海に接している坂町
潮の香りが町を覆っている

坂町の一番高い場所から
金輪島や似島がよく見える
海辺から山の上のほうまで住宅がある

隣は広島市
反対側の隣は呉市
ベッドタウンのよ ...
東京が寝静まった
冷蔵庫からポトポトと声が聞こえる

りんごマークをつけたモニターから反射された掌
いつの間にかいくつもの年月が過ぎたな

鮮明に思い出せた遠い昔の子供の記憶jも
いつの ...
木曜日
オーブンからだされた
スフレが
しぼんでくのを
みてました

色色な声のするのを
きいたり
きかなかったり
している
木曜日が
金曜日になろうと
している
幼 ...
十四才のはじけ方

十七才の倦怠感

歯をむいて
立ち上がるのを
余儀なくしたのは
あなた方だ

人差し指を
天に向け
登るイメージ
空の道

陽は輝いて
闇夜は ...
サイダーあめより、
冷やっこいサイダーがほしいのです。
ふきだす汗のように、
瓶肌から冷たい清涼感が染み出す。
つつじの香りもたのしいです。
元小泉チルドレンの
見るからに馬鹿そうな奴が
「全ての人が感染していると思って
外出しないようにしなければならない」
的なことを言っていたが
全ての人が感染しているなら
外出してもしなくて ...
窓辺の席で高校の最後の年を過ごした
この記憶で誰かに伝えておきたいことなど無い
何も起きはしなかった
窓の外で歩き回る人たちを見ているだけだった

終業式が終わったあと、少しだけ教室に残 ...
小学生のころ
校庭に出て
音の速さを測った

校庭のはじっことはじっこに立ち
ピストルを打つと同時に手をあげる
聴覚と視覚の時間差で距離を割ると
音の速さが出るわけだ

広い校庭に響 ...
名を与える。
それは魔法。
そのもののかたちをあらわし、いつでも呼び出すことができるようになる。
ひとに伝えることができるようになる。
口から口へ、文字から文字へ
なにもかも、どこまでも伝播 ...
私はまだ出版できてない人間です。
ただ単にどうしたらいいか?
という迷いが解決してないだけ。
どこまで優柔不断なのか!
そんな人間が語ります。


詩を書いていたら詩集を作ってみたくな ...
ふわふわと迷子の羽根が舞っている


ラムネねむる クーラーボックス なつの夢


中学三年生の頃にみた夜空
 オリビアニュートンジョンの「そよ風のメロディ」が流れている。
 初夏の涼やかさを邪魔しないほどよい音量で。
 午前七時。ゆるやかに風が吹いている。
 ほうれん草を混ぜ込んだポパイパンを齧り、苦 ...
青いガムを噛んでいる
宿題が眠くて解りにくいとか
明日の漢字をひとつ忘れても
今なら子供が飛ばした
風船を取ってあげられるのに
まぁるい気持ちを切り取る前に
口の中のミントが消えていく
...
君が
君が笑っていられる
明日がほしかった

君が大好きな家族におはようって言える
明日がほしかった
君が大好きな友だちと他愛ない話で盛り上がる
帰り道がほしかった
君が大好きな人と恋 ...
 
神なき時代、
しかしもう嫌だって云わない
人は明るい明日へ向かって
向かって、行くものだ

私なんかいらない、
痛む内臓が嘘をつくよ?
忘れたころに昔に戻り、
言葉がまだ生きてい ...
紅の波打つ
ツツジの原に

揚羽舞い舞い
光の海

広がり流れて
透き通り

両手を大きく
広げてみれば

遠く花野が
開けていく

  *

鈍色空は私の心
鈍色 ...
金属探知機を両手に、僕は金曜日を探している。
只今23:53(THU)、数分後、金曜日は僕に見つかる。
あたりは春
野にいちめんの花も散るのに
舞いおどっては降る
日射しのまにまに
わきあがる水の記憶

たおやかに鎮められた
あぶくが
とどまっている
硝子細工みたくしんとして
萌ゆる ...
ビアンキの
クロスバイクと
お前ごと
ガシャガシャ倒し
奪う唇

























...
アンダーカバーオブザナイトで






もう沢山だってのに




2020年にもなってまだ
...
影の自由を伸ばして
私の弓は折れてしまった
占いの結果が判らずじまいだったけれど
私はそれでもいい
弓がかわいらしいから
鏡の前に座り
頭髪のパーマを
光の弓矢で梳かす

