ガラスを壊したのが
三十年前だとするとその頃から
死ぬのが決定付けられてた
優勝、
一言で終わる
それが
息を飲み
目を触る
松の木の肌を剥がす
松脂がついた手すりを思い出し
思い ...
交差点で行きかう人を 市バスから眺める
私には気付かずに
けれど 確実に交差していく人の、
行先は黒い地下への入口

冷房の効きすぎたバス
喋らない老人たち
太陽に乱反射する高層ビルの窓 ...
あなたの望む
あなたにおなりなさい

例えば雪のように
柔らかく白く
降り積もりなさい

やがて踏みにじられ
汚されて逝く
その傷や痛みを
涙や嘘で繕うのです
...
年末の庭に放置された大量の菊が
霜が降りる毎に人を誘う手をみせる

いつか燃やさなければ片付かないね、と
そればかり気にしていた母の、
指の第一関節はガンジキのように折れ曲がり
小さく縮ん ...
青空が見えている

静かだ

青空を見ている

静かに


呑まれていく
わたし


青空が見ている

静かに
幻のような毎日だったけど、

きみの言葉に在った感情だけは信じられた。

あの日僕が書かなかった、無いことにした気持ちみたいに、

この影のなかに、いつまでも残っている。
クソ自称詩人の吐き出すクソ言葉モドキは
いつだって
市井に生きる人々の
普通の生活に根差したものとは違うから
「暇こいてんならイタリアにでも行って
世の中の為になんかしろ!
出来ないならク ...
重いテーマじゃない詩は軽いと誰かが言う
震災、津波、原発、自殺、貧困、差別、
そういうものを扱わなければ詩じゃない
そういうものを書かなければ詩人じゃないと
重いテーマを重い言葉で綴った重い詩 ...
僕は、その{ルビブラックジョーク=騒音}に対して

  {ルビ笑=嗤}うことすら、できなった
 僕は歳をとった。

 もちろん生きとし生けるものすべては、常に老いているわけだけれど、ある時から、肉体はそれ以上成長することをやめ、ゆっくりと衰え始める。空に放ったボールが高く高くあがりながら、 ...
背中に流れる景色に
音楽が追いついて感じている
映画のラストシーンみたいに
誰かと出会って街に馴染んで
白いケーキで髭を剃るだろう
夢を見てしまう今日を逮捕して
日付けが変わるまで話し続け ...
十三歳
中学生でした

担任の男性教師は怖い先生でした
柔道部の顧問をしていて有段者でした

先生の口癖は
人間は感情の生き物だ
でした

その言葉が出ると
クラスの中の誰かが頬 ...
産まれる寸前に切符を渡されました
渡されたと言うか
無理矢理握らされました

それから強く背中をおされたみたいで
その勢いで
改札口通り抜けました

そしてそのまま押されながら
駅舎 ...
行きつつも 戻るこの道 晴れ間見ゆ
  どのみち定めも 知ることはなし

どうすれば どうすればこそと 迷う吾も
  思うことをば するなりとせよ

定まらぬ それ故にこそ 人生の
   ...
朝の始まりには いたって鳥が鳴き
雲がまだ暗い空を覆う
ゆっくりと始まる一日に自然と頭を下げる

随分と長いこと眠っていたようだ
あれからどのくらいだろうか

いくつ寝て いくつ眠れなか ...
パパが偉人をほめるとふぅんと聞く

当時の社会情勢や趨勢を凄く読んでいる
と語気を強めるパパに

ほむほむと首肯する
パパは今の情勢も趨勢も読めていないのであるが

こうして現代、偉人 ...
 お父さん と お母さん
 
 経営者 と 中間管理職

 ツアーコンンダクター と 団体旅行者

 リズムとメロディー

 組み合わせ次第では心地よくも

 もしかして不快 ...
強烈にどうでもいい事を書こうと思う。って、別に狙って書いた訳ではないのだが、。純粋に昔から疑問で誰かに聞きたかったが聞けずに今日まで来た事を書こうと思う。思 ... 流れていく
どこまでも
雪のカケラに
跳ねながら

