あなたが、水かさを増す
「では、また 」
と 言って
あなたが身を反らして
木立から、わたしから
離れていった
その刹那から
あなたが、視界でいっぱいになる
あなたが、
...
めこまれた汁に似た虹彩がたれておるえ
かちこまれ、ぷえりと音がするえ
ぬるめる豆腐に鉛筆ゆっくり挿すめんが
2Bの鉛筆じゃばね、祭りに叱られるん
めこまれ粒の頻度も盗尿や、こんが
お ...
よるは毎日 くるものですから
みなさんどうぞ おきをつけください
よるはいつも たいようのあと
ゆめを見せに やってきます
ゆめというのは よるの現実 昼の残り香
すべて ...
父は昔から
美しい曲線の虜で
現代において
正しく電波を飛ばす事に貢献している
パラボラアンテナの白を
見て大きくなった私は
電波はアンテナの大きさに
比例すると信じている
言 ...
ただ 穏やかなフリをして
その中に激情を隠し持っている
そんなものは爆発する前に
いっそ{ルビ爆=は}ぜてしまえばいい
その勇気がないなら
あどけない君の鋼鉄の心臓
そんなものは ...
死が芽生える時刻は
まよなかだけではない
少年の空想の内でも
子を産むこともまだ知らない
子宮の中に 細胞
は もう芽ぶいていた
医者が論文を書いている間に、
家族が茶漬けを食ってい ...
当てが外れた日曜日
キミという人物に
わたしは
また放浪の旅人だ
明日は
海の日だそう
ヒグラシが鳴かないことに
誰もまだ気づかない
た ...
Lack of affection.
Never satisfies it.
Something must be there,
Which musntn't be commercial,
...
ニクロム線の焼ける炎
俺の意識の中の呪術を表している
紫色の匂いと過ぎ去る修行僧
聖域が女のように消えていく
性欲は象徴として置かれている
レーザービームに増殖する腕と体
希望の光を見た
間違いなく
失望の光を見た
間違いなく
今はこの手に
何一つ
彼女の体は
まったく
綿飴のように
消えてしまって
なるほど
あの岬で見た
あの夕日は
希望の光 ...
ささやかな私たちは
長い夜、ごとに膨らんでいく
収まりきれない部屋の、隙間に涙を込めて
名前を、呼ばないで
私たちを訪ねる人たちの
声がはぐれていくから
月夜に
ゆっくり ...
小鳥は野に放たれた。
檻の中で飼い殺しにされ、束縛だらけの中で夢を見た空
今、その空を飛んでいる
広く、大きな空は果てしなくどこまでも続いて行く
鳥は飛び続けた、自分の気の向くままに
そ ...
月のようでもなかった私は
君にうすぼんやりとした影を
もたらしたり
することもなかった
輪郭を
持ちはじめた気持ち
境界を求めてはいけなかった
あいまいなまま
分針が何度、 ...
勝ち目の無い夜を手に
牛乳ばかり飲んでいたら
壊れていくお腹の夢を見て
コーヒーと蜂蜜を加え
一本の旗を立てる
そんな朝を
僕たちは
海が好きだ
開放的
小雨降るなか
急行突破
母なる海に向った
海水に浸ると
身の穢れがおちていきそう
砂浜で遊ぶ
女の子に声をかける
愛想のよい返事が ...
昼間の学舎から見える
土の校庭に一人の少年が鉄棒に
跳んでは回って空中で止まった
入道雲の眩しく飛んで
彼は青い空に吸い込まれて消えた
壊れたラジオの蝉の鳴く
汗に滲む目が二重に響く
...
夕立のストライプを くぐって走る。
全てが等しく雨に打たれる 悪くない夕方を
傘さえ無くした俺がひとり ひた走る。
誰もいなくても、必ず神様が見ている。
だから 悪い事をしたら、必ずバチが ...
何も失ったことがなくて、
ごめんなさい。
豊かなだけの想像力なんか俺はいらない
そう思いながら自転車専用の真っ赤な道を歩いていたら
後ろから
すけぼーで
いかついリーゼントのお姉さんが
ざっ
と通り過ぎた
首筋には漢字で ...
ぎざらめな夜に
公園の外灯で
待つ宵草の照らし出され
冷たいお茶を
とくり
とくり
間もなく携帯が鳴る
僕の悲しみに花が咲くよ
硝子越しに見た世界の
何かに 憧れたのか
足下に限られた世界の
何かに 追われたのか
求めた水場に
たどり着く前に
力尽きたことは
確実で
黒炭に足が生えたような姿は
かつて ...
君のオルゴールは静かに音色を響かす
今まで聴いた事の在る音の中でも存在感が合った
君は決意に満ちた顔
迷いと運命を受け入れた様な顔
昨日の切ない横顔の面影はない
手紙を読んでくれたん ...
