線香(大島朋恵)BGM 大島朋恵のテーマ

水密桃の夏噎せ返り
立ち昇るは蝉時雨
皮を剥き歯を立てる
舌に張り付く甘みと苦み
腐れかけのそれの酸いた匂いは鼻に付き
くたびれた畳の上に伸び ...
ベランダに出れば灰色の空が明るく色付く
何処から現れた一匹の鴉に餌をあげる
近所では餌をあげるな
と、注意を受けた
そのために誰も起きていない時間を選んだ

まだ、電車も走ってな ...
ぼくは詩を書きたい

山は連なり雲も連なり
やがて心も連なる

今日もまた

朝の散歩をしていると
連なる雲に出会いました

空に山が浮いている
ぼくが進む道の遥か向こうで
山 ...
薄曇りの透き間から
たおやかなる日差しが生えて
一つ一つちがうかたちの
木々に絡まれ
一つ一つちがう色をした
葉に照り返され

それでも


みどりはみどり
机の上は いつも散らかっているの
私の性格が表れているのね
いつも物事をまとめられないの
捨てるべき物を 捨てずにいるの
仕方ない事ね
だからいつも 思い出に浸ってばかりいるの
写真なんて ...
大きなサボテン
小さな鉢で
よけいおおきみえる

小さなサボテン
大きな鉢で
よけいちっこみえる

だからよけい両方かわいいねけど

大きいサボテン
「なんか家まちごうてへん ...
簡単に言うなよな
「大変だな」
なんて


君が独りでいるとき
君が落ち込んでいるとき
君が寂しいとき
君が困っているとき
君が嬉しいとき
僕と一緒にいたいとき

僕はいない
...
仕事帰りに電車にのる
少しビールを飲んで
少し酔っ払いながら

不意に哀しくなって
電車のなかで鳴咽をもらしそうになる

別に泣きたい訳じゃない
ただ情緒不安定なだけ
それだけ それ ...
雨の後、猛スピードで広がるのは

画用紙をまっすぐに切り裂いたような青空だ
わがままいっぱいの夏が来る
思い上がりもいいとこだ

他人を憎むのはイヤだな
卑屈になるのも
嫉妬するのもな ...
稜線の上は曇りの空
お月さまの赤ら顔
うつわに揺らぐ天の原をのぞむ

降らせて
賜う 夜空の星よ

降らせて
たもう 落ちてゆく
雨にもにせて
朝に珈琲の香りをかぐと少しだけ目が覚める気がする

暑い日に立ち寄ったコンビニの冷気が心地良い

ホームに着くのと同時に電車が来ると得をした気分になる

そんなちょっとしたうれしいことを大 ...
拾ってきた
捨て猫


目を放した隙にじぐそうぱずるを完成してしまいそうになっている
いやしかしどちらかといえば
最後のいっぺんを今まさにはめ込もうとしている
いやしかしどちらかといえ ...
☆ おへそにピアス


おへそにピアスしています
ローライズのずっと上
チューブトップのちょっと下
夏の視線がやたら眩しくて
わたしのまんなか
おへそにピアス
わたしがまだ
あのひ ...
アイスキャンディーで
当たりが出て欲しいけれど
恥ずかしくって
お店で交換なんてできないな
携帯電話で写真を撮って
思い出にしてしまおう
ああ
夢のない
大人になってし ...
明け方の空は曇っているのに
あんまりにも透明なもので
まるで海の底のように感じました。

少し泳いでいくと
灰色の話を詰めて
銀色の魚が泳いでいくので
おはようと声をかけましたら
とて ...
悲しみが滲む蒼穹の果てが
ゆっくりゆっくり{ルビ紅=べに}に染まってゆく
そんな{ルビ表情=かお}をしないでと宥めるように
隅から紅が侵食されて悲しみが消えて

心に翳が射すのを必死で誤魔化 ...
指し示す指が
ぶるぶる震える
なんでもない
ただ指をさしておしえるだけのことで
からだはこわばり
震動は腕を通って
指先へと伝っていく

