枝豆の
香りとともに
茹で上がる
頬染めたきみ
ビール欲する
彼は今迄何度も転んで来た。
愛に{ルビ躓=つまず}き、夢に躓き、
恋人の前に躓き、友の前に躓き、
鏡に映る、自らの{ルビ滑稽=こっけい}な顔に躓き、
振り返れば、背後に伸びる
長い日 ...
詩は生きるよろこびをうたう
もちろん死をうたうこともある
生を語るに死を考えぬはずはないから
踏み出せない一歩を踏み出すため
渇かない涙を一時でも乾かすため
ときによろこびを高らかにうた ...
本日も{ルビ厭=いや}な事ばかりです
なんの代わり映えもない
ただの紙切れと
文字の羅列と
あるのは汚い政治家たちの討論に{ルビ諍=いさか}い
刺した 刺されたの傷つけ合い
そして ...
「雨ニモ負ケズ」の
「ミンナニデクノボートヨバレ」という
一節を読むにつけて
いつも涙がでてしまいそうな気がする
それはきっとうらやましいから
他のどんなことができたとしてもきっと
...
朝起きて身に着ける制服 あたしを縛る首輪で、戦闘服
電車の中でしばしの睡眠 戦場に向かう一瞬
ホームに降り立って「おはよう」の一言 敵の様子をうかがうアンテナ
教室に入っていつも ...
私とあなたの間には
数十億光年の距離があり
互いの影はいつまでも交わることなく
仮想の白い空間を歩き続ける
( {ルビ孵化=ふか}を知らない孤独の闇に{ルビ包=くる}まれて
( ...
ぼくは詩を書きたい
いつもの空の空では
自分の疑問には答えてくれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
いつもの空に出会いました
幼い頃よりも
空が小さく見えるのは
ど ...
かどかどの
アボカドひとつ
テキーラ二杯
パズル模様の石畳
規則正しい正確さの不安
ここに立つこと
そこに座ること
ただ
例えば同化してゆく空気のように
例えば水平線に溶けてゆくように
深呼吸をして 吸い込む青 ...
ねぇ 空を飛べるでしょ
ねぇ 鳥になれるでしょ
ねぇ 月になれるでしょ
ねぇ 私たち結ばれるでしょ
ねぇ いつまでも平和でいられるでしょ
ねぇ お星様になれるでしょ
ねぇ いつまでも輝いて ...
雨あがりの道を母と歩いていた
虹だ
おかあさん
虹だよ
ふりむくと母はいなかった
手の感触も覚えていない
母はよく左の胸をおさえていた
あれは母の癖だとばかり
思ってい ...
初夏の雫を集めた、里芋の
透明な葉脈の裏側で
夏風の子が
小さな産声をあげる
まだ、うまく飛べない
棚田の{ルビ畦=あぜ}に沿って
緩やかな曲線を描くと
早苗に浮かぶ蛙が
水かきを ...
いつまでも気付かなければ良かった
と思うことがある
熱帯夜の寝苦しさに目をふと覚ますと
わたしの知らないおとこのひとが
わたしの横で寝ていて
二つ並んだお揃いの枕と
ふたりで寝るには狭いベ ...
テントの中で光る1000Wのライト
砂の上でピエロが死んでいて
ライオンは悲しげに遠くを見つめている
操り人形を引き寄せるための糸を持っていなくて
水の中に潜りながら明日まで息をとめている ...
生きる意味なんてない
戦い続ける意味なんてない
なんのためにここまできたんだろう
結局全部無意味だった
それが 正しいのかもしれない
救いなんてない
...
生活をここから始めます
一つ約束事
頑張ります
きっと泣きます
くじけます
いつか
隣に誰かいます
知らない街へも
恐れず往きますね
広げて広げて
たくさん愛して
...
休憩の一時間に
自転車でぐんぐん漕いで
交差点をみっつ渡る危険な感じ
一年前の夏の日に
ロビーで仕事をさぼっていた君は
日焼けした横っ腹をぺろりと見せた
もう その頃には
恋人同 ...
今日も何処かの角っこで
誰かの小指が別行動
性欲の対象にするということは
そんなにおぞましいことでしょうか
あなたをいとおしむ気持ちが
口淫へと私を導き
ただあなたの精神が天の高みへと
達することだけを
祈っておりました。
そ ...
シチリア島に太陽が降り注ぎます。
シチリア島に今日も太陽が降り注ぎます。
シチリア島に遺る文明色をした大理石の上に
今日も太陽が降り注ぎます。
文明色の上に女性が座っています。
太陽がひ ...
