紫の
ジョジョの背表紙
手を伸ばす
ハムとワインと
ベリーとナッツ
フリッパーズ・ギターは
『全ての言葉はさよなら』のなかで

{引用=分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ}

と歌い、

若い頃は、本当にその通りだと思ったし、その歌詞が身に沁 ...
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ...
山あいのさみしい川べりの
物置小屋の青いトタン屋根の上に
紅葉したもみじが
五六枚かかっていた

大町の山間部の秋は
ダム湖の水面に近い方から色付く
楓が黄色く
イロハモミジはわずかに ...
また夜が来た
今日もまた
蠢く闇が迫り来て
私の意識を剥奪する
恐怖の時、広がって

ざわめく空間の鼓動は荒く
不動の尖塔は時を串刺す
徘徊する黄色い犬達の
赤い舌がぬらぬら波打ち
...
土間に転がる
わたしはじゃが芋
眠っているようにも
死んでいるようにも見えても
頃合いを待っている

話し声が通り過ぎていく

ある朝
蓄えた力で
にょっきっと
芽を出す
やが ...
不安という重荷をおろせば
溢れてくるのは感謝
恐怖という重荷をおろせば
溢れてくるのは喜び
危機は去り
つかの間の平安の中で
天使たちの声を聞いている

新たな火種がすぐに来る
死神 ...
たとえば
並び歩く二人が
気を置かずに話している
一方が振り向くとき
他方も同時に振り向いている

たとえば
双子が同じ夢を見る
電話でその話をするとき
互いの脳裏にはありありと
...
かぐや姫が月に帰った
日本最古の物語は
語り継がれ

いにしえの人びとは
みな

月に住む人たちを
信じ

その恐ろしいまでの
力を知っていた

今の世は

信じる者は
...
鳴る斜陽逆光のなか浮かぶ魂きみしかいないきみしかいない

神さまに見えないように愛しあう燃える背骨をぴたりとつけて
ポトスを東側の窓辺に置いて眠るといいよ。
ポトスのポストに、朝陽の小包が届くから。
 八月中旬から十月初旬まで、延べ十二日間の登山道や古道整備に出向き、そこそこの賃金を得た。夜明け前にヘッドランプを照らし、山道に分け入る時の締め付けられるような嫌な感じを幾度か重ね、ようやく解放された ... 何年かぶりに新聞を読んだ。明治6年創刊の『信濃毎日新聞』一面の左下、敬老の日を報せる日本国国旗の隣に、お題に寄せて写真を投稿できる(こと映え)という名物 ... いずれ俺もたつヒトになる
から
ならざる得ないから

それまでに人生の収支を零にしてから
尚かつ足し算をして
遺したいと家族に宣言したのは
つい昨夜の事だった

先月無事に住宅ローン ...
永遠じゃあないのに。ギフ、 この世界には
見えるものと
見えないものとに分かれている。

授業と授業の間の休み時間
便所に小便を垂れに行ったら
偶然隣りの便器に立った上級生は札付きの悪だった。
いきなり声をかけてき ...
この花を満たすのは
オレンジ色!
まっすぐと大地から
花びらを八方へのばし
先っぽから力強い
生を世界へ
流しこむ

いま目覚めた風は
遠くのきみへ伝える!
きみは何色を
咲かす ...
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでも灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄い膜の内 ...
何にも書きたくないや

そんな日もあるよ

言葉が便秘気味なんだよ


ああ、わかった
言葉gaばんばか降っているときって
言葉下し気味なんDa

そうそう、はよ寝よう、はよ寝よ ...
広大なエレベーターホールはのっぺりと
俺はアミューズメントの5Fへ向かう
堕ちていく最上階から
剥き出しの不安を抱え

徘徊する人人人
無表情が近接しざわめき立ち

伝わらない
伝わ ...
枯れた樹木が
腐って落ちるように
あなたは居なくなった
あしもとには
かさかさの
かけらが残るばかりで

死んだから永遠
なんて
わたしは
疼く血が好きだから
そんなもの
信じ ...
渋った風が吹き込む。
自分の肺はよいよ疲弊する。
謙遜や寛容を排した言葉などもうたくさんだ。
一服の茶を濁す豪華さなどいらない。
満ちた月に
理屈はいらないように
満足した人に
口はいらない

