私の周りだけが黒く縁取られ
切り取られ
夢か
リアルか
湯気が出ている食卓は確か
これは
夢の走馬灯
それとも
リアル
縁取りは
黒く
黒く
...
僕は
今日も
身の内に孤独を飼いながら
このまちを歩いている
人として話す言葉が
僕という存在の上をすべり
君はあくびをしながら
空を見つめている
長く暗い闇が明けた時
...
戯れる森の雫が、
ひとびとの拍手のなかで、静かに横たわる。
あなたの流れる姿が、
森の節目に、厳かに薫り立つ。
標高をあげている森は、
巧みに感度を敷きつめて、
わずかに彩色を動かしな ...
あたたかい子宮の忘却(兵士たちの白目)、
膿んだ地の、下の、徹っていった水、その痕
育った果実の潰れる、幻聴鳴り渡るのは怖いものだ
若葉の匂いたつ木立、なぎたおすどくろの群れ
命知らず ...
どこまでも続いていた
白い砂浜と打ち寄せる波
柔らかい春の日差しと頬に触れた潮風
逃げるように訪れた街で
あなたをただ忘れたくて
海岸沿いのまっすぐな道を
すれ違う家族連れ
手を取り ...
ぼくは詩人
時は動き
明日へ未来へ
つねに今は変わる
今日もまた
夜の散歩をしていると
時の動きに出会いました
ようやく雨が上がった夜
湿り気を多く含んだ空気が
肌寒 ...
女は宛ら 一室の部屋だ
好きな男好みに 設(しつら)えられた
日々模様替えする 夜々配置換えする
九十九を過ぎた婆さえも 「あれまあ不思議!」と云うような
女は部屋の 一室である
想い人あら ...
(誰かが泣く夜の 月は足跡だらけ)
夕立の30分後の車の下の
猫 濡れねずみで
のの字にくるまり
もうすぐ月のやって来る夜
あの子の心根から
零れ落ちましたよ リン と ...
時々、思うことがある。
具体的な形はなく、フワフワと宙を浮いているだけで、手を伸ばして触れたら割れた。
そしたら、忘れていた。
言葉じゃ表せなくて、絵に描くことも出来なくて
何にも出来ないけど ...
私にとっては意味のないことでも
彼女にとっては意味がある
気付き始めれば
それまで見過ごしていたことも
とどまっていた疑問も
今なら全てが線の上
流れはいっ ...
たとえば、きみに好きだよと
囁くときでも
ぼくはきみの、
背中を見つめたまま
きみがぼくに決して
そういう言葉を言わないのを知っているから
きみの白い猫背に囁く
ぼくは、たぶん、 ...
今日、渋谷で献血の帰りに、ケバイ女子高生を見た。
今時珍しくも無いと思うのだが、
どうも美しくない。
ぱっと見る限り、顔の造形は決して悪く無いのに、
何故其れをわざわざ拙い方向に彩るの ...
そのとき奇跡を初めて信じた
この世に無駄ないのちの誕生はひとつも無いのだ
あっ、食べたね
その肉はさっきね、
やわらかく やわらかく揚げたんだよ
ああ
カリカリのドッグ ...
息を吸って
息を吐いて
寝っ転がる
生きている
愛を受けて
生きている
毎日楽しく
生きている
でも貴方は
もう居ない
でも私達は
まだ生きる
小さな命が生まれた夜
雨が降っていた
小さな命が生まれた夜
風が吹いていた
遠くで新しい
光が生まれて
此処では静かな
灯りがともっていた
自滅志向の矢印が
行き場を失いさま ...
薄暗い夕方とよるの狭間
海が近いこの町では天気を海の色で読んだりする
今日は暗い灰色、じきに雨が降り出すだろう
あたしの部屋から見える海は少ししかないけど
毎日違う表情を見せてくれる
その海 ...
雲はきっと甘い
だって君のなみだは
ほんのりさくらいろだもの
女子高生
制服の下はボンテージ
エナメルが常にギシギシと軋むのだ
女子高生
化粧をしない
髪の毛はいつだって黒い艶
口紅だって持ってるけれど
いつも鞄の奥底に眠ってるのだ
女子高生
ガムを噛まない
小さなあめ玉を口を動かさずに
静かに静かに舐める ...
今日の空はぬかるむ
沈むように空に立って
私は天空へ
憤りを捨てに行く
おかしなことばかり起きる
例えば落とし穴に落ちてしまうのも
僕がメガネをはずすその間に
あの星は三度も弾け飛ぼうとしたし
彼女が一本煙草を吸い終わる間に
隣の男は二度イイ思いをした
...