なまのきみに近づいたら
ぼくの妄想の中に生き ...
カタカナの文字をでたらめに選んで
並べてみる
見たこともない言葉ができあがる
けれどたいていは
どこか遠い国の言葉を探せば
なにがしかの意味が見つかるだろうし
ネットで検索すれ ...
大迷惑な遊びがある
老人のゴッコ遊びである
どうやら弱った振りをして
若者たちの
といってもほぼ全ての人の
善意を測って遊ぶ遊びである
私は偶然その遊びに巻き込まれたらしく
手を貸そうと ...
市民プールで、きみはいい年してプールの中にゲロを吐いた
バイトの監視員がみなにプールから上がるように言った
水から這い上がりながら男がきったねえと言った
ぼくは思いやりのない言葉だと思った 
...
メールまつ この一秒が 愛しくて

からっぽの 心にささる バラエティ

ため息が あなたの記憶を 舞い戻す



とろとろと まどろむまぶたに あなたの夢



目が覚め ...
 病んで坊慰 辞めて王位
 ガリガリ野郎駆り立て雁狩りの餓道
 極めるシンプル 痺れるテンプル
 踏み締める床 引き締まる時 Qと鳴る
 溢れ出す喜びのYEAR 暴れ出す灯火の力
 イヒヒと ...
眠れない夜に思い浮かべる
最近いつもと同じ過去ばかりで

例えば遠い記憶の彼方で
笑いあっていた放課後
例えば笑顔も救えずに
怒号に屈服した苦い春
例えば抱き合う時でしか
感じれなかっ ...
こんな孤独のなかじゃあだめだ

ポッチリ 宇宙に咲いた花
何のはなだかしらないけれど
その中にある宝石に
手元狂いで付いた傷
それでも全然たらないな
小さい小さい僕の部屋

ポツ 部 ...
たしか
二年ぐらい
キスなんかしていないので
そろそろしてもいいかな
と思い
相手を募集したい
けれど
声に出して言うこともできず
しらふでは無理で
こっちも相手も
択ぶ権利はある ...
月光に薄らと光る素肌をも幻想ですと冷ややかな笑み


「綺麗だよ。」そんな言葉も偽りと闇は伝える口元の光


名も声も今宵限りの姿にて君の腕から溶けて消えてく
自分の物の範疇で
やり込めるあなたの
真剣な眼が死ぬほど嫌いです

語っているようで
ただ論理だてて私の穴に埋めていく
埋まりきったらそれで終わり
出来たパズルの絵の細かさに
私が驚く ...
 かきわけ かきわけ
 ここまでこれた
 
 絶望に乗りうつられて
 生きることをリタイヤしようとも
 思った事もあった

 しかも
 一人の旅の綱渡りで
 溺れても助けを得られ ...
あてども無く

彷徨う魂

虚脱感 

 抑鬱

  不安

   混沌

    悲しみ

     嫉妬

      憎しみ

     僻み

     ...
AもBもC
BもCもA
AもCもB
全部アルファベット

SもTもU
TもSもU
UもSもT
同じアルファベット

AはABはBCはC
SはSTはTUはU

みんなアルファベ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
線香2万蛇砂魑先行...自由詩006/7/12 13:40
一週間 ー水曜日ー海月自由詩3*06/7/12 13:25
ぽえむ君−連雲−ぽえむ君自由詩3*06/7/12 12:52
即興1Lyenna自由詩006/7/12 11:49
卓上きみ自由詩006/7/12 11:23
さぼたん日朗歩野携帯写真+...1206/7/12 11:02
遠距離恋愛由香自由詩206/7/12 10:48
おやすみのキスをプル式自由詩5+*06/7/12 10:41
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この夏のよの ひより自由詩7*06/7/12 10:06
うれしいこと436自由詩2*06/7/12 10:00
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ボディーピアス恋月 ぴの自由詩27+*06/7/12 6:53
当たりが出たらもう一本壺内モモ子自由詩806/7/12 6:17
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被虐AKiHiC...自由詩306/7/12 5:20
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瓶を割る方法アンテ自由詩606/7/12 2:54
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殺菌ゼッケン自由詩406/7/12 1:52
AM0:00蒼依川柳206/7/12 1:41
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誰も愛していない夜松本 卓也自由詩3*06/7/12 1:30
鶴とハスまきび自由詩206/7/12 1:13
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夜光虫花水木短歌006/7/12 1:10
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悔いを残さず山崎 風雅自由詩4*06/7/12 1:06
特急列車たかよし自由詩4*06/7/12 1:03
アルファベータTAMON ...自由詩106/7/11 23:42

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加筆訂正:
おやすみのキスを/プル式[06/7/12 11:18]
縦書きに変更しました。変更前にご連絡をくれたお二方に愛情を。
8.11sec.