今月末、女房の実家に墓参りに行く。
仕事の都合などで、もう三年ほど実家には帰っていない。
鹿児島なので、千葉からそう簡単に行けるところではない。

墓地は高台にある。
眼下にはきらき ...
くらむ、あしもとでひとり、
すうじをかぞえていました

たったままねむったりして
そのまま
どっかのおとこのひとにだきしめられるなんて
ゆめ、のようですね

にじんでゆく、
というこ ...
普段通っている路地の
影にあるもう一つの街

影の街を僕が知ったのは
12の頃で

その頃
父はこの街を出て行った。
鍬が土を耕す音が どこかから聴こえる
(ざっくざく) (ざっく)
長靴が玄関に放って置かれている
雲雀はもう鳴かない
当て所もなくさまようだけが
僕らの権利になる日が近い と
ふらついたヒ ...
そのとき人間に還る
温かい涙を流す
あたしは鉄の塊
その体温であたかもチョコレートのよう。
あたしは解ける

芽が生える
とどまることなく伸びてゆく
嗚呼春がきた
蓋をするのはあなた ...
御岳の向こうに未だ冠雪して眠るは
北アルプスの山々らしい
点在する千切れ雲に囲まれいて
春の前線の便りすらまだ届かない地

その地に住まうおばぁは、
縄結いながら 雪解けを待つ
日もささ ...
炎は活発にぱっと燃え上がりましたが、原因のようなものが見られないセンター
はセンターの田の中心です。
手と足がそうであるRoutitiが汚れるとき、昔、それのバイオリンは回りました、
田がある ...
隣の男は
競馬新聞に
蛍光ピンクのマーカーで印を付けながら
明日のレースを分析中だ

彼にはチャンスがある
いつか大金を手にする
駱駝が針の穴を通る程度の
確率で

もしも私が詩で ...
気が着くとパンツが見えてる
いつのまにか友達とはぐれてる

頭のネジがどっか緩んでる
でもどこを締めたらいいのかわからない
いつも不安で
原因はどこか遠くに

高いところがキライ
落 ...
はたえり たなげた かえりの くぐり
そうら そとゆれ つつなげ つつわら

さとのひ かからせ なけえぬ えみち
けむり きりきぬ かかえて こいふみ

みをなげ うつつえ おくれ もう ...
東京とは何だ?
諸君、東京とは何だ?
そもそも東京とはどこからどこまでが東京なんだ?
行政区画上の「東京都」が東京だという答えは
至極ごもっとものようで至極ごもっともでないような気がする
東 ...
脳みそにこびりついた幻想を

一息に飲み干して 酔っ払って 僕は何をしてるの?

その両手は 耳を塞ぐためだけにあるの?


現実と幻想が強く擦れて 世界が悲鳴をあげる

ス ...
今年もまた春が来る

儚い桃色の花の季節

柔らかい空気の季節

その季節を前に

冷たい風が吹いた



またねと手を振り

あなたは歩き出す

私と違う方向へ

...
抜けるような蒼い空の向こうに

煌めく未来があると信じていた

薄紅色の蜃気楼のような架け橋

ピカピカの一年生といっしょに

駆け抜けていったのは希望の花

凍てつく寒さ ...
まっすぐな帰り道が見えなくなると
穴という穴からノームが這い出て
ら、るほ、ら、ら、るほ、
ダークダークノームダーク。(あれるっちぇんど)
君たちの手に掴めるものはわずかしかない
ら、るほら ...
くたびれた頭を枕にあずけて
今日をほどいていく
僕の一日の終わりに
ながれはじめるイメージはいつも同じ
恋しいひとの部屋までの家路
急な坂の上、五階の角の窓、
高みに近づいて行 ...
ぼくは詩人

人は人と一緒にいることで
何かの安心を得られるのかも
しれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
1本の百合に出会いました

他の草や花よりも背が高く
誇らし ...
まず、{ルビ宿太=しゅくた}は色の多さに驚いた。
押し並ぶ品々の金色や銀色も、
人々の浴衣の薄紅色や朱色も鮮やかだったが、
それらがぼんやりと{ルビ滲=にじ}んで、混じり合い、
透明に光ってい ...
花とミクロ

糸的に蛇の祝福を
閉じた空間で受け取る
アザラシの膨らむエロティカを覆う空白の空で
人の型どりを抜きたがる唯

ミスアメリカの笑顔のみで
無理矢理快楽を捉えようと試みる知 ...
あなたが近付く音に
冷たいはずの鼓動が脈打つ
けして触れてはいけない禁忌

シャワーから流れる
生ぬるい体温に
体の隅々まで
犯されていく感覚に犯されて
頭の中が真っ白に痺れてしまった ...
232323232322323
23才23才23才23才23才
23才23才23才23才23才
23才23才23才23才23才
23才23才23才23才23才
23才 まだ23年しか
いき ...
光はゆっくりと、枯れたいと願う
誰かの言葉を
爪先まで飲み込んだ、午後
仰向けに動かない
私の側で