光を照ら ...
テーブルをはさみ
仲良く話しながら食べ
じゃぁまたと手を振っても
あなたは見えない

藤の花を愛で
ウイルスを怖がっても
連休はたいくつねと言っても
近くで笑顔を見せたのに
あなたは ...
夜陰に
静けさの
微かに揺れ動く

ベッドを囲む白壁から
白の色 剥がれ漂い出し

微かに振動する
静まり返った
四方空間に

彷徨い落ちゆく白の色の
帰着すべき基体の不在
...
世界は水晶を透過したかのようにどこか輪郭を甘くして、副作用で冷えた俺の身体は冷蔵庫の果物みたいだ、生来的なペインに砕かれた午後の欠片、台所洗剤がバラす油のように居なくなる、ラジオで聞いたコクトー・ ... 今朝、湯沸し器がこわれました。
寒暖差という季節の魔術にかかったようです。
明日、修理にくるそうです。
マスク洗っておこうとおもいます。
湯沸しポット付近のハエは、
あいかわらず元気 ...
お土産もないのに
何故だか安心してしまう
帰るだけの道に
口笛を外れたメロディが
天使の輪っかを逆さまにすると
雨が降り始めて足を止めた
屋根が欲しいなトタンで良いから
ついでに君の家を ...
旅立ちの日
真夜中に起きて
支度を始める

早朝に出る
少しでも充実した
1日にしたいため

同行してくれる妻はおしゃれに余念がない

不要不急のレジャー、されど
心の洗濯に ...


光を食べてよ 
と 海に沈んだ
螢烏賊の僕は
云う

螢烏賊が
水を跨ぐ
海底の螢烏賊は
静かに光りはじめる

光が水で 薄暗くなる
それでも
僕の光は
周りの群へ ...
棚から無くなってしまった45X円のサラダ

他の商品が代わりに入っている

千切りキャベツとブロック状にカットされた豚肉

そこに、ナッツが散りばめられて

噛んだときに、コリッと弾け ...
読書、
ビール、
泣く、
怠ける

何もかもうろ覚え、
なのだけれど、
これは、原節子が好きなこと、だそうで、(だったと思う)。
それで、
僕はとても感動したのだった。

だ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
坂町夏川ゆう自由詩420/5/2 4:49
5の月。ラムネ自由詩220/5/2 2:55
スフレはるな自由詩320/5/2 0:54
未完の僕たちシホ.N自由詩120/5/2 0:33
サイダー、ふたつナンモナイデ...自由詩2*20/5/1 19:13
うんざりだ花形新次自由詩420/5/1 18:49
蜘蛛は蜘蛛と戦う竜門勇気自由詩2*20/5/1 17:57
音の速さにゃんしー自由詩120/5/1 15:42
名を与える凍湖自由詩320/5/1 15:36
詩集を作ることについて木葉 揺散文(批評...6*20/5/1 14:00
おもいだす水宮うみ川柳020/5/1 12:35
風のテラス草野大悟2自由詩120/5/1 8:18
魔法ミナト 螢自由詩2*20/5/1 7:30
世明けトビラ自由詩1*20/5/1 6:00
たそがれの神なき時代でも秋葉竹自由詩720/5/1 3:42
呆(改訂)ひだかたけし自由詩520/5/1 3:14
金曜日クーヘン自由詩4*20/4/30 23:53
花環むぎのようこ自由詩120/4/30 22:49
日曜日の午にTAT短歌020/4/30 22:25
ゴーストタウン自由詩2*20/4/30 21:53
時の弓船曳秀隆自由詩120/4/30 19:56
おあいこもちはる自由詩120/4/30 19:35
白のイマージュ(改訂)ひだかたけし自由詩420/4/30 19:09
寄生虫の頭を捕まえて喉から引き摺り出すホロウ・シカ...自由詩1*20/4/30 18:14
四月最後の朝ナンモナイデ...自由詩3*20/4/30 13:49
帰り道の詩ミナト 螢自由詩120/4/30 7:40
旅行に行こうよ/即興ゴルコンダ(仮)提出作品足立らどみ自由詩220/4/29 21:29
光を食べてよ と 囁く螢烏賊(ほたるいか)船曳秀隆自由詩220/4/29 19:31
45X円の消失asagoh...自由詩320/4/29 18:43
読書、ビール、泣く、怠けるはだいろ自由詩320/4/29 18:03

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