あっちこっちで撃たれまくって

欠損だらけで細くなった体が震えてる



馬鹿なんだから

笑えよ



それだけでも救われる気がすんだよ





毒づく夜だ
...
青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は

昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね

昨日まで元気にぶーんぶーん やってた

ハエも自粛しちゃったのか
...
教室の窓が開けられ
春の匂いの風が
冬の空気を追い出す

窓辺に並べられた
小さな鉢に小さな願いが
込められている

妖精の透けて光る
白いワンピースが踊る
音楽室からピアノが聴こ ...
襖をいくつも越えて
床の間に飾られた
ロウバイの黄色い花が
寂しい部屋に
春の匂いを浮かべる

広い部屋を背中にして
眩しい太陽を浴びながら
二羽の鳩を見る

つめたい風の中に
...
海に雪が降る
静かな波の上を
流れて染みこんでいく

砂金の砂時計のように
海の底に雪が降りつもる

サカナたちは
光の粒をみつめてる

冬の海の底
人魚は雪をあつめて
空を思 ...
春風が つよくふいても
なびかないで立っているのに
触ればそのぶん減っていく
きみの 強さと弱さ

  コンクリートと
  まぶしさ を
  並列に考える
  どうして永遠が
  ...
沈黙か饒舌と言ったら
明らかに
君の前では饒舌を駆使している

まあ 知ってはいるんだけど
ここまで生きていれば
それなりに 場数は踏んできたから
思うようにいかないもどかしさは
自分 ...
遥かなる文明の端っこに腰掛けているのです

なんだか大切な靴も失くしてしまいそうで
雨も止んだようなのにぽつねんと一人で腰掛けているのです

忙しい新聞記事を時々は読みたいとおもいます
3 ...
モノに囲まれ暮らしている
ただただ沈黙を守っているモノ達
わたしの部屋にただ在るモノ
それぞれに魂が宿っている
銀河系を漂っているかのように
決められた距離を保ち存在している
捨てられる空 ...
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ...
二七度目のクラクションのあとの殺人事件、三十代のサラリーマンは運転席で生涯の幕を閉じられた、みぞれ交じりの雨が降る二十二時のことだった、アスファルトに流れた血液は真っ先に車道脇の排水口へと姿を消した、 ... 私は不能となる
あなたに接触する時
何もかも忘れて
滂沱の涙を流すしかなくなるのだ
飛び込める場所もないけど
誰かのホイッスルに反応して
パンにジャムはもう塗らないよ
変わっていく自分の心が
傘を広げるように弧を描くと
もう二度と会わない人になるけど
間違えたらそれでも良 ...
季節の変わり目、肘の内側にアトピーが少し出る。
新しい季節への扉を開けて、アトピーが少し顔を出す。
夕暮れの電車で賢治を読んでいる 換骨奪胎 世界を騙せ

朝が来て頭に楕円を今日も描く There are two colors in my head.

本当は待ってるんでしょ教室がテロリスト ...
流行り出した疫病の雨風に
情報の川が氾濫
氾濫した川に
押し流されたデマ

不安に露呈したのは人間の弱さ
ウイルスよりもはやく感染が広がっていく

新型新型新型
新型だから怖い

...
ギフはそれでも男の子だ。今日の午後に何があっても。 瓶の壁を
静かに登る泡
幾つも
幾つも
ためらいながら
少しずつ


飲むか、
と言うと
欲しい
と答える
グラスへ注いで
渡す
ありがとうと
小さな声


あなた ...
青空が凍っていた
あの硬い空は
鳥がくちばしで突けば
割れて落ちて来ただろう

青空が凍っていた
あのクラゲのような月は
雨が降れば
泳ぎだすだろう

青空が凍っていた
あの石の ...
ツララの向こうに

丸い卵のような月がいる

ゆっくりと一滴

落ちて砕ける光

月の色と星の色

眠る花と涙の色

透明なくもりのない世界

最初に水素が生まれ

私 ...
細い枝に寒いねと言いながら
まるくなって頬をつけ合い
仲良く並んで咲いている

女の子がおはようと言って見上げる
ずいぶん大きくなったね
妖精が優しく声をかける

ちいさな頃は傘を差せ ...
感情が漂白され
漂流していくこの時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に運ぶ移行

魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新 ...
こぽこぽと水の音がする

気泡とともにどこからか湧き出てくる

そんな風景を思い浮かべ

(妄想しながらカタカタと)

水の音の行き先に思いを馳せ

有限であるのだろうけど

...
そこに在るものは
なまえを付けられて
呼ばれては
苦笑いし存在している
それとも
呼ばれて見つめられ
頬を染めて
恋に落ちるのだろうか
そこに在るものよ
おまえはどうだ
{引用=デマ}
風に煽られるロウソク
それでも消されることもなく
怯えて 震える炎
ささやかな灯と温もりを
与える術も忘れたかのように




{引用=御免だね}
出来事は恐れな ...
紙テープが切られないように
どこか遠くまで行きたいな
最終電車が去った後で
輪っかを作ったその中には
星を追い駆ける線路もなくて
カルピスの甘さが舌に残る
銀河の時間は永遠に夜を
氷に変 ...
世界は広い
世界は色鮮やか

そんなことを知らないのか愚か者は飛び立とうとしてる僕らを嘲笑い
適当な言葉を吐き出しながら引き止める

愚か者は単色世界でいつまでもそういう言動を繰り返せばい ...
きをつけろ ヤツの名はトリアージ
おそれよ ヤツの名はトリアージ

ヤツはやってくる
ウィルスに沈んだ町に
悪魔の笑みを浮かべながら
ICUを必要とする老若男女が十人
しかしICUは七つ ...
幸せを訪ねて歩く道が良い
君の背中が振り返る瞬間
落とし物を見つけた気持ちになる
最初から決まっている物語
読む人はひとりだけど続いてく
この胸を鳴らす花の香りが
瞳を潰すほど新しい声に
...
穏やかに広がる一日も
暮れてしまえば遠ざかる
音楽の鳴り止んだあと
空間のどこにもその音が
残っていないのと似ている

それでもその一日はそこにあったのだと
信じることを支えてくれる
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
暗転(やけ気味の)かば自由詩020/3/16 21:37
寒の戻りナンモナイデ...自由詩7*20/3/16 21:19
クロッカスの妖精丘白月自由詩220/3/16 21:09
平安時代自由詩120/3/16 21:08
冬の海自由詩120/3/16 21:08
春風はるな自由詩220/3/16 19:31
うかがいしれない自由詩120/3/16 19:26
腰掛け梅昆布茶自由詩820/3/16 19:12
モノあおいみつる自由詩420/3/16 19:11
土塊(改訂)ひだかたけし自由詩520/3/16 18:28
長い自殺みたいな正義に囚われたやつらの顔を見てみなよ?ホロウ・シカ...自由詩2*20/3/16 15:39
忘れないでね渡辺亘自由詩020/3/16 15:21
方向音痴ミナト 螢自由詩120/3/16 13:17
アトピークーヘン自由詩2*20/3/16 12:45
3学期の天使山犬切短歌0*20/3/16 8:53
疫病が流行り出してこたきひろし自由詩220/3/16 6:24
ギフと。もっぷ自由詩120/3/16 6:01
泡、あるいはテンペスト大村 浩一自由詩620/3/15 22:51
冬の青空丘白月自由詩120/3/15 20:38
夢をみていた自由詩120/3/15 20:38
木瓜の妖精自由詩120/3/15 20:37
ポップ・フィールド(改訂再録)ひだかたけし自由詩3*20/3/15 19:53
紙飛行機かば自由詩120/3/15 19:36
なまえあおいみつる自由詩2*20/3/15 16:23
行方知れずの抒情 五ただのみきや自由詩2*20/3/15 16:05
ミルキーウェイミナト 螢自由詩220/3/15 13:41
単色世界千幸自由詩120/3/15 11:14
トリアージ紀ノ川つかさ自由詩1*20/3/15 10:11
花花(メメ)ミナト 螢自由詩120/3/15 9:53
記憶青井自由詩120/3/15 7:20

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