自転車を注文した
レイチェルより少し高いヤツにした
強化されたリム
両輪デュアル・サスペンションで
両輪ディスクブレーキの
21段変速の最新型だ
フレームは綺麗な塗装で
写真を見る限りで ...
なだらかな猫の背骨を見ならって
今日も猫背の{ルビ益荒男=ますらお}ひとり


秋萩のしたたるような袖振りに
そこはかとなくそこはかと詠む


風の色とうめいむしょくひらがなの
よう ...
田舎に行かなければ
干し柿を見かけない
最近は田舎でもあまり見かけない

味が濃くてすぐ飽きそうだけど
そんなことはなく美味しい

最近は食べていない
近所で作る人がいなくなった
急 ...
コスモスと春日部寄って帰途につく ノミネートすらも彼らは超えてぱんでみつくなネコ何処へ 言葉一つ、満足でない気がする。つまり、言葉はそもそも満足なものではない気がする、という叛逆的意識。たぶんこれは間違っている。言葉への入口に書かれている立て札「立入禁止区域」に思わず仰け反っただけの、一 ... 不眠で
記憶を整理できないと

死ぬことも
あるらしい

眠ったら

脳は
その日の記憶を
整理して

記憶の倉庫の
いろんな抽斗に
しまい込む


昨日
久しぶ ...
11月が特に美しいのは
ススキだ
ススキが
稲穂のように
黄金のように
風に頭を垂れていて
それが特に美しく
趣がある
殊に朝陽や夕陽に透かされて
ススキがさらさらと泣いて ...
病院に勤めて初めての忘年会の
早く終わった二次会で
ほろ酔い気分でヒロミが言った

このまんま帰るのは勿体ないから
どっか面白いトコに行こうぜ

まだ着こなせられない背広姿で
ネオン街 ...
私達の棲んでいるこの社会には
様々な原因で悩みを抱えている人達がいる

その苦悩を処理しきれないで
心を壊してしまう人達もいる

高度な文明社会に生まれてきたのに
未だにパソコン持ってな ...
俺こそは権力
俺は人に命令する
俺こそは権力
俺は人を指導する
俺こそは権力
俺は人に強制する
俺こそは権力
俺は人を誘導する

権力嫌いの君よ
俺を軽蔑するがいい
ただしこの先 ...
すっかり落ち込んじゃってさ
というか
その、落ち込むって
今更な感じが
すごくする

厳かな
って言葉つかいたい
ほぼ、じぶんの脳に
まい落ちない

どろん

本を開く
...
さむいさむいふゆのなか、雪でできたおうちに住むきつねの親子がおりました。
「いってくるわね。」
きつねの母はこれから、こぎつねのために狩りをしに行くのです。
「いっしょにつれてってよ!ぼくだって ...
彼は。男の子だった。
十一月も残り少ないある日。ペットショップの。ゲージの中で。
怠惰な昼寝をしていた。彼は。失業中の。Kと。眼が合った。彼
は。生後四ヶ月の。赤札の付いた売れ残りだった。が。ど ...
庭を走り回り
外をのぞく

悪い奴、近付くな
オレの領地に

生け垣から鼻だけだして

ワン!

ただ歩いている人に
それはないよ~

もう、責任感強いんだから
夕方に
スーパーマーケットの食品売り場で
品定めをしながら
行ったり来たりしていたら

中年女性から、突然
「イタヤ君⁉」と声を掛けられた

吃驚して声も出せず
マジマジと見詰めてる ...
この世でいちばん大きな生き物は何だとおもう?

暮れゆくばかりの秋の問いに
ふとたちどまる
たちどまることは忘れがちだけれど
時折とても大切だから
スニーカーの靴底で
きのこをおもう
...
Mrs.アリスの物干し竿には
百年前から着古したシャツやらが
のんきにぶらさがっている

逃げたカナリアの幸せを祈り
野良猫は低く鳩を狙う
公園はひっそりと
今日も来ない子どもを待ってい ...
冷気の下
殻を閉じたまま
ゆらりゆられてどこへ
重なり合う
箱の中

昨日までは
海の底
敵に襲われ
潮に流されても
二枚殻を武器にして
なかまと共に生きてきた
のに

今 ...
細胞壁には鍵を掛け
咎の走幅跳にいそいそと臨み
歳月に鞣された呼吸と律動をたくわえ
中空はどこまでもうつくしく
しかしその全貌は中空の為に須くそれを欠き
一朶の有意の他者を穹に飼い
詰まる ...
快楽
不安
幸福

