花曇りの空に舞う胡蝶の
その透きとおった翅を
欲しいと思う
やわらかく笑う
ということを覚えたのは
いつの頃だったろう
新しいピンヒールが
足に馴染まなくて
ア ...
広い世界を旅することは
小さな生まれた街を知ることだ
暖かな心の街灯が灯る街で
もう何千回も行ったり来たりした表通り
名物のたこ焼き焼いてるおばさんは日本人じゃないけど ...
公園に着いたがエリカはいなかった
大きなため息をついて腰を下ろした
ふと、自分は何故こんなにがっかりしているのかと
疑問に思った
エリカという名前を知っているだけであとは
...
なっしんぐよね
なんもいらんの
なんもないのよ
ほしいもん
でなだよ
でなだ
すぺいんごでね
なしんぐって
たぶんだけどね
ちがったっけか?
とっときのばしょ
あ ...
この腕が
止まり木なのだと
いうあなた
飛び去る小鳥を
捕まえもせず
今はもう
止まり木なんて
いらないの
憩う日々より
愛が欲しくて
止まり木を
差し出す相手を
間違 ...
泣けばいい
泣いて涙を
流せばいい
泣いた涙は
すぐたまる
自分の器の
ちいささに
泣けばいい
泣いて涙を
流せばいい
泣いた涙を
ためこんで
小さな器を
ふくらませ
...
春雨
サクラの破片が
まるでガラスのように
散らかっている
太い幹から広がっているその様は
侵略
を思わせる
風が凪いでも
雨が降っても
抑圧にもならない
それは世 ...
見送るものは、誰もいない。
錆びれゆく確かな場所を示す
冬景色の世界地図を
燃やしている過去たちが、東の彼方から孤独に手を振る。
知らぬ振りをする眼は、遥か反対を伺って、
不毛な距離をあらわ ...
傘にたくさんの
好きな模様を描いて
それからその後
他に無い、の
こんな日は
幸せに
誰ひとり
死ななくていい
美味しい珈琲だ、ね
これはきっと
朝から何も
降りてな ...
見上げた空は
朽ちた星々の残留思念
生まれて死んで
死と再生を輪廻する満天
静まり返り
押しては返す波の音がひたすらに
耳に鳴り響くよ
死と再生のメトロノーム
何もない世界で
...
アルコールのキッスじゃあ、
このせかいもしびれたまんま、
しちゃうよ
そろそろ終わろうよう、
ねえ、
そろそろあんたは終わりだよ
って、
言ったでしょ
あれもこれもぜーんぶ ...
平日の昼間は外に出られません
ご近所の目が気になるから
面接は15時からと言われても
昼間にスーツ姿で家を出るところを見られたら
井戸端会議でどんなネタにされるかわからないので
朝のうちに家 ...
夜のネオンきらびやかな街の一画
あのストリップ劇場で出会った君に
僕はもう一度会いたかった
七色のミラーボールの下で
ピンクのランジェリーは様々に色を変え
君の肌もそんなよう ...
転げるように罠を張り
まんまとそれに引っ掛かった
執着と猜疑心と主張の狭間全て裏目
もがくあなた可笑しいったらありゃしない
硝子細工のふりしても所謂贋作
そんな眼じゃあたし殺せない
い ...
一度だけ夜を飛べない夜がある冷えた灯りのはばたきの道
降り来る火誰がおまえを責めようか燃えくずれつつ書きとめる日々
しあわせを感じたとたんしあわせは遠く ...
フュ−シャピンクの海を
ティ−スプ−ンで掬う
小匙1パイの海と、二つの地平線
いらない?
そうなの。
エメラルドグリ−ンの海、
痩せた指の隙間から零れ落ちる砂
でもね
私に ...
あなたに笑って欲しいから
私
ちょっとだけ頑張るね
本当に
めっちゃ好きだよ
ほど近い、
雨音の届く、
屋根裏部屋で、
眠りは紡がれる。
了。
ぼくは詩人
人に心の変化があるように
空にも心の変化があるのかもしれない
今日もまた
雨が降る中も
朝の散歩をしました
傘に雨粒がくっつく程度
風も穏やか
傘を上に広げ ...
お気に入りのファッション雑誌を買ってきた
特製コーヒーココアを台所から持ってきて
いけないとわかっていても
ベッドに寝そべりながらマグカップを傾ける
少しあわ立った薄茶色の液体が
きれい ...
新しいページは
触れただけで指が切れるほどシャープで
真っ白いページは
あっという間に血まみれになる
歴史が一度終わって
すぐにまた
次の歴史が始まったのだが
あまりにも鮮やかな手口 ...
なぜ犬のやつらは鎖で繋がれているときは吠えて
散歩に連れられているときは吠えないのだろう?
と言ったあなたは布団の中では悪夢にうなされて
部屋の外では快活に過ごせる哀れな狗でしたね。
わたした ...
