人にいい顔を向けることが出来ないし
わるい顔もできない
被害者面ならできる
破れたジーンズを
めくる風だった
膝の頭を
この世に覗かせて
撫でられるのか
食べられるのか
分からないまま
アップリケをした
人を笑った
何が怖いの
誰の真似なの ...
今日は雲の流れが速い。
または僕の血流が遅い。
ふとChagallの“恋人”を観たいと
新幹線のグリーン車に乗り
倉敷の大原美術館へと向かう
じっとその絵の前でChagallならではの
黄緑色をじっと1時間くらい観つづけた後
また新 ...
欠けてしまった二枚貝片われさがし
ひとひらひとひら、と夜に鳴き笑う
悲しみが過ぎると諦めがふりそそぎ
空になってしまったら笑うしかない
欠けてしまった
二枚貝、誰もみな二枚貝
ひとひら ...
ふつか連続あさそとにでると
キンモクセイの詩をかきたいなとおもった
なんだかひかりが透明なたそがれみたい
ひとのやさしさはさりげなさ過ぎて
在ることがあたりまえすぎて無視さ ...
扇風機の羽根に
纏わりついた
綿ぼこりが
窓をすり抜けて来た風に
ほつれて
ふうわりと
フロアに舞い降りてくる頃
天秤座のワタシは一つ歳を取ります
プロペラを持っているのに
...
忘れること
それは大切なこと
生きていく上での精神安定剤
また同じ話してる
覚えてないの
許してあげよう
身に覚えがあるはずだから
肩を組んだときの
震えるような気持ちを
伝えられずにいたけれど
それで良かったと思う
あなたが
潰されそうになるのを
ただ見ていることは
出来なくて
がむしゃらに走った
あの季節 ...
詩というものが様々に形を変えながらも生き残っていることは、非常に喜ばしいと思っている。特に最近(といっても一昔前と言えるが)「現代詩」という形で新たに自由に詩を構成出来る分野が発達したことは、純粋に芸 ...
子供の頃から 前編と後編に分けられたテレビジョンドラマを見るのは嫌だった
中編なんてあったら許せない気持ちになった
人生を前半と後半に区切るという難問には 対決する必要なんでない
夜
...
大丈夫。。
俺もあたま痺れてるから
憎まれたり恨まれたり疎まれたり
俺もじぶんの正当化に躍起になって
ロックンロールバンドだと思う
売れないバンドだけどね
こんな感 ...
あなたが泣いている時も
お構いなしに季節は過ぎて
鳥は歌い空に舞い上がり
川の水は迷わず流れ
取り残された気分を味わう
時間の中心に咲けばいい
時間を包むのは季節だから
あなただけの ...
雨は砂時計
いつもそう思う
たまった時間が落ちる
懐かしい匂いがする
良寛の詩に涙するのは
そこに嘘が無いから
まわりくどく何でも一言
別の言葉に置き換えるような
幼稚な発想が無いから
良寛の詩に涙するのは
そこに飾り気が無いから
日常の汚 ...
ある朝、わたしは透明になった。
世界は膝を抱えて仰いだ青空であり
そこへとあらゆるものは落下していた。
それは重力という現象ではなく
存在という重心へと還っていく風景だった。
この風と岩 ...
数百年の時を経て
いにしえの武士(もののふ)が
築いた庭園に今日、遊ぶ
巡る先々で草花や
岩、湖、滝の由来を聞き
ときはゆったりと
豊かに流れる
つい先日まで
一人だったときは ...
車輪 歯ぎしり
笑い すぎる曇
橙色に触れる指
午後の星のはじまり
水の蜂 あがき
音の失いきらめき
泡の浪 痛み
報われない 複眼
夜に鳴る紙
さざ ...
先週の土曜日は、何の予定もなかったので、午後からワールドカップ ラグビー、大相撲、映画と久し振りにテレビの前で多くの時間を過ごした。
映画は、三谷幸喜監督の清洲会議を観た。僕が現在住んでいる清須 ...
ラーメン屋さんで
割りばしが
綺麗に割れなかったので
死にたくなった
あぁ、なるとの渦に
引き込まれる
飛び降り自殺をするには
飛び降りる勇気と
死ねるという自信が
ないとい ...
子を叱る母の帽子に赤とんぼ
バスを待つ頬の産毛に光差し
空軽く{ルビ眼=まなこ}を{ルビ纏=まつ}る金の糸
借りた本から押し葉の栞おちて
蔦燃える窓に映るは誰の影
...
