退屈は体育座り訪ねてる


銅像も想像力をもっている


街灯のような居場所だった記憶


風の中でふいに生まれる 星明かり


ひらがなでかいたてがみがさわがしい
きらびやかな空が 剥がれ落ちて

菫の咲くほとりをたどって
指たちの

踊る環
   ひとつ
      ふたつ
         みっつ

やわらかな綻びから
洩れる調べの
...
僕らは充血しながら、動脈瘤の世界で明滅を繰り返す、循環するメジャーとマイナーのコード、ハウリングしてる緊急避難警報、駅の片隅のデッドスペース、沢山の要らないデスクチェアーの一番上に放置された黒電話 ... ぼくの通う小学校の通学路沿いには
数件の農家がぽつぽつと建っていた
集落は、山々で挟まれており
ど真ん中を貫く小さな川の出口には
海が広がっている
山の麓の、あまり面積の広くない田畑に
寄 ...
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが

澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと

石畳みの街に日差しがやわらかに差している ...
おまじない
目と目があったとき咲いた
恋は大事に押し花すること


眠りたい
だけ眠ったら泣かされた
失恋こころも騙せるかなぁ


その夜に
滑った口が生真面目な
...
よく目が覚めて涼しい朝で

昨夜の唐揚げがラップして置かれている卓上

食パンにチーズふる、ぶきような手

刻々と時間経つ 置いてきぼりか

曇天の、重い頭を支える

水気を含 ...
甘ったるい
花の香りがする季節
君を想って、虹を渡った



孤独だと
瞳の色が語ってる
ようにひとすじ流れ落ちたね


赤色の
口紅塗るのがへたくそな
しあわせ ...
けさ少しふって今しずかな朝です

 
1.心配する

そんなにもすこやかなら
まじないはいらないね
唯一だから
名前もいらないんだろう

世界にかぶれないように
もっと 眠ったら




2.真実

バナナの ...
奴らの本心は
気に入らない人間は
皆殺しであって
民族浄化なんて
その気持ちにちょっと
理屈付けただけの
嘘っぱちに過ぎないのさ
俺だって日本人だけど
日本人の九割がたは嫌いだし
全 ...
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの気遣いは宙に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る

気の遠くなるよなこの時に

静かさだけが降って来る

...
砂浜の周りの岩が個性的押し寄せる波が岩を擽る

気温差が激しい春の昼下がり雹が降ったり霰が降ったり

友達とゴルフのことで盛り上がる何時間でも話せてしまう

初夏の風幸せ含む緑色子は勉強も ...
薄明るい眠りがくる
来ると言ったら来るのだろう カーテンの中に ぺらぺらの掛け布団の中に 許しの中に
等しく許されている場所がたしかに私たちにはあったはずだ
薄明るい眠りは、友の手によく似ている ...
何億年も
在るとしても
その時に
笑顔でなければ
空しいかな




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
 今年の冬は暇な時間が多くあり、読書に勤しんだ。本来、読書は楽しむものであり、勤しむものではないだろう。
 平井図書館長は本好きであると紹介させていただいたが、繰り返し少々彼を紹介する。図書館長とい ...
二〇一九年十月一日 「断片」


 彼には、あたたかみを感じられなかった。かれには、あたたかみなどなかったからである。


二〇一九年十月二日 「詩論」


 言葉は存在をくわだてる ...
逃れることのできない
煩わしさなど
忘れてしまえばいい
ほんの束の間でも
忘れたふりをする
それだけでもいい
そうでもしなければ
やっていけないから
愛想笑いまでは
しなくていいから ...
ベランダで
白い朝陽に起こされて
眩しい目をして眠い白猫


白猫の
声が僕の夢のなか
温かい手で撫でようとする


石よりも
硬い愛とか言わないで
もっと上手に愛を捧 ...
便りを紐解いて 過去に接続する。静かなる鎮守の杜を呼び起こし、また 揺り動かすのか
プラグは錆びて映写機は廻らないのに、駆け下りるは揺り籠の唄。土壁の建物に光の旅人と識る
座り込んだ私は 満開の桜 ...
おっさんが猫語で話す聖夜かな どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ...
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ

妻とふたり遊んで帰って横になる

一日一善くりごとの今日は成せなかった

簡単なことでいい語っておくれ春の夜風

簡単なことがいい語っておくれ春 ...
失う
ということは
失うということを
得るということだ
だから生きられる私




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
なるほど、ロシア君の蛮行は許されない
どう見る、やはりコロナ禍に端を発する
乱心と見るべきだろう

そこでチャイナ君、ここへ
ウィルスを漏らしたことで謝って
故意か過失かは問いません、さぁ ...
〈ピー〉のなにがわかる?
〈ピー〉のなにを知っている?
〈ピー〉を聞いただけで耳を塞ぐ きみは
〈ピー〉だ
〈ピー〉を書いたひとは 何十年も
〈ピー〉のなかで
〈ピー〉にひっぱり回され
...
心の底の廃墟を抱え
ひかりのどけき春日を行く
風はやわらか気は緩み
若芽はピンクに色づいて
永遠に続く平穏が
戦車の木霊を消すかのよう

春が来た、春が来た
恐怖の心の廃墟には
戦車 ...
プーチンが
ウクライナに侵攻し
核兵器の使用までほのめかす事態に

ある人は
彼は人が変わった
とか

ある人は
彼は精神状態がおかしくなった
とか

いろいろ
言い始めてい ...
じぶんの人生
こそがものがたりだ
けさも一杯の
コーヒー
はじまり

 
原発への大津波は
「想定外」でした
原発へのミサイル攻撃も
「想定外」です
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
たてがみにさわる水宮うみ川柳3*22/3/15 14:22
早春小景塔野夏子自由詩10*22/3/15 11:20
バウンドの世代ホロウ・シカ...自由詩1*22/3/15 11:16
田崎さんちの牛ちぇりこ。自由詩822/3/15 9:09
雲の休日マークアーモ...自由詩822/3/15 7:16
タイガーアイ秋葉竹自由詩122/3/15 7:02
自由律俳句 2022.03.15(火)田中恭平俳句222/3/15 6:34
花の声秋葉竹自由詩122/3/15 6:25
自由律俳句 2022.03.14(月)田中恭平俳句222/3/15 5:27
グッドアイズ簑田伶子自由詩9*22/3/15 3:55
人間浄化花形新次自由詩122/3/14 20:17
この夕べ(改訂)ひだかたけし自由詩922/3/14 19:28
ゴルフ夏川ゆう短歌322/3/14 18:22
透明度 ねむろう50%南波うづき自由詩222/3/14 14:52
※五行歌「何億年も」こしごえ自由詩3*22/3/14 13:41
読書における娯楽性と読破という苦痛について山人散文(批評...2*22/3/14 8:48
詩の日めくり 二〇一九年十月一日─三十一日田中宏輔自由詩12*22/3/14 0:02
そこにいるのならば坂本瞳子自由詩2*22/3/13 22:49
白猫と僕の夜秋葉竹自由詩222/3/13 22:06
褪色あらい自由詩222/3/13 21:59
おっさん水宮うみ俳句1*22/3/13 19:47
どよめく夜にひだかたけし自由詩722/3/13 19:27
自由律俳句 2022.03.13(日) 夕べ田中恭平俳句3*22/3/13 18:40
※五行歌「失う」こしごえ自由詩2*22/3/13 16:26
私説・経過報告りゅうさん自由詩222/3/13 14:42
放送禁止用語天寧自由詩222/3/13 14:07
春の街(ホームシック・エイリアン・続き)ひだかたけし自由詩722/3/13 13:14
独裁者の恐怖st自由詩322/3/13 11:57
五行歌 2022.03.13(日)田中恭平自由詩122/3/13 9:37
想定外zenyam...自由詩0*22/3/13 9:32

Home 戻る 最新へ 次へ
587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 
加筆訂正:
熟れた瓜ことばに固い貝ことば/ただのみきや[22/3/13 13:59]
修正
熟れた瓜ことばに固い貝ことば/ただのみきや[22/3/13 11:07]
修正
3.29sec.