水も土も風もなく
時に沈むものがあり
しきりに裏返る光の道端
白い曲がり角を照らしている
腕のない小さな聖人像が
ささげられた花に埋もれ
地に向かいかしづく姿は
まる ...
女房と二人で梅干づくりをする。
台風が近づいている。
空は青く晴れているが、蒸し暑く
窓から入ってくる風は生暖かい。
梅の実のいい匂いがする。
昨日、兄嫁の実家からいただいてきたもの ...
運命を
装い恋に
落ちた振り
落ちた時点で
運命だと知る
返歌
運命と
信じる君の
その笑顔
見つめて気付く
運命の恋
運命は
偶然 ...
陰鬱な冬の雲が去りゆき まだ見ぬ春がやがて訪れる
染まれ琴の音よ 新緑の色に
私は愛を語り 春の喜びを奏で
まだ見ぬ無限への憧憬の日々を謳う詩人
晴朗な春の風が去りゆき まだ見ぬ夏 ...
ターミナルに出ると
うす青い空が広がっている
通りは車で渋滞していて
そのまんなかでは 赤信号が
意味をさがしながら
点滅する
帰らなければ、と漠然とおもっていた
帰ろうとするその方角を ...
春 雨 を
君 の 泪 と
勘 違 い
わたくしはなりたい あなたに
好きからはじめる花占い
かならず好きで終わるから
弘前のあなた 今年も綺麗に咲くのね
好き
嫌い
好き
嫌い
好き
幾度やっても ...
おばあちゃんの命題は
生きることにはないわけで
生きないことにもないわけで
なんだかそんなことを越えたところに
なんだかもっと真実に近いものに
潜んでいるとされています。 ...
雨を避けながら私は歩いている
傘に守られて私は歩いている
円形の
ぽっかり浮かぶその空間で
私は世界を眺めている
雨粒が傘の端から端から
あふれるように流れている
それは本来私の上に ...
夜は、一人じゃない
ということを
想像する
暗幕を越えた、その向こうに
あなたはあなた自身で生きて存在する
時空の法則に逆らうことなく
今を{ルビ一滴=ひとしずく}、一滴を飲み干し ...
僕らいつもボーダーにいんだ
レールの端に齧りついて 生きてんだ
惨めに目腫らして それでも前へ って
世界から零れ落ちないように
みっともなく足掻いて わかってるよ
...
ひとり
箱の前に座り
笑おうと思えば
わらい
笑うまいと思えば
わらわず
泣こうと思えば
なき
泣くまいと思えば
なかず
万華鏡に照らされて
不思議な不思 ...
赤チンみたいな薬風呂は
老いた猿たちの静けさ
泡ぶろのサラリーマンは
狂想中である
小猿が
ごじゅに、ごじゅさん、ごじゅよん
と甲高く鳴けば
オットセイたちのたてる波が
ヨイショ ヨイ ...
喧嘩の締めくくりはいつも
見えない一本の線だった
あたしがこっちで
のんちゃんはむこうね
そう言いながら
両腕を伸ばして陣地を分ける
ぜったいはいらないでね
ぜったい ...
きみと二人腕組み
帰りに祭りの町へ出て
当たり前のように落ちていた金を拾い
500と100と10円を分け合って
屋台で買い物でもしよう
桜の花祭りの角を曲がれば
私の田舎の田んぼ道で
住 ...
水冷たく真白に染まる研ぎ汁と米のかたさに生き抜くを知れ
納豆の引いた糸にも闘えば今日も生きているのだと気づく
「あついわよ気をつけなさい」という母の声は無くとも御御御付け持つ
...
国道に面した真新しいホテルで
五回目の夜を寂しく過ごしている
激しい雨音を掻き鳴らす春は
去年よりもずっと冷酷だった
ルームライトに浮かぶ哀れな影
照らされる白髪を何本か引き抜いても
...
いつだって鳴いて良いとあなたが云うから、
私はいつの間にか、鳴くことを止めた
いつだって鳴いて良いと
そう云ったあなたは
穏やかな喧騒の中に、消えた
一過性の渦の中で叫んだ愛 ...
ぼくは詩人
旅には様々な形があり
その目的は心の充足
今日もまた
朝の散歩をしていると
旅人に出会いました
彼はメモ帳を取り出して
いろいろな場所での
たくさんの思い出 ...
その道を歩むことを拒んだ
きみが
いくなと僕に叫んだ
それと 同じ気持ちで
拒んだ
春は残酷だ
なにもかもが崩れていく音しかしな ...
29の誕生日だね
きみに
この箱をあげる
この箱は
開いたり
閉じたり
する
なにもかもが 入っていたり
なにもかもが 入っていなかったり
する
いつか
きみが ...
家が軋んだ。霊感を持pigaったひとなら騒ぐとこpigaろだ。わたしはただそpigaの出来事をノートにつpigaける。ノートは日記代pigaわりに使う場合と授業pigaに持っていくことがあpigaる。 ...
