星の表面に無数の星があった
消失する約束を見送っていて


余白の海にただよう文字たち
それがきみの星かを知らない


時間は立ち止まる風が生きる
部屋に焼きついたきみの寝言

...
その堤防は黄昏に
染まる海の静かな波の音に
つつまれていた

おだやかな心象風景のなか
ふたりだけが
迷っていた

それは
爽やかな夏の音楽が
昼間は鳴り響いていたから?
...
遺伝子というつづれ織り
きみとぼくを区別できなくったって
たいした支障はないのにね

ぼくの遺伝子はときどきエピタフを聴きたくなる

螺旋状の階段をのぼりおりするうちに
階数がわからなく ...
簡単なことだったのに
忘れていたね
君を待ちわびた世界は
まるでマンハッタンから
月を投げた薄い明かりだ
遠くても分かっているし
近くなら歩いて行けるし
どんな小道具も役に立たない
君 ...
夫が食器を洗ってくれている音がする
それを背中で聴いているのが好きだ
時々、夫は「よーしゃ」「うぉーし(ゅ)」と言う
それは私の心を思いきり健やかに笑わせてくれる
さくら「んぼっ!」
しくら「め~ん」
すくら「んぶるえーっぐ!」
せくら「……」
そくら「テス、テステス。マイクテスト、ワンツー」

せくら(いったいどうしたら…)
せくら(なんとかして ...
光にむしばまれ
腕を失った
女神のへそを
愛撫している
孔をのぞけば
青い
青い
そらが気だるい
気だるさは
笑いをこらえる
しりから
尻をひっぱたく
尾骨がある
あ ...
あのひとのギターと汗が流れている


この豚は、旨すぎるから多分牛


パンダさん 何も言わずに笹を食う


いい顔で写っているのがわたしです


勉強ができない代わりにめっち ...
消えたきみと花火のまぼろしを見ている

あの歌を思い出している言葉の雨

泣くこともできずに曇るきみのそら

きみの眼差しが世界の全てだった
今朝も歩いて
一キロ先の氏神さんを
ひとりでお参りする

石段を上り
小さなお堂の前で
鈴を緒でガラガラ鳴らし
気持ちをチャリンと投げて
手をぴったり合わせて
住所と名前を言い
あ ...
日の箱につめたわたしを取り出せばだらりゆるんでたれてひろがる

忌まわしい記憶もともに箱につめ埋めてくれ地下四千メートル

夜の箱に夢の甘さの菓子箱のあなたをつめてそして眺めて
先見えぬ恋にやつれた不幸癖
アップルパイの午後はつめたし。
冷めた皿載せるつもりのオードブル
恋はキャンセル消えたキャンドル
密やかな道に満ちたしこの心
斜め横からあなた覗う
短冊状の虹の中で
7人の独りぼっち達が泣いている。
調和の為に
触れ合う事が出来ないって

白い光の中で
沢山の色達が泣いている。
自分の居場所を
見出すことが出来ないって

孤独 ...
盗人のような夕日が、薄曇りの空に紛れてゆっくりと沈んだので、俺はまるで破産した大金持ちのような気分で遮光カーテンを閉じた、喰い過ぎた晩飯がウェイトになって胃袋に伸し掛かる、だからイヤホンを突っ込ん ... ゆるやかに
五月の日もとけさって
みひらいて
あとずさりか
いつかの希望
いくらかのプログラム
明日も言っている
いいかげんに
殺せと
街はすぐに変わってしまうから
僕が代わりに留守番をしよう
黄昏の遠隔地に遊園地
もう回らないメリーゴーランド
捨てられたように待っている
明日はどうなっても楽しいはず
たてがみがてがみを残 ...
開いた口が塞がらない
鳶に油揚さらわれて
いちまい足りない
よつやかいだん
裏のめしやは
まぼろしの
あけない
ころな
お冠

とか
絆とか‬
おひとり‬
サマーには‬
...
 
