飛び上がった身体は
地面から順に世界を捨てていったのだ
アキレス腱からハムストロングにかけては
やはり加速が強いが尻では一端躊躇する
背中はすべてを覚悟していただろう
椎間板の辺りか胎盤のま ...
音の無い夜
僕は一人、煙草をふかす
空には数え切れない多くの星
大きな大きな世界の中で
小さな小さな君を思う
取るに足らない小さな星も
僕にとっては何より大切な星
...
シンデレラの夢
灰にまみれ
笑っていた
不細工な形
夜中二時過ぎて
夢が覚めた
終りの無い
理不尽の宴
さあ狂いましょう
踊りましょう
体忘れ
二人きりで
黒靴の少女
夜のワルツ
秘められた
...
人妻嗅覚が
人妻爬虫類並に
人妻いやらしい臭いを
嗅ぎ分けて
人妻ゆっくり
のそのそと
こちらに近づいて来、
腐りかけた野菜果実だけを ...
ぼくは詩人
数学の世界も
詩の世界なのかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
数学者に出会いました
何かを数えているようです
1,1,2,3,5,8,…
...
なんか考えてる様に見えて
意外とぼけーっと変なこと考えてます。
割とポーカーフェイスなので
驚いたり焦ったりする仕草は無いですが
普通につまづいたり
道に迷ったり
外人サンに道 ...
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□ □ □ □
□ □ □ □
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舗装された道の
ペイントされた、とまれ
踏みつけられた骨の色の
見上げる季節の樹香
舞い散ってへばりつく
美しいという名の死骸
立ち上がれない
ペイントされた、とまれ
月が ...
のこされた風の中
四月がやって来る
この思いをのこしたままで
新しい輪に入らなければならない
記憶を背後の倉庫に閉じこめて
残酷な月が始まる
すべての匂いや音や色が
われわれを呼吸困難に ...
ゆびさきのまちなみは
すりきれたしんきろうをひきずりながら
すいへいせんのかがみに
あおぞらのつきをうかべている
どこからかのさいしゅうへいき
そのきせきとかがみのきせきがこうさくする
...
赤い靴をはかされて
踊り続けるのはやだな
意外に知られていないのか
うっかりさんが多いのか
みなさん踊り狂っていらっしゃる
赤い靴をはいて
踊らされ続けるあの子が
痛みをこらえながら ...
学校は不思議
ワックスをかけてみがかれた木の床と
コンクリートの壁
誰も居ないときはすごく寂しいところなのに
そこに私たちがひしめいて笑いあうと
途端に学校が息をし始める
卒業を前にし ...
とろりとことこ船影が
岬を曲がって帰ってきます
時計はもう零時を回っています
恋人よ
よい人であろうとすることが
いかに厳しいか
僕はとりとめもなく考えています
この密やかな夜に ...
星が刺さるほどに冴え返って
赤く爛れた月がうずくまっている
砂利を踏む音だけが
近い
門構えを超えると
冷たい墓石の間から
卒塔婆の墨字が倒れかかる
かねてか ...
桜土手通りの
ほんとうの季節
夜、春香を写しとる水面に
ひとの本性があばかれる
だから秘密は
誰にも知られないように
喉から太い棒でも吐き出すみたいに
喉を丸く膨らせて
叫んでいる男があった
付き添いの若者が言うには
鶯になりきっているのですよ
いや、一向にそうは思えませんね
男は ...
あのひとは花を売るのをやめて
いったいどこへいったのか
わたしがそこへ訪ねていけば
ガラス張りの木枠の中
古いミシンが1台切り
道路の上の毛皮のように
カラスに喰われて
何もない、わ ...
今年もまた、
桜が咲く。
「誰が為に」などと
言うつもりはないが。
去年までがそうだったように、
来年もまた、咲くのだろう。
二度と見ることはかなわない
あの桜も咲いているのか。
こ ...
まんべんなく
優しさにまぶした後
で 2,220 g の遠心分離によって
世界の上清になって
抽出されるはず
のそこには色も味も素っ気もない
もの
で臨界のそれ
は夜を
誰も ...
夜行バスは定刻通り発車した
僕は君の写真を見ている
もう使わなくなった
古びた定期入れに君の写真を入れた
とびきりの君の笑顔
ただそれだけを持ってきた
僕たちが離れている間
...
春の日をおもいだした
時間の流れをしらない午後
黄色っぽい、浴室のライトが
人肌の温度をもった水を
きらきらと透き通ってみせた
やさしさに満ちた浴槽で
ベビーパウダーが舞いあがった
...
おかっぱ頭を
フィキサチーフで固めたら
お椀になった
だから
メダカを運ぶことが出来たのです
ぼくは詩人
みずみずしい生の息吹は
新しい幸せの感触
今日もまた
朝の散歩をしていると
少年に出会いました
1本の木に
小さな鳥の巣を取り付けていました
ここに鳥 ...
