしその ...
あなたのはなす言葉一つで僕は苦しんでしまう。あなたの苦しみを感じると、どうすることもできないっていう無力感に苛まれる。あなたが笑って生きられるなら僕は死んでも良いよ。僕はあなたの隣に居れない。あなたの ...
世界の終わりみたいに酒のんで寝てます
いつでも電話してください
長い休みをもらったのでありとあらゆる友人に
メッセージを送った
もう少しでセミが地べたから湧いて出る
君らはなにか勘違いを ...
精神の滅形が
赤そして黄色
青へ
そして赤へ
また黄色へ
幅5メートルの横断歩道に
100万人の腕が
右
そして左
また右へ
風が吹いてやんで
また吹いて
何度目かの誕生日を数 ...
連続殺人鬼を殺したら
連続記録が引き継げるとしたら
連続殺人鬼を地下通路に追い込んで
殺ってしまえばいいのだけれど
あいにく俺は
別のギネス記録に挑戦中だから
運が良かったと思え、 ...
アタシが死んでしまったら
天国なのかな地獄かな
それとも生きてる時みたく
中途半端に彷徨うのかな
朝の光に追い立てられて
真昼の街を漂って
夕暮れ時の原っぱで
血塗れの空を見るのかな ...
きみの心臓
サテンの雫
パールのマチ針で
小刻みにタックを寄せて
ずらさないようミシンで縫えば
ほら丸い
きみの吐息
ぬめりとして手によく馴染む
暗いところで静かに光る ...
「トンデモ科学」と言われる向きもあるかもしれませんが、おもしろい理論と思ったので、載せます。
最近ネット上でおもしろいと思った記事は、「重力は引っぱる力ではなく、押す力」というものです。これはどうい ...
病室が
まあるくしかくく転がって
赤子と死者が廻ります
消えない汚れは
ないけれど
拭えど
壁は白いから
窓を描きます
朝には消えてしまうけど
指に天体を絡めたら
柔しい繭 ...
点と点を線で結んだ
点と点の距離は彼方
いつの間にか近づいて
星座が浮かび上がったように
君がそこに立っていた
(二回の手拍子)
感電したかのように痙攣
静まり返った0.5秒、そ ...
優しくなりたいとは思わない。優しくなくても、構わないと思う。
人生で人に与えられる優しさには、きっと限りがある。
無理に優しくしようとしても、限度を越えると押し付けになるように感じる。
僕の優し ...
桜の花を消した緑の炎
丘の上で震える
5月
雲は海に溶けて
この青空にはない
風
良い匂いのする風
が
僕を動かしている
レモン
レモン
また一枚
シャツが脱がされていく
5 ...
あの頃は
ダンブルドアが
僕たちの
道をまっすぐ照らしてく ...
誰も皆 全能の神には成れないのだから
自分がせめてジャッジする側には回れると思う事も止 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
子宮の中からおはようを言うわ
印あかり
自由詩
6*
19/5/9 9:22
居場所 〈彼女の猫とソネット〉
高林 光
自由詩
3
19/5/9 8:34
吐き出す
ひだかたけし
自由詩
6*
19/5/9 3:54
幕間の燐光に
由木名緒美
自由詩
9*
19/5/9 2:08
【 戦う 】
豊嶋祐匠
自由詩
4*
19/5/9 0:50
【 暗黙の了解 】
〃
自由詩
3*
19/5/9 0:34
追憶を燃やす匂い
帆場蔵人
自由詩
8*
19/5/8 22:19
少年
橘 紫苑
自由詩
2
19/5/8 21:14
キャッチボール
ミナト 螢
自由詩
1
19/5/8 19:14
【 吸い切る 】
豊嶋祐匠
自由詩
1*
19/5/8 16:38
青空
あおいみつる
自由詩
12+*
19/5/8 13:41
初化粧#2
ふじりゅう
自由詩
0
19/5/8 12:09
くだる
るるりら
自由詩
16*
19/5/8 10:08
だから
高林 光
自由詩
5
19/5/8 9:17
運営さんに感謝
よーかん
自由詩
3
19/5/8 8:19
光
水宮うみ
自由詩
1*
19/5/8 7:44
川が蛇になって
こたきひろし
自由詩
3
19/5/8 7:13
名前のない感情
武下愛
自由詩
1*
19/5/8 5:47
魅了の手順
竜門勇気
自由詩
3*
19/5/8 2:37
精神
次代作吾
自由詩
1
19/5/7 23:55
地下通路にいるチカチーロ
花形新次
自由詩
1
19/5/7 23:25
OFF
もとこ
自由詩
5
19/5/7 23:04
きみの心臓
三月雨
自由詩
4*
19/5/7 22:59
重力に関する妄想
マサヒロK
散文(批評...
3
19/5/7 22:40
海原を編む
秋良
自由詩
7
19/5/7 22:18
点と線と君と
中原 那由多
自由詩
4
19/5/7 21:32
僕
水宮うみ
自由詩
2*
19/5/7 20:09
5月
ゴデル
自由詩
4*
19/5/7 17:55
あの頃
TAT
短歌
0
19/5/7 9:59
ブノワ・ポールヴールド
〃
自由詩
2
19/5/7 9:30
921
922
923
924
925
926
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
958
959
960
961
3.89sec.