踵の電池が切れて
歩けなくなった
あの人にメールして
コンビニで買ってきてもらう
乾電池お願い!
でも君に会いたくないから
玄関に置いてって
数時間後
ドアにノックの音が ...
赤信号が
りんご飴に見えた
丸くて膨らんだ
頬のように
機嫌が悪いのは
雨のせいかな
青信号は
紫陽花の魂
生まれて死んでを
繰り返しながら
手を離れた
傘が転がる
紙に巻いた夜闇を吸い込むと
久々なので立ちくらみを起こす
街灯もない田舎
そこはもう「世界」ではない
こんな季節では虫も鳴かない
夏に気が滅入るあのざわめきも
今はない
じっとりとし ...
ギターに
弦を張る
鼻をかむ
窓を見る
爪を切りながら
テレビを見る
時々、手を止めて
部屋の中で僕は形
形は、喋らない
仕事は
消えてる
義務が
残った
l ...
ここから先に行ったらあちらで
後ろを振り返ればそちら
今ここに立って
空とあちらが赤く染まるのに気づいている
ただそれだけが嬉しくて寂しい
それだけはそれだけだから
いつもそちらが ...
凍り付いた村
壊された屋根
奪われた言語
文字を持たない人々は
言葉を歌として
空へ放つ
想いを声にして
鳥に預け
子に託す
どんなときも
旅人を暖かくもてなした
...
巨大なロボットの神経をつなぐように
眼下には電車がうごめいている
わたしは忘れてしまいたいことだらけだから
ここにひとりでいるのかもしれない
夕暮れが不平等に影 ...
あけがた
いろづいたそら
うららかなはるのにおい
えのぐをいってき
おとしたみたいな
からすがないている
きいろいこえで
くるまのおともする
けいたいでんわがなった
「これから ...
飛び込む奴だけが悪いわけじゃねえぞ、JR!
こんだけ頻繁に死んでんのに
何の対策もせずに
放置しているお前らも同罪だ!
しかもホームアナウンスの不細工な女が
「人身事故で大幅に遅れておりまー ...
常識という固形物を刷り込み過ぎて 生きて来たのかもしれない
時代が真っ二つに割れそうで 揺らいでリズムを刻んでいる
流れるものの不動さを額に握りしめて 呟きの馨りを出す
昆虫のように
私の ...
立てた脚立の上に立ち、ひとり、初夏の風を待っている。
廃校舎の屋上にそんな生徒を見かけたら、それは僕の幻です。
誰もいなくて良かった
ひとりで泣けるから
小さな頃に気づいた
涙は理由を聞かれるもの
まるで鬼ごっこみたいに
逃げて閉じこもった
暗い部屋で見るテレビは
最後にドラマがあるのに
どうし ...
最後に泣いたのいつだったかな
思い出せないくらい
泣いてないな
赤ん坊は泣くのが商売
大人はやすやす泣いちゃいけない
男は人前でおろおろ泣いたら笑われる
最後に泣いた日忘れたな
...
野球の国際試合面白い日の丸背負い重そうな選手
スキー場夏は一面花畑客を呼び込むアイデアを練る
スキー場のレストランが有名にどの料理でも何処よりも美味い
歌を聴き耳に残った詞の一部強調 ...
A cat who doesn't submit to anything
is crying in my belly
Having vodka in a dirty glass
th ...
ギター弾きが曲線のボディーを抱きながら
少し酔ったような眼で女を見ている
虚ろな瞳を漂わせて 少し狂ったビートで
弦をかき鳴らして
エロティックに悶え酔っている
それは魅せているだけ ...
雲が波のごとく
制空に押し寄せてくる
この光景を
その窓から見たはずだ
きみよ
騙され屋の若き特攻隊員
南の海へ逝く
前に
わたし
78でヒットマンやりました
これも高齢化社会というものなのでしょうか
非社会人とはいえ
もう戻る組もありません
すこしはヒットしましたか
ひばりのように
絵の具がまだ少しだけ残ってる
同じように僕の心を逆さまにして
振り絞るような気持ちが
固まる前に君に伝えなくちゃ
白いアルミチューブに良く似た
歯磨き粉を一緒に使いたくて
どんな味にしたら ...
節分豆を13個だけ食べて13歳に戻れたら何をしようかな。
精通を迎えた冬夜を境に、一人称を僕から俺に変えちゃおうかな。
{ルビ朧=おぼろ}の水が昏い季節を流れている
私は無邪気な罪の眠っている
揺籃をそっと揺すっている
無邪気な罪は
眠りながら微笑んでいる
おそらくは
甘やかな赦しの夢でもみているのだろ ...
