自粛期間が明けてから
私の腹にジッパー付きのチャックが
度々現れるようになった
それは外側からも 内側からも開けられる仕様になっており
たまに内側から少しだけチャックが開き
体内から何か ...
通りすがり
とある中学校のフェンス越し
昨日からの雨で校庭は
ぬかるんだり
小さな川が流れたり
片隅に植えられた
紫陽花の葉っぱの上では
雨粒たちが
青瑪瑙の勾玉みたいに
一 ...
こころみだれることなく
いたい
ふたりで
こころみだれることなく
いられたら
こんなに
こころみだれることもなかった
こころは
もう
じゅうぶんつかれた
ののはなを ...
昼休み
休憩室
メモ帳の隅っこ
「ツライ」
と
ポツリ書かれてた
反射的に
ぼくの
頭に浮かんだのはなぜか
「トモダチになろう」
...
夕暮れの間に
部屋に紛れ込んだ
黄金虫が
ノートの上で
休憩している
窓の外に広がる
分厚い雨雲に
遮られた
七月の夜
思い浮かぶ
とりとめのない
想いの数々が
私をとりまいて ...
毒があるんです そういって
その花は泣いた
拭っても洗い落としても
緑の茎を伝う紫の雫
花びらの裏側に
にじみ出てくる薄暗い素性
どうしても許せないという
戸惑い 悩み
毒などない振 ...
幸せに似ている夜を棄てられず愛ごと間違え続けるわたしは
コンビニの明かりで幸せになれるよ世界で一番神聖な夜
太腿の裏に棲む魔物薬指で撫でるこがねいろの陽が差す
泣く度に水槽に溜めて行 ...
ささくれた日々の赤い地平線
沈まないための甘いルーティン
何も生み出して来なかったから
嘘みたいに祝うものがなくて
今いる場所を太陽に変えて欲しい
一本の筋しか無くても
温度計のように天ま ...
不条理な場面に引っ掛けられ
怒りに駆られ足掻いたら
余計不条理な沼に引き摺り込まれた
泥沼、ドツボというやつだ
晴れない濡れ衣を着せられて
反射的に手を出して
いつも馬鹿を見るのはこの自分 ...
夜の間に翻訳した天球からの言語
「刹那の希望」
「刹那の絶望」
「修羅の光」
「修羅の闇」
「狂おしく」
「激しく迎えよ」
「その時を」
「金色の柱が屹立する」
「螺旋の龍が発す ...
{引用=とある一}
――――――それは
俯く若葉のこらえきれない涙
朝には珠となり蜘蛛の糸を光で撓め
――――――それを
誰が量ったか
人も地も飲み切れず地も人も飲み込むほどに
問う ...
みにくい花/即興ゴルコンダ(仮)提出都都逸
らどみ
Goyafaceとのかげ口さえも受けて前みる君が好き
即興ゴルコンダ(仮)http://golconda.bbs.fc2. ...
痴ほう症と呼ぶのは偏見を生む
から
認知症になって定着した
不良少年の不良は
欠陥品になってしまうから
非行少年と呼ばれるようになった
浮気が
不倫に格上げされて
罪悪感と背徳 ...
うっすらと血の滲んだ眼で
見上げた夜明けの空
朱の明星に涙がこぼれた
訳ではなくて
視界がぼやけていた
意味は不明
この心に立ち込める闇
闇は妄想へと生い茂る
私は名前を棄 ...
雨が多かった
今年の梅雨は長かった
梅雨は明けた
心のもやもやは消えて
夏本番を喜んでいる
湿気は多いけれど
梅雨ほどではない
梅雨は明けた
視野が開けたように
眩い世界 ...
駅の片隅にポツンと存在して
急ぎ足で通り抜ける人並みをながめる
ボックスでは最高の空間を提供してくれます
想像もつかない雑多な感情の言葉を
際限なく引き受けてくれ ...
根源的な飢餓が髄液を澱ませてでもいるように、奇妙な焦燥がゴキブリみたいに心臓を徘徊していた、何度瞬きをしても視界は良好というレベルには至らなかったし、チカチカと水晶体のすぐ側で忌々しい明滅が繰り返 ...
浅い眠りがぷつぷつ切れて
各駅停車の鈍行便
どこまでも続く雨音
霧のかなたで零れる警笛
深く
時間の底を潜っていく
ナイフのように黒光るレール
見覚えのある景色を切り割き
鈍く軋む
...
心の野辺
ゆらんゆらんと
揺れる森の紫陽花は
暗い雨空に青く浮き
翳る心のこの野辺を
仄明るく照らし出す
お買い物
遠く揺れる紫陽花に
呆けた顔して立ち尽くす ...
返済日 忘れてしまえ 都合よく
残業は 井の中の蛙 バックオーライ
認知症 産まれたときから 認知症
通販屋 買って懲りない 痛煩家
一月で 食費賄う 心太
あの世でも 助平じじ ...
