春雨が降る水曜日の午後、
刻まれた皺につうぅと雨滴が走り
男はしゃがれた声で
さようなら と言った。
こぬか こぬか
かぞえられぬ あめ

霧と 外套と 手土産と

目の やり場の 無い いらだち

無限など 永遠など

言葉に 化かしてみても

俺も 焼かれ 灰にされる
...
椿の葉に隠れて
雨宿りしてる小鳥たち
空が綺麗になるのを待っている

雨が街を洗濯する
手の届かないところを
綺麗にしてくれる

空を洗って
電信柱を洗って
屋根を洗って
山の木 ...
静かな春の森
やわらかな光
風と踊る花たち

森に満ちる日差しが
海のように揺り籠のように
眠る妖精をつつむ

夢を見てるのね遠い春の夢を
閉じた瞳から閉じた唇から
やさしい記憶が ...
声にならない声と
涙にならない震えを
背中から大丈夫だよと言う

喧嘩の言葉と笑い声が
行ったり来たりしながら
やがて去っていく

公園の芝生は
訪れる人々の声を
すべてうけとめる ...
ご承知の通り
プラズマンの必殺技は
プラズマクラスターだが
シャープとは違い
三密では
効果が発揮出来ないところを
悪の組織
デスコロナに突かれ
逆にクラスターを
発生させてしまった ...
雨の音
しとしと
ぽつぽつ
少しだけ
落ち込んでいた心が浮き上がる

雨の音
しとしと
ぽつぽつ
今だけは
あなたに心をあげる
雨が
木の幹を濡らしていく
緑の木立は微かに揺れて
時の狭間に佇んでいる

この四月馬鹿の一日に
優しく優しく照り映えながら
雨は
間断なく降り続け
やがて
街を静かに濡らしていく ...
《なんてこたあ ないんだよ》

翼をたたんだカラスがうそぶく

電柱の上に ぽつつりとまつて
さうやつて 世の中をみおろしてさ

ほら ちよいと
武蔵の絵みたいな
構図ぢやな ...
魔法をかけたのはあなた
とかないのがわたし
繋いだ両手を離しても
鎖を引くように走るから
僕はひとりにはならなかった
何かを背負った人の宿命が
頬に当たる風で産毛を洗い
色褪せる前に揺れていて
君の存在が過去になるくらい
地平線を ...
季節がみんなを わたしを
いつものように喜ばせ始めているときに

こんなに
この空気が みんなをわたしを
脅かしにきているなんて

春の匂いを嗅ぐ度
どうにも
こうにも
わからなく ...
何を書けばいいのかわからなくなった後に
語り出すのはどんなことだろう
わたしは 自分に素直になる

YouTubeの検索履歴
いつもならスワイプしてしまう Twitterのタイムライン
い ...
 空が騒がしい午後

 肌で感じる空気が重い

 空だって泣きたい時はある

 道路に水滴の跡が見えた時

 頭のてっぺんで感じる空の悲しみ

 この世の悲しみをすべて感じられ ...
休日なので買い物に出かけると

あちこちで春の賑わいと花が咲いている

なんだか笑ってしまうけど

日差しは暖かく風はまだ少し冷たい

東京は雪だという

テレビをつければコロナウ ...
帰り道
キラキラと
きれいな
灯りに
誘われて
扉を開けたら
おねえちゃん
「ヨクキタアルネ」と
おねえちゃん
ニコニコ笑顔の
おにいちゃん
コロ、コロ、コロ、コロ
コロコロナ ...
ミミズさんがね
僕をくすぐって
もう起きてもいいよって

暖かくて優しい
お母さんのような
土に抱かれていたんだ

ほら並んだ僕達を見てよ
向こうの一番背が高いのは
早起きの妖精さ ...
いつからだろう
勿忘草が庭に溢れて
目を閉じれば
目蓋に咲く

いつからだろう
冬と春のあいだに
優しい感謝が
よこたわる

忘れないで
忘れないよ
白い息が刺繍糸のように
...
陽は西の国へ帰る
月が別れを惜しんで
黄昏に手を振る
静かな夜の夢が
凍ったように綺麗な
妖精の池に
浮かんでは消えて
遠い日の高い空を
二人で指さした
あの笑い声が
水面を揺らし ...
無理して
硬いものから
尖ったものまで
皿にあるすべてを
のみこんでいた

