誰でもいつかは
宇宙の銀河へと
帰る日がやってくる
自分のことなのに
その日がいつかなんて
誰も知らない
今日は生きているが
明日 生きている保証は
何処にも、ない
太陽 ...
冷たい手で溺れさせられて
海ほたるの震えが皮膚を傷つけて
何千の光が生み出す凪を
陸地から眺めるカップル
浮き輪を放り投げられて
君の横顔の汚れに気付いた
足音しか聴こえない夢の最中で ...
昔から好きで観ていた番組のひとつに「生活笑百科」というのがある。関西発の堅めのバラエティ番組で、「四角い仁鶴が、まあるく解決!」を売り文句にして主に視聴者から寄せられた法律相談を弁護士がジ ...
絶対なんて いらないから
小指をね、絡めて
ぎゅっと、
夜に穴を掘るように走る
バイクの音が主役になるから
親密な青い空が震えた
テールランプと並んだ螢は
どっちも似たような光だけど
半袖と腕の隙間を作った
その部屋で遊ぶ短い命は
逃れながら ...
辺りを見渡せば意図塗れの言葉を吐いてる魂の貧民窟に住んでるやつら
俺が笑っているのはお前らの自尊心がひどく間抜けで仕方がないからさ
いまその場で誰かをやりこめることしか頭にないんだろう
目先の価 ...
{引用=糸}
絡んだ糸も根気と時間さえあれば解くことができる
だが砂粒のように固く結ぼれてはどうしようもない
ギミックとトリックを切り捨てれば 見えるか
見えないか 糸は揺れ
微風にも抗えず ...
思えば、あの頃からいつかこうなるのではないかと、漠
然と予期していたのだった。あの頃、俺がまだ若くて、
日常の懊悩や苛立ちや、燃えやすい枯れ枝のような未熟
な考えを持て余していた頃から、いつかこ ...
窓のカギが開けられると
蜂が入って来た
村一番の美人である
グドルーンは
普段はスライディングタックルを
決めて男を倒してから
アド(広告)ばかり出していたのだが
今日は違った
蜂が入 ...
5分、うたた寝、あと5分、うたたた寝、もう5分、うたたたた寝。
もういっそのこと、あと5年くらい、うたたた・・・・・たたた寝。
美しい男にはトゲがある
それ相応のトゲがある
女は普通に暮らしていた
普通に化粧して
普通の長さに髪を伸ばして
普通に髪を洗って
普通に髪を乾かした
美しい男にはトゲがある
女 ...
点と点を結ぶための線が
輪郭をはみ出していくような
新しい星を描いた夜は
手裏剣よりも遠くへ飛びたい
金平糖みたいな甘い星が
好きと嫌いとどうでも良いという
わがままなエゴリズムを作って
...
知らない街を夢の中で歩いていた
背後から声をかけられた
ような気がした
立ち止まって振り返ると
自分の知らない誰かが知らない誰かと
偶然再会した様子だった
何だつまらない
自分の ...
空にぶちまけられたビタミン剤の
人工的な着色がキレイでキモい
今年のトレンドは太陽の皮膜で
詩人なら必ずネタにしないとね
偽りの価値観が崩れたあの日は
テーマとしては申し分なかったの
...
【大きな女の話】
さざなみのようなくすくす笑いが船室を満たし、ゆっくりと退いていくのを見届けてから、**夫人は次の語り手を指名した。
「恭子さんもお盛んだこと!わたし、ちょっとどきどきし ...
桜並木が通る町
花見の宴を開くスペースはない
静かな通りを歩くのが好きでした
この町を離れること
君と別れることは
どうしてもイコールでしか表せない
...
キース・リチャードのキー・トゥー・ザ・ハイウェイを聴かせてくれ
憂歌団のキー・トゥー・ザ・ハイウェイを聴かせてくれ
デレク・アンド・ドミノスのキー・トゥー・ ...
誰もいない小学校の裏で
ポタポタと屋根の雪が溶けて落ちる
誰も見ていない小さな花壇で
小さな二色の花びらが朝日を浴びる
新学期の声が遠くから聞こえてくる
雪を踏む足音が近づく
...
小さな赤い長靴を履き
キンカンの実を大事に抱え
嬉しそうに歩く女の子
子供には大きな袋に
たくさんの金柑が揺れている
頬のようなオレンジ色
太陽の赤ちゃんのような
小さくて丸くて ...
海の見える小高い丘
小さな貝殻細工の
可愛い蛇口
潮風が染み付いたベンチから
ペンキの赤い欠片が
公園のあちこちに落ちて
砂と交じり合いながら
なにか言葉を探すように
花びらを ...
風船をもったむすめがわあわあ泣く。
さまざまな色の細長い風船を、ねじったり束ねたりしてつくられていく傘や動物や花束。(空気を包んだゴムたちの)。
娘がつくってもらったのは大きな傘で、柄の部分は ...
