流れていく
ゆらゆら揺れる電線の向こう
空の青を背景に
白雲、一つ
流れていく
ゆっくりたしかに
流れていく
そうして着実に時は過ぎ
百万年が過ぎていき
私も君も彼も彼女も
み ...
一石二丁目にも一石三丁目にも鳥は一羽もいやしない。
例えどこへ引っ越そうと、僕らは何も得られやしない。
逝川 私を流れる
{引用=※「 逝川(せいせん)」とは、
①流れ去る川の水。一度過ぎ去ったら再び戻らないもののたとえ。
②過ぎ去った時間のたとえ。
( ※の以上 ...
このわざわいは転じてくれないから福をなさない
だろう
因果の法則性に従って
埃のように降り積もったあしき原因の結果によって
もたらされた禍はいつになったら終息を向かえるかは不明だ
た ...
田畑さんにお昼を誘われたので、一緒に食べることになったのだけど。
「田畑さん、こっちって、屋上? 屋上は鍵しまってるよ?」
いいから、いいから、と手招きして、僕を呼ぶ。
田畑さんは、ちょっと鍵に ...
あそこで泣いているのはちいさな風の音
あそこで笑っているのもちいさな風の音
草の根分けて風の根わけてくる 風の音
風の子らが草の根わけていく
茂みや屋根を踏み鳴らしていく
坊やの手に ...
星になった子供たちが遊んでる
くるくるとメリーゴーランド
ぐるぐると綿アメ
ミラクルな夢が永遠に回る
宇宙の空にも夏が見える
土星は祭りの季節
タイツリソウの妖精も
自慢のイヤリングを並 ...
光が尾を引いて
路地裏を抜けていく
小さなほうき星
縦長の猫の瞳に
十字を切っていく
オダマキをくぐって
広い畑に飛んでゆく
運動会のように並ぶ
ねぎぼうずの花
陽に捧げるように
...
雨は花を綺麗にして
どんなドレスも似合うと言った
風が埃のない街を飛んでいく
水たまりの底に足跡残して
スズメが駆け落ちする
酸っぱいだけのレモネード
大人を気取って飲んでみる ...
私達は一秒一秒
時を紡いでいる
朝の蕾は
昼には花開き
夕にはしぼむ
日々の営みは淡々と
過ぎていくけれど
心は空を見て怯えるばかり
ヒリヒリとした空気に
後ずさりして前 ...
ポケットの中で小銭を弄ぶ癖をやめたのは微かに耳に届く金属音が命を削っている気がしたからで、それについては正しいとも間違いとも考えてはいない、ひとつひとつのポケットはずいぶんと軽くなった、小銭をあま ...
出会った物事に
これも運命と思うことで
今を 味わう
宇宙が生まれて
ずっと昔から続いてきて
いろいろなことがあり
今の自分につながっている
ん
時には
愚痴をこぼす時もある で ...
夕方の
特撮ドラマ
ドン ...
ソーダー村の
ソーダー村長は
ソーダーを飲んで
...
眩いばかりの
うなじが
もう
見られないとしたら
やなせたかしの
偽キャラクター
ブラック食パンマンと
永遠に会えないとしたら
ジョーン、ウーン
ジョーン、ウーン
聴こ ...
風の瞳に魅せられて
滴る様に美しく
この春を踏む
雨宿りして見ようかな
あの胸に
傘も持たずに
愛だけ持って
君は長らく歩いて来た
独りぼっちでこの長い旅路を
天辺に着いては転げ落ち
また振り出しから天辺目指し
繰り返し繰り返し歩いて来た
今終焉を迎えるに当たって
君はまだ旅の途中
もう放棄 ...
遠い所からやって来る人は
帰らずにいてくれるから好きだ
夜を渡る猫じゃらしみたいな
タバコの煙であなたを知るの
尻尾は流れるように赤くなる
じぶん座流星群を降りて行き
慣れない匂いの中で呼 ...
一
散歩をする
腕時計の竜頭をねじってぜんまいを巻いておく
六時零分のころ
あいさつをすると
忘れていたことがぐうぜん戻ってきて
あいさつをする
二
そよそよ風は
光 ...
いくら人が絶望しようが
系統進化の囲いの呪縛から人は
逃れ去るこはできない
他のオブジェクトに侵入し
自己増殖する魅惑
おお
これこそ始原の嗤いなのである
...
花が咲く場所だったらどこでも
思い出すなにかがあるかでどこでも
夢の中で行けるはずさ
眠たいときに一緒に居たいやつが
暇そーにしてたら
なんだどーしたって声掛けて
乗り込んじまえ
...