光る
ざわめく
お前を
連れ出す
打たれる
二人で
稲妻
はぜる
当たるぜ
俺たち
そんな
ひどい
あたった
ためしが
ないのよ
宝くじ
...
きみを乗せてる 別れの列車
河原から 見送った
ぼくに 気づいても 気づかなくても
テール・ランプは 淋しく滲みながら
薄暮の中に消えてったけど
心を クリーニングに 出 ...
誰かに理解してもらおうなんて思いたくない
そんな事を考えて数年が経つ
共に過した月日に傍に在るのは治らない病
例えば、「おやすみ」と言って欲しいと頼む
そしたら誰かは「おやすみ」と ...
充足は消えました
期待も持てなくなりました
でもねがいだけは残っています
血のかがり火にむかって
ゆめは逃げました
のぞみも抱けなくなりました
でも ...
カメラだけじゃない
コンタクトだけじゃない
音楽も
映画も
あれこれも
なにもかも
使い捨て
使い 捨て
果て 捨て
顔だけすげかえた
有象無象の大多数
精神はありや
...
今朝一番のニュースキャスターは
5歳の少女が
首を刺されて殺されたと言った
「何だそんなことか」と
いつものように家を出る
別にいつもの出来事
いつもの“ただの”殺人事件
それが ...
((((((、
溺れていく、夏の、軌跡に、
揺れている、白い泡、虹の、
膜を掴んだ、君の、痕跡。
覚めていく、まなざしに似た、
夕暮れの、屈折。
恥かしげな、月の裸体、
蒼ざめる ...
ぼくは詩を書きたい
雨に打たれるも
風に吹かれるも
晴れた心には関係がない
今日もまた
朝の散歩をしていると
心の傘に出会いました
雨降る道の咲く花に
打たれて忍ぶ意地 ...
戦争も死も憎しみも
裏切りも絶望も殺し合いも
全てを小さなこの箱の中に入れて
スクリーンに映したのなら静かに眺めることができるのだろうか?
神はその外側にいて
また静かにそれを眺めてる
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
フラッシュバック
初代ドリンク...
自由詩
2*
06/7/20 0:21
夜
武富諒太
自由詩
9*
06/7/20 0:17
森の浪漫
前田ふむふむ
自由詩
15*
06/7/20 0:08
戦慄と地球
古河 セリ
自由詩
5*
06/7/19 23:44
遠い街から
bjorn
自由詩
7*
06/7/19 23:25
ぽえむ君−変動−
ぽえむ君
自由詩
4*
06/7/19 23:19
女という未知
きりえしふみ
自由詩
17*
06/7/19 23:15
月と黒猫
千月 話子
自由詩
13*
06/7/19 23:08
悪あがき
海月
散文(批評...
0*
06/7/19 23:03
線上の流れ
葵 悠貴
自由詩
0
06/7/19 22:23
きみのせなか
ユメアト
自由詩
4*
06/7/19 21:49
欲望図鑑・女子高生編
虹村 凌
散文(批評...
0+*
06/7/19 20:40
いのちの糧
銀猫
自由詩
15*
06/7/19 20:10
止まった記憶
ペポパンプ
自由詩
4*
06/7/19 20:00
誕生
シホ
未詩・独白
0
06/7/19 19:52
灯台
万里
自由詩
3
06/7/19 19:38
すいーと
アイバ シュ...
自由詩
5*
06/7/19 19:00
魁・女子高生
虹村 凌
自由詩
2*
06/7/19 18:20
女子高生
〃
自由詩
1*
06/7/19 17:58
空に立つ
半知半能
携帯写真+...
9
06/7/19 17:32
ヌーンセックス
田島オスカー
自由詩
2
06/7/19 17:20
夏の嵐
水在らあらあ
自由詩
15*
06/7/19 17:08
心のクリーニング
Lucy.M...
自由詩
4*
06/7/19 15:47
未来手紙
海月
自由詩
1*
06/7/19 15:26
Spiral
信天翁
自由詩
3
06/7/19 15:26
ディポジッタブル
436
自由詩
1*
06/7/19 15:24
Today's News
宙空 心
自由詩
1*
06/7/19 15:10
溺れていく夏の
いとう
未詩・独白
10*
06/7/19 14:13
ぽえむ君−雨傘−
ぽえむ君
自由詩
6*
06/7/19 14:12
ロードショー
green ...
自由詩
1
06/7/19 13:25
6113
6114
6115
6116
6117
6118
6119
6120
6121
6122
6123
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6140
6141
6142
6143
6144
6145
6146
6147
6148
6149
6150
6151
6152
6153
加筆訂正:
冷たい雨の降る夜に
/
bjorn
[06/7/19 15:27]
題名変えました。連も増やしました。
7.35sec.