おちている光を
  うさぎだと思った

  そうきみに言った
  商店街の 黴だらけの夜
  ぼくたちはネズミだった

  もうぼくをすきじゃないと
  うちあける瞳を ぬ ...
なんて、私は本物のルビーの恋を
見つけたのだから偽物じゃ、もう
満たされないのだ
無駄な置き換えは止めろ。

白髪は増えるし卵子は衰えるし
爪に縦線入るし、
左股関節痛いし、
毎日疲れ ...
メッセンジャーが駆けて来て
身の置き場を探す
冷えきった朝
荘厳な音楽が鳴り響き
いずれ復讐される
そんな予感に浸され
一心不乱にステップを踏む

乾いた打擲音
連打されるスネア
...
履き慣れないヒールを履いたりするから
まともに歩けなくなったりする
けれど今日はどうしても
この滅多に履かないお気に入りを
履きたかったからしょうがない
予想してはいなかった痛みに引きずらよ ...
濡れた手で鏡に描いたグッドバイ



別れずに心を誤魔化し生きてきた



もうみることもない、あなたの涙の跡



《悲しみ》を無視する死ぬまで無視をする

...
床暖房に腹ばいで熱燗を飲んでいる
外は激しい吹雪


絵の具の花の赤い一行が見えた
わたしの一番小さいマトリョシカは神隠しにあったまま
帰らない 
夜の袋にしまわれたまま
アカシアの棘 ...
巨大なプレス機が稼働しているようなノイズがずっと続いていた、肉体はその、現実には存在しない振動に苛立ち、酷い痒みや痛みを覚えた、細い針を幾つも差し込まれたみたいに視界は穴だらけになり、世界は楕円の ...  一年の計は元旦にあり、といわれるが、不精なじぶんは今年の目標を七つにしぼった。
これについて、筆をすすめながら、子細に検討して、まとめたいと考えた。

〇仕事を欠勤しない

 私は肉体労働 ...
正月や 今年もマスク顔 タイガーマスク

正月や 体調よし 天気よし 女房の機嫌よし

正月や 一通のメールも来ず

正月や テレビが面白くない

正月や 何回も見た映画やっている
...
フジの逃走中でヒカキンが逃走に成功したね、良かったね良かったね、と一円硬貨の照り返しのようにきらきらと、子どもは素直に喜んでいた、ザッピングのような事実や風景に、心をとどめたり投射したり、騒が ... 僕の言い分なんざ聞いちゃくれなかった
本当に警察って奴らはバカの集まりだ
いくら酔っ払っているったって
三十分ぐらいは辛抱したっていいだろ

いつも顔を出す酒場では
”あんたが来るとい ...
夜明けに起きれば風呂上がりの妻がいる

風呂上がりの妻お得意の歌うたっている

朝飯前、キャンパスノートに句を書き落とす

未だ月という星が残されている

まずはコーヒーと寒さを立ち上 ...
けしかけられた櫛際を、こそぐ、空と水

神聖なものを犯す、淡雪すら膝を折り
草花を束ねた風鈴と、屈んだままの

よどみなく美しい
佗び錆びを蘇生する
あらゆる獣の夕霧

声に出さずに ...
府庁前
四条大宮
今出川
五条烏丸
堀川出水







中村区
大須
今池
東山
伏見
金山
鶴舞公園






...
さあ、2022年
空を見上げて
羽を広げて
どしたらいい?

おみくじには
「慎重に」的なことが
書いてたけどねー

ぱーっと行きたい!

年齢なんてきにするな
良いことしか待 ...
元旦。白い息。噛み砕く雲。
レコード台の上で回るレコードを
いつか止まるメリーゴーランドのように
うっとりと眺めていた午後に降り積もる
粉雪のダンスを君と見ていた気がする。
詩人さんが仕事するなら公認道化師はどうかな?
使用する言葉の固定枠は何もありませんし、嘘
をいっぱいついてもいいのです。肩もみぐらい
(為政者の)あるかもしれませんがぁ諜報活動あ
ha ...
 

元旦 寝たり起きたり忙しい

お元日からとなりのこどもが泣いている

初夢は明日かなと蒲団をなおす

妻未だもどらず、日向ぼこ

ありがたく新年の陽を受ける

食べるもの ...
青空が広がり
底無しの彼方が口を開く

眩暈する、
シンギュラリティが地平に

(ああ、右手の老婆と左手の子供
ハンドルをどちらかに切らなければならないとしたら?)