夕暮れの真っ赤な太陽が
窓をオレンジに色に染めている
何日か前にためたままの
水が詰まった湯船に泡立った垢が浮かんでいる
歪んだプラスチックのつまみをひねる
浴室を出る
浴室にある空気 ...
あなたは声を雲にあげ、多くの水にあなたをおおわせることができるか。
――ヨブ記38章34節
【2019年12月】
2019年12月8日 - 中国の湖北省武漢市の保健機関により原因不明の肺 ...
窓ぎわの一輪挿しに
雲の合間から洩れた光があたる
人の群れの片隅に
置かれたままの孤独には
今にも途切れそうな蛍光灯の橙色が
仄かにあたっている
本棚の蔵書の間に
あなたに書いた ...
心に内在するもの
得体の知れぬもの
そこはかとなく薫る
詩情の様なものを
感情と気分と感覚を通し
濾過抽出した言葉で
文字に変換して現す
斜めから覗いたり
歪めては伸ばし
また縮める ...
鳥たちの声が響き渡れば静かに夜が明ける
聴き取れない信号に、眠りは妨げられている
馬鹿馬鹿しいと笑えば笑うほど、泣けてくるにつれ
人の声も次第と嫌いになってくる、御時世の宵
...
なかった
なにもなかった
守りたい自分もなかった
守りたい誰かもいなかった
死んでもいい心情に
生きたい体が抗う
何の役にもたたない生に
居ていいという人がいる
青空ばかり ...
四角いガラス面をするすると撫でますと
指先は青く黄色く染まり
眼球は吸い込まれ
奇妙に近く感じます。
錯覚でしょうか。
いつもすぐそこにいる気がするのです。
だってあなたの朝ごはんも晩ごは ...
ぼくはとうめいなまくだ
まくのこちらがわでは
なんらかの化学現象がおきているけど
まくの向こう側にそれが伝わるということはあまりない
ぼくはとうめいなまくだ
まくのこちらがわ ...
新型コロナに侵された日常を
静かに、掘り下げよう
自粛する日々から
できることを、探りだそう
人類は、私は
〝初心〟を久しく忘れていた
ひとつ屋根の下
三人と猫一匹で暮らす、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流れていく(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
20/4/24 13:30
鳥
クーヘン
自由詩
3*
20/4/24 12:12
思い出
こしごえ
自由詩
2*
20/4/24 9:58
わざわいは転じてくれないから福をなさない
こたきひろし
自由詩
1
20/4/24 6:31
屋上の告白
トビラ
自由詩
1*
20/4/24 6:02
眼を閉じてきけ
帆場蔵人
自由詩
3
20/4/24 0:00
土星
丘白月
自由詩
1
20/4/23 22:42
玉ねぎの妖精
〃
自由詩
0
20/4/23 22:41
雨の窓辺で
〃
自由詩
0
20/4/23 22:40
時を紡ぐ
猫の耳
自由詩
0
20/4/23 22:08
金属のリズムに違和感があるのはあたりまえ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/4/23 21:52
これも運命
こしごえ
自由詩
0+*
20/4/23 21:06
美少女仮面ポワトリン
TAT
短歌
1
20/4/23 20:56
ソーダ村のソーダ村長
〃
自由詩
2*
20/4/23 20:48
サムギョプサル
花形新次
自由詩
0
20/4/23 20:40
春
風の化身
短歌
0
20/4/23 20:29
反復
ひだかたけし
自由詩
4
20/4/23 19:16
恍惚
ミナト 螢
自由詩
1
20/4/23 16:16
六つのこと
こしごえ
自由詩
2*
20/4/23 14:07
存在論的感染者
ナンモナイデ...
自由詩
1*
20/4/23 13:59
汽車に核爆弾を積んで故郷まで
竜門勇気
自由詩
1*
20/4/23 12:19
矢のように僕をつらぬけ、縄のように僕を結べ
〃
自由詩
0*
20/4/23 11:32
クラウド ①
atsuch...
自由詩
4*
20/4/23 11:01
静けさの残り音
かんな
自由詩
3
20/4/23 10:00
Y氏の手引き
あおいみつる
自由詩
3*
20/4/23 8:57
誰が説法をした
アラガイs
自由詩
5*
20/4/23 6:47
風爆
トビラ
自由詩
1*
20/4/23 6:35
露を受ける
凍湖
自由詩
5
20/4/23 3:57
ぼくはまく
青色銀河団
自由詩
1
20/4/23 0:02
窓の明かり
服部 剛
自由詩
3
20/4/22 23:49
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
4.25sec.