山並みは霞がかって森静か

なかなか目が冴えない 起きて一時間

囀り ベランダで腰を屈めている

スリッパやっと見つかった

やっと落ちつけてふりそうな空見ている
満たされない心は
どうすればいいのか
作り笑いをしても
誤魔化せない気持ちが
タンブルウィード
砂漠を転がり続ける
あの植物のように
空回りを続けている
目指すところもなく
風に吹か ...
喧騒の
夜の街に溺れる私の
すがりたい真っ白な想いがある
けれど息つぎが下手くそで
凍った心を守ることさえできない

むかし大好きなものを棄てて
冷たい目を手に入れたこともある
...
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々

前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日

萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない

そういえば春
故郷は湿った雪 ...
春風うごかす春の水を

あかるい午後五時を眺めぬく

また煙草やめようとする、深く喫う

神々も春か、私にとおくか 近くか

妻が荒れてじっとお茶を飲んでいます

駄目になりそ ...
カレーをチンして辛口のワインを甘い炭酸で割る

自分自身になる前に他の誰かになろうとしてる

人格転移で私のコピーが作れたら次はあなたと混ぜてみて

パイプラインの熱ですぐ帰る雪

...
スーツケースに引出物を乗せて
川沿いを押して歩く
息が上がってマスクを外す
他に誰もいないから

小高い丘に時計台が見える
高2から一年半
電車通学のあなたを送って上った坂
町の中 ...
一粒の砂から身動きが取れなくなるまえに 一粒の雨から花ひらく海にダイブするわたしは


美しい


荒波にのまれながら燃えさかる流星をキャッチするわたしは海の守護神となり わたしの大地 ...
詩の草稿

エトの生存者は言う。

憎悪を抱く者たちが勝ち、良心的な人々は騙され、負けたと。

また、カネを握らされた同胞のエトたちは、

一時的に喜び、彼らに従ったが、使われた後、殺 ...
八月一日にボクは事故を起こした

札幌市からコロナウイルス感染症患者の
患者移送業務の委託を受けた車両
過失割合は8:2で悪い方がボク

頼りの保険会社に電話する

「現在、お客様が乗 ...
 
四時に起きて朧な月を眺め入る

おでんつつきつつ夢の音楽を聞いている

さびしい、部屋を片付けつづける
ギターを弾く在りし日の子のそのいまを春のひかりとなりて抱きしむ お兄ちゃんはやくごはんをたべたいよ猫とあたしとポチがまってる 死にそうは希望、
希望は死にそう
孤独は連帯、
連帯は孤独

開ける風景の思わぬ広さに
僕ら驚き手を握る
巨きな未来が間近に迫って
僕らしっかり抱きしめ合う

)絶望しかない、なん ...
服を着た福が来たんだ福袋


間奏が無味乾燥だという感想


サーチしてさっき察知した幸が咲き


踊り振る舞って雨が降るの待った


晴れやかな人工的な穏やかさ


あ ...
・Geometrical arachnida・│▏/「/│/┌─―|
幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過
ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引
いて、互いにくっ付き絡ま ...
 
冴え返りして体を炬燵に放り込む

寒気して眠くある朝

ふんだんにチーズをふった食パンを焼く


今宵はおでんの香りしている居間

おでん食べて温かな身 風を受ける

明日 ...
僕は親指を立てて
あなたの顔に、見せる

しばらく忘れていた
Thumbs up の合図を
あなたに
僕に
この夜に

フェイスブックに
ツイッターから
インスタグラムまで
誰 ...
私の角は
人を刺し殺す獣の武器
のはずだが
裸の胸に
苛立ちと
ふかく暗い傷を刻み続けた
だけだった

鬼としての
こころが欲しい
なにひとつたにんを気にせずいられる
欲 ...
毎日、息を吐いている、すうこともあるけれど、いまはどこかの延長にあたる場所で、つめたい空をながめていた。あなたに送られたちいさな花がこめかみで目をまわして。だから、寒いと泣きたくなった。

...
僕は

ほんとに
なにかがおかしいんだ

過去にあんな悪いことしたから
僕は辛いんだ

なんでみんなが持っているものを
僕は持っていないんだ

死にたいと3日に1回くらい思う
...
世界中が悲しくなるから
僕の心は弾んで浮かれる

青色の街 人はすべて消えた

消えて 街の家々の見えないところで
横たわったまま涙を流し

ゆらり ゆうらり 死を想い懐かしさを抱き
...
プーチンの武力が勝つか
ウクライナの愛国心が勝つか
世界中が固唾をのんで見守っている
歴史的な転換点である
結果は今後の世界に大きな影響を与えるであろう
 中庭 1

{引用=
午後の
柔らかい日が射しこんできて
すべてが淡い色のなかに溶けてゆく
地球という中庭
私の心に拡がる中庭


 中庭 2

{引用=
草をむしる
...
貰って帰る あたらしい帽子に安全靴

スーパーマーケットで聖人を見つめた


さて帰ってきた足を洗おう

さいきん新しいものに触れていないと宇多田ヒカル聴く

お肉は食べちゃったから ...
お互い戦い合わなければ
戦争にはならないのだから
戦争の原因の一端は
ウクライナにあるわけだ
しかし、ロシアに戦闘を止めろ
と叫ぶ者はいても
ウクライナに対して叫ぶ者はいない
恐らく、ロ ...
  

2000年、
世界の偉い人達が 島に来た
彼も島に来た   


***************

ニライ・カナイ
(初出 OVER THE SIN 2000年夏)

...
咲き誇る花々を
慈しむ春のように
柔かな魂を晒して
行き先も帰る場所も知らず
季節を巡り螺旋に昇り
ただただひとり
駆けていく

開ける光景に圧倒され
好悪を超え宙を舞う

反転 ...
ふとした瞬間に
孤独の影がよぎるときがある
朝目覚めたとき
夕暮れのとき
健康であっても
衣食住に不自由なくても
子や孫がいても
兄弟友人がいても
ふとした瞬間に
孤独の影がよぎると ...
普遍性の種子はそこらじゅう飛びまわっていて

僕ときみは全く違った生き物で
間違って恋した訳でもありませんが

いつか接触しようと思いながらも
なんとなく暮らしているうちに
たぶん接点は ...
日付順文書リスト
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