ひかりは僕の体に絵を描いた
実物よりも大きな手のひらが
誰かを包み込めるような
強くて優しい人になれるかな
頭を撫でたり指を絡めたり
言葉じゃなくても伝わる仕草を
幾つ持ったら安心できるだ ...
鋭いつららを
振りかざしていた
独りよがりで
闘っていた
何かを傷つけたかも
しれないけれど
握ったつららは
やがて溶けていった
止まれと言われれば
余裕を持って止まりますよ
一時停止はどれぐらいなの
制限速度40キロ
スポーツサイクルが颯爽と行くけれど
ユーターン禁止
間違 ...
月夜にしか会わないこと
愛してるとは言わないこと
そして、キスすること
37
始まりの終わりと終わりの始まりの
僕は始まりを待てない
君は終わりを待てない
言葉は完全なものではなく
心も完全なものなんてないので
いつでも
38
...
アシンメトリーな幻覚の調和、眼球をくるむみたいに薄く広がり、俺は制作途中のアンドロイドの頭部のように身じろぎもしない…そういうとき、どんなふうに動けばいいかなんて判るやつは居るか?居やしない、賭け ...
軍服を着た義手の乞食、
商店街の一隅に座り
通り掛かった幼児の眼差しに
モノクロームの世界を投げ掛ける
義手は銀色、楕円の大きな豆を繋げた様
アコーディオンが哀しげなメロディーを奏で
...
お通夜があって
みんな傘を忘れている
窓の外には古くからある市場
誰かの窓にもあるだろう
県管理国道から小道を進み
みんな歩いて進み
本当に歩いているから
誰もが参列者になる ...
誰だって気が触れる可能性を持っている
たとえば目の前で我が子が轢き殺されたり
たとえば
愛する女が
たとえば
愛する男が他の誰かに奪われたりしたら
誰だって冷静じゃいられなくなるだろう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Battery in Your Leg(勇気は踵に宿る)
やまうちあつ...
自由詩
0
20/2/5 9:53
横断歩行
ミナト 螢
自由詩
1*
20/2/5 9:43
夜のけむり
和田久也
自由詩
3
20/2/5 2:32
かたちと、しゃべらない
竜門勇気
自由詩
1*
20/2/5 0:00
個人的な時
秋也
自由詩
0*
20/2/4 21:36
寒い国のはなし
Lucy
自由詩
0*
20/2/4 21:24
STILL YAMABUKI
カマキリ
自由詩
3
20/2/4 20:49
ただのことばあそび
aria28...
自由詩
1
20/2/4 20:43
飛び込まれる側の責任
花形新次
自由詩
2
20/2/4 19:48
宇宙の斧
朝焼彩茜色
自由詩
3
20/2/4 13:12
幻
クーヘン
自由詩
2*
20/2/4 12:51
百年先の孤独
ミナト 螢
自由詩
1
20/2/4 8:18
最後に泣いたのいつだっけ
こたきひろし
自由詩
2
20/2/4 7:09
料理
夏川ゆう
短歌
1
20/2/4 5:11
Dawn Cats
墨晶
自由詩
0
20/2/4 3:31
ギターがうまく弾けなかった
あおいみつる
自由詩
4*
20/2/3 21:20
紫電改
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/2/3 21:20
ヒットマン
〃
自由詩
1*
20/2/3 21:18
運命線
ミナト 螢
自由詩
2*
20/2/3 20:02
13歳
クーヘン
自由詩
0*
20/2/3 12:49
朧の水
塔野夏子
自由詩
3*
20/2/3 11:43
白い天国
ミナト 螢
自由詩
0
20/2/3 8:12
つらら
シホ.N
自由詩
2
20/2/3 2:28
道路標識
佐白光
自由詩
2*
20/2/3 1:55
三つの約束
殿上 童
自由詩
7*
20/2/2 23:58
Physics Note 4
AB(なかほ...
自由詩
2
20/2/2 22:15
機械的な清潔の上に横たわる混沌のあらすじ
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/2/2 21:59
昭和三十八年、ある街の光景
ひだかたけし
自由詩
3
20/2/2 20:25
お通夜
たもつ
自由詩
1
20/2/2 19:52
無題に
こたきひろし
自由詩
2
20/2/2 19:51
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
905
906
907
908
909
910
911
912
913
914
915
加筆訂正:
点の誘い・線の思惑 四
/
ただのみきや
[20/2/3 8:19]
誤字修正。
4.24sec.