喉にやまびこが届かなくなって
トンネルの前を近道するよ
錠剤みたいな苦さも持たずに
ミントのトローチ優しく積もり
熱で溶けたのか舌で溶けたのか
喉が帽子を脱ぐまで舐めていた
挨拶ができるよ ...
ズボンの下にスカートの下に
ヒトは何でパンツを穿くんだ
そしてせっかく穿いたパンツを
何で脱ぐんだ
ズボンの下にスカートの下に
あるパーツは
そんなに特別なのか
そこは
凹凸の ...
ねえ
もうこの声は届かないのでしょうか?
無機質なメールだけが貴方の存在を教えてくれた
もう
冷たい文章もいくら待っても届かないんですね
わたしの指先も冷えていきます
ねえ
不自由な ...
娘よ
お前の遺伝子に
私の劣性が伝わらないかと危惧していた
訳じゃない
そんな事気にかける余裕なんてなかったよ
私は働く事に必死だったんだ
働く事で得られる生活の糧
そこから涌き ...
どんな恋愛も
ドラマのよう
魅力的な出来事が
重なるようにして
目の前に現れる
ドラマで見たような情景が
今目の前に映し出される
あなたのその瞳が
キラキラしていて
幸福 ...
生きている
だけでいいんだまるもうけ
もしも食べずに生きてられたら
そんなわけ
じつはないからがんばって
泣かないように慎重になる
星降る夜
昼間に降った雪の ...
今日も
なすのぼけ雑炊が
ひなたにおる
雨みたいな顔して
途中のことが思い出せないから
今があやふやになって
こんなに寒いのに
ガラス越しの太陽が照ってる
あったかいからちょっと
ガ ...
夜の列車に乗ると
窓に映る自分の顔が
なぜあんなに
悲しく見えるんだろう
色あせて
薄ぼんやりした
古いフィルムみたい
これ誰だったっけ?
って思い出す
昔の友達みたい
ナニカガ ウマレ ソウダ
言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル
夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟、汗流し
その頃青大将 ...
お肉屋さんで牛肉一五〇
切り落としであんまり見栄えはよくないけれど
赤く染まる白く映える
霜降りふりふりお尻ふり
じっとり牛脂
快感弾けるフライパン
にんにくと大葉を刻んで
大根をおろし ...
西宮神社で行われた
福男を決めるレースを
テレビが取り上げていた
一位になった男は
俺と同い年くらいの
体育教師だった
赤い服を着て
途中からは独走状態
ゴールをすると
勢いを ...
頬杖が似合うようになったら
ここにおいで
と
贋物たちが微笑みかける
ごめん
まだ
もうちょっとだけ
真実とやらを見てくるよ
ふりかえるな
ふりか ...
従者の祈り
其は虚慢に非ず 神より賜りし巨万の富。
人たりながら 人の世に生き難い者
神の子でありながら 兄弟に拒絶された者
また 神の慈しみを奪われた者 その者なり。
我が神よ 貴 ...
深く森の闇の香りがします
行き過ぎてゆく人に言葉をかけたりします
つまらない世間話ですけれども
視線はいつも痛いものです
いくどもえぐられているような不安定な
でもそれが欺かれていた ...
今日の別れが
永遠のさようならに
なるのかもしれない
そんな思いが過るので
玄関の外に出て
あなたはそんなにも
手を振るのだ
今日の別れが
最後になるはずがないという根拠など
...
私たちは、星と星とを線でつないで、名前を付けることができる
撃鉄を起こし引き金を引いた
でももう弾は残っていなかった
翔べ
高く翔べ
翼よ
光の方向へと
ただ翔ぶがいい
哀しみも苦しみも
高く飛ぶための突風に過ぎない
高く高く
翔べよ Fly highー
太陽光線
待っていた
太陽光線を
願わくばその明るさで
私の全人生を照らしてくれ
太陽光線とは先生
私の人生を照らすのは
先生の思想と哲学と行動なのだ
耳を重ねると本になるから
どのページを開いても忘れない
夕焼けを閉じ込めたあの海で
貝殻よりも柔らかい関節が
光を貰って耳たぶを落とし
抱きしめるたびに噛み付いたね
瞬間接着剤みたいな夜が ...