 
 根拠の雉鳩色は空の濁りである。蓋し、悲しみはわたしの本日なのだ。
 屋台が引き寄せる天命の片隅で、ホットドッグは寂寞の内的公園であると同時に、云うまでもないが、珈琲のアナロジーは肉片を ...
誰かを愛するために牛乳を買った
あなたを愛するために卵を買った
砂糖が一匙分も無かった
もう買い足す元気が無かった

ソファに寝そべって映画を観ていた
開始10分で涙が出てきた
牛乳をマ ...
雨の吐息に八重咲きの桜しばたいて
落ちたしずくを掻き抱き夢見心地で逝く蟻の
  複眼の曼陀羅
    太陽を入れた万華鏡

黒曜石は夜に溶けながら半球を渡る

うす闇からうす紅
八重に ...
 瓜田リウはストーカーである。正確には市の市民生活部共生局共生推進室特別調査員である。共生推進室とは「みんなも、みんなじゃないひとも」をスローガンに、深刻化する住民の孤独の問題に取り組むべく設置された ... 目を覚ますと花にかこまれている。
見たことのないきれいな花。
ここはどこだろう?
そう思ってあたりをを見回すと、うさぎ?がこっちにやってくる。
でも、二本足で立ってるし、頭は私の腰くらいある。 ...
先生の使い残した白いチョークをこっそり持って帰ったりした。
僕ね、先生のことが大好きで、僕ね、先生の遺骨が欲しくって。
 
 
妻は昨日より少し細長くなって
収まる場所がまだ見つからない
その隣では去年より手足の短くなった娘が
似合わないチェックの服ではしゃいでいる
息子はといえば三日前からトランクに入った ...
 菜の花を食べて
 咳きこんだ


 あの日の熱は
 そのあたりに置いてある
 曇り硝子
 ロー・テーブル


 けれども 一体どこなのだろう
 ぼくはきみを見たことがある
...
新型コロナウイルスで
全世界が死を身近に感じて
感染拡大を防ごうとしていても
毎日、自殺する人はいる

誰もが互いの死を恐れて
加害者にならないようにしている
しかし互いの自殺を恐れて
...
新型コロナウイルス対応で
学校が休校になった時
不登校の息子が
ボクは今日から不登校でなくなる
とポツリと言った

新型コロナウイルス対応で
休校が延長された時
不登校の息子が
行き ...
 コロナの影響で家業はさっぱりだったが、昨日は久々に朝から厨房に立った。昔から来ていただいている県内客の四名様。この人たちは少人数でやってきては、楽な場所で楽に山菜を採りたいと色々と突っ込みを入れてく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
表面にいる水宮うみ自由詩2*20/5/18 21:50
小虹秋葉竹自由詩420/5/18 21:18
遺伝子のうた梅昆布茶自由詩920/5/18 18:13
新世界ミナト 螢自由詩4*20/5/18 16:50
すみれ日記もっぷ自由詩320/5/18 15:25
プラトニック桜にゃんしー自由詩020/5/18 13:41
であることナンモナイデ...自由詩1*20/5/18 13:40
強い水宮うみ川柳1*20/5/18 12:25
実現した現実川柳2*20/5/18 12:22
お参りもちはる自由詩3*20/5/18 9:01
ブッポウソウ短歌120/5/18 8:31
午後3時冷たいアップルパイ杏っ子短歌020/5/17 23:28
冷めた皿短歌020/5/17 23:25
拒絶短歌020/5/17 23:22
グッバイ・フォトンasagoh...自由詩120/5/17 22:31
現実だってたぶんまじないみたいなもんホロウ・シカ...自由詩2*20/5/17 22:07
ひとりごえナンモナイデ...自由詩1*20/5/17 21:11
黄昏のマーチミナト 螢自由詩120/5/17 20:08
鳶に油揚/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外こうだたけみ自由詩1*20/5/17 20:06
挨拶、あるいは悪文修行時代墨晶自由詩3*20/5/17 18:07
ミルクセーキ印あかり自由詩620/5/17 14:59
八重に愚かにただのみきや自由詩4*20/5/17 14:41
震えブッポウソウ散文(批評...220/5/17 13:42
恋昇り7「やさしい夢」トビラ散文(批評...020/5/17 13:40
先生クーヘン自由詩6*20/5/17 12:19
ドライブたもつ自由詩420/5/17 11:37
菜の花草野春心自由詩620/5/17 10:50
自殺ウイルスイオン自由詩0*20/5/17 10:25
全国不登校体験会自由詩2*20/5/17 10:24
厨房に立つ(改題しました)山人散文(批評...7*20/5/17 9:09

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