がんばる毎日に
少し苦しくなって
変わらない電車通勤の中で
物になってゆれている
表情も段々よそゆきのばかりが増えて
本当に笑うことがなんだったのか
忘れてしまったみたい
そんな時は ...
ぼくは詩人
形ないものは形がないがゆえに
それはまた永遠の繰り返し
今日もまた
朝の散歩をしていると
水たまりに出会いました
少し離れたところから見ると
きらきらと輝いて ...
そして すみやかに崩壊が
つづいている いまを
いとおしみ 儀式の日に
ひろいやすいよう
骨を みがく
不忍池で坊主頭の老女が
毎朝かかさず平泳ぎをしている
白い八重歯に赤い糸を結びつけ
ゴーグルも付けずに潜水をする姿は
上野界隈では知る人ぞ知る隠れた名物で
池が見渡せる鰻屋の女将に聞 ...
往く逃げる一月二月背もたれに寂しくしない三月のうた
お母さんが苺をごはんに炊き込んで「あら、めでたい」とはしゃぐ陽だまり
三月に産まれた人は暖かい手首と冷えた足を備える
目薬をさして ...
地球が平面で切り取られていく
次々と
あの青い地球は
うるうると
断面を
見せ付ける
水族館になった
僕は
悪趣味のまま
...
水が!
水が!
蛇口から!
溢れているんです!
蛇の口です!
スネークマウスです!
それはネズミです!
今朝の食事です!
止められないんです!
止まらないんです!
誰か!
たす! ...
難しいことは
良く分からないけど
君と僕には
同じ血が通っている
それだけで優しい痛み
さかさまの本には
さかさまがたくさん書かれていて
さかさまに読むのに適している
でも目はひとつしかないので
ときどきふたつになるときだけ読む
そのほうがもっとぐるぐるするから
...
小さな頃ボクはぶどうになりたかったらしい
でも今は、何にならなくても
あなたがそばいてくれればいい
そしてあなたの1番に
・・・なりた ...
霹靂つづく
ひび割れのうつくし
触れず手になぞるのは悦楽ゆえ
木霊達いつぞなく墨色にてすすり泣きエコーす
すまないの言葉にも拍子を乗せて
治せばよろしの流し目にこころころげ
頷きは講釈 ...
まだ小学校に入る前だと思う
うちによく関さんが来た
今度の日曜日、関さんが来るそうだ
父が言うと
あら、じゃあ美味しいもの用意しなくちゃ
それが母の決り文句だった
僕は関さ ...
怒る怒る怒る怒り狂ったボールが大爆発炎症
爆発爆裂莫逆非道の大殺戮が瀰漫する日曜日
殺せ殺せ殺せと子守歌の輪唱竜胆胴田貫正国
がらんどうの地下道に待避せよ神経衰弱の蛙
がらんどうの脳味 ...
布団のなかで
好きだった本や
好きだった歌や
好きだった人のこと
考えてみる
それだけなら電気はいらない
暗くなってもさびしくはない
人間の胃袋がまいにちふくらんでいる
それは比喩 ...
輝いているのは 天使? 子供?
走り抜けたのは どちらさんね
赤い声で 深緑の影を追いかける
空から大きな優しいお目々が微笑んでくるけど
彼らは知りもしないゾ
遊 ...
小津安二郎のアングルで
見渡すかぎりに手を繋ぎ合う
梨の畑を見ている
綺麗だね
白い 白い 白い 花
人に{ルビ矯=た}められたのだとしても
ガラス張りのカフェで見ている
晴れて ...
君の走ったあとを
僕が追いかけて追いかけて
追いかけても追いつけなくて
同じ道を君の背中を見ながら走って
いつもいつもあとからついてくことしかできない
君の歌ったメロディ ...
「私暗い歌がすきなの」
「死ぬのとか、別れるとか、血がどうとか、イケナイ関係とか」
「だってむかつくじゃない」
「幸せいっぱいでそんな色しかない曲なんて」
「耳にするだけでうん ...
繋いでいた手が離されて
ぼくは一人になっていたよ
孤独がこんなにせつないものだと
君を無くして初めて知ったよ
ずうっとずうっと一緒にいると
勘違いしてたのは僕だけ
...
歌ってよ 海のふくろう
懐かしい歌を
愛しても愛し足りなかった
二人の思い出を
夢でも幻でもなく
あの愛が存在していたあかしを
歌ってよ 海のふくろう
懐かしい歌を
星よりも遠かっ ...
俺の隣で美しい娘が眠る
愛してはならぬ娘が眠る
花の撒かれた褥の上に
無垢の心をさらけだし
眠るお前のか細い躯
格子窓から吹き込む風に
お前の睫が微かに揺れる
俺の隣で美しい娘が ...
