新調したてのパスケース
自慢したくて雲に飛び乗る
ギア捌きならお手のもの
なんだか働きバチみたい
脇目も振らず
髪伸びるの早過ぎるね
イメージチェンジついていけない
11時の約束が延 ...
季節を渡ってくる雲を
草原中が抱きとめる
旅人は小銭をはたいてパンと
冷たい目覚めとを買う
天体のまばたきが鱗粉を降らし
舟は岸から離れていく
枝から伸びる実を吸っては
羽ばたいていく光 ...
ヒトという種にはもうちょい生き延びて羽根生やしたりしてみてほしい
ひどい気分で目を覚ますと、今日はもう終わっていて
どうしてかわからないまま靴を履き替える
さめた湯を浴びて 窓を開ける
今日はもう終わっていて
かといって明日も始まらず
室外機の唸り ...
ホームで見上げる架線の五線譜
トンボの音符が泳いでいた
雲のト音記号のとなりに
カラスの休止符が舞い
壁の時計はフェルマータ
パンタグラフはデクレッシェンド
発車を告げるアナウンス ...
深き海の底
光届かぬ暗闇に
圧力に耐えて生きている
あなた深海魚みたい
何かの間違いで
底引き網に引き上げられ
飛び出したはらわたに
眼を点にして驚いたりして
空が好き
太陽 ...
その結露がわたしのバス停だった
生きていることは光を伴った
ちょっとした空洞にいる目をとじる
足裏にいつかの雲が乗っている
二〇一七年七月一日 「双生児」
いま日知庵から帰ってきた。きょうもヨッパである。寝るまえの読書は、ここ数日間、読みつづけている、クリストファー・プリーストの『双生児』である。いま、ちょ ...
わたしけっきょく書きたいことなんてないからノート引っ掻きまわしてるだけなんですって言ったら、おまえそんないいもんじゃねえだろって、そりゃそだ
雨上がりの虹をマフラーにして ブラックホール ...
創造性も想像力も欠けた者ばかりの波物語
錚々たる有名人が総出で騒々しく煽る造反
看病した人の愛を知っても3秒にて失忘 滑る羨望
大量の陽性者を出して追加された医療の稼働要請
勇気を振り絞って
油は多めに
小さ過ぎないフライパン
見えてるものはひとつ残らず
もう褒めた
おそらく脊髄の早とちり
目覚めの悪さで駆け出した
羊をたくさん空に上げて
口移しのペリ ...
※ほぼ感想文です。
どうも、私は彼のとても薄い教え子の一人のようです。
明治大学法学部の一般教養課程の「国語」で彼に教わっていたようです。
それも一年生の時で一、二回しか授業を受けていま ...
オツム
つりあい
相手
程度
似合い
夢でも逃げ出した初恋の人
流れから外れそを眺める
金魚鉢割れて夢が散る
月より使い来てゴミ袋持って去る
己の意思より地図の上のピンに従う
誰もいない部屋で、昔のことを考えている、パソコンの画面を見つめながら。窓の外は楽しげな声も聞こえなくなった、日曜日の夜の通り。それ以前に、疫病が流行りだしてからというもの、もうめっきり、そのような声を ...
葛藤のない決意は詐欺師、虚栄は友達だから乾杯しようとして奈落ごとひっくり返った、激情型の自己嫌悪の、底尽きた奥に問いかける、誰かいるんですか?糸電話は不通、糸を辿ればその先に巨大な怠惰が眠る、その寝言 ...
最後の弦が切れて
風の音だけになった
折れたマストが流れ着いて
今来たばかりの海を見ている
アザラシの子守歌を流氷が真似ると
夜は胸ポケットの暖かさで
誰の豊かさも上手に隠すだろう
...
きみの笑顔が欲しくて
生きてきたのかもしれない
きみの苦しみは あたしの外側にある
その時が流れ去るのを待っているしかない
いくら寄り添ってもたどりつけない
深い井戸の底から見上 ...
ウイルスに言葉があれば歌われたであろう史詩の夢などを見る
標準ジャップ、標準ジャップ
標準ジャップ、標準ジャップ
オンギャと生まれたその瞬間、だけは
天使のようないい子でした
家に帰ったその瞬間から、乳くれ早くくれ今くれと
朝と泣く昼と ...
