柳の下で雨宿り
枝が雨だれのように
頬に跳ねていく
雨音は風の音
妖精のいたずら
僕は一人なんだ
妖精さんも一人なの?
ずっと雨宿りさせてよ
話したいことが
...
アムステルダムの妖精の想い出
第1話「アンネ・フランクの家」
生きていればまだ80歳の
お友達の話を聞いて欲しい
初めて逢ったのは
誕生日だった
だってプレゼントを手にして
...
青いろが、水いろとどんなに似ていても、
空には雲がうかんでいる。
わたしは蜂蜜をとるために登ってく、
……そう。蜂蜜をとるために、
青いろが水いろとどんなに似ていたとしても、
空 ...
柿の木ひとつ、実をつけた
柿の木、風にゆられます
柿の木ふたつ、実をつけた
柿の木、雨に濡れてます
柿の木みっつ、実をつけた
烏がそれをついばんで、
柿の木よっつ、実をお ...
貴女のはげしい想いを、
わたしのなかにおとしてください。
わたしのなかできえていった、
なにものかがふたたび息吹をもつように。
貴女の大人らしく澄んだひとみから、
するどい ...
緑の木葉が揺れている
私は大きく息をする
一人の孤独なわたくしが
初秋の大気を思い切り
吸い込み、黄金の日輪のなか
自らの不安定さをのりこなす
よすがを必死に探している
広がる雄大な ...
缶ジュースの
プルトップを
引いたら
覗きたい明日が
あるということ
光と闇に
折り目を付けるまで
緩くなった
ジンジャーエールが
騒ぎ方を
忘れていくけれど
逆さま ...
タイムマシンとタイムマシーン。
伸ばし棒の分だけ、遠くの時代へ。
震えが止まったから
詩を書こう
今日は雄大な青空が広がっているから
その素敵な一瞬の光の下
年老いていく日々残余を祝福し
孤独死すら受け容れる
そういう人に私はなりたい
...
瞳の奥の炎が揺れて
捉える差異、収集する印画紙
あなたの心は何処にもないし
永遠はわたしの中にもない
向日葵が項垂れ色を失っても
奪えない若さ、その感覚、愛を
運命のように色付けた
...
ありがとう。
いままで私にかかわってくれた、人たち。
しあわせになるね。
コンビニのレジで
その人は買い物の会計をしてもらいながら
周囲にわからないようにして
店員の女のこに
小さく折り畳んだ紙を渡した
という
女のこは一瞬困惑した表情をしたけれど
直ぐに ...
それはすぎたこと
ながすぎもせず あきすぎもせず
それでも、激落ち君で鉄板を磨いては、
天を直撃する夢を見るウナギの略奪愛の様に彷徨えるよね
巴里。巴里。
黒塗りの巴里にはチップ ...
目覚めると、先ほどの光景が記憶の片隅に消えてゆく。
天井に向かって手を伸ばす。幸せな記憶を逃がさないように。
それはするりと僕の手をすり抜けて記憶の彼方に消えてしまう。
もう無理だよ ...
言うまでもなく、言葉は万能ではない。僕たちの言葉による意思伝達は、ほとんど奇跡と呼んでも差し支えないほどの、言葉の周囲をめぐる曖昧な了解のうえに成り立っている。もしかしたら、そんな気がしている ...
のいちきれすきころてんする
せいしんめっきんはわんだーにて
ろってんのぽいしんは
のうてん
いや、のうまんの
うてんで
うまうまして
にんげんのほんいとして
それはゆるされないような
...
自家中毒の記憶が熱をもって現れるとそのまま今ともつれ合って連なり転がって床に触れたところから声も出さずに死んでいくひとつひとつの細胞の悲鳴を拾ってコードを記録していく中で生まれてくる音はノイズと名 ...
effacé une fois,
et posté encore
マイニチマイニチ
コウジョウハ
セイサンシマス
サギョウインサンガ ...
診療明細票から注射薬の名前を調べ
症状をグーグル検索して
今日のお医者さんの処置はあってる
と思った
暇人と自称詩人の関係を
調査した結果
暇人の集合と
自称詩人の集合が
全く同一であることが分かった
自称詩人の集合の中には
ジジイ、ババア、ニート、バカ
イタイ奴が存在するが
暇じゃな ...
