それは疫病学の分野だが
これは心理学の分野である
恐慌状態に陥った人々との関係を?
マスクは実際の効果というよりもむしろ
{ルビ他人=ひと}を安心させるため
ひいては己の身を守るため
...
夕暮れの柳新田
家路の車窓から
不意に
更地になって
更地になった場所に気づく
確かに低木を植えた
黒板塀の民家か何かが
あったのだが
家路を辿る人たちを見て
娘がたどたどしく言 ...
音のない夜の声を聞いた
ぼくは密集して逃げようとしている影達のコートの揺れを聞いた
揺れる影の音はぼやけて拡散するので
ぼくはそれでは密集した意味がないと思いながら拡散していく
...
中国が日本人のビザ免除を
止めるとか何とか
言いやがっているらしいが
てめえの国から
世界中に巻き散らかしておいて
よく口が曲がらねえなと思う
こういう恥知らずなことを
平気な顔して言え ...
ちょっと耐えて
触れずにいた、かさぶたが
ぺりっと めくれ
新たな肌が日に照らされた
ほんとうは
回復しよう、しよう、としている
皮ふも 心も
まるごと
川の流れにゆだねた ...
仕事へ行く前に、駅前のドトールの2階の、
窓の広い、電線越しの空が見える席で、
ぼんやりしたり、本を読んだり。
毎日行くので、同じ時間に、
決まった人たちが、決まった席に座っている。
キ ...
最後まで奇跡は起こらぬことを、見届けるために
私は、あなたの背中を見送るために、
あなたの複雑な表情を永遠の別れの決意と解釈するために、
最後の時を過ごすセレナーデ。
私はだた将来手に入れられ ...
等間隔に立ち並ぶビルディング 一斉に変わるシグナル
巨大なターミナルから3.6秒のテレポーテーション
緑の溢れるプロムナード 清潔な空気の濾過装置
AIシステム搭載された最新型のメガロポリス ...
こんな春
まとまった
雨が降った
そう 無人
静かに墓石を掘り起こしに
目やにが
重ね合わさって
混ざりあって
黄色い洗面器に
雨だれ すくって
...
午後が落ちている
歩くのに疲れて
坂道を歩く
人だと思う
エンジンの音
やまない雨の音
降り積もる
昔みたいに
曜日のない暦
夏の数日
確かに生きた
覚えたての呼吸で
...
世界中に
菌を飛ばす新型ウイルス
子どもから年寄りまで
マスクを付けた顔は
目はぎろぎろ
口はむっつりと
知り合いでも疑い合う
品薄に並ぶ長い列
答えの出ない話し合い
中止に ...
人間なんて
生まれりゃ 死んじまうわけだし
今更うろたえてもしょうがない
旧式だの 新型だの
湯沸し器でもあるまいに
見よ
ぶた食い野郎らであっても
...
妖精と二人
青空の下を歩いてる
真っ白な田んぼが
どこまでも広がる
カラスがこっちを見てる
妖精が手を振る
耳元でささやき
肩に立って髪を編み
気まぐれに歌う
ポケッ ...
長い間ずっと
君は何を思っていただろう
僕は何もしていないから
長く果てしなく長く感じる
僕は君の愛に応えていないから
どんなに愛してもとどかない
なんと小さい人間だろう
一緒に ...
コーレアの妖精が
冬の夜にランプを灯して
寂しい心を探して
飛んでいる
暖かな色で
そっと寄り添って
想い出を探してる
恋の色を探してる
赤くふくらんだ
ワンピースから見える ...
唇が変形していくように
愛する人と折り紙をしたい
捻れた輪の中で掴む手首は
時計の針と反対に動いて
僕等は迷いを振り切って来た
恋に未来を背負わせるくらい
愚かに汚れた灰を被っても
一緒 ...
家族とか友達とキャンプファイヤーする魂と魂繋ぐ炎
嫌なことネガティブなこと紙に書く燃やせば強い浄化が起きる
家並ぶ国道沿いの古い家騒音ばかり強調される
フィギュア見て努力したこと輝い ...
今日もひとりでいたわたしが死んでゆく
春になろうとしていることを目で捉え
そして触ろうとしたあなたの髪を
さらり、簡単すぎるほど軽くすり抜ける
ねえ、どうしてこんなにたったわたしの ...
あの日のプライドを思いだす
土手に そして 腰を下ろした友達を
土手の上に沈む夕日は
でも 違う街のものだったけれど
今もあいつは きっと変わらない
そう 僕は 時々 考えてい ...
羅列された分布点
繋げば歪な線になり
曲線を交えた面になる
勝手に奥行きを求め
立体にきめる
果ては微分積分を使い
私を測って欲しいような
測られたくないような
ほぼほぼ無 ...