ある時
喉を通らなくなった
我慢をやめよう
選ぶこと忘れている
いったい何を欲しいのか
勇気を奮い立た ...
外へ 外へと
言葉が拡散してゆくとき
内へ 内へと
深く問うものがある

あの日の歌が回遊してくる
おなじ言葉に
あらたな意味を帯びて

今はただ
あらゆる方向を指し示す
矢印た ...
目を覚ますと同時に
空気にふたつの穴を開ける
昨日の続きとはまた違う
宝物を見つけた気分で
世界を僕の顔に引き寄せる
例えようもないものほど 
簡単なマフラーで巻いて
たまに落ちて来る煩 ...
笑顔をば 意識出来ぬと言うけれど
  コロナに煽られ 人の愛知る

行く末を 案じてみても 日々そうろう
  成りゆく任せ 日々に生くのみ

力ため 歩いてゆこう 刹那でも
  何が糧な ...
街の音街が生きてる音がする人工的に作られた音

木の家の木の温もりが心地良い自然の中にいると錯覚

山の上団地が出来て三十年陸の孤島のようなイメージ

羽があり大空を飛ぶ夢を観た風の音が心 ...
いい加減迷信が疎ましくなった当たりからか、お腹に切り傷が開いてあって、両端のないミミズが絶え間なくこぼれていくのがわかった。このしようのない破れ目の為に僕は縫い針か、全く反対によく切れるナイフさえ手中 ...  音楽をどのように例えようか
 この素晴らしいものを
 讃えよう

  唯一である自分を自分で愛そうと思う
  そう思えてしまえるのである 音楽とやらは

あばらにつっかえた 受 ...
それは
囚われの魂が
ひび割れた玻璃の裡から放つ
灼熱の産声

永遠という名の陽だまりに
生まれ咲いた花よ
太陽の娘よ

姿なきそなたの
姿を描き出すのは

静寂という名の繭を ...
繰り返し
欠伸と不安のうねり、

繰り返し
安定剤と躁鬱のうねり、

あるモノあるモノ
切迫し

また夜が来て夜深まり
私の宇宙を横切って
闇夜の混沌流入し
指揮系統は不在 
...
志村が死んだので
この歌を思い出した
若者はいつだってバカで
生に無頓着だから
部屋に閉じ籠れって言えば
外をぶらつくし
閉じ籠るなと言えば
いつまでも閉じ籠る
誰にも迷惑を掛けないで ...
夕暮れが来て
昼間高曇りの空の下
白っぽかった街並みが
闇に呑まれていき出すと
高く豆腐売りのラッパの音、
響いて意識は
遥か彼方に飛んでいく

遠い過去と遠い未來、
今此処で円環し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
お別れ(改訂)ひだかたけし自由詩320/4/1 21:11
されど 俺はナンモナイデ...自由詩2*20/4/1 19:38
街の洗濯丘白月自由詩020/4/1 18:34
春の森自由詩020/4/1 18:34
芝生の妖精自由詩020/4/1 18:33
電子超人プラズマン花形新次自由詩020/4/1 18:24
雨の日卯月とわ子自由詩120/4/1 17:18
四月馬鹿の雨ひだかたけし自由詩720/4/1 15:43
春風に吹かれてる石村自由詩10*20/4/1 14:34
十七夜月もっぷ自由詩020/4/1 8:44
走るミナト 螢自由詩1*20/4/1 8:09
兆しかの自由詩020/4/1 4:57
流行り病自由詩120/4/1 4:49
通り雨佐白光自由詩1*20/4/1 1:09
メモかば自由詩120/3/31 20:09
童謡「コロナの唄」花形新次自由詩020/3/31 18:29
つくしの妖精丘白月自由詩020/3/31 17:45
勿忘草の妖精自由詩020/3/31 17:44
春の月夜自由詩020/3/31 17:44
ろ過もちはる自由詩2*20/3/31 15:35
銀 化塔野夏子自由詩2*20/3/31 14:56
白い朝ミナト 螢自由詩020/3/31 8:53
この世界から何をば ~私なり人なりに~二宮和樹短歌020/3/31 6:50
大空夏川ゆう短歌020/3/31 5:06
駆除の正当性が再発見される前段なけま、たへ...自由詩120/3/31 4:52
音楽は人の形朝焼彩茜色自由詩220/3/31 1:40
永遠両性具有自由詩020/3/31 0:23
闇〇夜ひだかたけし自由詩120/3/30 23:09
若者のすべて花形新次自由詩120/3/30 20:43
残響ひだかたけし自由詩3*20/3/30 20:27

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