あなたの庭に
花を咲かせる
空の色をした花を
あなたにあげるよ
摘んでごらんよ
空色のハーブを
あなたは風の心
水のように隙間なく
満たしてくれる
あなたの苦い葉を
...
秋の北天に
仲良くならんでいる
三つの星座たち
ケフェウスは夫
カシオペヤは妻
娘はアンドロメダ
手を伸ばし
じっと見つめ会い
悲しい物語を消し去るため
神話のページをめくる
...
こっちへおいで
私に触れてごらん
魔法の言葉をあげる
あしたになれば妖精が
真っ赤な落ち葉に
変えてしまうかもしれない
心配しないでいいよ
温かくて優しい国だから
女心と秋の空
というじゃないか
とかく気候も移り気だ
お堅い面の学者諸君よ
思い出そうぜ女心を
つかもうと必死になった
あの日のことを
あの娘のどんな些細な仕草でも
目を見開いて逃すま ...
自殺を図った午前四時
私はいよいよとうとう死ぬのである
遠のいていく意識の中
私は私の叫びを聞く
私は必死に呼吸を続けていた
脈は、心臓の鼓動は、
確かに続いていた
私はなお ...
自転車置き場に
届く光は
生まれたばかりで
まだ短くて
それを轢かない
ように押してゆく
何も語らずに
誰も愛さずに
ハンドルを曲げる
道でつまづいた
同じ傷だけど ...
ありがとう。
むきだしになって。
きみはだれかをまもっている。
ありがとう。
こころにかわって。
きみがかわりにうけてくれている。
紅葉は、紅くなるんじゃない ...
松川の
駅に到着した方の
きらめく白刃陽光を受け
変わらない
昔を思い出す癖は
スプーンを使って流し込むだけ
次の人
捜す力も気もなくて
悪人だと知るただれる月夜 ...
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ
それにして ...
天空を白雲が流れていく
非常な速度で陽を受けて
地上では彼岸花が鮮やかに
赤く揺れて咲いている
一輪、二輪、三輪と
用水路沿いに咲いている
人々は歩いていく
いつもと変わらず ...
今月はじめ、10年前からピック病(初老認知症)の義母(72歳)の面倒をみながら二人暮らしていた義父(77歳)が、腰痛で苦しんでいるので様子見の電話をしたら、昼間家で転んで頭を打ったと言っていて、しかも ...
タネ・ホカホカの空のした、
キーウィ・バードの本屋さん。
カウリの{ルビ洞=うろ}にお店をひらいて、
なにを売るの? なにを売るの?
売りきれのない、森の本。
木の葉でできたページをめ ...
頑張って冗談を言うから笑ってよ。
右上5番の銀歯、僕に見つかっちゃいなよ。
お供えの花を供えても、
同じことです。
強い風の日には。
同じ時間という、
事象はありません。
自分が周っていなくても、
地球は周っている。
白い塩をまきましょう。
...
いつか消える
いつか消える
そのいつかが果てしなく
遠いと思われて
早く消えたい
と うたってみた
月日は流れ
そのいつかが
もうすぐそこにまで
迫っていると感じる時
...
窓ガラスを伝う雨
樹木は滲み油絵のよう
秘密を漏らすまいと
ずぶ濡れで走り続けた
若き日のあなた
尖った顎
靴の中の砂粒を取る間も惜しみ
聞えない声を聴くために
人々から遠ざかり
た ...
地面で眠る古い足
死なない兵隊に花束を
積み上げる双葉の
匂いに酔っている
花束がどうしても見つからず
ガソリンに指を浸している
うるせえ、亡霊
うるせえ、亡霊
うるせ ...
君がやりたいこと、君が一生懸命になってる間。
「なんて小さいこと考えて」って思ってるでしょ、あたしのこと。
ごめん本当は君のそんなことあたしだってどうだっていいの。
でも君のこと好きなの。
...
涙で
インクが
滲んでゆきます
もつれた線が
解けてゆきます
意味は半透明になり
影を失ってゆきます
それは
生まれたての
原始の海のようにも見え
ワタシの心を癒してく ...
彫師に言う
如来の背に似合うわ
金色の花が手渡され
じっと見つめる
ノミを持つ手に
妖精が祈りを込める
インドの夏はゆっくり終わる
薬師草はまだ咲いたばかり
遠い過去から白檀が ...
幽霊が棲む庭に咲き
星にハシゴを架ける
ここを昇って行きなさい
泡になって消えていく
石鹸の香りを残して
夏の終わりも知らずに
魚眼レンズの雨が降る
街中で恋人を探すように
...