至福

……

決意

我慢
辛抱

禁断

再度…
「お客様は残り3時間で亡くなります。その辺よろしくお願いします。」
某所、M区にあるフレンチレストラン。僕は彼女の光希(ミツキ)と来ている。
「いや、どういうことだよ。」
俺は思わず怒鳴り声をあ ...
死ぬのを怖がるのは生きているあかし
だけど生に執着するのは
ただ死を恐れるからだとばかりは
限らないと思います

永遠には眠れない
死ぬ事は
眠りの延長じゃないから

命の終わりは
...
寒い、銀河があるだろう?
私はそれに話しかけているんだよ
言葉は空から降ってくる
みんながそれを浴びるといい
私の顔がゆっくりと拡がっていく
薄い、銀河に

みんなが言葉を浴びるといい
...
穂のゆれる
夕方まえ
ゆれてるね といい、
すわったまま
夜をむかえる

つめたい月をちぎっては
たべ、
いくつかの
物語で暖をとり
ちらばった行間をたばねて
舟を編んだ ...
産んでくれなんて一度も頼まなかったのに
よけいな真似をしてくれた
母さん

何言ってるの
母さんだってあんたみたいな子供に育つと分かっていたら
死ぬほど痛い思いして産んでいなかったわよ
...
ひさしぶりに
ぶたまんたべました
白い皮に
黄色いねりからしぬりました
ふと小さいころが
再現されたようです
一口するほどに
ほどほどに
時が過ぎていって
くれればいいのに
幸 ...
つまらないから涙を流している

草笛を吹いては故郷を思う

通い慣れた道を歩いては
いにしえを回顧する

すでに
涙も夢も涸れはて

夜道の先に小さく光るのは
絶望なのか希望なの ...
真昼の空、俄に暗くなり
青い青い地球 巨大に浮かんでいる

凝視しながらわたしは
驚きの余り震えている

存在していることのただ異様

青い青い地球 ぽっかり浮かんでいる



...
{引用=とてもかなしいので
{ルビ直喩=シミリ}です
花はだからみんな
そういう詩想の末裔です
すずらんのひと房
指で弾けば
千とひびきます}
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自転車を注文したジム・プリマ...自由詩1*20/11/7 9:29
さよなら秋道草次郎短歌120/11/7 6:47
干し柿夏川ゆう自由詩520/11/7 6:17
適当主義さ足立らどみ俳句0*20/11/7 5:15
風の又三郎2020(都都逸)伝統定型各...120/11/7 5:13
言葉と詩についてのメモ道草次郎散文(批評...120/11/7 5:04
夢の抽斗st自由詩420/11/7 4:11
November GoldTAT自由詩2*20/11/7 0:57
ナマ板の鯉板谷みきょう自由詩020/11/7 0:45
私達と私にはこたきひろし自由詩120/11/7 0:19
俺こそは権力紀ノ川つかさ自由詩020/11/6 23:04
うすらいだ猫のきもち道草次郎自由詩120/11/6 19:54
こぎつねとまんまるお月さま(童話)月夜乃海花散文(批評...4*20/11/6 18:58
終の犬 1。たま自由詩7*20/11/6 18:10
責任感木葉 揺自由詩220/11/6 16:30
西中の三上さん板谷みきょう自由詩4*20/11/6 13:00
きのこは愛なんか歌わないけれどそらの珊瑚自由詩13*20/11/6 12:08
秋の窓は刹那自由詩10*20/11/6 10:25
帆立貝もちはる自由詩1*20/11/6 9:16
分解する道草次郎自由詩220/11/6 9:11
スパイラルヨロシク自由詩120/11/6 8:11
あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編 ...月夜乃海花散文(批評...4*20/11/6 7:23
死ぬのが怖くてこたきひろし自由詩120/11/6 7:10
言葉の雨由比良 倖自由詩5*20/11/6 3:01
川辺はるな自由詩1720/11/6 1:29
産んでくれとはこたきひろし自由詩320/11/5 23:53
ひさしぶりにナンモナイデ...自由詩5*20/11/5 21:13
歩く風の化身自由詩320/11/5 20:52
在ることひだかたけし自由詩620/11/5 20:24
すずらんの花道草次郎自由詩4*20/11/5 19:55

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