目的を失くしたように
ただ帰りの道しか
歩いていない
瞳の色が
乾かなくて
さよならはいつでも
濡れた頬に
似合う指を探す
ここにはもう届かない
確かな答えに
リボンを掛け ...
わんは、ててんなかでもう気の腐るほど暮らしとぅ。いやんな、そいなことがいくつの年の繰り返しだか。何かが過ぎるということは、どうもわからんね。そいは猫がわんの前を何回で通って、ぐるぐる回ってを数える気も ...
手を合わし目をつむり
「みなさま
今日も一日 ありがとうございました
今日もこうしてお休みできます
ありがとうございます
みなさま
お休みなさい またね」
と夜の布団の中で声を ...
「これがリモート会議の新兵器です
ノイズキャンセリング技術を
逆に利用しました」
「サイレンサーって消音器ですよね
会議を静かにするのですか?」
「はい、困った発言を消せる
無料の ...
一列目の私は
前を向いているのに
人に触れると
改行ばかりして
道を外れてしまう
これが文字なら
私は手紙を書くことが
出来ないだろう
最後に名前を
残すのが夢なのに
...
残りの夏にかざした
みずいろの日傘をたたみながら
あのひとは言った
すでにそこに来て待っている
自分に逢いにゆくのです と
そうして
疲れたようなはじらいをのこし
鈴蟲寺の石段をのぼって ...
心に愛がなくても
今朝の空は清々しい
心にに愛がなくても
通勤時間は駅も道路も混雑する
心に愛がなくても
地球は温暖化して行く
心に愛がなくても
氷河期やって来ないよね
...
この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館
そこで僕らは
...
ワクチンを接種することでできる
コロナウイルスに対する抗体の量は
人によっていろいろ異なり
全く抗体ができない人もいるらしい
どんなに調べても
100%抗体ができる
なんて
...
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて
今まで繰り返し商業誌のなかで詩人の作品はどう読んでも良いというセリフを耳にしてきたけど、内心の自由の当たり前なことをわざわざ紙面使って、名の知れた詩人達 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
エンドロール
妻咲邦香
自由詩
0
21/8/31 0:38
黎明
凪目
自由詩
2
21/8/31 0:23
_
いる
短歌
0
21/8/30 22:51
夏
はるな
自由詩
3
21/8/30 21:49
プラットホーム
Lucy
自由詩
2*
21/8/30 21:47
嘆きの深海魚
まいこプラズ...
自由詩
2
21/8/30 21:33
あるひかり
水宮うみ
川柳
3*
21/8/30 19:06
詩の日めくり 二〇一七年七月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
11*
21/8/30 18:29
べつにお前のリアルなんてどうでもいいよ / ある女の子篇
末下りょう
自由詩
3*
21/8/30 14:09
波物語
邦秋
自由詩
1*
21/8/30 12:49
太陽風
妻咲邦香
自由詩
1
21/8/30 12:30
大岡信の評伝について
……とある蛙
散文(批評...
2
21/8/30 9:35
群
ヨロシク
自由詩
0
21/8/30 7:57
自由律俳句「食べられる退屈」(90)
遊羽
俳句
0
21/8/30 1:34
土曜日、千葉で
番田
散文(批評...
1
21/8/30 1:27
ぴえん
凪目
自由詩
0
21/8/30 0:18
ジェルソミーナ
妻咲邦香
自由詩
2
21/8/29 23:41
避暑地の恋
藤原絵理子
自由詩
3
21/8/29 23:33
_
いる
短歌
0
21/8/29 23:22
標準ジャップ
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
21/8/29 22:36
alone
ミナト 螢
自由詩
1
21/8/29 19:45
マブイのくとぅば
わんがくい
自由詩
2
21/8/29 16:01
お礼
こしごえ
自由詩
8*
21/8/29 14:29
リモートサイレンサー
イオン
自由詩
0
21/8/29 14:12
私
ミナト 螢
自由詩
2
21/8/29 12:19
鈴蟲寺
SDGs
自由詩
3*
21/8/29 11:08
心に愛がなくても
こたきひろし
自由詩
2
21/8/29 11:07
夏の風景
塔野夏子
自由詩
14*
21/8/29 10:38
ワクチンでは全く抗体ができない人がいる
st
自由詩
4
21/8/29 3:45
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて
足立らどみ
自由詩
3
21/8/29 1:07
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
加筆訂正:
ユーラシアの埃壜
/
ただのみきや
[21/8/29 10:36]
修正
3.85sec.