五円玉に麻紐を通したペンダント。
母に馬鹿にされ、小さな家出、幼き夕方。
どぶ川に浮かんで漂う人間のクズ
何処かで殺害されてから深夜に運ばれて川に投げ込まれた
と推察された
男には相応しい死に様だった 誰からも同情されないだろう
寧ろ犯人は称賛されるに違いなかった
...
その距離は
未だ測れないまま
見つめる星が
見つめ返した夜
瞳の中で
転がる光は
孤独な鉛筆
削り終えたよ
大切なことを
書こうとすると
先へ進まずに
折れる心が ...
la nature morte
夜
鎧を纏った瘦躯は血と灰である
空は 領土の{ルビ虛構=fiction}だった
尻尾がある敎師による
卽興のハ ...
不在にだって好奇心はありますよ
「植物たちの呼吸が羨ましい」
はじまりはその程度だったと思います
その程度のはじまりから
この身体にはひとりでに不在に返る約束が
しっかりとあるのです
...
大地に濡れ
人を買った経済よ
お前はただ無限に略取されればいい
海の押し寄せる血管に
人の声は明け渡され
法規の群れが押し寄せる窓辺に
季節はその最後の一塊を溶かす
ほろ、ほろと
耕さ ...
行き方を聞いても
なかなか辿り着けないくらい
街の入り組んだ場所にある
何十年も前からこの場所で
良い香りを漂わせている
初めて来た時
何度も道に迷ってしまい
通りすがりの人に聞 ...
みんな幸せなんて嘘
笑顔がいっぱいなんて嘘
僕らはどうしようもないから繋がっていて
どうしようもなくバラバラだ
だから福祉は
僕らをどこにも連れて行かない
みんな一人で歩いていって ...
心が汚れるって?
どんな風に
心が洗われるって?
どうやって
なんて愚かな質問
に
答えは存在しない
と
思うわけ
まだ夜が明けきらない朝
街はまだ目を覚ましていな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
顔面偏差値
リィ
自由詩
1*
19/9/29 17:56
夏がくれたもの
ミナト 螢
自由詩
0
19/9/29 13:23
または
クーヘン
自由詩
3*
19/9/29 12:55
或る夜 眺めのいい部屋から
HAL
自由詩
4*
19/9/29 9:41
貝売りの唄
帆場蔵人
自由詩
1
19/9/29 9:26
キンモクセイの詩
函館ドラゴン
自由詩
1
19/9/29 8:40
天秤座のワタシ
まいこプラズ...
自由詩
4
19/9/29 8:27
忘れること
佐白光
自由詩
0
19/9/29 2:13
ノーサイド
花形新次
自由詩
0
19/9/29 2:03
ぽえとーく
ふじりゅう
自由詩
0
19/9/29 0:39
人生の前編と後編
こたきひろし
自由詩
3
19/9/29 0:05
同苦する?
函館ドラゴン
自由詩
0
19/9/28 23:35
あなたは花
丘白月
自由詩
0
19/9/28 22:10
雨時計
〃
自由詩
1
19/9/28 22:09
空っぽの言霊たちへ
〃
自由詩
1
19/9/28 22:07
落下と膨張
新染因循
自由詩
4
19/9/28 20:57
庭園に遊ぶ
日比津 開
自由詩
0
19/9/28 19:57
飛べぬもの 視るもの
木立 悟
自由詩
3
19/9/28 19:15
歴女、恐るべし!?
日比津 開
散文(批評...
0
19/9/28 16:43
飛び降り自信
イオン
自由詩
3*
19/9/28 13:17
真似事――落下する意識
ただのみきや
俳句
1*
19/9/28 13:05
家出
クーヘン
自由詩
5*
19/9/28 12:47
私は私には私とは
こたきひろし
自由詩
4
19/9/28 11:51
ハミング
ミナト 螢
自由詩
1
19/9/28 9:02
物體靈
墨晶
自由詩
0
19/9/28 8:38
不在
ぽりせつ
自由詩
3
19/9/28 8:00
律動
葉leaf
自由詩
2
19/9/28 5:25
古いカフェ
夏川ゆう
自由詩
2
19/9/28 5:25
現代福祉再考
福ちゃん
自由詩
1
19/9/28 1:10
心が汚れるって
こたきひろし
自由詩
2
19/9/28 0:34
854
855
856
857
858
859
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
加筆訂正:
真似事――落下する意識
/
ただのみきや
[19/9/29 15:41]
再度指摘を受けて修正。サヨリの方は孤蓬さんの修正例をいただきました。
真似事――落下する意識
/
ただのみきや
[19/9/29 12:41]
指摘を受けて試しに修正
4.21sec.