蜃気楼
その名で呼んだ色街に
架かって照れてる、夜の虹かも
その過去の
醜聞まみれで死ぬ人生、
夜のうわさの拡散する街
このなみだ
風の奏でる優しさで
洗い ...
この詩が
誰かを幸せにしたら
ぼくは
やっと
明日へゆける気がしてる
けど
知ってる
ぼくに
その力がないってことは
でも
それにもきっと意味がある
かみさまは
たぶん ...
カワイイあのコはサイコパス
この大都市のリーダーだ
良心なんてカケラもない
でもそんなものイラナイ
何かしら政策を打てば
誰かしらが置き去りにされ
そいつは傷ついて涙ながらに訴える
あの ...
回廊の藍い絵 それは万華鏡の空であった 鼓動の海出逢った
深き谷間の野茨で道に惑い 甘糸そよ風の唄を縫い点けては
透過すると魅せる 刃こぼれは細胞分裂の衣擦れを連想させる
息つくも行き着け ...
この大雨のなか
幾つもの黄土の波線が
水浸しの校庭を遥か越え
何処までも走っていく
わたしの意識は冷え冷えと
その光景に呑み込まれ
どんどん平たくなっていく
荒い呼吸を繰り返し
次 ...
貴方が少しだけ
いい気持ちなれれば
いいなと思って
書いています
うけとった感慨を
形にしたくて
言葉を選んで
書いています
心象を
鮮やかに切り取った
リアルな作品が好きです
...
1時限目の授業では線分だったのに、4時限目が始まる頃には、世界に見えない向きへと広がっていった。
すぐ近くにある日々が、どんな場所より遠くに感じるとき、
とても遠くの景色が、すぐ隣にあるように思う ...
踏んだり蹴ったりの目にあって
精神が
ジャガイモのように歪になって
その上、凍てついて
カチカチに固まっていた
そんな僕の精神を
イザベラは、柔らかで、
あたたかな愛で、癒し、とかし
...
君が
君たちがした
たくさんの冒険
知ってるよ
夏の暑い日
タチアオイの咲く中
君の部屋に
みんなで集まってたろう?
あぁ、違う
そうじゃないんだ
あの夏
僕らが子供だっ ...
約束だったでしょ
動きすぎたら休憩って
休憩の後は
進んできた道とは
限らないって
私が勝手に言っただけ?
行き過ぎてたから
戻っても少しよ
きれいに分類したものまで
ぐっち ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チャック
ゆるこ
自由詩
3*
20/7/12 10:06
落ちてきて流れてゆく
まいこプラズ...
自由詩
4
20/7/12 7:56
とてもちいさなねがい
道草次郎
自由詩
1
20/7/12 1:45
なんでもない一日の中で
〃
自由詩
2*
20/7/12 0:58
翻訳作業
ジム・プリマ...
自由詩
0*
20/7/12 0:14
毒のある花
Lucy
自由詩
9*
20/7/11 20:34
まとめ1
星染
短歌
0
20/7/11 19:41
温度計の詩
ミナト 螢
自由詩
3*
20/7/11 19:03
トラブル
ひだかたけし
自由詩
4
20/7/11 18:41
夜の間に翻訳した天球からの言語
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/7/11 17:54
とある二編
ただのみきや
自由詩
5*
20/7/11 15:54
『都都逸』みにくい花
足立らどみ
伝統定型各...
1
20/7/11 13:16
言葉を
こたきひろし
自由詩
1
20/7/11 11:32
血の眼で
〃
自由詩
2
20/7/11 11:17
梅雨は明けた
夏川ゆう
自由詩
2
20/7/11 5:06
公衆電話
佐白光
自由詩
5*
20/7/11 2:10
それは広がり続け、そして深くなり続ける、そして二度と狭まるこ ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/7/10 23:43
夜が更けていく
Lucy
自由詩
8*
20/7/10 22:02
紫陽花(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
20/7/10 20:31
狂句⑬
あい うえお
川柳
0
20/7/10 19:44
白痴
秋葉竹
短歌
7
20/7/10 7:11
この詩が
道草次郎
自由詩
2*
20/7/10 0:40
カワイイあのコはサイコパス
紀ノ川つかさ
自由詩
1*
20/7/9 20:47
あおいえ
あらい
自由詩
1
20/7/9 20:09
乖離
ひだかたけし
自由詩
3
20/7/9 19:57
ポイントとコメント
ジム・プリマ...
自由詩
1*
20/7/9 18:45
とても広いね
水宮うみ
自由詩
5*
20/7/9 18:12
それが答えさ
ジム・プリマ...
自由詩
3*
20/7/9 13:32
野比くんへ
フユナ
自由詩
1*
20/7/9 2:14
空想はじめ
木葉 揺
自由詩
2
20/7/8 23:51
705
706
707
708
709
710
711
712
713
714
715
716
717
718
719
720
721
722
723
724
725
726
727
728
729
730
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
4.06sec.