空には嘘を付けない気がする
ネックレスの鎖が切れても
また繋ぐような水色の風に
出会ったことがあるから
人の間に生まれる絆も
ずっと信じて良いのかな
雲の切れ間に鏡を持っていて
互いを照 ...
何回も何回も切る、封を切る、届かない手紙みんな死ぬのに
冷凍庫にしまったはずの夜
誰かに盗られていた
一切れも残さず 影も残らず
切ないことの一切が
夢のように沁みる
不確かな確かさが
心の蔵に突き刺さる
あなたに会えてよかった
それすら切なくて
命が海に浮かんで空を見てる
目覚めるような文章や言葉が書きたかった
今という記憶に埋もれた感性を呼び起こすような
『嗚呼、そうだったね』と涙するような
春の中に芽生えた秋を育てるような
そんな言の葉を 今も
初詣の足を止めて人々の絵馬に目をやった。
僕に見られたせいで、それらの願いは叶わない。
部屋のなかの折れた櫛を
覗き込む鴉
鉄格子 窓
鉄格子 窓
鏡を照らす鏡
夜を囲む夜
目が痛む 息を吐く
雪が止む
夜に切る爪
赤い中指
罪人の樹の ...
花咲く音が聞こえたら
それは妖精の歌
花びらに書いた聖書
波のように繰り返す
光る風の笑い声
コラールの旋律
ミツバチは音譜を持って
蜜と交換に出かける
魔法をかけられた
蝋細工の妖精
透き通る黄色い妖精
暖炉の上に飾られる
すきま風は雪女の歌
暖炉に置かれた香炉
春の匂いだけが生きて
溶けていく妖精の羽
臘月の魔法は新月か ...
うつむいて祈りながら
雪に溶けてきえる
純水だけをのこして
泣きたい時は涙すればいい
それは妖精が残したものだから
瞳は人間の花だから
清められた白いロウソク
心のひび割れに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
工事中
ミナト 螢
自由詩
2
20/1/11 8:33
くだらない詩だけど
こたきひろし
自由詩
4
20/1/11 8:23
ねえ
卯月とわ子
自由詩
3
20/1/11 7:38
優性と劣性を兼ね備えてヒトは人になれるのさ
こたきひろし
自由詩
3
20/1/11 7:21
ドラマ
夏川ゆう
自由詩
3
20/1/11 5:00
宇宙(そら)よ
秋葉竹
短歌
6
20/1/11 3:11
なすのぼけ雑炊
次代作吾
自由詩
1
20/1/11 1:22
ゆうれい
ガト
自由詩
2*
20/1/11 0:27
在るの根っこ言葉の根っこ(改訂再録)
ひだかたけし
自由詩
4
20/1/10 22:25
贅沢お肉
灰泥軽茶
自由詩
2
20/1/10 20:27
福男
mmnkt
自由詩
0
20/1/10 20:21
ミシガン・レリックス 4
AB(なかほ...
自由詩
2
20/1/10 19:57
エゴ・エリスⅠ 従者の祈り
PAULA0...
自由詩
1*
20/1/10 19:56
杳香
ナンモナイデ...
自由詩
7*
20/1/10 19:35
今日の別れが
Lucy
自由詩
3*
20/1/10 18:46
光年
水宮うみ
自由詩
2*
20/1/10 18:07
殺意
HAL
自由詩
7*
20/1/10 17:49
Fly high
渡辺亘
自由詩
0+
20/1/10 17:44
先生の哲学は太陽光線
〃
自由詩
1
20/1/10 16:27
ハートステーション
ミナト 螢
自由詩
2*
20/1/10 14:59
フェイクファー
〃
自由詩
3
20/1/10 14:44
a
星染
短歌
0
20/1/10 14:01
夜
きみのてを
自由詩
0
20/1/10 12:55
一切
〃
自由詩
0
20/1/10 12:55
目覚め
〃
自由詩
3*
20/1/10 12:55
叶わない
クーヘン
自由詩
3*
20/1/10 12:52
冬とまばたき
木立 悟
自由詩
2
20/1/10 9:52
春の楽譜
丘白月
自由詩
0
20/1/10 6:59
ロウバイの妖精
〃
自由詩
0
20/1/10 6:52
スノードロップの妖精
〃
自由詩
0
20/1/10 6:51
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
817
818
819
820
821
822
823
824
825
826
827
828
829
830
831
3.97sec.