フルルフルルと
大地を震わせ
雨が降る
ふわっとむずむず
芽吹いて緑
ちっちゃくても
若芽はやっぱり
イチョウ型
ハンガーの代わりに
お寝坊な樹々の若枝を
ポッキリ ...
この祈りは誰にも届かないまま
虚空を彷徨いながら
静かに煙を巻き上げて
消えてしまった
最初から
そこには何も
存在していなかったかのように
誰かに見えない糸で操られ
無機質な感情 ...
シャープペンシルが軋む悲鳴の
夜がやってくる
割れた背中を 走る糖脈
じりじりと 焼けだす汗
闇と競いだす白
ソルソンバシルが深く肉に食いつき 水を破壊し
水紋を数枚割って 逃走す ...
最初に見たのは君の 背中 だった気がする
瞬きをしたら君はすごく大きくなっていて
私には 頭が見えなかった
次に見たのは
私を通り抜けて背後を見る君の目玉 だった
いつかの瞬間に ...
ぎゃっと
言って
飛び跳ねたのは
蛙のような男
ひっくり返ったのは
瀬戸物の青がえる
緑の館にすむ者たちがイカレタあとで
笛吹童子が廃品回収にいそしむ毎日
退屈だなぁと
鳥山 ...
あんずの木が
温かい午前の光に
淡く染められている
あんな風に笑えますかと
あなたは訊きましたね
異邦人と呼ばれる彼が
いつまでも私のそばにいられる訳も無く
いらだちと不安だけは
...
一寸の安らぎに
耐えかねて
毒を飲んで吐き
もだえる
仏門の前に立って
拝んだりしてみても
卑猥な美しさに見とれ
煩悩と野蛮にふける
しつこい奴には平気で眉をしかめるし
腹の立つこと ...
ガリガリガリ
潤滑油の切れた
頭の回路
親友さえも
疑ってしまうほどの
罪な波長を出してしまう
一人の夜の散歩
孤独の月が僕を
照らしてくれる
...
ぼくは詩人
時の流れとは世代から世代へと
その心をゆずり渡すこと
今日もまた
朝の散歩をしていると
ポケットコンピュータに出会いました
電卓よりもちょっと大きい
道ばたに ...
私を繋げてくれるモノ
私は料理が苦手ですと
胸を張って言えない世の中で
胸を張ると
偉そうに見えるので
それだけで
パスされてしまうので
お嫁さんになど
ならなければよかったかなと思いました
それさえ
認 ...
遠いところで
君が困ってる
困ってる
僕は何ができる?
何ができる?
胸の中で
大きな水風船がふくらんでく
息が苦しくて
ドキドキしてくる
この水風船
君の分ならどんなにか ...
(一)
駅の改札を出て
長い階段を下りたところで
醜く太っていて、サスペンダーと蝶ネクタイをした
男に声をかけられた
公然わいせつ以外のすべてのこと。
世界と呼ぶには狭すぎる生活、 ...
魚みたいな
洗濯バサミで
つまんだ
テーシャツ
アジトで
湿っているのに
どこか 涼しげ
昨日 相棒だった
ジーパンに
まだ 仕事かい?
なんて
...
必死に壊れつづけている
飛び散る銀色のビス
耳には音楽のようにつづく歯車の諧音
プリミティヴな装置に
青い微笑み
必死に壊れつづけている
遠くから重く暗い地響きのようなうなり
は ...
家路をいそぐお父さん達が
バイクに跨って知らない街にやってきた僕を
少しだけうらやましそうに見てる気がした
だから僕はかっこつけて
夕暮れの空を見上げてたんだ
そんな街の交差 ...
揺さぶられ、られ過ぎて現世の枠組み
から、西洋の葦を解体する
人に在らざる者たちが
化石になった抽象を来世から見下げている
鳴らした心臓は高雅の指に触れると
夢中で
潰れるほど高さへ、たく ...
痛いのは嫌いだ。
けど
癖になる
だから私はそれを始めない
手を染めてしまえば
気づいてしまう予感がする
もうずっと
多分ずっと前から
私は
耳鳴りがする
4分を過 ...
切なさが僕の胸をしめつける
反射する想いのベクトル
電池切れの時計のように
僕の心はにぶく重たい
南風はいつ吹くの?
問いかけた空には
少しグレーの雲が流れる ...
あの人は
新しく買った携帯に
最初に着信履歴を残した人
あの人は
微かに触れただけの私の手に
十分すぎるほどの温もりを残した人
あの人は
忘れかけてた恋心を掘 ...
光のくずは
朝のなかをかがやく
屋根にならぶ
しずくの
影
雨の音は
あたたかな蒸気と きみを はこぶ
まどぎわにあそぶ
まだ 新しいひとみで
洗われてゆく 世界をみつ ...