ぼくは詩人
自分に配達されたものを見ると
なぜか気持ちがわくわくする
たとえそれが
どんなにつまらないものでも
今日もまた
朝の散歩をしていると
郵便屋さんに出会いました
...
遠く過ぎ去った日々ょ
おまえはリグレットの走馬灯なのか
いまや「生」が手ごたえもなく戯れている
にびいろの「風」と「光」にむかって
近くに迫って ...
犬のあとをついてゆく
時おり振り返っては笑う
犬のあとをついてゆく
コンクリートの空の地下道
下半身が猫のままの
犬のあとをついてゆく
土の道のできそこない
泥のよ ...
何もかもがずれてゆく
不幸ばかりがやってきては去る
だが自分はここに居なければならない
自分以外のもののためにここに存在しなければならない
いつかは離れていってし ...
何かを考えるだけの血が
脳まで登ってこない
ほっこりとした二重まぶたの少女の絵を
どうしても描けないでいる
日光のなかの
なかば乱れほどけた金色
灰紫の瞳は
別の時間のた ...
散る散る ちるらん
花びらの
風に任せた行く先は
夏の匂いの西方か
揺り揺る ゆるらん
水面に降りて
さざめく海に恋がるるか
思えば君に逢うた日の
宵は海辺に砂嵐
さらさ ...
宇宙の切れ端を集めて夢を描く
白紙の所が在って欲しい
君が好きな色が合って欲しいから
右手で宙を掴んで
形のないものを掴めたのなら
左で筆を走らせ
形のないものを描けるのなら
ど ...
好きで好きで
たまらないのにさ
恥ずかしさとか
色んなもんが頭をよぎって
言葉になんないんだ
好きだよ
そんな一言すら言えなくてさ
一緒に歩いていて
君の手を握りかかった手 ...
爽やかな春風の中で
生まれたばかりの瞳して
あなたは聞くのです
今日は何日?
今何月?
何曜日?
くっきりと二重瞼を見開いて
あなたは僕を見つめるのです
ねえ、今何時?
お水飲み ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空を見上げて
暗闇れもん
自由詩
1*
06/4/16 22:23
ぽえむ君−無形−
ぽえむ君
自由詩
9*
06/4/16 21:49
そろもん(知命の話)
みつべえ
自由詩
1
06/4/16 21:48
早朝の朱鷺
よーかん
自由詩
3*
06/4/16 21:40
三月のうた
りっと(里都...
短歌
2
06/4/16 21:39
「額縁」
たけ いたけ
自由詩
3*
06/4/16 21:24
マウストゥーマウスネーク
美味
自由詩
7*
06/4/16 21:18
それは家族という
〃
自由詩
3*
06/4/16 21:08
ノート(夜のうた)
木立 悟
自由詩
5
06/4/16 20:53
なりたいな、なりたいな
柚姫
自由詩
1
06/4/16 20:48
天気雨の狐よ
かぜきり
自由詩
2*
06/4/16 20:19
関さん
たもつ
自由詩
8+
06/4/16 19:31
サッカリン
あおば
自由詩
5+*
06/4/16 19:30
環境矛盾
ZUZU
自由詩
7
06/4/16 18:43
天使と子供の遊び場
ヨルノテガム
自由詩
1
06/4/16 18:24
梨の花
はなびーる
自由詩
1*
06/4/16 18:17
カノン
兎乃 しずる
自由詩
3
06/4/16 18:00
彼女のすきなうた
ANN
自由詩
2*
06/4/16 17:50
繰り返す
こめ
自由詩
5
06/4/16 17:46
歌ってよ海のふくろう
AKINON...
自由詩
3
06/4/16 17:07
She Sleeps in Beauty
〃
自由詩
1
06/4/16 17:06
ぽえむ君−配達−
ぽえむ君
自由詩
5*
06/4/16 16:47
とある呟き
信天翁
自由詩
2
06/4/16 16:41
30Y・10.13
木立 悟
未詩・独白
2
06/4/16 15:40
30Y・7.24
〃
未詩・独白
3
06/4/16 15:39
30Y・7.7
〃
未詩・独白
2
06/4/16 15:37
さくら貝のうた
銀猫
自由詩
15*
06/4/16 14:12
キャンバス
海月
自由詩
2*
06/4/16 14:10
告白・・・
えりす
未詩・独白
3*
06/4/16 13:53
ささやき天使
草野大悟
自由詩
2
06/4/16 13:45
6258
6259
6260
6261
6262
6263
6264
6265
6266
6267
6268
6269
6270
6271
6272
6273
6274
6275
6276
6277
6278
6279
6280
6281
6282
6283
6284
6285
6286
6287
6288
6289
6290
6291
6292
6293
6294
6295
6296
6297
6298
加筆訂正:
「 みつけ、て。 」
/
PULL.
[06/4/16 19:42]
そこはかとなく、なんとなく。推敲しました。
7.17sec.