平安の赤い月
占いの香り
暦奏の笛の音
恐れの答は天に任せ
密奏のしらべの夜
月食の通り過ぎし都
この国の季節は四つ
春夏秋冬
なんで春が一番なんだ
一月の時点で冬なんだから
冬春夏秋でいいんじゃないの
冬春夏秋
読みづらいな
話は飛ぶけど
地球に巨大な隕石近づいて ...
緑陰を行くとき
ざわめきになぶられ
足音すら影に吸い込まれ
山野の骸になり
骨を雨風に晒して
いつのまにか
苔生していく
もう
誰にも
祈られない
石仏の膝もとで
やがて ...
黄の蝶と白の蝶とが連れ立って渡る線路に光倒れて
風も無く半旗を垂れたわが心空は高くてなにも見えない
あてどなくふるえて迷う小さな蛾人に纏わりなにを思うか
説明も言い訳もも ...
私の欲しい物はお金を差しだしても買えない
ならこの命を差し出せば手に入れられるだろうか
天国へのパスポートを2つ手に入れれば
もう寂しくはない
ドライヤーを
胸に当てて溶かす
チョコレートは
ひとかけらの夢だ
木琴みたいに
外れてく板が
魂と逃げて
迷子になると
甘さを忘れて
痛みを知った
目覚めた時には
ど ...
燃え盛る炎のなかで
薄れ行く記憶のなかで
ただ言葉だけが
虚しく放り出された
「俺の自称詩、パクりやがって・・・」
誰にも読まれずに
インターネットの片隅に
ひっそりと眠り続ける ...
一日の終わり、日めくりカレンダーをビリッと。
その紙を正方形に整えて、今日は今日の鶴を折る。
ビルとビルの間に
空が四角にくり貫かれている
青だ、真っ青な青
向かいの串カツ屋は今日も元気に営業している
提灯が赤、黄、赤、黄、
呼び込みの兄ちゃんが一人
風が吹いている、大きな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チコリーの妖精
丘白月
自由詩
0
19/9/23 20:32
北星の家族
〃
自由詩
0
19/9/23 20:32
赤とんぼ
〃
自由詩
0
19/9/23 20:31
気候問題はセクシーに
紀ノ川つかさ
自由詩
2
19/9/23 20:19
尊厳死
TwoRiv...
自由詩
1*
19/9/23 19:41
青の方角
ミナト 螢
自由詩
2
19/9/23 17:32
秋の痛み
函館ドラゴン
自由詩
4
19/9/23 17:29
ただれる月夜
秋葉竹
短歌
4
19/9/23 17:05
地球に座る
ひだかたけし
自由詩
12
19/9/23 17:00
光景
〃
自由詩
4
19/9/23 14:56
義父が急に認知症?に
ふるる
散文(批評...
2*
19/9/23 13:44
本のお店
la_fem...
自由詩
3*
19/9/23 13:14
銀歯
クーヘン
自由詩
2*
19/9/23 12:27
彼岸でもまた台風
ナンモナイデ...
自由詩
14*
19/9/23 11:59
いつか消える
Lucy
自由詩
7*
19/9/23 11:54
感傷――観賞のための
ただのみきや
自由詩
5*
19/9/23 10:54
うるせー亡霊
竜門勇気
自由詩
3*
19/9/23 10:44
生きていたいだけなのにな
かの
自由詩
3
19/9/23 6:49
インクが滲む
まいこプラズ...
自由詩
1
19/9/22 20:49
薬師草の妖精
丘白月
自由詩
0
19/9/22 20:16
夏別れ草の妖精
〃
自由詩
0
19/9/22 20:14
天文密奏
〃
自由詩
0
19/9/22 20:14
四苦八苦は多すぎて
こたきひろし
自由詩
2
19/9/22 19:00
山を歩く日
帆場蔵人
自由詩
3
19/9/22 18:28
まねごと――門口に終わりの予感
ただのみきや
短歌
3*
19/9/22 18:24
引換
リィ
自由詩
0
19/9/22 17:54
思い出
ミナト 螢
自由詩
2*
19/9/22 15:41
火だるまの日々
花形新次
自由詩
1
19/9/22 13:39
鶴
クーヘン
自由詩
8*
19/9/22 12:28
今日という一日の始まりに
ひだかたけし
自由詩
3
19/9/22 12:12
858
859
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
3.73sec.