星の茂みの広がる{ルビ遠音=とおね}の空で
回音をのぼりつめて円頂で弾け
ふくらんでゆく
重い光で発散しながら
無重力して律動する心臓
瞬く今晩は
{ルビ青柳=あおやぎ}に迷蝶がさ ...
「触れていい?」
聞かずに触れる
おもむろに
あなたの足の
爪先の薔薇
それは信頼を分かち合うほど遠ざかる
手にすることの叶わぬ蜃気楼
語れ詩人よ、嘆くが良い
無限の愛へ至る果てしなき道程を
愛しい人は常に傍らにあれど
己が胸に常に燃えるは
叶わぬ夢と虚しい願 ...
爛漫の春、日の光を一心に集めて
桜は夜に発光して花吹雪を降らす
花びらを拾い集めたその手
今は傘の花を咲かし
砕け散ったこころを
ジグゾーパズルのように
張り合わせる
欠 ...
眠れずに夜明けの足音聞きながら ナビの無い道 行く勇気だす
遠ざかる眩しき季節はもうこない 淡々とこなす 日常のわび
幼子の笑いし無垢の声を聞き 少しの安堵を灯して ...
まとわりつく
曖昧さと憂鬱の衣装を
剥ぎ取ろうとして
踊り 舞い 跳ぶ
目の前を誰かが作った物語が
通り過ぎて行く様をみて
風と雨の中で虚無の自分を確認する
夢を ...
脊椎に雷を流せ
前へ 前へ
その原動力を
フラッシュバックする景色
もう戻りたくない
前だけを見ろ
前だけを見ろ
脳髄に 雷を轟かせて
サンドイッチをほおばりながら
桜咲く公園に貴方と二人
桜の木のしたで戯れていた
あの頃生きることに真剣だったから
貴方の桜色に染まる様子が
眩くて
思わず足を滑らせた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花笑み
落合朱美
自由詩
41
06/4/12 21:17
簡単な街
山崎 風雅
自由詩
5*
06/4/12 21:11
僕と君と麦わら帽子と本 第五章
こめ
自由詩
3
06/4/12 21:06
とっておきのばしょ
よーかん
自由詩
3*
06/4/12 21:02
連作止まり木五七五
AKINON...
短歌
2
06/4/12 20:14
所詮五文字の涙
〃
自由詩
0
06/4/12 20:08
春雨
たけ いたけ
自由詩
4
06/4/12 19:17
喪失—失われるとき
前田ふむふむ
自由詩
12*
06/4/12 19:12
ひねもす
たもつ
自由詩
9
06/4/12 19:05
Runブンガマワール
完食
自由詩
2
06/4/12 19:05
あたしの脳を食べて
みい
自由詩
6
06/4/12 19:01
無職透明
新守山ダダマ
自由詩
8
06/4/12 18:59
ストリッパー (2)
ベンジャミン
自由詩
4*
06/4/12 18:55
メツレツメィディ
Mélodi...
自由詩
0
06/4/12 17:58
光と指
木立 悟
短歌
6
06/4/12 17:58
夢をいつも、
ユメアト
自由詩
1
06/4/12 15:55
安心してね
さー行きまし...
自由詩
0*
06/4/12 14:52
「 雨眠。 」
PULL.
自由詩
11*
06/4/12 14:52
ぽえむ君−晴雨−
ぽえむ君
自由詩
5*
06/4/12 14:32
コーヒーココア
まきび
自由詩
3*
06/4/12 14:31
ニュー・センチュリー
大覚アキラ
自由詩
2
06/4/12 14:21
走狗の悪夢
竜一郎
自由詩
0*
06/4/12 14:09
逢引
こしごえ
自由詩
12*
06/4/12 13:19
ペディキュアなくとも。
AKINON...
短歌
5
06/4/12 10:35
【物語詩】ドリアッド〜Please beloved, Ple ...
〃
自由詩
0
06/4/12 9:43
*花散らし*
かおる
自由詩
10*
06/4/12 6:54
眠れぬ夜に
山崎 風雅
短歌
3*
06/4/12 5:26
夢は夢のままで
〃
自由詩
1*
06/4/12 4:57
『落雷』
しろいぬ
自由詩
0
06/4/12 4:42
十年前の桜プラレタリウム
山崎 風雅
自由詩
4*
06/4/12 3:48
6264
6265
6266
6267
6268
6269
6270
6271
6272
6273
6274
6275
6276
6277
6278
6279
6280
6281
6282
6283
6284
6285
6286
6287
6288
6289
6290
6291
6292
6293
6294
6295
6296
6297
6298
6299
6300
6301
6302
6303
6304
加筆訂正:
逢引
/
こしごえ
[06/4/12 17:02]
最後の一行を削除しました。。
7.14sec.