ねえ、と
呼びかける言葉の温もり
そんな響きが懐かしいと
思う私があんなにも、遠 ...
あたしたちは
そろそろ学ばなければならない
真実の愛とやらが
どんなものなのか
好きな人を思いやりながら生きることが
どういうことなのか

あなたは今
知らなければならない
不平を言 ...
「恋してないのに恋の詩がかけるんるんですか?」何年か前にある女性から問われた事がある。その人は小説を書いていて、自分が必ずしも体験していない事も書いているのに、詩は気持を書くもの、そういう気持になるき ... 今まで貴方がくれたもの
両手の指じゃ
とても数えられない

貴方がいなくなってから
私にくれたもの

貴方と繋いだ右手の指で
数えてみるよ



親指に
春に散った桜の花弁の ...
あの頃ぼくは若かった
世界を知っているかのように
ヒーローは間違いなく
ぼくの味方だった
太陽は
抱くべき
自然そのものだった
強く打ちよせる波を
いくつも
こえて
本当に大切なも ...
依存するものは
降りてくるものではなく
自身のみだと
知っているから
翼はためらって
陽光のみを
私たちの生活に射しいれて
劇的に変わる瞬間など
望まないまま
強固につながる
過去 ...
砂に流されて
つつつっとはさみで支えても
知らん顔の風は共犯なんだ
波といっしょにさらおうとするから
ぼくの未練は
黒い小さな瞳にぬれて
もつれてしまうように
ころころころげて
夕日に ...
手を伸ばして掴みそこなった白い雲
青い空の一部をお気に入りの本の栞にしたい
それは写真じゃなくて絵でもない
ヌクモリ在るもの

やさしい音色を奏でる風の声
耳元で触れ合い馴れ合う草の音
...
頭を掴まれ続けて朝誰もいない寝室

耳を鳴らす 孤独がそうしたように

茶を淹れて飲んで踊って余命コトリ

みどりと鳴くにはみどりを知らなさすぎて飛行

さえずる器具を指に取り付け空か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
託されているたもつ散文(批評...1406/4/9 20:11
滲んでいった夜についてみい自由詩10*06/4/9 19:51
影の街佐藤伊織自由詩4*06/4/9 19:41
前時代竜一郎自由詩1*06/4/9 18:27
空が霞む春日響自由詩106/4/9 17:36
遠望do_pi_...自由詩006/4/9 17:26
平行な夜黒川排除 (...自由詩006/4/9 17:20
新宿西口、ドトール、二十二時ネット詩の悪...自由詩006/4/9 16:45
はぐれたチアーヌ自由詩406/4/9 15:06
ふうま砂木自由詩5*06/4/9 13:46
東京新守山ダダマ自由詩406/4/9 13:19
『ステレオ』しろいぬ自由詩106/4/9 13:19
別れ冬人自由詩3*06/4/9 11:29
*みらい*かおる自由詩11*06/4/9 9:15
滲んでいった夜についていとう未詩・独白17*06/4/9 9:04
ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア河野宏子自由詩10+06/4/9 7:41
ぽえむ君−百合−ぽえむ君自由詩4*06/4/9 7:05
ひよこヤギ散文(批評...7*06/4/9 6:18
花とミクロ瓜田タカヤ自由詩306/4/9 4:53
ヘロインモルモット美味自由詩2*06/4/9 2:13
一年前panta未詩・独白006/4/9 2:08
午睡、散るように霜天自由詩806/4/9 1:55
もし共に歩けるならばまきび自由詩3*06/4/9 1:48
嘘つきは詩人の始まり(下書きよりの抜粋)窪ワタル散文(批評...15+*06/4/9 1:27
プレゼントKeico自由詩2*06/4/9 1:12
あの頃ぼくは若かったナオ自由詩6*06/4/9 0:51
連鎖未詩・独白1*06/4/9 0:50
ヤドカリ自由詩3*06/4/9 0:48
君という花海月自由詩0*06/4/9 0:37
ストレンジャーズギブミーズ黒川排除 (...川柳306/4/9 0:00

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加筆訂正:
七つの短編詩「少年の青い揺り籠」/前田ふむふむ[06/4/9 8:07]
題名の大幅修正
ひよこ/ヤギ[06/4/9 6:27]
改行箇所を増やす。
キミなんだ/よーかん[06/4/9 0:54]
やっぱもとにもどす。
キミなんだ/よーかん[06/4/9 0:35]
タイトルもです。
キミなんだ/よーかん[06/4/9 0:24]
少し修正しました。
7.27sec.