『もうやめて 傷つけないで』
『忘れたいの 近づかないで』
『大嫌い 大嫌い 大嫌い』
うそ。
うそよ。
ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ・・
真っ赤なうそ
溺れそうで
怖 ...
雨は甘い味がするらしい
子供の頃よく上を向いては口を開けた
未熟な舌には
転がり込む小さな水滴など
一瞬で解けては消えてゆく
だけど
日付変更線を越えたらその向こう側は
今日じゃなくて昨 ...
香水瓶のかけらを含んだ
アイスクリ−ムを
丸呑みするように
あなたを想うことができたらよかった
腐った林檎を塵箱に押し込みながら
あなたは言う
「はじめから、食べられない林檎なら良かっ ...
ぬるい空を突き抜ける感覚
舞い上がる花弁の錯覚
振り返る闇を照らす月の雫
愛想
相槌
振りまく情事
心まで腐りそうな
何処までも果てしない空
もう 腐っ ...
綿棒の先みたいに
染みこませて
押し潰して
流れる消毒液
吐いた嘘はバレるものね
謝る事は簡単じゃない
沁みるよ
膝の上の子猫を
撫でさせて
喉を鳴らさせて
裏切られる爪
...
はっぱ
雨にぬれて
冷たいけれど
はっぱ
お日様 出たら
うんとかがやく
ピカピカきれいに
うんとかがやく
元気 なってる
雨ふる前より ずっと
だいじょうぶ
う ...
いつも何気ない一日が終わってゆく。
人と関わり、泣いて、笑って、怒って、苦しんで、おちこんで・・・・
そんな日々が当たり前のように過ぎてゆく中
僕はふと思うことがある。
”僕は必要じゃない ...
「森」というには小さすぎて
「茂み」というには大きすぎる
だが「林」という感じでもない
そんな中途半端な場所が
M公園の奥のほうにあって
その中途半端な場所のさらに奥に行くと
「広場」 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
午後と街
木立 悟
自由詩
2
06/4/11 13:29
台風が近づいていた
たもつ
散文(批評...
8*
06/4/11 13:28
アイタイ運命五七五
AKINON...
短歌
4
06/4/11 12:33
四季折々に寄せて
〃
自由詩
1
06/4/11 12:31
終着、そこからの
望月 ゆき
自由詩
22
06/4/11 11:03
そこで振り向く
エラ
俳句
3
06/4/11 7:48
弘前のあなた
恋月 ぴの
自由詩
15*
06/4/11 7:35
おばあちゃんの命題
ブルース瀬戸...
自由詩
3
06/4/11 7:29
傘をささずに歩く勇気を私はもたない
uminek...
自由詩
19*
06/4/11 4:54
ワールド・フル・オブ・ビューティー
かのこ
自由詩
2
06/4/11 4:12
『ボーダーライン』
しろいぬ
自由詩
1
06/4/11 2:03
箱女
loveon...
自由詩
0
06/4/11 1:37
銭湯
太郎冠者
自由詩
1
06/4/11 1:02
思い出「じんち」
LEO
自由詩
8*
06/4/11 0:43
桃色の桜
蒼木りん
未詩・独白
3
06/4/11 0:37
春の秋刀魚
たにがわR
短歌
4
06/4/11 0:33
雨に詠えば
松本 卓也
自由詩
2*
06/4/11 0:07
遠吠え
エラ
自由詩
3
06/4/10 23:58
ぽえむ君−旅人−
ぽえむ君
自由詩
6*
06/4/10 23:49
シキ
なるせ
自由詩
4
06/4/10 23:42
おめでとうの箱
第2の地球
自由詩
1
06/4/10 23:29
pig a
黒川排除 (...
自由詩
1
06/4/10 23:25
ワガママ
くるす
自由詩
1
06/4/10 23:21
NEVER CRY ベイビー
Mélodi...
自由詩
1
06/4/10 22:58
僕らは沈黙に愛されなかった
ユメアト
自由詩
1
06/4/10 22:49
花色スウィーティー
大城 小町
自由詩
1
06/4/10 22:44
傷口
かさね
自由詩
0
06/4/10 19:30
だいじょうぶ
日朗歩野
自由詩
5
06/4/10 18:57
ゴキブリ
天使
自由詩
0
06/4/10 18:08
神話
大覚アキラ
自由詩
1
06/4/10 17:55
6266
6267
6268
6269
6270
6271
6272
6273
6274
6275
6276
6277
6278
6279
6280
6281
6282
6283
6284
6285
6286
6287
6288
6289
6290
6291
6292
6293
6294
6295
6296
6297
6298
6299
6300
6301
6302
6303
6304
6305
6306
加筆訂正:
弘前のあなた
/
恋月 ぴの
[06/4/11 9:56]
出来ぬ→叶わぬ
弘前のあなた
/
恋月 ぴの
[06/4/11 8:03]
名前→心情
6.7sec.