だからかな
あんまり
満足してしまうと
心許なくなるのは

三日月のシャープさ
とても贅沢だね

うまくいえな ...
命がふわりと浮いている
軽く握ってしまえば
潰れて消える蚕のように

歯車は簡単に壊れる
ぎゅっと捻ればそれは
簡単に歪んでしまうのです

命は燃えながら、前を見据えて
必死に走り抜 ...
この棺桶はきゅうくつで
けれども
そらは紺碧透明
  
 (小鳥のに、さんを棄てている)

こんじきの比喩や
空明のかぜの詩
それを〔私〕はみたけれど
 
(もちろんそれはそれでと ...
恐怖が去って
生きていることに感謝する
何も出来ない私のために
天使たちが駆けずり回って
大きな慰めの中に囲い込んでくれる
外は冷たい雨が降り
悲しみが満ちているけれど

生きていくの ...
{引用=猫}
雨色に染まり
濡れそぼつ猫のよう
辻を曲って忘れ物
取りに戻ってそれっきり
溺れるほどにこらえ
秋桜 斜めに見やり





{引用=病葉}
山葡萄は美しく病み ...
{ルビ8 0 f ) g 5 y 0 n f t j 0 w q g n ж=カ ネ ヲ オ ロ シ タ}


{ルビt a p f y a t n a | 5 a u 0 n 8 y=ジ ...
 掃除機をかけていたら

 蜘蛛が突然現れる

 一瞬吸い取ってしまおうかと思うが

 愛嬌のある動きに手が止まる

 午前の蜘蛛は縁起よいなどと聞いたことがあるし

 忘れか ...
ナンと呼ばれようがナーンと呼ばれようが
皆さんは私のことを勘違いしているようだ

私の姿がお面のようで雲のようなものだと
それが定形で適切で妥当ではなかろうかと
勝手に思い込んでいるが待って ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
紫のジョジョTAT短歌020/10/18 23:25
フリッパーズ・ギターは佐和自由詩120/10/18 22:37
スパーク梅昆布茶自由詩1320/10/18 22:15
チェーン脱着所にて道草次郎自由詩8*20/10/18 20:49
恐怖の輪郭ひだかたけし自由詩420/10/18 20:05
刻々ともちはる自由詩3*20/10/18 19:59
平安の中で無限上昇のカ...自由詩620/10/18 19:04
我らの言語はいつも爆発しているにつき自由詩3+*20/10/18 15:01
月に住む人st自由詩220/10/18 14:05
a星染短歌020/10/18 12:46
ポトスクーヘン自由詩3*20/10/18 12:21
伐採山人散文(批評...5*20/10/18 9:35
一日遅れの敬老の日道草次郎散文(批評...3*20/10/18 9:13
たつヒトも後を濁さないこたきひろし自由詩420/10/18 7:34
10月18日(日)もっぷ自由詩120/10/18 7:21
遺伝子こたきひろし自由詩420/10/18 6:39
コスモスフリーダム自由詩1*20/10/18 6:01
現〇夢ひだかたけし自由詩820/10/18 0:49
オセアニアでは整言剤飲むほどでもない 秋也自由詩020/10/17 23:55
アイスクリームひだかたけし自由詩520/10/17 21:45
すぐに乾いてしまううたホロウ・シカ...自由詩2*20/10/17 21:16
渋った風ナンモナイデ...自由詩1*20/10/17 20:55
詩と三日月道草次郎自由詩320/10/17 20:50
命は軽くて美しい月夜乃海花自由詩2*20/10/17 20:41
鳥へ道草次郎自由詩4*20/10/17 20:23
我儘無限上昇のカ...自由詩120/10/17 18:59
終日秋桜寝る子も起こすただのみきや自由詩3*20/10/17 16:59
y 0 | h p g h墨晶自由詩020/10/17 12:36
蜘蛛におはよう佐白光自由詩1*20/10/17 11:17
ナンのスタンスブルース瀬戸...自由詩1*20/10/17 10:50

Home 戻る 最新へ 次へ
841 842 843 844 845 846 847 848 849 850 851 852 853 854 855 856 857 858 859 860 861 862 863 864 865 866 867 868 869 870 871 872 873 874 875 876 877 878 879 880 881 
加筆訂正:
オセアニアでは整言剤飲むほどでもない /秋也[20/10/17 23:56]
パレード聞きながら
3.91sec.