冬の夕日は
冷たく悲しく
最後に見た
涙によく似てる

公園の噴水が
夕日を集めて
花火のように
水面で踊ってる

星 ...
レースフラワーの妖精が
恥ずかしそうに
真っ白な雪で作った

優しく美しい六花を
ワンピースに飾って
雪の精を気取ってみる

白い白い小さな花の束
手を伸ばして
一生懸命抱えて
...
桃の花が咲いた
雛人形の頬の色
お姫様の唇のような

二人並んで
庭の桃を見てる
狭い箱から出されて
眩しい世界を
少しづつ分かち合う

桃色に透ける羽根が
いくつも飛んでいる
...
人は両手と両足で星になり
重なる時に同じ名で呼ばれる
共に歩んで本気で励まして
マッチ棒が倒れないように
生きて来た今日までに火をつけよう
誰かに心配かけても良いんだ
いつも約束は一本ずつ ...
1.
「君は、今日から俺だ」
小さな箱にソレを隔離して
手だか足だかがちょこんとはみ出している
「ソレは、コッケイだ」

2.
たぶんどこへやっても死なない
ただし抜け出せはさせない
...
夜のセミは、あたかもうるさいように
僕と、遠く離れた君の見えない空気を
同時に吸いながら、夜景を眺める
一つだけ、約束をした手紙は
未だ、君を締め付けてはいないかい
雑草がサワサワ 近くに何 ...
太陽の中の受精卵が
笑ったり怒ったりしながら
こっちを見ている

(周期不安定な回転運動)

念仏を唱える君
私は狂ったように笑う

本当の暖かさを忘れた春が
待ちわびる正真正銘の ...
巨大な古木の湾曲は
幹から枝へねじれを伴い
陽光
葉から地へ
木漏れ日となる

朽ちようとも
折れ
枯れようとも
ねじれは残る

虫の子守り歌
ズズンと横倒れ
いびきをかく
...
僕はゴミを出しに行く
君は朝ご飯を作る
お互い家事を贈り合って
平凡な生活を稼働させている

僕は車の運転をする
君は行き先のお菓子屋さんを調べる
お互い労力を贈り合って
平凡な休暇を ...
しずかな雨音をさせながら
はじめての春にふる霧雨は
朝のおそくに目ざました人らに
つめたい感覚をよびおこす

寒々しい白色の{ルビ硝子=ガラス}戸のおくに
私の茶の色の{ルビ瞳=め}のただ ...
緑いろの丘々を撫ぜながら
思いがけない海からの風は
波たちの起こすさざめきをともなって
私たちの陽溜まりへとどけられる

草葉のかけらを宙に舞わせながら
精霊たちを目ざませながら
何もの ...
{引用=破傷風}
この世界を憂い悲しむ心は知らぬ間に
蜘蛛より細い糸で繋がっている
見たことも触れたこともない天の何処かと
教育によって与えられたのではない最初からあった
見えない傷口のよう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
踏みつけの春這 いずる自由詩120/3/22 19:05
転がる為平 澪自由詩220/3/22 17:35
降り積もる雪のように自由詩020/3/22 17:29
白い炎自由詩320/3/22 17:09
空の青と本当の気持ちひだかたけし自由詩620/3/22 15:52
在ったこと水宮うみ自由詩1*20/3/22 14:19
自称詩はブタの鳴き声花形新次自由詩020/3/22 13:57
重さもとこ自由詩10*20/3/22 12:32
    騒   音   千幸自由詩120/3/22 12:25
ボールまーつん散文(批評...120/3/22 10:07
Birthdayミナト 螢自由詩020/3/22 9:40
感謝しない心こたきひろし自由詩220/3/22 8:42
差別と無差別自由詩220/3/22 7:44
生きる刹那に 感じるままに二宮和樹短歌120/3/22 6:23
わたし あなた 夢を描くものとして自由詩220/3/22 5:48
お父さんの言うことにはりゅうさん自由詩1*20/3/22 5:37
リズムとメロディー佐白光自由詩1*20/3/22 1:37
私の人生に横たわる大きな謎TAT散文(批評...320/3/21 23:10
冬の線香花火丘白月自由詩020/3/21 22:43
レースフラワーの妖精自由詩020/3/21 22:42
桃の花の妖精自由詩020/3/21 22:42
星を継ぐ物語ミナト 螢自由詩020/3/21 20:11
ゴキブリを飼うふじりゅう自由詩020/3/21 19:32
それだけ近い自由詩120/3/21 18:01
春光に寄せてTwoRiv...自由詩4*20/3/21 17:50
弔い秋也自由詩4*20/3/21 17:43
バレンタインデー葉leaf自由詩120/3/21 17:28
雨下の幻想大町綾音自由詩1*20/3/21 16:48
海風自由詩1*20/3/21 16:47
壊疽した旅行者 一ただのみきや自由詩2*20/3/21 16:19

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加筆訂正:
壊疽した旅行者 一/ただのみきや[20/3/22 15:02]
数文字修正しました。
3.34sec.