振り分ける少女の、
想
名前もない
痛む、芯も
未完成な少女の主題は
誰にも知られない、それだけの行く末
本を開けば文字に溺れた
さかなに、なりたかった
揺らぎ揺らすからだの線
...
バスでするな
バスで
金属にぬくもりがないのなら
肉体を使おうか
地下道に
ヌルヌルと体液が染み出していく
酒の匂いを掻き消すべく
朝の振動音が体液と共振する
芋虫
ビルの前で飛ぶ甲殻虫
茶色い羽と足を広げ
その目に映る景色は
丸く歪んだ世界を映す
浮いてるように飛ぶ世界に
君の目でもいい
僕を映してくれはしないか
ショウウインドウの窓に
...
私の周りだけが黒く縁取られ
切り取られ
夢か
リアルか
湯気が出ている食卓は確か
これは
夢の走馬灯
それとも
リアル
縁取りは
黒く
黒く
...
僕は
今日も
身の内に孤独を飼いながら
このまちを歩いている
人として話す言葉が
僕という存在の上をすべり
君はあくびをしながら
空を見つめている
長く暗い闇が明けた時
...
戯れる森の雫が、
ひとびとの拍手のなかで、静かに横たわる。
あなたの流れる姿が、
森の節目に、厳かに薫り立つ。
標高をあげている森は、
巧みに感度を敷きつめて、
わずかに彩色を動かしな ...
あたたかい子宮の忘却(兵士たちの白目)、
膿んだ地の、下の、徹っていった水、その痕
育った果実の潰れる、幻聴鳴り渡るのは怖いものだ
若葉の匂いたつ木立、なぎたおすどくろの群れ
命知らず ...
どこまでも続いていた
白い砂浜と打ち寄せる波
柔らかい春の日差しと頬に触れた潮風
逃げるように訪れた街で
あなたをただ忘れたくて
海岸沿いのまっすぐな道を
すれ違う家族連れ
手を取り ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の風呂上り
しいこ。
短歌
2*
06/7/20 15:54
達磨の道
服部 剛
自由詩
9*
06/7/20 15:38
詩と
436
自由詩
4*
06/7/20 15:09
Today's Paper
宙空 心
自由詩
0*
06/7/20 15:02
ウドの大木
436
自由詩
0
06/7/20 14:52
高校生活
蒼依
自由詩
3
06/7/20 13:06
青い標識
服部 剛
自由詩
8*
06/7/20 12:55
ぽえむ君−眺空−
ぽえむ君
自由詩
6*
06/7/20 12:45
アボカド
ふくだわらま...
俳句
3
06/7/20 12:39
雑踏に沈む
紫音
自由詩
4*
06/7/20 11:52
ねぇ
きみ
自由詩
2
06/7/20 10:43
虹
yo-yo
自由詩
6
06/7/20 10:09
夏風の子
佐野権太
自由詩
29*
06/7/20 9:09
殺意
恋月 ぴの
自由詩
42+*
06/7/20 6:59
発明家のサーカス
green ...
自由詩
2
06/7/20 6:57
助けて
Kj
未詩・独白
5
06/7/20 4:44
ブドウの蔓のように続いていく
藤原有絵
未詩・独白
6*
06/7/20 3:04
午後三時のアイロニー
〃
自由詩
3*
06/7/20 3:00
箪笥がもっとも有名だけれど
FUBAR
未詩・独白
1*
06/7/20 2:11
夢は増殖する
七尾きよし
自由詩
4*
06/7/20 2:04
シチリア島に今日も
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
06/7/20 1:42
仮想記憶
霜天
自由詩
7
06/7/20 1:32
四国霊場八十八カ所巡礼
遊羽
自由詩
5*
06/7/20 1:11
朝
佐藤伊織
自由詩
2*
06/7/20 0:45
かぶとむし
maumi
未詩・独白
1*
06/7/20 0:25
フラッシュバック
初代ドリンク...
自由詩
2*
06/7/20 0:21
夜
武富諒太
自由詩
9*
06/7/20 0:17
森の浪漫
前田ふむふむ
自由詩
15*
06/7/20 0:08
戦慄と地球
古河 セリ
自由詩
5*
06/7/19 23:44
遠い街から
bjorn
自由詩
7*
06/7/19 23:25
6112
6113
6114
6115
6116
6117
6118
6119
6120
6121
6122
6123
6124
6125
6126
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6130
6131
6132
6133
6134
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7.2sec.