みつからないところで寝ています
小學校に上がるか上がらない頃でした
ある日の黄昏時
お須賀ばあちゃんは便所で倒れてしまいました
凄い音がしたので
孫の私が見に行くと
お須賀ばあちゃんは横倒しになっていて
小刻みに体が震え ...
御存命でしょうか
なんて言われたらあなたはどうします
餌が鳩を縛るまま
衰退は止められなかった、と
御存命でしょうねたぶん
ただ、絵筆に描く人が見あたらない
それが哀しいのです
...
その墓はアフリカ大陸が視える小高い丘にある
だけど墓地ではない あるのはその墓だけ
その墓には埋葬された彼の名前も
1894.5.27に生まれたことも
1961.7.1に亡くなったことも彫 ...
車の走る音も消え去る夜
終わりのないテレビは
コマーシャルが流れ続ける
今は砂の嵐がやってくることもなく
平べったい音が妙に落ち着く
明日のことを考える ...
こなごなに割れた硝子片の
うえをあるいた
つま先立ちの空はおちて
抱卵する胸を
さらしてかえらない言葉だけ
ひろいあつめている
やわらかな化粧と
乳くさい部屋と猫足
揃えられた ...
自室のドアノブに炬燵の電気コードを縛り付けていた
そのコードを自分の首に巻き付けて全体重をかけていた
第一の発見者は彼の祖母であったらしい
祖母は一階の居間で炬燵に入りながらテレビを見ていた ...
どてらカボチャが降って来る
滝のように降って来る
頭をぶるんぶるん振り回しても
俺の脳は考えない、感じない
どてらカボチャはオンオン鳴く
夜陰を軋ませ鳴き続ける
俺は独り、立ち尽くす
...
とあるモノは
朝昼晩
毎日休みなく
働いて
社会に貢献している
モノはすごい
休みなく
役割を全うし
丈夫で
文句は言わない
日本の労働観には
モノ至上主義が
根底 ...
誰かのせいにしてみました
僕がこんなに嘆いてるのはお前のせいだと
僕の心は極限まで悲鳴を上げています
ふと心の底から完璧に煩いが消えました
あれ?誰も悪くないやん
僕が勝 ...
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20191214/k00/00m/050/034000c
国内でくまモンが走って文句言う人がいる。
ヘルメットの惑星を被ったら
最後まで走ろう
地図のない夜を越えて
景色が全て道路に見えていく
ひとつの荷物を運ぶのに
たくさんの手を借りているほど
ヘルメットの重力を感じながら ...
冬に映える黒髪の獣の口から、あなたとの四季のため息が風に巻かれていくよ。あのシャボン玉がすべて包んで弾けたからぼくやきみの悲しみさんはもうないんだ。同じように喜びも弾けて消えるからまた悲しみさんはとな ...
むかし
ただの風だったころ
女の子がうらやましかった
くつ下が白くて
かみも頬ぺたも
ひかり、ぴかぴか
そして
ただの女の子だったころ
女たちがうらやましかった
手も足も自由 ...
冬の洗濯物は
触ると冷たい
まだ湿っぽいのか
もう乾いたのか
返事もしない
怒っていなかったはずの私
泣いていなかったはずの君
昨日の喧嘩は
冬のせい
陽は暖かく
...
君の小さな手は僕にとっては偉大なのです。
その手は僕に対して偉業を成し遂げているのです。
職人に任せっきりなもんで
今までオレも多くの事を云える立場じゃなかったんだけどー
と云って 放ったらかしにする訳にもいかぬ
いかぬ ワケなのヨ
つり合っ ...
透明に見える水が本当は青色だって知ってた?
真実を見抜くその瞳も
本当は透明なんかじゃないんだよね
わたしがその事に気付いた時
君は動揺を必死に隠そうとしていた
その瞳に色を宿して
...
雨がアパートの一室の屋根を叩く
時刻は午前零時を回っても
眠れなかった
天井からぶら下がってる電球は裸
彼女の想いは天井を突き抜けて空を飛んでいる
飛んでいると言うよりは
雨のなか ...
雲をシュレッダーに掛けたように
雨が降り出した
空に磨かれて
美しい雨が
大声でなくように
産まれるように
どうしても
かさばるから
持っていかなかったものが
後々必要になることは良くある
裸で生まれようが
われわれは実に多くのものを
身体のリュックに詰めて
この世に遠足してくる
そ ...
