この星の
誰も知らない
空き地で、
独り泣いてる
人を見つけた
唇を閉ざす桜の花びらが
あなたへ届けるハガキの
切手になるまで愛せるから
渇かないように
濡れないように
私を祈った季節を越えて
ジップロックの中で生きても
口づけに舞うほど強く ...
人ってさ
誰しも三つ持ってるよね。
一つは体
もう一つは心
そして最後に
かけがえのない
命ってやつ
何を今さら言ってんの
そんなの当たり前じゃないか
そんな事言わないで
...
恋人にもらった架空の靴で街を歩こうか。
(逐われる度に痛むんだ心臓が)
精神を病めば幽霊が見られなくなるんじゃないか?
(湿地で恋を叫びながら踊る人間たち)
かつての人は豹変する。
...
おばしまに乗る月は
妖精のスカート
葡萄色の瞳
月の吐息は朧にかかる
レンゲ畑は美しい雪の下
雪のミツバチはあなたの面影
月光を集めて飛んでいく
妖精のうしろ姿が見える
月 ...
香炉の炭が小さく赤く
藪小路の実のように
置かれた和菓子のように
上げた障子戸の向こうに
雪で染めた羽根が見える
茶室でふたりきり
白い息はひとつきり
他人の不幸に辿り着いたら
なぜだか幸せを噛み締めているようで
どす黒い絆という文字ばかり踊っているのです
空に近いところで
電線の数を増やすために
電柱に取り付けられた棒状のパーツが
電柱とクロスしていて
十字架のようになっている
電柱というのは宗教家である
世界中に張り巡らされ
イン ...
流氷の底につながってる
ぶらっくほおるの隅っこに
ちょこんと震えながら
持っていたのは
青一色の地図
そういやいつから
陸も山も
ひとも消えて
感情だけあふれるようになった ...
そのお嬢様は、人を信じることができなくて
そのお嬢様は、『いい人』のことが大嫌いだった。
いい人が、いいおこないをするのには
なにか理由があるんだと知っていたので
いい人を尊敬したりし ...
くさかれて
くさかれて
さきへさきへと
かわりゆく
れいわのさきへ
てをのばすとき
きづいても
つねにふたして
ねむるよる
のべのおも ...
煩い町に
ふれて
僕は 意味のまえにいた
夕がた
本をよんで
考えることを考えて
きみの眼を 思う
押しつぶした 光が
なんどもまる ...
話は長くなる
いくつか 電灯が浮きはじめる
夜 ためらいと苛立ちが覆っている
東京
思考のなかの
昇降するものをもたぬ
階段
道化師 指を剥い ...
躰のほとんどを
ねじれた袋におさめて
わたしたちは泣いていたね
はんぶん透けて
はんぶん凝ったような
美しさ 見えかけの 東京の月
あなたとわたしの約束が
野ざらしにされて
風化していく。
そして訪れる
クリスマスの
雪だるまがあなたの顔に似ている。
たとえば、キスという概念が
二人の間に降り注ぐことはなく
...
溢れ出す喜びでもあり
噴きこぼれる不満でもある
消えていく悲しみでもり
こびりつく思い出でもある
飲み干すと白い口ひげで
その瞬間だけ神様になれる
「先生、学校では
生きていくのに必要なことを教えるんですよね
それなのになぜ
自動車の運転を教えてくれないんですか?」
「それは、みんな運転する訳じゃないから」
「みんなが数学や英 ...
くちのなかで飴玉転がし
立ち消えた、
甘酸っぱい感情を
想い返す
作られた梅の酸味は
さらに人工的な丸い味がする
冬は、寒いから、嫌いだ
死んだ人のことも
...
語られ尽くした愛
あなたの見せるもの
わたしの生み出したもの
比べて見せて
本当を見せて
地面に手をついた雪は
もう二度と立ち上がれなくても
丸い形を幾つも残して
あなたの足音に手錠をかける
物語のラストシーンは
裏切りながら愛していくほど
私の真実に赤い実が落ちて ...
十代の終わりか二十代の始め頃
彼はその心の中にダイナマイトの束を隠し持っていたんだ
導火線が短くてさ
直ぐに爆発させてしまうのさ
そのせいか目付きが鋭くてさ
夜の繁華街を一人でぶらついて ...
