ある朝
目が覚めたら
周囲の環境はがらんとしていた

それで
まばたきした
耳をすませた
火がついたように泣き出してみた

その時布団の上に寝ていた私は
明らかに幼い子供だった
...
涙も体液
その他の体液
思い付くままに並べる


鼻水
口内唾液

血液
胃液
髄液
尿

そしてそして
精液
そしてそして
愛液

やっぱり最後はそっちかよ
ド ...
猫は夏と冬に毛が生え変わり
それを繰り返し快適に過ごす
僕はこれから声を変えていき
社会に信用されてしまうの
窮屈なのは制服だけにして
大切な通過儀礼に向かって
新しい声で恰好つけるなら
...
自称詩投稿サイトを
一般の人が閲覧すると
気分が悪くなり、死に至ったり
最悪は自称詩人になってしまう
この事態を重く見た政府は
自称詩投稿サイトの
一般の人への閲覧禁止を閣議決定した
同 ...
仲間が集まり賑わう
飲み会は楽しい

酒はあまり飲めなくても
少し酔ったかのように
陽気な気分になる

子供の頃の話で盛り上げる
恥ずかしい思い出話が
次々と出てくる

酒の匂い ...
令和二年二月二十一日
詩人・石垣りん生誕百年の日 

コロナウイルスは日本にも感染し 
連日テレビは「今日の感染者」を伝える
僕が子どもの頃はなかった病原菌が 
世に{ルビ蔓延=はびこ}り ...
転んだ時に
膝を擦り剥いて
地球が凸凹だと知った
あの日の痛みが
固まってできた
ゆで卵の黄身を
青くするまで
時間が掛かっても
崩れない方が良い
地球の未来も
同じだったから
...
無情にも0乗をして1にする

初音ミクみたいな色の海に行く

ひかりながらカラフルな話をしている

クッキーを険しい顔で食べている
また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の一人床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


〉遠い遠い異郷の地
〉父母と歩む未知の道
...
「今日から
ここで
空手を習います
それはとても
辛いことでした
私の中で整理したことは
たくさんあります
言葉を述べることが辛くなりました
そうしてたくさんの花冠を
君の頭に戴冠さ ...
正義は勝つ!

ここに光の救世主は現れた!

世界は光を宿し

究極の喜びに導かれるだろう!

敬礼!
かんじきの四隅を緩めた後で
歩くのをやめて土に返すと
花が咲く時はもう春なんだ
背が低いのを悩んでいたから
地面に寝転ぶバーベルみたいに
持ち上げた空で誰かに会いたい
名前のせいで仲間外れ ...
ましろい膚ごしに
あおや、あか
薄く透けた血のながれが
だくだくと
交わされながら
こころを
もて余していた


はるの
ひびく晴れまに
散らされたすみれの
はなの匂い ...
閉ざされたままの部屋の、すりガラスの小さな窓のついたキッチンの床に腰を下ろして、目を開けている時に見える夢にうつつを抜かしていた、部屋は隙間風ばかりで寒く、記憶とともに凍てついていて、それはもはや ... 待ち続ける者にして、探し続ける者は、
悲鳴の中で飢えて、
目くるめく逆光の音韻の中で、
彼らのための晩餐を支度する。
彼ら。・・・彼らとは旅する者。と、旅に同伴する者。
気流のような骨と多様 ...
寂しい時は砂利道を歩けば
話し相手がいるみたい

ほらスズメが横目で飛んで行った
カラスまで電線からこっちを見てる

小さなつぼみたちは
ラズベリーのソフトクリーム

公園の ...
アルプスのてっぺんに
イチョウの種が降る
鳥が咥えて鳴いた
美しい声が連峰に木霊する
種を落とした妖精は
女神のような歌の持ち主を
ラ・イチョウと名付けた
白く透き通る薬包紙
瓶詰めのハーブ水
薬箱から漏れる香り
眠れない夜は
深い井戸にいる
もう一人に自分に
妖精の薬箱を渡してあげる
 
 
待ち合せの間に珍しい植物を育てる
自転車に乗って行く
種は割と雑にして水は毎日あげる
毎日は確かにあって
待ち合せまではもう少し時間がある
ついでに自転車の錆を落とす
ホームセ ...
やけに明るい夕焼けはちょっとだけ軽い気持ちになったりするよね。