それがいつもの常である
変わらぬ桜がそれにある
雨の飽和した合間にそれとある
傘を大きく膨らませてそれを聴き
まつろわぬのはいずれかとそれととい
ぬかるむ根元にてそれを待ち
濡れた手でそっ ...
華が散る
ロマンティックなあなただから
あたしにさよならを捧げたの
ただ去っていく
ただ去っていく
冷たくあたしは冷えていく
春がきたからコートをしまった
ストーブだってしまったよ
...
水も土も風もなく
時に沈むものがあり
しきりに裏返る光の道端
白い曲がり角を照らしている
腕のない小さな聖人像が
ささげられた花に埋もれ
地に向かいかしづく姿は
まる ...
女房と二人で梅干づくりをする。
台風が近づいている。
空は青く晴れているが、蒸し暑く
窓から入ってくる風は生暖かい。
梅の実のいい匂いがする。
昨日、兄嫁の実家からいただいてきたもの ...
運命を
装い恋に
落ちた振り
落ちた時点で
運命だと知る
返歌
運命と
信じる君の
その笑顔
見つめて気付く
運命の恋
運命は
偶然 ...
陰鬱な冬の雲が去りゆき まだ見ぬ春がやがて訪れる
染まれ琴の音よ 新緑の色に
私は愛を語り 春の喜びを奏で
まだ見ぬ無限への憧憬の日々を謳う詩人
晴朗な春の風が去りゆき まだ見ぬ夏 ...
ターミナルに出ると
うす青い空が広がっている
通りは車で渋滞していて
そのまんなかでは 赤信号が
意味をさがしながら
点滅する
帰らなければ、と漠然とおもっていた
帰ろうとするその方角を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
醜い四月に
窪ワタル
自由詩
6*
06/4/12 1:33
音の無い夜
冬人
自由詩
1
06/4/12 1:16
「愛しい死神に」
木賊ゾク
携帯写真+...
4
06/4/12 1:05
人妻キューブ
ヨルノテガム
自由詩
0*
06/4/12 1:00
ぽえむ君−神秘−
ぽえむ君
自由詩
5*
06/4/12 0:53
私ホントにベタですから
mac
自由詩
2*
06/4/12 0:44
ふたたび 川を名付ける
槙田雪
自由詩
2+
06/4/11 23:48
踏みつけてふりあおぐ、春
たりぽん(大...
自由詩
16*
06/4/11 23:35
四月のいる場所
岡部淳太郎
自由詩
16+*
06/4/11 23:14
きえたほしとあおぞらのつき
ススメ
自由詩
3
06/4/11 22:46
あおいうみ
なごまる
自由詩
3*
06/4/11 22:34
杉の影さす教室〜中学卒業によせて〜
まきび
自由詩
2*
06/4/11 22:26
完全に与える/もしくは奪う
けんご
自由詩
2
06/4/11 22:23
密会
アシタバ
自由詩
1
06/4/11 21:51
春の本性
たりぽん(大...
携帯写真+...
11*
06/4/11 19:41
ウグイス
アシタバ
自由詩
0
06/4/11 19:26
花売り
篠有里
自由詩
5*
06/4/11 18:32
桜の下で振り返ってはいけません。空をあおいで笑いなさい。
逢坂桜
携帯写真+...
11*
06/4/11 18:30
滲んでいった夜について
AB(なかほ...
自由詩
2
06/4/11 18:10
@写真
貴水 水海
自由詩
0
06/4/11 17:40
BIRTHDAY−ベビーパウダー
かのこ
自由詩
1
06/4/11 16:56
春の中子
ヌカ人形
自由詩
0*
06/4/11 16:04
ぽえむ君−若葉−
ぽえむ君
自由詩
3*
06/4/11 15:44
雨のちそれ
かぜきり
自由詩
1*
06/4/11 13:49
春霞
春日響
自由詩
1
06/4/11 13:47
午後と街
木立 悟
自由詩
2
06/4/11 13:29
台風が近づいていた
たもつ
散文(批評...
8*
06/4/11 13:28
アイタイ運命五七五
AKINON...
短歌
4
06/4/11 12:33
四季折々に寄せて
〃
自由詩
1
06/4/11 12:31
終着、そこからの
望月 ゆき
自由詩
22
06/4/11 11:03
6265
6266
6267
6268
6269
6270
6271
6272
6273
6274
6275
6276
6277
6278
6279
6280
6281
6282
6283
6284
6285
6286
6287
6288
6289
6290
6291
6292
6293
6294
6295
6296
6297
6298
6299
6300
6301
6302
6303
6304
6305
5.69sec.