ぼくは詩人
何を感じて何を想い
何を感じようとして
何を想おうとする
今日もまた
夜の散歩をしていると
鈴の音に出会いました
今日のこの夜の道で
いったい何を聴くのだろ ...
真新しいシュレッダー
まだ使ったことはない
これからどんなに私を楽しませてくれるのか
考えるだけでもワクワクする
買ったよ
と
友達に話したら
家で使うときがあるのかって聞かれた
...
地上から数十メートル上の星たちが
夜空の光を奪った
月は疲れた顔たちを照らして
電灯に負けそうな自分の存在証明を
セメントの大木はちっとも動かないでいる
そよいだ夜風を冷たく跳ね返す ...
絵はがきみたいな花丸正しい夏休みには
入道雲と蝉の声と蒼い海の三点セット
空と大地をパッキリと分ける入道雲は
どこまでも大きくまっしろで
桃源郷までいける螺旋階段を隠す
蝉はサイレン ...
飛び込むと
その先には砂漠が広がっていた
課長がいて
砂粒をひとつひとつ数えていた
課長
声をかけてみた
砂漠では名前で呼んでください
と言われたけれど
課長は課長だったので
知 ...
イモインダ、イモインダ!
王家のヴェールを纏った処女(おとめ)よ
黒い肌の美しき姫君
夏の草原の汚れなき秘宝
アフリカの海の様に波打つ豊かな髪に
小さく鮮やかな宝石が綺羅星の様にちりばめられ ...
地球の反対側まで透き通っている湖の
まるく晴れて しんと停まった水の中
ゆっくり沈んでいく 花火の残光のように
暗いビロウドの湖壁
極彩色の秒針がくるくる回って 螺旋を降りてい ...
大切なことが
この小さなポケットには
入りきらなくて
そのくせ 中に入っているものといえば
くさくさによれて固まった
みっともないホコリばかり
気取って
そんなものに僕 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
後朝—きぬぎぬ—
まほし
自由詩
17*
06/7/17 6:31
おぷすり(同じ顔と毛の化け物)
k o u ...
自由詩
1*
06/7/17 4:42
よる
水青
自由詩
1
06/7/17 3:51
アンテナ技師の娘
藤原有絵
自由詩
7*
06/7/17 2:53
テロ
宙空 心
自由詩
0*
06/7/17 2:31
鳥とともに
nt
自由詩
5*
06/7/17 2:08
火曜日はずっと眠る
蒼木りん
未詩・独白
2
06/7/17 1:29
Lack of affection
Lack o...
自由詩
1
06/7/17 1:19
占い師の事前行動
green ...
自由詩
0
06/7/17 1:14
光
TAMON ...
自由詩
2
06/7/17 0:37
鬼灯
霜天
自由詩
5
06/7/17 0:28
無題(仮)
電子ノ猫人
自由詩
1
06/7/17 0:12
月のようでなく蜻蛉
たりぽん(大...
自由詩
12*
06/7/17 0:09
『 夢 色 透 明 』
あとら
自由詩
3*
06/7/16 23:47
黄色いビキニ
山崎 風雅
自由詩
3*
06/7/16 23:08
林檎の時代
結城 森士
自由詩
6*
06/7/16 23:04
罪と罰
イグチユウイ...
自由詩
0
06/7/16 23:04
かわいそうなひとたち
〃
自由詩
1
06/7/16 23:03
所在無い日
水在らあらあ
自由詩
22*
06/7/16 22:53
ぎざらめな夜に
けんご
自由詩
5
06/7/16 22:44
虜
彰
自由詩
2*
06/7/16 22:38
一週間 ー日曜日・後半ー
海月
自由詩
1*
06/7/16 22:19
ぽえむ君−鈴音−
ぽえむ君
自由詩
3*
06/7/16 22:14
おもしろいことみぃつけた
二条 敬
未詩・独白
1
06/7/16 21:24
私の街を紹介します
Keico
自由詩
3*
06/7/16 20:49
*あ〜ぁ、夏休み*
かおる
自由詩
8*
06/7/16 20:15
決裁
たもつ
自由詩
8
06/7/16 19:49
黒き王子のアリア〜架空オペラ「オルノーコ」より
AKINON...
自由詩
1
06/7/16 18:46
沈む傍石
相馬四弦
自由詩
1*
06/7/16 18:10
ホコリ
ふれる
未詩・独白
0
06/7/16 17:52
6117
6118
6119
6120
6121
6122
6123
6124
6125
6126
6127
6128
6129
6130
6131
6132
6133
6134
6135
6136
6137
6138
6139
6140
6141
6142
6143
6144
6145
6146
6147
6148
6149
6150
6151
6152
6153
6154
6155
6156
6157
加筆訂正:
まほろばの経験
/
前田ふむふむ
[06/7/16 19:02]
若干の訂正
5.35sec.