欲しい時にない

焼き豚するときとか
あった気がした場所探しても
見つからないから忘れてた
長いタコ糸

自販機の灯りをたよりに
蛙の鳴声の
隙間をぬって
脱げそうなサンダルで
...
髪を切った
君のくれたヘアピンが付けられなくなった
服を変えた
ポケットに手を突っ込む癖が無くなった
口を塞いだ
好きだったあの歌が歌えなくなった
少しづつ
透明になっていくのが分かって ...
{引用=*}
時間もその都度仮面を変える
あなたの役どころに呼応して
悲劇には悲劇の 
喜劇には喜劇の
だけど時折場違いな仮面
ピエロの場面に憂いの真顔とか
隠した心を見透かすように
...
 ハニー株式会社は先月発表した次世代恋愛
マシンiLoveを25日に発売する。
 交際モードも従来の真剣交際、グループ交
際、援助交際に、演技交際が加わり、確実に
終了できるエンド交際モードも ...
継ぎ接ぎ かぎ針 母の姿 あれは、
 吐き出した溜息を逃がさぬうちのに、叩き潰して文様と致す。
 描かれた賽の目が私をもあなたをも転がしていきます
うつつに沿って斜め、眺め、
 手の中にしまわ ...
おずおず手繰ろうとした楕円のような温みは、そのやわらかな縁取りをいたずらにみだしてしまう指先で、わずかにほころび、くずれ、わすれもののケチャップのようにてのひらのうえで台無しになってしまう ... あなたの言葉には、ぼくの世界の外側があって
ぼくの心の中も、この世界に居るんだと思った

あなたの影が、消えない幻だと知ったから
ぼくはきっと、外側にある夢を信じ続ける
降り始めたちいさな雨粒を
ひとつひとつ
こぶしで撃っていく

敵のいない闘い
ボクサーのロードワーク

撃ちきれない雨粒のなん粒かは
火の玉になり
眼球の中で
また、道々の砂利のす ...
あなたの悩みの種が、僕故に撒かれたものであればいいのに。
あなたが僕を想って夜も眠れず、僕故に胸を痛めたらいいのに。
木葉は揺れて、
緑の波
見え隠れする空、
光の白
踊る樹木のその狭間、
飄々と鼠雲
流れ行く

安らぐ、和らぐ
この午後に
私は最寄りのコンビニの
イートインにて一休み
作業所 ...
膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔った ...
子供の頃は
必ず縁日に行っていた
あの賑やかの中に居たかった

高校卒業後から行っていない
君と久しぶりに行ってみよう

新しいものはないけれど
昔と変わらないけれど
新鮮に感じさせ ...
ハーマンのPC スピーカーから流れる
ビジターズが土曜日の朝を現実的に彩る
プラズマライターの十字の炎で
細巻のタバコに火をつける
アルカロイドが身体に浸透し
シナプスの少しの反乱と足の筋肉 ...
 言いたいこと言おう

 思ってること口に出そう

 行きたい所に行こう

 投げだしたい事投げ出そう

 ポケット閉じよう

 カバン捨てよう 詰め込まないように

 詰 ...
山をなぞったら
指に苔がついてきた
山かと思ってたが
苔だったのだ

「苔の山だよ」

ムズカシイことを言われ
「山の苔ではないんだね。」
と答えるのが精一杯

指でなぞれる山が ...
名もない
小さな舞台で
見すぼらしい役者が
2、3の台詞を与えられて
得意になって喋っているが
表現は容姿と大差なく
筋書きも
よくあるつまらないシロモノだった
俺は心底まで退屈し ...
水に押された風が
屋根の上を梳き
かがやきを降らせ
音を降らせる


光の羽の子と光の蜘蛛の子が
どうしたらいいかわからずに
ずっと見つめあったままでいる
風の螺旋が ...
白い肌の巨大な魚は
まだ窓際に横たわっていた
今になって気付いたことは
目だと思っていたところが模様で
模様だと思っていたところが目だということと
魚は最初から
こちらを見 ...
つらいとき

八木重吉という人の詩をみたくて青空文庫をひらく

ずっと昔の英語教師の声が

なぐさめるでもなく耀くでもなく

昼下がりに

しゃむしゃむと結ばれる
彼の指紋で剥がれない絆創膏優しい痛み缶詰のパイン 毎月の通信量が
何ギガお得であるとか
マイナポイント
キャッシュレス決済
アバター
アプリ
いいねの数や
フォロワーとか