時々買って読むポエム雑誌
人それぞれの詩の世界
自分にはない世界
色んな環境やそれぞれの感性
似た世界があっても何処か違っている
読んでいて楽しい
あっという間に読み終わる
また ...
屯
仕掛けの簡単な釣針の年
哀しい記憶を包んで、紫
滑らかで柔らかい膨らみ、紫
愛しい幻覚
永久(とこしえ)に眠れ
きみはうす汚れた扉にもたれるのをやめて
新しいにおいのする通りのほうへと急いだ
おれは正体の知れないジレンマにすこしとまどったあと
洗面台で昨日の夢をようやく洗い落とした
冬の街は ...
夜の白い柱
湯と水の境い目
置いてゆく
おまえだけを 置いてゆく
溶岩の鳥 溶岩の鳥
魚の口の渦から
ひかり放たれ
見える径の向こう
複数の地下の部屋に ...
けしてかつてのものではなく
これからのこれからの願いが灯り
指の仮面を着けては外し
まぶしさにまぶしさに涙する
紙の鳥が歩む
雪と葉と楽譜
木陰で歌う誰か
曇 ...
こむずかしいことを言う奴は殺す
わからないことを言う奴から殺す
真夜中にひとり 径を歩いているだけなのに
それを咎めるような奴は殺す
崖の途中にぶら下がる屍体
月と陽 ...
真意を問いただす勇気がなかったあの夜
心に半分嘘をつきながら歩いた
「騙されてあげるね」と
大江戸線に向かうエスカレーター
後ろから囁くあなたは
想像より無邪気で、ずるい
...
霜が降り
草がシャリシャリと音を立てる
冷たい朝を越えて
午後には暖かくなり
車の皮膚を膜のようにオーラのように
蜃気楼がつつむ
厚さ一センチばかりの蜃気楼は
車にかけられた魔法だ
( ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かくれが
「ま」の字
自由詩
3*
19/12/15 10:13
死のオムニバス
こたきひろし
自由詩
6
19/12/15 8:21
失地
アラガイs
自由詩
13+*
19/12/15 3:57
夜の果ての墓
HAL
自由詩
6*
19/12/15 3:54
無機質な空間
佐白光
自由詩
3*
19/12/15 2:33
暗渠
むぎのようこ
自由詩
3
19/12/15 1:24
雪の降らない街に大雪が降った
こたきひろし
自由詩
1
19/12/14 22:24
ノォノォ脳ガクシャ
ひだかたけし
自由詩
4
19/12/14 21:58
モノ
mmnkt
自由詩
0
19/12/14 19:49
幸せ
moote
自由詩
0
19/12/14 18:22
聖火ランナー、くまモンはダメ 熊本県打診に組織委「人でない」
足立らどみ
散文(批評...
0+*
19/12/14 16:28
労働
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/14 16:08
冬を越えるために・改稿
帆場蔵人
自由詩
3
19/12/14 16:05
むかし
はるな
自由詩
3
19/12/14 13:23
冬の陽
TwoRiv...
自由詩
3*
19/12/14 12:37
手
クーヘン
自由詩
5*
19/12/14 12:32
( 窓 )
墨晶
自由詩
2*
19/12/14 12:05
透明なアオイロ
卯月とわ子
自由詩
9
19/12/14 8:46
童話と実話の歪み
こたきひろし
自由詩
3
19/12/14 8:38
雨が
丘白月
自由詩
4
19/12/14 8:14
持ち物
ぽりせつ
自由詩
4*
19/12/14 8:00
ポエム雑誌
夏川ゆう
自由詩
2
19/12/14 5:26
屯/即興ゴルコンダ今年の字(司会はまいきーさん)
足立らどみ
自由詩
0
19/12/14 0:23
夢紫
邦秋
自由詩
4*
19/12/13 23:04
そしてがらんとした部屋のなかだけが
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
19/12/13 22:20
ノート(56Y.12・13)
木立 悟
自由詩
1
19/12/13 21:58
むすび はばたき
〃
自由詩
1
19/12/13 21:57
ノート(56Y.11・26)
〃
自由詩
5
19/12/13 21:56
嘘
AquAri...
自由詩
3
19/12/13 21:39
不良少女のポーズ
mmnkt
自由詩
2*
19/12/13 19:22
806
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841
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843
844
845
846
3.63sec.