菫が桜に嘆きます
私もあなたみたいに
空いっぱいに花を咲かせられたらいいのに

桜が菫に答えます
私もあなたみたいに
風に吹かれても散らない花びらが欲しいわ

月が太陽に嘆 ...
ひっくり返った茶碗のような
下弦の月から落とされて
君と花見をしてみたい
桜満開一寸法師
はなさかじじいはどこにいる

茶碗のお船がひっくり返り
桜の海へとダイビング
お ...
君を撮りたい
その息遣い
真面目な顔からぺかっと笑うところ
拒絶のない空気
軽く頷くしぐさ

写真映りを気にするけれど
平面だけじゃ足りないだけ
君の喜怒哀楽
君の生きた時間
君の ...
蛙の学校では、生徒たちが歌声の大きさを測られている、太陽は
乾ききらない血の色に染まって、もう四角になってしまいたい、
夕焼けは蛙の先生を慰めることはできない、助けてください、の
叫びは、鳩たち ...
ぼくは詩人

感謝されることよりも
感謝する方が難しいこと
かもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
老婆に出会いました

花に向かっては
「ありがとう」

小鳥 ...
水たまり ゆらゆら 白くのぼり 消ゆる
あたたまって 心 雲になるは ゆらゆら

申し送りの 風とともに 消ゆる
季節といえば それだけで 過ぎてゆく

はるかな る ゆらゆら
萌え出ずる若葉の頃、
1匹の灰色狼が池のほとりに佇んでおりました。
なんということもなく、お腹いっぱいで、
ひらひらと舞い落ちる華筏が造る波紋を
ぼんやりと眺め、いつの間にか、
うつ ...
祖母からもらった古いオルゴール
流れていたのはショパンのノクターン

鍵を失くした古いオルゴール
あの人からの手紙や写真が詰まった
開かずのオルゴール

もう1度聴きたい
あのノクター ...
夢のつづきを上映なさる、
あめ色に半透明な
翅のスクリーンに

隙もなく並べられた円卓が。
潤む瞳、
凸レンズ式の

灰皿におとした視線に煙り
鉛の筆跡で笑えず。
夕べは、霧の森で ...
朝の来ない夜に溶けて
報われない愛ばかり貪る
夜と朝の境目を
あたまにもんやり思い描いて
その境目に垂直に
新しい線をひとつ引く

こんな簡単な線なのに
名前も何もないのは
きっと必要がないからだけど

わたしはソレに
ポピー ...
かくしたの。

たまごかくして、
おいたの。


とんがり帽子に、
かくしたの。

帽子の中には、
にわとりさんがいて、
たまご暖めて、
いるの。 ...
何歳になっても
かわらないこと

かわいい人に
愛されて

太陽がぽかぽかする
川辺で

目を閉じて太陽を
見つめてごらん

ってささやきながら
抱き合って

せせらぎの ...
 突然オレンジの閃光がぼくを照らした
 光りのなか
 僕は立ちつくすんで
 身動きがとれない

 日々重なる重圧
 生きることを諦めたくもなる

 希望の咏をねじり込んで
 頭にイン ...
月が満ちた夜、私の身体、ひとつひとつの動作の継ぎ目や隙間から、生暖かい性感が分泌物のように滲み出ている。
私自身そのことに気がつかないにしても、やがては溶岩のような暗い輝きを持ったひとつひとつの細胞 ...
ぽっ、と生き物の匂い
振り向いたけれど
ここはもう教室ではなく
ただ頬に、そして体に、雨でした
生き物ではなく
春で融けただけの


ああ
かつて
純だった
まば ...
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ...
その破天荒な男は 
ある晩、僕等の目の前に現れた 

目に映るあらゆるものに逆らい
虚空に拳を殴りつけ 
いつも目に見えない何者かの影に怯えながら
心の弱さと戦う彼は 
一体何を求めてい ...
実験結果:


?.