いったい
何 ...
ひとの望みはいろいろあって
爪を立ててその本音を
引っ掻きたくなるのもある

世の中にはそんなライアーが
数えられないので
踏みにじられたやつはみんな
静かに笑ってるんだ
...
だいぶ昔の事だけど給料日

いろんな支払いをして残った6974円を握りしめて帰ったね

いつの間にか7000円の大台へと脳内補正がかかっていたっけ

君には言わないこの7000円で、ぼくは ...
みずからを救う詩しか求めていない。けれどもそんなもの無いのは知っている。それでも求め続けないと息ができない。だから詩を書くことをしている。詩を書くことは、今の自分にとっては喘ぎ喘ぎする息継ぎみたいな ... 青だ、光の青が降って来る

梅雨の合間の夏の訪れ
熱波はうねる、うっとりと
新たな季節の到来を
億万年の記憶を塗り替え

青だ、光の青が降って来る
気が遠くなるような眩さよ
光流散ら ...
三つ、四つ
庭においた椅子にすわって
五つ、六つ
遠くで消える光を数えた

せめてもうすこしだけ
近かったら
何考えてるかなんか
わかったんだ

あー今なら知ってるんだ
なに ...
廃田の草を刈っていると突然大雨となった
しばし、刈り払い機を雨の当たらない所に置いて
雨の中に立ったまま私は辺りを見ていた

これからのことを打ち消すように
雨は降りしきり、そしてまた
何 ...
目が覚めたら
朝からどんよりと疲れている私とその身体があった

昨夜は熱帯夜だった
ダブルベッドの上で
乱れた寝具は汗と脂のイヤな匂いがした

人それぞれに体臭がある
人それぞれに口臭 ...
人格破綻者たちが生み出す
歪んだ想念故の
この世の地獄

踏みにじられた者たちの
微かな悲鳴に
耳を傾け
花を供える

人間性を否定する
全ての輩に
本当の愛を伝える
本当の真 ...
皺腹の慈母。青嵐の借款、停滞した賢人の叡智
犇めき合う脳髄に垂れ下がる、降水確率の余波
何もかも嘘ばかりのあなたの笑顔に恋したう

明日、フラれる絆で染みた水玉模様の
手拭いを深深と縦に引き ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
タコ糸wc自由詩320/7/4 22:46
余命10行ひとつき自由詩320/7/4 21:17
新たな起点ただのみきや自由詩3*20/7/4 20:11
次世代恋愛機iLove発売イオン自由詩1*20/7/4 18:45
bet゛あらい自由詩020/7/4 18:13
hazeねことら自由詩420/7/4 18:04
消えない幻水宮うみ自由詩020/7/4 17:28
ボクサーと燃えたカエルそらの珊瑚自由詩13*20/7/4 15:57
僕故にクーヘン自由詩2*20/7/4 14:48
飄々と、飄々とひだかたけし自由詩220/7/4 12:53
一夜直治俳句2*20/7/4 12:27
縁日夏川ゆう自由詩220/7/4 10:04
土曜日の朝ジム・プリマ...自由詩3*20/7/4 7:11
覆面佐白光自由詩1*20/7/4 2:20
苔とほんの数十分木葉 揺自由詩120/7/3 23:46
踊ろう、マジな月の下でホロウ・シカ...自由詩1*20/7/3 23:21
空と虹彩木立 悟自由詩820/7/3 21:09
ノート(57Y,6・21)自由詩120/7/3 21:08
つらいとき道草次郎自由詩020/7/3 15:45
a星染短歌120/7/3 0:56
是は銭であり 銭は万物と替わるTAT自由詩2*20/7/2 20:47
この世界で踏みにじられたものたちへ秋葉竹自由詩4*20/7/2 20:46
給料日道草次郎自由詩320/7/2 17:10
詩を書く理由散文(批評...1*20/7/2 13:31
光の青ひだかたけし自由詩220/7/2 12:49
そのサラウンドで竜門勇気自由詩0*20/7/2 11:44
これから山人自由詩17*20/7/2 7:02
目が覚めたらこたきひろし自由詩220/7/2 6:28
人格破綻者たちジム・プリマ...自由詩2*20/7/2 4:26
感受性倦怠期の客船あらい自由詩020/7/1 23:32

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加筆訂正:
ウィズ,ワンダーランド/アラガイs[20/7/2 12:24]
推敲改訂いたしました。
3.41sec.