大きな白い翼をその背中に背負い
君は真っ直ぐに空を見上げる
国境を越えていく少年は{ルビ躊躇=ためら}いもせず
父親の屍の上を歩く
空には大きな黒い鋼の群
土の中には小さな黒い{ルビ ...
遠いアフリカのある部族では
罪を犯した人を縛り船に乗せ
川に流すのだそうだ…
船を沈めて殺すも由
縄を解いて許すも由
この不条理を超えた魂が
悲しみと別れられる という
何だ ...
廃墟ノ中ヘ
奥ノ廃墟へ
君ノ虚空へ
虚空ノ蝕へ
進ム戻ル
語ラヌ言葉
掴メヌ思慕
湧キ上ガルノスタルジア
覚メヤラヌファンタジア
蒼ハ沈ムカ ...
鳥は空に向かい飛んでいるのだろうか
もしかすると本当は
空などでは無いのではないだろうか
では何処に
魚は海の中で生きていけるのだろうか
もしかすると本当は
海の中では生きられない ...
時として僕の空気には
亀裂が入る
自然の摂理に従って
その裂け目はそのままだ
だけど吹き込む風の中から
君が少し顔を出す
それならそれで
どんどん裂ければいい
そのスピードで裂 ...
あれ? おかしいな
さっきまで一緒に笑っていたよね?
急にどうしてそんな事を言うの?
どうして態度をいきなり変えるの?
僕が何か悪い事でもしたかな?
ねぇ? どこへ行くの?
そんな冷た ...
車両の硝子越しに夜の街を眺めてぼんやりと揺られていた
車両が地下にもぐると街が写っていたところに不意に自分の顔が重なって見えた
疲れた顔だ 夏なので汗ばんでいたし
眠そうな目は滲んだ青い ...
ぼくは詩人
明日の希望を見つけるのは
今日の成果
今日もまた
夜の散歩をしていると
川音に出会いました
流れゆく水の流れがほとほとと
聞こえる音に夏の風吹く
...
砕けた石英の剃刀を
突然の風が巻き上げて
私の頬をかすめる
誰に届くわけでもないから
名前まじりのため息は
手のひらで温かい
癖毛のように渦巻く黒雲か ...
花に触れると
花びらにつたう雨の雫は
お前の
淵で溜まる透明な雫を見た
花びらに伝う雨の雫は
お前の涙
涙を止めてあげられないまま
君を家に帰した
僕の胸で泣き崩れる君に
大 ...
大きな涙をみつけた
この夏
あなたは泣きながら
笑ってた
「ありがとう」
って
「応援してくれてうれしかったよ」
って
「最後の夏・・・
いい思い ...
今夜またネットにつないでも
私の独白を
だれも聞くことはできない
禁止され、去勢された独白
「コミュニティ」の内側で
旧友同士のようにふるまいながら
もうだれも 独白することはでき ...
霰のように日々は流れ行く
スケルトンのように僕の心は丸裸
かみあわないコミュニケーション
明日に咲く花
記憶の泉は血に染まり
人ごみに紛れてしまえば
もう僕はアリのなかの ...
これがゲームだったら
悲しいことも苦しいことも
大丈夫なのにね
「もう大丈夫、怖くないし、誰も笑わないよ」
頭をなでて言ってくれるだけでいいの
そして少し泣かせてください
ねえ ...
それは
降りしきる雨の
隙間をぬって
遅れて届けられた
一通の手紙のように
雨と雨が
触れあう音に紛れて
見慣れた景色の
匂いの片隅
未送信のまま
閉じられ ...
君のその両腕の
美しいのが欲しくって
僕は君を手に入れた
何か勘違いして君は
なめらかに光るくちばしで
調子はずれの歌唄う
とてもとても幸せそうに
うんざりだった不得手な唄に
慣れ ...
注がれて激しくうねる麦茶
そこに波打つ氷の熱
呼吸と麦茶が混ざり合い
感覚は針のように鋭く喉を刺す
祖母が死んだときの
飼っている犬が死んだときの
苦味が
体の内側から
徐々に頭へと回 ...
愛なんていらねぇからさ、温泉で混浴チョメチョメしてぇのよ、夏。
君が持つ花火の描く曲線が僕らの絆の擦過傷です
都合よく凸(でこ)と凹(ぼこ)とがあるのに僕ら蚊帳を隔てて交わりもせず
...
いんげんの つる夏がきて 萌えいづる
添え竹よりも 高見の空へ
乙女は 神を 信じている。
けれども
乙女に ロザリオをくれるひとも
買う お金もありません。
教会へ向かう 夏の暑い日
乙女は 道ばたに
白いロザリオのような花
どくだみの花を み ...
