{引用=
――水道橋、詩の練習
}
つないでゆく
これから来るもののために
それを信じて
つないでゆく
見極めて
(生き急ぐことなく)
後の者のために
いまこの場所に立 ...
灰色の空を見上げて
最後の雨を待ち続ける間に
きっとアタシたちの歴史は
色褪せてしまうのだろう
気がつけば無音になった街で
みんな空だけを見ている
鳥の瞳で、犬の瞳で、猫の瞳で、
( ...
{引用=梯子}
高く伸びた梯子があった
青い空の真中に突き刺さり梯子は行き止まる
果て無きものに接した微かな上澄み
触れていることすら定かでなはない
その虚無の厚みの中
降り立つ場所もなく ...
眼を凝らして見詰める
根なし草だと嘆く貴女
ゆーとぴあ・りりぃ
恋する乙女
類い稀生る切っ先を
振り回す戦士
鬼百合の馨しさと
鬼嫁の愛妻化を目指し
家を目指した
...
月光螺鈿の庭で会おう
このかなしみは
悲しみでも
哀しみでもなく
ただ透きとおるばかりだから
ふたしかさの中でしか
結べない約束を
たぐりよせるほかに術はないから
月光螺鈿 ...
きりん座の長い首が見える
北回りの夜間飛行が点滅してる
月明かりに見える飛行機雲
夜を一つ下さいな
眠れないのです
本物の夜を売って下さいな
夜を一つ下さいな
夢の入場券を一 ...
庭の隅っこに
忘れ去られた小さな器
雪解けの下から
ブルークローバー
空耳だろうか
寄せ植えの準備は出来たよと
そんな声が聞こえた
妖精の声だろうか
強がりの言葉を交換したら
隠せない後悔にふるえて
愛に凍える雪だるまになる
頬を流れるのは涙じゃない
瞳に降る粉雪が溶けただけ
季節最後の雪雲たちは
冬の尻尾のように消えていく
黄昏 ...
青い夜は低温火傷をしたよ
星の光と瞳を撃ち合い
気持ちがほつれたら糸になって
永遠という文字をなぞりたい
内側に誰もいないとしても
輪っかを投げて電車を走らせる
無数の名前と言葉を乗せて
...
スマホ時刻午前六時十九分
目が覚めたらその時間
連休二日目の朝
日曜日
スマホは肌身から片時も離せない
まるで自分の分身
スマホから得られる情報
スマホから得られる娯楽
L ...
自分は本当の地獄を知らないけど
あそこは少なくともあの頃の自分にとって地獄だった
生き地獄だった
あそこから飛び出して自由になりたいと夢見て
それが本当の自由かはあの頃の自分には分からなか ...
六年も前に交わしたセックスの思い出をまだ、しがん ...
今夜、黒い雨合羽の男が電話をくれる気がしてる。
分厚いタウンページの、僕のページを引き当てて。
たとえあなたをなくしても
それがあいすることならば
さよならをいえる
白いかもめのように
自由なあなたがうつくしいことを
世界じゅうのだれより
わたしは知っているから
たとえあなたに ...
暗くなる空に
探す星
瞳に宿して
喜ぶ君が
眩しいよ
ま〜えに、ある(尊敬するに足る、ホンモノの)詩人さんに褒めてもらった(?)言葉に、(詩想が)『無尽蔵』ってのがあって。
そんな、無尽蔵だなんて人間、いるわけないじゃん、とか思いながら、詩を書いてきた ...
お店にとってお客は神様だけど
神がかった提供をすれば
お客にとってお店が神様になる
子どもにとって親は神様だけど
神がかった能力を出せば
親にとって子どもが神様になる
人は総ての神 ...
仕事が終わった
一日の勤めから解放された
極寒の夕暮れ
車で家へ帰る途中
無性にカップラーメンをすすりたくなって
コンビニに立ち寄った
そこでカップヌードル一つだけ買った
それか ...
賭け事に才能なんて有るわけないさ
て言うか
ないからこそ
一度嵌まると底無しにのめり込む
酒好き
女好き
そしてギャンブルきちがいがいる
この世界には
そんな奴等が掃いて棄てた ...
何から手をつければ良いのか
放って置いたら流されてしまう
甘くて引っ掛かりやすい言葉で
古いアルバムの写真を剥がした
ありがとうは少しずつ溶けていく
さよならはあっけなく消えていく
ひと ...
薄暗いトンネルを抜ければ
明るい陽差しが待っている
トンネルの向こうに
理想とする現実がある
徐々に見え始める
闇は続かない
抜け出せばそこは
光溢れた場所
トンネルを出る ...