星たちのありすぎるほどまたたく夜そこにしゃがんで母を恋う
東に東に行ってそれで見えるようになった建物が
大きいほど小さくなれる気がした
本当は寒いところならどこでもよかった
この季節に
身を預けたままぼんやり生きたい
ままならない生活、体、触れられ ...
思えらく心頭滅却 釜のなか くつろぐ鬼の明晰の夢
行きたい所を決めて
良いイメージを持ちながら
あなたとデートを楽しむ
見る街並みもお洒落な店も
輝きが増し特別感が湧く
何処へ行こうか
前日から色々考えて
幸せ気分を味わう
...
原色の静けさの中ここは湖底。
月光は青い輝きを紡ぐ糸のよう。
黄色の象徴は何を思うか。
息苦しく波打つ湖面に雨は降る。
血潮に染まる感情の震え。
息苦しさを抱える貴方が見 ...
公園を散歩してる時
電車の席で
映画館の座席で
その人はいつも右側にいました
レモンの香りを漂わせ
右腕に想いをこめて
引き寄せる腕力を示せたら
...
ご存知ですか
最前線の戦場で便意をもよおしたら
どう対処したのかを
そんなの知るわけありません
私は戦後生まれで虫一匹さえ殺せません
そうですよね。私も貴方と同様で戦後生まれです ...
方角はどっちでも拘らない
もし空を円盤が飛んでいたら
それを目撃してしまったら
携帯電話のカメラ機能で動画を撮るなんてとんでもない
私だったら
何も見なかった事にする
直ぐに忘れてしまう事 ...
人間とは
投射機なので
原画を変えれば
世界の色が変わります
私は家族という
絵本の物語を書き換えました
猿芝居は
もういらないから
日付順文書リスト
タイトル
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日付
この星の
足立らどみ
短歌
1
19/12/22 9:23
唯
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/22 8:20
命お前がある限り
こたきひろし
自由詩
2
19/12/22 7:51
架空の靴
阪井マチ
自由詩
2
19/12/22 1:34
美しい舟
丘白月
自由詩
1
19/12/21 22:57
幻の茶室
〃
自由詩
1
19/12/21 22:53
災害の地
〃
自由詩
1
19/12/21 22:49
電柱
mmnkt
自由詩
2*
19/12/21 19:56
青い地図
唐草フウ
自由詩
5*
19/12/21 19:52
云い放つ、『良い人なんて、大嫌いっ!』
秋葉竹
自由詩
5
19/12/21 19:33
くさかれて なにとなし
AB(なかほ...
自由詩
2
19/12/21 19:15
奇蹟
草野春心
自由詩
3
19/12/21 18:57
Resemble
〃
自由詩
1
19/12/21 18:56
ねじれた袋
〃
自由詩
2
19/12/21 18:53
ノエル
杏っ子
自由詩
0
19/12/21 17:31
ビールの泡
イオン
自由詩
1*
19/12/21 17:15
国家資格が笑わせる
〃
自由詩
0*
19/12/21 17:14
艶姿
秋葉竹
自由詩
5
19/12/21 14:53
形の無いもの
卯月とわ子
自由詩
2
19/12/21 13:19
ピリオド
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/21 9:29
電飾華やかな街では
こたきひろし
自由詩
3
19/12/21 9:23
すみれ日記
もっぷ
短歌
1
19/12/21 9:21
胡乱な冬
星染
自由詩
3
19/12/21 9:00
明晰夢
足立らどみ
短歌
0
19/12/21 6:07
デートは楽しい
夏川ゆう
自由詩
2
19/12/21 5:24
ヴァイオリン・ソナタ
メープルコー...
自由詩
4*
19/12/21 3:58
右腕
佐白光
自由詩
2*
19/12/21 1:38
戦場で飢餓状態に陥ったら
こたきひろし
自由詩
3
19/12/21 1:19
「もし」を重ね重ねたい
〃
自由詩
3
19/12/21 0:28
スクリーン
パン☆どら
自由詩
1*
19/12/21 0:13
802
803
804
805
806
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
817
818
819
820
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822
823
824
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830
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
3.86sec.