毎日 (散歩つくり収納地位遭う品物物を質に入れるつくる毎放物線の状況受け渡ししょき寒まばたきもせずつくる急速に来る爽快堕落する )

(もに(で)変える感情盛大な ...
大切なもの
今の仕事と君の存在と些細な夢
どれも失くしては生きていけないだろう

僕の仕事は都会と同じ湿り具合
歩くことすらもままならない
それでも一歩を地面につける事で生き抜けれる糧とな ...
明るい朝の日差しのなかで。
痙攣する手が手渡そうとする綿毛のたんぽぽ。
飛び立ってゆく綿毛、綿毛、
白いこどもたち。


白いのは綿毛ではなく世界ではなく私の視界でありより正しく言うならば ...
ぼくに つのがはえ、そのつのは こわれてしまった

ぼくに つのがはえ、そのつのは こわれてしまった

ぼくに つのがはえ、そのつのは こわれてしまった

ぼくに つのがはえ、そのつのは ...
突端優れている庭地下は声だらけ

黄いろい夕方の目的を記しておく

今朝とれた野菜くすくすくすぶる食卓

粉持ち歩く助手自身既に粉の一部

引っ越し終わるまず峠を箱から出し掛ける

...
髪をゆるやかに洗う春
花たちを促し
か細くささやく夜
はらはらとお話

本は開いたままに
ゆらり眠り
ホルンの音が耳に
夢に妖精が踊り

そっと見ていて
あの歌
空と大地に触れ ...
あなたが自分を犠牲にして

たくさんくれた

こんな大切なキラメキを



あたしは少しでも

あなたに

あげることができたのかな
あなたを
所有することも
捨て去ることも
できずに

ただ
他愛無いメールを打って
返事が来れば
それで 
幸せ

めざましテレビの占いが
なんとなく気になるように

今日 ...
一月、十六日。

六時前のマクドナルド
たわいも無い指先の遊び
傷の治りが遅いと
友人に指摘され本屋へ
私は珍しく眼鏡
雑誌と文庫を手に帰宅

今日も今日のおしまいまで
...
ぼくは詩人

何か見ると
時として思い出や未来まで
見えるのかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
看板に出会いました

捨てられてしまった看板
すでにもう泥だらけ ...
おばあちゃんがすばやく縫ったのは

転がったネコ
むっつりしたサラリーマンに
走るランドセル
白く光る空気の中の
まるい栗畑の景色

白い雲の手袋をしたおばあちゃんが
渡してくれたそ ...
春の日のベンチに腰かけ 
ひらひらと舞い落ちる 
桜の花びらを見ていた 

肩越しに吹き抜ける風が 
「 誰かの為に身を捨てる時
  そこに天はあらわれる 」 
と囁いていった 

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
菫と桜と月と太陽AKINON...自由詩206/4/15 15:44
【五行詩】はなみうた自由詩106/4/15 15:43
最後のカメラloveon...自由詩206/4/15 14:02
泡の葬列はなびーる自由詩3*06/4/15 11:27
ぽえむ君−感謝−ぽえむ君自由詩7*06/4/15 11:26
ゆらゆらなはる ひより未詩・独白4*06/4/15 10:44
*満腹なおおかみ*かおる自由詩4*06/4/15 9:11
@オルゴール貴水 水海自由詩506/4/15 9:09
無声映画こしごえ自由詩15*06/4/15 7:26
ヨルエラ携帯写真+...206/4/15 4:09
13歳の記念日に長谷伸太自由詩1*06/4/15 3:35
「 みつけ、て。 」PULL.自由詩15*06/4/15 3:27
川辺でセックスするよ七尾きよし自由詩3*06/4/15 3:10
満潮の海原にこぎだして山崎 風雅自由詩1*06/4/15 2:43
彼の指が私の内臓にくっきりと跡をつける自由詩206/4/15 2:22
不透明な春A道化自由詩1206/4/15 2:21
断片集「幸せの庭」簑田伶子自由詩46+*06/4/15 1:36
カオリン・タウミに捧ぐ服部 剛自由詩2*06/4/15 1:24
実験と 材料(1+1)/...未詩・独白0*06/4/15 0:51
大切なもの海月自由詩0*06/4/15 0:48
震顫佐々宝砂自由詩1406/4/15 0:46
つの青色銀河団未詩・独白1*06/4/15 0:18
残業火事黒川排除 (...川柳106/4/15 0:12
ふるる自由詩16*06/4/14 23:47
さー行きまし...自由詩006/4/14 23:37
あなた占いuminek...未詩・独白5*06/4/14 23:36
ショーケースエラ自由詩106/4/14 22:52
ぽえむ君−看板−ぽえむ君自由詩6*06/4/14 22:49
銀色の針の縫い物長谷伸太自由詩406/4/14 22:48
春の夢 服部 剛自由詩6*06/4/14 22:33

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加筆訂正:
*春を見にいく*/かおる[06/4/15 11:20]
萌黄出す→萌黄色の
5.78sec.