お金を差しだす見える優しさと
手を差し伸べる見えない優しさが
同じ価値な訳がない
目に見える物は触れられて
使えるけど
目に見えない物は
姿や形も無く与えられた事も
受け取った事すら気付 ...
2020.2.18.
不一致ばかりだよ なんて言い訳だよな
きっと見逃してばかり
忽然と消えた 運命も偶然も なんて並べたって
現在地は”2020年”だってよ
Yes or No? ...
花は光の粒で創られている
小さな子がお辞儀をするように
朝露は落ちて光に帰っていく
誕生日に買った花瓶
薄く透き通る黄色いガラス
食卓の窓辺に置かれ
水仙が部屋を見渡している
母の誕生日に咲く庭の水仙
可哀想だけど
そう言って摘んでくる
朝の澄んだ霊気を ...
虹に腰掛け紬ぐ
さくら色の糸車
束ねればシルク色
雪解けを待つ芽に
花びらを編み始める
春にお似合いの色で
焼き立てのフランスパンを一本抱えて歩く帰り道。
ライフル銃の、その銃口から立つ、香ばしい小麦の香。
死が個々の匂いを失って、
腐乱という可視光線の屈折が、ただ
広々としたコンクリートの壁にその染み
ともならず、うつり行く走馬灯の懐かしみにも馴染めず
哀れにも雨曝しの自己の内部へ突っ込む。
...
水に濡れたまま
雨にうたれている
妻が傘の下からタオルをくれる
いくら拭いても
濡れタオルだけが増えていく
妻は可愛い人
こんな時でも傘には入れてくれない
濡れタオル屋でもや ...
降りていく
夜空の底へ
降りていく
瞼を閉じて
降りていく
やはらかなそこへ
そこなきそこへ
はらはらはらはら舞いながら
やさしいことのは散らしながら
降りていく
宇宙の底 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つないでゆく
岡部淳太郎
自由詩
2*
20/2/23 18:23
最後の雨を待ってる
もとこ
自由詩
9*
20/2/23 16:34
行方知れずの抒情 ニ
ただのみきや
自由詩
4*
20/2/23 16:07
想像の地
藤鈴呼
自由詩
0
20/2/23 15:10
月光螺鈿の庭で
塔野夏子
自由詩
2*
20/2/23 12:26
きりん座
丘白月
自由詩
2
20/2/23 12:16
ブルークローバーの妖精
〃
自由詩
0
20/2/23 12:15
愛が治った日
〃
自由詩
0
20/2/23 12:15
プラネタリウム
ミナト 螢
自由詩
2*
20/2/23 8:05
スマホ時刻午前六時十九分
こたきひろし
自由詩
3
20/2/23 6:47
電脳の世界から広がる世界
千幸
自由詩
0
20/2/22 22:25
かじかんだ指をあた
TAT
短歌
1
20/2/22 22:01
ページ
クーヘン
自由詩
4*
20/2/22 21:35
野ばら
うみ
自由詩
1
20/2/22 19:21
一番星
卯月とわ子
自由詩
0
20/2/22 18:11
ごめん。私、『無尽蔵』なもので。
秋葉竹
散文(批評...
1
20/2/22 14:01
逆に神様
イオン
自由詩
3*
20/2/22 13:36
カップラーメンをすすりたくなって
こたきひろし
自由詩
2
20/2/22 9:06
俺の書くものは零点でいいからよ
〃
自由詩
0
20/2/22 8:15
クリームソーダ
ミナト 螢
自由詩
0
20/2/22 7:51
トンネルの向こう
夏川ゆう
自由詩
1
20/2/22 5:30
色透明
リィ
自由詩
1*
20/2/22 1:55
点滅
余韻
自由詩
0
20/2/21 23:04
光生まれ
丘白月
自由詩
0
20/2/21 21:29
水仙の妖精
〃
自由詩
1
20/2/21 21:28
紬ぐ妖精
〃
自由詩
0
20/2/21 21:28
フランスパン
クーヘン
自由詩
2*
20/2/21 21:12
逢うべき者は誰
非在の虹
自由詩
6
20/2/21 20:08
濡れタオル屋
たもつ
自由詩
13*
20/2/21 19:38
夜底
ひだかたけし
自由詩
4
20/2/21 18:32
867
868
869
870
871
872
873
874
875
876
877
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
905
906
907
加筆訂正:
エンケラドス支局第一報・海王星行き旅客船宇宙海難事故・放送原稿
/
北街かな
[20/2/23 1:29]
2020/2/23 全面的に修正
3.96sec.