窓辺に座って
夜の雨を見つめていた
一人の部屋から
もう一人の自分が激しく叫ぶ
騙されるな、邪魔させるな、強くなれ
何処にも帰る場所はない
何処にも ...
地元の海を見に、帰ります。
海岸にはいろいろなものが流れ着いていて、
それらを愛でに帰ります。
磨かれた硝子、
滑らかな流木、
色巻貝の中心、
秘密の詰め壜、
...
むずがゆくって
くねくねしてる
なでる風がやさしいから
もういーかい
まぁだだよ
きりんみたいに首をながくして
まってます
むずむずがこぼれるたびに
くねくねしちゃう
もういーかい
...
青い思い出
遠ざかる青春の光
理の道
けもの道
タイミングの悪い信号を無視して
となり街のあの娘に会いに行こう
夜の中 孤独に灯る自動販売機
瞳に映る光 ...
森のはざまの道に無数の
人のかたちの木漏れ日がいて
静かに立ちあがり招くとき
空はすべて木々になり
道は奥へ奥へとつづく
石の階段に灯りは無く
糸の光がゆらめいている
...
早朝の廊下に
自分の小さな臓器が
ひとつ落ちている
拾い上げて
その、つるりん、とした表面を
爪の先で掻いてみる
夕べはここが痒かったのだなあ
ということがわかる
身体に戻すの ...
ひとみちゃんは女の子で
ひとみちゃんの瞳(わたし)も女の子なので
お洒落がしたくてたまらないんです
『からあこんたくと』を着てみたいんです
赤はちょっとこわいから いや
青は何だか似合わ ...
月に手を伸ばして
閉じた指を開くの
そうら 見えるでしょう?
指の隙間から
あなたの瞳を刺す色が
薄ら白い色が
小さく歪んだ円が
背を向けたら
伸ばした手も空を切って
細 ...
冑(かぶと)を脱いだ騎士に
掛けられる言葉はただひとつ
おまえがなぜここにいる?
チェブラーシカ*
は、みかん箱から出てきて
友達を探す、あのぼろぼろの風体で
手萎え足萎えのばった ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
*春を埋ける*
かおる
自由詩
7*
06/4/28 7:55
操り人形
AKiHiC...
自由詩
3
06/4/28 7:23
そこに いる
英水
自由詩
1*
06/4/28 4:30
次元のいと
駝鳥
自由詩
2
06/4/28 2:48
欺瞞の坪庭
あおば
未詩・独白
5*
06/4/28 1:54
杏
半知半能
自由詩
3*
06/4/28 1:28
無題
ミネ
自由詩
2
06/4/28 0:55
にんまり
山崎 風雅
自由詩
2*
06/4/28 0:30
ぽえむ君−時代−
ぽえむ君
自由詩
4*
06/4/27 23:49
外の世界と
fuchsi...
携帯写真+...
2
06/4/27 23:45
ホットケーキ
蒼木りん
未詩・独白
2
06/4/27 23:36
うずくまる
日朗歩野
自由詩
1
06/4/27 23:22
黒崎にて
k o u ...
未詩・独白
6*
06/4/27 22:44
マイン マリン
砂木
自由詩
9*
06/4/27 22:31
incomplete poet
塔野夏子
自由詩
12*
06/4/27 22:23
夕暮れ
なごまる
未詩・独白
2*
06/4/27 22:20
Computer
シャーロット
自由詩
1
06/4/27 22:18
袖を捲ってみたが
dew
未詩・独白
1
06/4/27 21:09
つぶやき
山崎 風雅
自由詩
2*
06/4/27 20:46
あの人は
Keico
自由詩
3*
06/4/27 20:26
水中花
はな
自由詩
9
06/4/27 20:25
強さ
ジム・プリマ...
自由詩
0
06/4/27 19:01
サト
実夜
未詩・独白
2*
06/4/27 17:57
はるのむずむず
美味
自由詩
1*
06/4/27 17:48
飴をくれる神様
山崎 風雅
自由詩
2*
06/4/27 17:40
午後と鈴
木立 悟
自由詩
4
06/4/27 15:52
夏休み
たもつ
自由詩
4
06/4/27 15:39
ひとみちゃんの瞳
しでん
自由詩
1*
06/4/27 15:02
ひかり
ユメアト
自由詩
3
06/4/27 14:21
宿命
竜一郎
自由詩
1*
06/4/27 14:08
6244
6245
6246
6247
6248
6249
6250
6251
6252
6253
6254
6255
6256
6257
6258
6259
6260
6261
6262
6263
6264
6265
6266
6267
6268
6269
6270
6271
6272
6273
6274
6275
6276
6277
6278
6279
6280
6281
6282
6283
6284
6.72sec.