最後に 君の指先に
キスをしたのは
「あいしてる」
という言葉が 言えなくて
大事なガラクタなくなっちゃった
あくまのかけらが霧散した
風船ひゅるひゅる抜けてって
泣き疲れた絶望が
すやすや寝息を立てる頃
諦めという
とろけるほどの優しい吐息をあげよう
...
すすきの花が月夜に飛んで行く
黄色の花粉が追いかける
もう少し待ってくれたら
もっと早く生まれたら
あなたと一緒に並んで
あなたの肩の高さで咲いて
ずっと月を見ていたかった
霧をためた秋の高原
泳ぐのは野イバラ
白い山は花器
妖精たちの生花をする
出来上がったら霧を解く
ありがとう綺麗だね
ずっとここで見ているよ
今日はもう泣かないよ
秋の雨は恋に似て
明るく光るけれど
とても冷たく
別れの暦をめくるよう
赤い実はいつ開く
誰が待っている
誰が見てくれるだろう
背が伸びて
浴衣の丈も足りなくなって
覗く踝が細く ...
なんにもない
なんでもない
ぽかんとあおぞらひろがりまして
しずかなかぜがふいている
むおんのかぜがふいている
なんにもないわたくしは
まちのけんそうのただなかで
たいこのお ...
初夏に頂いた三輪そうめん。
とうとう残り二束、二輪そうめん。
女は男より先に起きて
朝食の支度して
出来たらまだ寝ている男のところにいって
耳元で甘く囁く「時間よ。あなた起きて朝ごはん食べて」
言いながら男の口に接吻した
そしてためらいながら「昨夜は良 ...
わずかずつ差分を超えてきて
都市の配管にひたひたとうずもれる
真夏の花弁が遠い秋の音と鳴り代わっている
時雨れているのは人か木か
正しい結審の音ばかりが降り注ぎ
うすら近い日々の錯乱がう ...
諦めてなげうって
一面に梅雨じみていた
ぐわり、ぎゅうと潰されひずんだ脳髄が宙に一掬いこぼれてしまい
泥まみれのみじめな白い靴下ではどこへも行けない
傘の羽音 傾いだ日没と共に、
ゆ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
柳の妖精
丘白月
自由詩
0
19/9/20 18:22
アンネ・フランクの家
〃
自由詩
2
19/9/20 18:21
木登り
la_fem...
自由詩
5*
19/9/20 16:22
手毬唄
〃
自由詩
3*
19/9/20 16:21
雲をこえて
〃
自由詩
4*
19/9/20 16:20
よすが
ひだかたけし
自由詩
4*
19/9/20 15:22
泡
ミナト 螢
自由詩
3*
19/9/20 14:28
ー
クーヘン
自由詩
2*
19/9/20 12:40
私はなりたい
ひだかたけし
自由詩
4*
19/9/20 11:41
秋の啾啾
青の群れ
自由詩
2
19/9/20 10:15
ありがとう
杏っ子
自由詩
1
19/9/20 9:29
コンビニのレジで
こたきひろし
自由詩
3
19/9/20 6:28
一昨年の春
布
自由詩
0
19/9/20 3:21
別れの歌
メープルコー...
自由詩
2*
19/9/20 1:03
MAR November 4 2003
カワグチタケ...
自由詩
1
19/9/20 0:27
のいちきれすきころてんする
次代作吾
自由詩
2
19/9/20 0:04
メディシン・ボトルの中の動脈の色彩
ホロウ・シカ...
自由詩
0
19/9/19 21:58
ヨウセイサン
墨晶
自由詩
2*
19/9/19 20:41
何の説明もなかったけれど
Lucy
自由詩
2*
19/9/19 20:22
全員集合
花形新次
自由詩
0
19/9/19 20:11
さよなら
赤椿
自由詩
0
19/9/19 19:44
平和な日々
若乱
自由詩
3
19/9/19 18:42
背高泡立草の妖精
丘白月
自由詩
0
19/9/19 18:07
野イバラの妖精
〃
自由詩
0
19/9/19 18:07
真弓の妖精
〃
自由詩
0*
19/9/19 18:06
かぜ(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
19/9/19 14:36
二
クーヘン
自由詩
1*
19/9/19 12:03
家庭内悲話
こたきひろし
自由詩
2
19/9/19 5:38
律動
葉leaf
自由詩
0
19/9/19 5:05
泥濘
来世の
自由詩
0
19/9/19 4:38
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
3.87sec.