1)癌と診断された彼女の
ふわふわと帰路に着く足取り
おかあさんにあるがまま言ったらと
想像して
抱えることを選ぶ
2)
親の下の世話をし、食事を食べさせ
洗濯機をまわし
エアコン ...
水溶き片栗粉を養分に、さなぎの餃子は羽化をする。
安アパートのキッチンで、輝かしい生命の進化です。
{引用=*《明科》
{ルビ山間=やまあい}にある明科という名の小さな駅から、ぼくは下りの電車に乗った。よく知っている場所のよく知らない駅だった。それは梅雨入り前のこと ...
縁側で
ぷっと
西瓜の種飛ばし
放物線の先を
追っている
幼い子供が
独り居て
遠い夏の日
夏の午後
その日を生きる
幼子が
風に吹かれて
風に吹かれて
名無しで ...
枝分かれしていく言葉がゆれる
きみのすべてをぼくが知ることはないということ
水のなかに流れる時間 時間のなかに生まれる空
たくさんの景色が人と人とのあいだにあって
知らないきみのことが何故か好 ...
畦草を揺らして
蛙の声がうねっている
鳴けるのは
今だけ
この青田だけ
頑固者は
喚くだけ喚き
生まれたちに拘り
季節に身を任せ
素潜りする
土の中で考える
肩書も ...
今日も
意識を想像の海に遊ばせて
精神の懐かしい場所に
ゆっくりと降下してゆく
そこに見えるのは
青色の巨大なアステカ蟻の行進
それは僕の意識の辺境まで
延々と続いてゆく
空には金色の ...
過去の嫌な事は極力忘れたい
その反面
良い事は記憶のアルバムに貼っておきたい
それは誰だってそうさ
良い思い出によって悪い思い出が駆逐されるなら
それに越した事はないだろう
過去の ...
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は
マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで
ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか
拘束されない言葉ほど
...
michiは無数でひとつ
僕たちは死から遠ざかるために
michiを探し、暗闇の先を見つめる
michiは見つけるものではなく
僕たちの奥深くの生が
死をレイプし
...
ポプラ通りの真ん中らへん
すべすべの感覚で
まぶたを閉じれば
少年を見つけられる
少年は息を止め
そっと手を伸ばし
とんぼの羽根をゆびさきでつまむ
瞬間を点でとらえたのだ
でも虫か ...
やせっぽっちの山をひきつれて
小銭ほどの野ばらをこえます
つないでいる手というのは
ひとにぎりに残った樫の木でしょうか
ばらばら、と山の根もとをこぼし
ぼたぼた、とやまびこが線路にも ...
絵は完成したと言えば
美しかっただけの悪意にも
たましいと宣言しますか
食事が用意できたと言えば
温めなおした事実にも
思い出せない祈りを判別しますか
花の気を知らずにいるお前の
覚 ...
田んぼからは主食の米が
畑からは野菜 そして米以外の穀物
片田舎の農地
猫の額程の土地って表現しか浮かばない
山際に沿ってへばりつくように農家は点在し
それぞれが貧相な佇まいだった
...
子宮
女が女が所以であり、これがあるばかりに女は貶められ、誘惑の原因となる。
女についているにもかかわらず、女自身が避ける、女からもっともとおい器官である。
自然にとって、個性は無意 ...
{引用=散歩道}
彼女は二つの嘘を連れ歩く
いつも同じコースで
一つの嘘は人懐っこく誰にでも尾を振った
一つの嘘はところ構わず吠えたてる
どちらも夜のように瞳を広げ
油膜で世界を包んでいた ...
反射したい
反射でありたい
思考という
関所はいらない
星間物質という
まどろこしさはいらない
隣合う惑星系と惑星系
へリオポーズすら無用
即でありたい
相即不離
なか ...
「花」を聞きながら
ふと
詩を書く事もいいもんだと
そんな事をおもう
親しみを覚えるのはノリに乗った文章ではない。
ところどころ覚束無い感じの消しゴムで消した跡が今にも見えてきそうな文章がいい。
ためらいがちで、口下手で、それでいて丹念な性格が見て取れるよう ...
丸く黄白い
月が
宙に浮かんでいる
この夜は
脈動静か
気は鮮明
揺れる
草葉の陰に居て
絶えざる街のザワメキを
浴びて浴びる
わたくしが
視界に飛び込む
孤独の実を
むしゃ ...