どうしようもないことがあるということ。
取り戻せないものがあるということ。
人の心は、変わりゆくもので、何をしても縁がない限りは、繋ぎ止める手段はないということ。
失敗したら最後、取り戻せない人 ...
口だけじゃんと言われても、何度も、何度でも
1
祈りを忘れてしまう夜がいくつもあります
誰かが亡くなったことを耳にしない日はないというのに
ハンバーガーを食べながら
我が ...
たまに呑気に生きてるように見える人が羨ましくなっちゃうよ
下手に賢い奴なんて、けっこう生きるの苦しそうに見えちゃう
真面目な顔して、語りも実に優秀で、ほんとはセックスしたいんじゃないかとか
余計 ...
生まれ変わったらあなたは悲しくて泣いちゃうよ。餓えを知らないままでずっと、私の中で眠っていることも出来たのに。心は一度溶けてしまうと、もう、一緒なままでいることは出来ない。ねえ、ねえ、ねえ、私は何をし ...
そう言えば君って生きてたんだねと3キロバイト読点無しメール
死の匂いするフレグランス着けたひとミルキーウェイ最上流の、牛
‘i,Pod.’直訳したら、「我が輩は、サヤである。エンド ...
光の輪の中で天使になった
鼓動の音がトラックに轢かれて
そのたびに分裂する心臓は
耳の穴を塞いでしまうから
音を立てるように絵を描いた
底の割れたコップが空になって
遥かな距離を近くに思わ ...
誰かが呼んでいる
小さい声だけど
はっきりと
胸の奥まで聞こえる
真っ白な花びらと
太陽のように黄色い花芯
薄暗く冷たい歩道に
温もりがとどく
花屋の前を通るたびに
僕は花の ...
私は遠い遥か昔に
地中海を見下ろす
小高い丘で生まれた
満月が造った
白い光の絨毯の上
妖精が集まって
歌を風にのせてた
白い丘で私は生まれ
ナルシサスと呼ばれていた
ギリシ ...
やわらかな
透き通るような
赤い花のランプ
花はみな下を向いて
どんな小さな虫にも
優しく灯りをともす
冬の黄昏が海にしずみ
星が秒針のように
一歩ずつ ...
朝日はもう昇るだろう
昨日も経験した毎日の中で
今日、なにがしかをしたくて
まだ眠い目を擦っている
ただ、暗いさなかから それは昇り始め
こんな季節だともいうのに
妙に存在感のある ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
転ばぬ先の杖
りゅうさん
自由詩
1
20/3/11 5:45
帰宅
大村 浩一
自由詩
3+*
20/3/10 23:07
夜の音
佐藤伊織
自由詩
1
20/3/10 22:47
コウモリの姿煮
花形新次
自由詩
0
20/3/10 22:16
かさぶた
服部 剛
自由詩
7
20/3/10 22:14
ドトール◯◯駅前店のAM7:00
はだいろ
自由詩
0
20/3/10 22:05
終末
杏っ子
自由詩
0
20/3/10 22:02
科学四季
1486 1...
自由詩
3
20/3/10 21:47
昼寝の後
ナンモナイデ...
自由詩
3*
20/3/10 19:36
引き出し
たもつ
自由詩
11
20/3/10 17:27
異変
もちはる
自由詩
1
20/3/10 15:18
傍観者xから
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/3/10 14:05
妖精と散歩
丘白月
自由詩
1
20/3/10 11:33
冬の流星
〃
自由詩
2*
20/3/10 11:32
冬の妖精
〃
自由詩
2*
20/3/10 11:32
メビウスの恋
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/10 9:50
表現力
夏川ゆう
短歌
1
20/3/10 4:54
甘いバターと春、或いは
みい
自由詩
8
20/3/10 2:20
荒川サンセット
番田
自由詩
2
20/3/10 1:06
幾何と奇貨
秋也
自由詩
1*
20/3/9 22:48
失恋から学んだこと。学んでいないこと。
杏っ子
自由詩
0
20/3/9 21:46
口だけじゃんと言われても、何度も
AB(なかほ...
自由詩
13*
20/3/9 19:51
ため息
moote
自由詩
0
20/3/9 17:49
エンド
由比良 倖
自由詩
0
20/3/9 12:07
about
〃
短歌
1
20/3/9 12:05
真葬世界
ミナト 螢
自由詩
2
20/3/9 10:31
ノースポールの妖精
丘白月
自由詩
1
20/3/9 8:04
スイセンの妖精
〃
自由詩
1
20/3/9 8:04
エンゼルランプの妖精
〃
自由詩
1
20/3/9 8:03
朝日に誓わされる
二宮和樹
自由詩
0
20/3/9 4:51
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
加筆訂正:
決闘か人殺しか(あるいはみみっちい小競り合いか)
/
ホロウ・シカエルボク
[20/3/9 9:45]
誤植訂正
3.65sec.