何か採れたか
という声に振り向くと
土手の上にいたのは
夕焼け色の親父であった
真綿のように
柔らかく
アクアブルーのように
澄んでいる
貴方の心は
1マイル先をも
見ることが出来る
邪心がない
貴方の笑顔は
優しい
貴方のピアノは
楽しい
石橋を叩いて叩いて結局渡らない
なにもかも失う日のはぢまりのような日
いつもきまってベーグルを買いに来る
おじいさんがいた
今日はその人に会って
たった31日目
きっとまだぜんぜん
赤信号分の黄信号にも満たないような小さ ...
ナルコプレシーというのは簡単に言えばどこででも突然眠ってしまうもので
私がそうなんですがこれはたとえば
アフリカのツェツェバエから伝染する眠り病なんかとは違って
ウイルスみたいなものが原因じゃな ...
仕事が楽しくって
忙しさも勲章だと思っているうちに
携帯のメールもおざなりになっていく毎日
すれ違いばかりのあたし達
待ちぼうけを喰っている奴が
新しい局面を模索するのは世の常で
...
苔が吐きだす一千年の時
崩れてゆく胞子嚢が
クラッシックなビールの泡を
吹いて
ぼくの肺を満たしていく
遠い
ひかり
さえぎる
巨人た
ち
あなたが得た
この深刻な自由
じ ...
夏休みになると自転車で旅に出る男の子たちがうらやましかった。
大きな国道沿いの集合住宅から、蝉のぬけがらを轢いて、
日差しに溶けないように黒くなる細っこい脚の駆け出す
立ちこぎの夏を横目に ...
私がもし此の世から居なくなったら
君はどうするんだろう
どれくらい泣いて
どれくらい取り乱して
どれくらい…
どれくらい死にたくなるんだろう
怖い
私のせいで君がそんな辛い想いを ...
君へと向かう言葉はすべて
白紙から繰り出した愛の言葉
笑ったり泣いたり私は忙しいね
愛したり抱き締めたり
いつもありがとうね
愛された分だけ愛そうと思ったら
一生かかっても足りない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
少年の詩
プル式
自由詩
1*
06/7/13 6:31
由
たまむし
自由詩
0
06/7/13 3:20
空洞ノ其処ヘ
紫音
自由詩
0
06/7/13 3:19
世界で一番小さな海
プル式
自由詩
4*
06/7/13 1:32
ウサギとカメの条件
宙空 心
自由詩
2*
06/7/13 1:16
Lie
AKiHiC...
自由詩
3
06/7/13 1:06
Make it!
マッドビース...
未詩・独白
2
06/7/13 0:10
ぽえむ君−川音−
ぽえむ君
自由詩
5*
06/7/12 22:54
無題(海岸で波は私に届かない)
たりぽん(大...
未詩・独白
8*
06/7/12 22:07
レイン
maumi
未詩・独白
1*
06/7/12 22:01
最後の夏
黒花
自由詩
1*
06/7/12 21:55
細い線の上で
nt
未詩・独白
4*
06/7/12 21:44
もう夏なんだ
山崎 風雅
自由詩
3*
06/7/12 21:35
Reset
fuchsi...
携帯写真+...
3
06/7/12 21:35
水色の、
LEO
自由詩
18*
06/7/12 21:32
鳥篭
椎名乃逢
自由詩
0*
06/7/12 21:11
冷えた麦茶を飲む
美味
自由詩
6*
06/7/12 21:09
【短歌祭参加作品】サマー・サマー・サマー
ミチル
短歌
6*
06/7/12 20:57
夏は来ぬ さや よりも・・・
Lucy.M...
短歌
2*
06/7/12 20:46
白いロザリオ
〃
自由詩
4*
06/7/12 20:30
*瓶ビイル
知風
自由詩
3
06/7/12 20:30
優しさ一杯
ペポパンプ
自由詩
4*
06/7/12 20:00
我が青春の貝塚に
ふくだわらま...
俳句
2
06/7/12 19:17
道
民
自由詩
3*
06/7/12 18:55
ナルコプレシー
いとう
未詩・独白
10*
06/7/12 18:17
*ロリポップキャンディに見る渦巻き考*
かおる
自由詩
9*
06/7/12 17:36
水茄子
iloha
自由詩
8+*
06/7/12 16:51
国道
河野宏子
自由詩
15+
06/7/12 15:12
君の横顔を眺めながら思っていた事
朽木 裕
自由詩
2*
06/7/12 14:10
「Love Letter」
〃
自由詩
1*
06/7/12 14:09
6123
6124
6125
6126
6127
6128
6129
6130
6131
6132
6133
6134
6135
6136
6137
6138
6139
6140
6141
6142
6143
6144
6145
6146
6147
6148
6149
6150
6151
6152
6153
6154
6155
6156
6157
6158
6159
6160
6161
6162
6163
加筆訂正:
これから
/
健
[06/7/13 0:14]
最後のとこ
ボディーピアス
/
恋月 ぴの
[06/7/12 18:30]
ちょっと訂正
6.12sec.