全ての喪失は流れていき
乾き切った胸奥に
氷食地形の
研磨された岩石の如く
哀しみの蒼い窪みだけ
鋭く冷たく穿たれる
(愛は
私の中にある
思いを伝達しようとする
すべての努力を ...
人は真面目なのだ
長い文章を見ると
読むのが面倒だと思う
だけれど
誰もすべて読めなど言っていない
なので
一行だけ読んで
本を閉じた
すると
先生が怒った
それでも僕は
また一 ...
しだいに弱くなってゆく鼓動に
光りが見えているなんて
誰が思っただろうか
視界があるばかりに
見えなくなってゆくものがある
まだ僕らが産まれる前は
全てが輝いていた
闇を創ってきたの ...
もう、行っちゃうの?
悪びれるふうもなく
出て行くんだね
ずっと
ずっとずっと
逢いたかった
昨日までのわたしと
おなじわたしに
戻るんだね
元気だしてって
いわれてもなぁ ...
ひとりぼっち、の人は
ひとりぼっちの景色を
知っていて
遠くを静かにみつめている
たまに夜半の丘に立っては
叫んだり泣いたりしている
眠れば星雲の渦にまかれて
わからない ば ...
目線の高さにあなたが来た時
私は少女なんだと気がついた
遮断機の降りた踏み切りの外に
連れ出されるような熱い視線が
降り注ぐだけで幸せだった
有無を言わせない優しさなんて
矛盾するけれどあ ...
魔法使いが現れて
ランプの精が現れて
願いを叶えるなんて言われたら
何をお願いするだろう
僕の心の穴ひとつ
埋めてもらうなんて
ちっぽけ過ぎるだろうか
でも
ちっぽけな方が良い気もする ...
幸福でないからいいんだな
もし幸せの花束抱えてしまったら
その花束一本だって散らないように
枯らさないように
必死になるしかなくなるからさ
のんびり行こうよ
焦らずに
ゆっくり行 ...
人生の負け犬も
人生の勝ち犬も
最期は一緒だよ
ダスターシュートに落とされて
焼却炉まで運ばれて
燃やされるのさ
果たして俺はどっちだよ
負け犬か
勝ち犬か
人生の負け犬 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
モクズガニ
美空
自由詩
2
20/3/9 1:21
ウミホタル
ふじりゅう
自由詩
0
20/3/8 23:59
バラエティー生活笑百科について
TAT
散文(批評...
2
20/3/8 23:33
小指をね
殿上 童
自由詩
2*
20/3/8 22:46
安全地帯
ミナト 螢
自由詩
2
20/3/8 22:11
決闘か人殺しか(あるいはみみっちい小競り合いか)
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/3/8 22:05
行方知れずの抒情 四
ただのみきや
自由詩
3*
20/3/8 16:30
撃たれる
岡部淳太郎
自由詩
2
20/3/8 15:21
窓のカギ
間村長
自由詩
3
20/3/8 13:34
うたた寝
クーヘン
自由詩
1*
20/3/8 12:57
美しい男には
こたきひろし
自由詩
3
20/3/8 10:26
三角定規
ミナト 螢
自由詩
4*
20/3/8 9:30
知らない誰かが知らない誰かを
こたきひろし
自由詩
2
20/3/8 7:09
美しい国の詩人たち
もとこ
自由詩
7*
20/3/8 3:11
デカメロン
アニュリタ
散文(批評...
2*
20/3/8 2:39
この街を離れます
佐白光
自由詩
2*
20/3/8 1:33
心臓に咬みつかれて
TAT
自由詩
2
20/3/7 23:16
サイネリアの妖精
丘白月
自由詩
2
20/3/7 22:33
キンカンの妖精
〃
自由詩
1
20/3/7 22:32
虹をつかまえた猫
〃
自由詩
2
20/3/7 22:31
メモ
はるな
散文(批評...
3
20/3/7 20:01
燃やす(改訂再録)
ひだかたけし
自由詩
3
20/3/7 18:58
面倒
きみのてを
自由詩
2
20/3/7 18:34
見えなくなってゆくもの
〃
自由詩
1
20/3/7 18:28
風邪
立見春香
自由詩
3
20/3/7 16:59
ひとりきり
帆場蔵人
自由詩
17*
20/3/7 16:04
アイネクライネ
ミナト 螢
自由詩
2
20/3/7 9:39
ちっぽけなお願い
卯月とわ子
自由詩
2
20/3/7 9:36
幸福でないからいいんだな
こたきひろし
自由詩
1
20/3/7 9:20
ノイズ
〃
自由詩
4
20/3/7 8:56
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
加筆訂正:
デカメロン
/
アニュリタ
[20/3/8 18:43]
水谷氏の服装について、追記しました。
3.76sec.