海百合が揺れ
...
一緒に過ごした日のこと
もう絵にはならないから
空へ返す時が来た

水色の風で包まれた
泣き顔ひとつ
元に戻せずに

魔法の中で
目を閉じたかった

僕たちは
違う方向に扉を作 ...
福島県の郡山市に
「青い窓」という児童詩誌がある
半世紀を超えて続く誌面には
児童の純粋な想いと願いがある
僕らも子どもの頃
青い窓から空を見上げていた

詩は創作の核であり
それに足 ...
2022年の元旦
いつものように
「今年の目標」を書いた
11項目書いた
書いて壁にはった
年を取っても
目標は大事だ
世の中いろいろ騒がしいが
結局は置かれた状況の中で
どう生きる ...
時折
君の身体から星が発生した
君はいつもそれを
無造作に僕にくれた
――君は星が好きだから
そう云って微笑っていた

何故身体から星が発生するのか
君自身も知らなかった
――何故だ ...
ワンワンと走る一月一日に


ドーナッツ どうなったって 遠い夏


ドレミは逸らし 奴隷の身はソラらしい


文末の先で生まれる未来の木
お正月だけどまだトンネル抜けずに
馬ッ鹿みたいになやんでいる

生きることにさえもはや真剣に悩んでいる
忘れられない鼓動を感じる心臓を持って

忘れられない夜をいつまでも覚えていて ...
1990年
三歳のコンスタンチン君が
サハリンから北海道に来て
火傷の治療をしたことが
大々的なニュースになっていた当時

実は同じ頃に
精神病院に思春期の女性が
サハリンから
治療 ...
全てを覆い尽くすほどの光がさすとき
私の影は私自身にほかならない
落書きの女は次々に書き足されてなお
靴がなかった

迷子の光が
真夜中に閉じ込められたとき、
公園の街灯がそれをほお張っ ...
視界の先
点滅する赤信号
落ちていく雨粒たちが光る

黒い道路に飛沫が跳ね
倒れ無残に横たわる傘
ライトに無言の姿を晒す

タイヤは容赦なく泥を投げ
道路の闇へと消えていく

も ...
「もうない」とつぶやく誰かがいないので「ない」がどこにもまだなかった日


十億年、と言わず千年くらいでも離れて見れば消えてなくなる


視点だけならどこまでも行けるので私が見えなくなるま ...
ひとつしか照らさない灯りを手に持って
人通りの途絶えた通りを歩いている
日にちの変化や、年号の変化
様々な冠が世界を駆け巡るけれど
実際のところ、それはただの節目に過ぎなくて
ひとつしか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
うさぎ草野春心自由詩322/1/2 21:44
希望の意義杏っ子自由詩022/1/2 21:39
メッセンジャーの朝ひだかたけし自由詩522/1/2 18:28
フェイヴァリット坂本瞳子自由詩4*22/1/2 16:22
濡れた手で、サヨナラ秋葉竹自由詩122/1/2 15:38
火傷と神隠しただのみきや自由詩3*22/1/2 13:30
ノイズの陳列、幕引きのシャワーホロウ・シカ...自由詩2*22/1/2 10:54
一年の計田中恭平散文(批評...122/1/2 10:51
正月やzenyam...自由詩0*22/1/2 10:27
ヒカキンねことら自由詩122/1/2 9:03
スニフ、スニフ、もう行こう。ここには奴隷しかいない。竜門勇気自由詩1*22/1/2 8:40
自由律俳句 2022.01.02(日)田中恭平俳句1*22/1/2 6:53
あらい自由詩122/1/1 22:17
今はもうゾンビ達しか居ない僕らがかつて愛した町や街TAT短歌022/1/1 21:44
新年、わたしらしく木葉 揺自由詩122/1/1 20:41
メリーゴーランド杏っ子自由詩322/1/1 18:01
Are you willing to assist on a ...足立らどみ自由詩4+*22/1/1 15:21
自由律俳句 2022.01.01(土)田中恭平俳句122/1/1 14:39
謹賀新年、おめでとう(一つの見取り図)ひだかたけし自由詩9*22/1/1 14:29
changeミナト 螢自由詩122/1/1 13:59
青い窓から見えた雲イオン自由詩3*22/1/1 13:45
元旦zenyam...自由詩0*22/1/1 12:26
星 座塔野夏子自由詩18*22/1/1 11:23
一月一日水宮うみ川柳2*22/1/1 10:30
初詣で秋葉竹自由詩022/1/1 8:56
通訳士のキムさんのこと板谷みきょう自由詩3*22/1/1 4:16
喫水線茶殻自由詩122/1/1 1:53
宣井龍人自由詩6*22/1/1 0:20
「ない」 五首いる短歌121/12/31 23:53
ひとつしか照らさない灯りを手に持ってホロウ・シカ...自由詩1*21/12/31 23:21

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