オルガンを弾くその滑らかな指の動き
室内は少し暗く
表情までは分らない
窓の外は遠くまで向日葵の畑だ
種子の周りを囲む舌状の花びら
黄色の群れ咲く中に
遠く稲妻が走る
銀塩のネガの上で反 ...
あなたのスカートの中で暮している
というのは比喩だが
すべてはメタファーである
だが何の?
わたしの放った鳩があなたの胸まで飛んでゆき
白い花を咲かせる
理解するのではなく到達する試み ...
上に乗ってくれるなら
頑張ってみます
廃道の縁石の上に腰かけて週末のブルース、三連符のリズムで歩道を啄む鳩ども、フライパンの上の季節、なにもかもまるで白昼夢のようさ(夢じゃいけない理由ってなにかある?)寝転がりたいくらい草臥れてるけど ...
流れてきたものを
流れていくままに
コンビニのfreeWiFiに仮登録して
電波具合の良い右から2番目の駐車スペースで
病んだ獣のように
無料アダルト動画をダウンロードしまくる
...
いかがですか
自主出版するなら今ですよ
五百冊がこんな値段と言われましたが
何もしなければ詩人にはなれません
いや、納得できない気持ちは解りますよ
でも、趣味にこれぐらいは出すでしょう
...
詩人になるには
自主出版という納税を
しなくてはいけませんが
詩を書く人は
不幸だから詩を書くので
不幸だから資金に乏しくて
納税できない人がほとんどです
いやいや
納税できた人も ...
これから病院です
おかしいところを治す病院です
暗いスマホの画面に映ったわたしの顔その後ろの車窓その向こうの電線と青空が、とても綺麗で
6.4インチ、好きな分だけ好きな景色を切り分けたような ...
こんな真夏日には、恋心も焦げちゃって、もっと恋焦がれちゃった。
焦げは体に毒だと言うけど、こんな幸福な毒になら喜んで犯されたい。
学校のノートや教科書の余白に
落書きみたいに書いていた文章
それをいつか誰かに
読んで貰いたいなんて思わなかった
それらは
俺の未熟な心の隙間から落ちこぼれた言葉
だからさ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
インスタントポエム
wc
自由詩
8
20/8/4 13:34
羽化
クーヘン
自由詩
1*
20/8/4 12:47
山国の車窓より 〜中央線沿線
道草次郎
散文(批評...
2*
20/8/4 11:53
童夢
ひだかたけし
自由詩
12*
20/8/4 9:32
葉が舞う
水宮うみ
自由詩
3*
20/8/4 8:48
蛙
もちはる
自由詩
2*
20/8/4 8:17
目の前の現実に視線を合わせる
ジム・プリマ...
自由詩
4*
20/8/4 7:57
嫌な事は極力忘れたい
こたきひろし
自由詩
2
20/8/2 10:03
ロバの話
梅昆布茶
自由詩
10
20/8/2 6:19
michi
フリーダム
自由詩
2
20/8/2 3:10
夏空
七
自由詩
9*
20/8/2 2:50
humming over
星 ゆり
自由詩
4
20/8/2 2:42
不等式
〃
自由詩
2
20/8/2 0:55
恵みと恵まれない日々
こたきひろし
自由詩
4
20/8/2 0:19
子宮と知
viraj
自由詩
1
20/8/1 22:36
なしごころ
ただのみきや
自由詩
4*
20/8/1 21:28
反射したい
道草次郎
自由詩
2
20/8/1 21:23
めも
かば
自由詩
0
20/8/1 20:39
文章
道草次郎
散文(批評...
2
20/8/1 20:34
光の場所
ひだかたけし
自由詩
4
20/8/1 20:17
色彩・印象
滝本政博
自由詩
3*
20/8/1 19:31
わからないことばかりなので
〃
自由詩
5*
20/8/1 19:11
ほのぼの感2
花形新次
自由詩
0
20/8/1 19:10
歩くことひとつにしたって語り尽くせるようなものではない
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/8/1 18:37
流れてきたものを
道草次郎
自由詩
4*
20/8/1 17:56
詩人買いませんか?
イオン
自由詩
2*
20/8/1 13:18
詩人税
〃
自由詩
0*
20/8/1 13:17
コミカライズ
印あかり
自由詩
6
20/8/1 13:14
焦げ
クーヘン
自由詩
1*
20/8/1 12:46
題名が思い浮かばない
こたきひろし
自由詩
2
20/8/1 8:15
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
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808
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829
830
831
832
3.3sec.