グラデーション、一番星の手を引いて走り出すのはすこし待ってて。

それはそう…仕方ないとはいえ、僕らいつまで喪中みたいな日 ...
もう遅いのかも知れない
こんな時間にベッドに潜り
捻れた布団で足がもつれた
人魚みたいに毛先を分けてる
昼はまだ遠くなどなかったから
見つめるものは空じゃなくても良い
心と同じ天気が続けば ...
宙へと向かい腕を伸ばす甥っ子の小さな手が
何かを握っている。

目の前の光景は
会いに来た亡き父の
右手の人差し指を握っているのだ。

「おじいちゃん。」

その一言を伝える代わりに ...
私は現実世界に生きています。
それは変わる事のない事実です。
ただただ、毎日仕事に行き
そして、帰ったら死んだ様に眠るのです。

そんな私は幻想世界で生きていたい。
幻想世界なら好きな時に ...
みたされた気持ちで
穏やかに凪いだ
うみのつめたさを
身、ひとつで裂いた



くらい海面に
ちりちりと遠い
工場の
あかりが散っていって
いつの間にか
ひたひたと素足 ...
最後の晩餐にも食物繊維はたっぷりとね。
来世でもつるんと安産で生まれたいからね。
夢中で雪を数え
最後の雪を指さし
足もとを見たら
あんなに逢った雪が
たったひとつになっていた
ここにおいでと言った
私は雪の中で眠った
雪が溶けるまで
月は丸いから優しい色だから
魂はきっと月に似てると思う
天香久山で見上げるうさぎは
ふるさとだと思うだろうか
飛鳥寺の朱塗りの柱を背に
卑弥呼は駆け落ちを誘う歌を詠む
六花の数だけ
雨粒の数ほど
根から染み渡る
尊い魂がある

今はただ白く光る
花の中にいるように
祈りの目を閉じて
涙で瞼を洗う

時は川の様に過ぎて
追いつけない魂が
...
 
 
父と僕の妻が併走する
妻にとっては義理の父
僕にとっては実の父
父とはそういう人だった

ダース・ベイダーにとってルークは実の子
ソロは義理の子
フォースも使えないし、
カ ...
ゆめのみかた
わらいかた
よろこびかた
しまいかた

わたしのしまいかた

いきた
たぶんいきた
だれにともなく
うつむかないで



わたしのしまいかた

さん ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
目が覚めたらこたきひろし自由詩220/2/29 8:56
涙 泪 なみだ ナミダ自由詩120/2/29 8:12
変声期ミナト 螢自由詩020/2/29 7:53
無観客花形新次自由詩120/2/29 6:08
飲み会夏川ゆう自由詩120/2/29 5:40
日々を守る服部 剛自由詩120/2/29 0:01
チルドレンアースミナト 螢自由詩020/2/28 22:00
いっそ悲しいくらいにオタクだった水宮うみ川柳2*20/2/28 20:50
夢夜(改訂)ひだかたけし自由詩320/2/28 19:06
花の支度這 いずる自由詩320/2/28 14:58
正義は勝つ!moote自由詩120/2/28 10:29
雪割草ミナト 螢自由詩020/2/28 7:33
violet skyむぎのようこ自由詩120/2/27 23:26
画用紙の上に散らばっていくクレパスホロウ・シカ...自由詩1*20/2/27 23:02
旅の震源ⅱ非在の虹自由詩120/2/27 21:45
春の街丘白月自由詩020/2/27 21:39
銀杏と雷鳥自由詩020/2/27 21:38
エルダーフラワーの妖精自由詩020/2/27 21:37
待ち合わせたもつ自由詩1*20/2/27 20:33
たかい他界ゆうと短歌1*20/2/27 17:44
半日分のシナリオミナト 螢自由詩020/2/27 8:33
語らい梓ゆい自由詩220/2/27 5:17
幻想に生きてもいいですか?瀧石夢真自由詩220/2/27 0:35
comfort seaむぎのようこ自由詩120/2/27 0:33
つるんとクーヘン自由詩1*20/2/26 21:23
春を夢みて丘白月自由詩020/2/26 21:18
遷都前夜自由詩020/2/26 21:18
スノードロップ自由詩020/2/26 21:17
デス・スターたもつ自由詩120/2/26 21:06
おぼろAB(なかほ...自由詩420/2/26 19:54

Home 戻る 最新へ 次へ
869 870 871 872 873 874 875 876 877 878 879 880 881 882 883 884 885 886 887 888 889 890 891 892 893 894 895 896 897 898 899 900 901 902 903 904 905 906 907 908 909 
4.4sec.