傷口のガーゼを剥がすことさえもまだ躊躇いて君は研修医
音が止むたびに 湧き上がる新たな音の群れ
彼らが走り去るまでには しばらくの時間を要する
誰もが走ることを止めようとはしない
誰もが同じように走る
だけど この ...
この足が踏みしめているものを
確かめようと視線を落とせば
いつもの国道の歩道
そんな当たり前の、日常という名前だった
小さな石ころ、蹴飛ばしてさ
歩いた幼い帰り道
今も時々思い出しては ...
年に一度の特別な記念日
あなたがこの世に生まれた証
それなのに明かりの消えた部屋で
あなたは一人で泣いている
Happy birthday?
ロウソクの炎を吹き消す前に
...
俺の人生はどこに向かっているのだろう
なまけものの俺は生きてる免罪符を持てる資格はあるだろうか
世の中、快楽と絶望を行ったり来たり
そのなかで振り回されて目が回る
おいてけぼりはイヤ ...
この季節になれば
川幅いっぱいに押し寄せる銀鱗
浮ぶ屋形船を押し退け
向う岸まで
命をかけ
届けようとするもの
人生の在り様
私の意思
立会川の岸辺には
あなたへ
手渡そうとした手 ...
雪が雪に植える種から
何も生えぬまま春は来て
終わりとともにまた冬が来る
まねごとは終わりましたか
紙は言葉で埋まりましたか
燃やせなかったのですね
だから
...
冬
なのかもしれない
きっと
君の手は優しくなれると思う
差し伸べられる全ての方向へ
やさしく
{引用=fromAB} ...
ずっとまえやちょっとまえの過去
ちょっとさきやずっとさきの未来
にとらわれて
時の流れにもてあそばれてしまう日々
早くに逝ってしまった
友だち
この世に少しずつなじみつつある
子ども ...
疲れているときに
「疲れている」と
言える幸せ。
泣きたいときに
涙が出てくる
という、幸せ。
孤独を感じられるほど
隣に誰かがいる
という、幸せ。
...
春子はミントの葉を散らし
踏みしめている 半睡眠で
如月 彼女の足の裏は
いつも薄緑に染まり
徐々に褪せていく
まるで季節を旅しているようだと
裸足のかかとをくぅと縮め
まど ...
さいきんよく遊んでもらっている猫がいて
その人をみていてわかったのだが
猫ってわらうんですね
で
その表情は
じつにうれしそうというか
なにもできんくせにとくいげと ...
例えば呟きに隠れた本音の意味
交錯する感情が封鎖した未来
虚像の片鱗に狂喜する人々を
醒めた瞳で映す装いの数々
嘆きの言葉を忘れ
ぼやきの向きを履き違え
何処かしら彩られた ...
紐 解く
純情
口ずさむ
欲情
窘める
劣情
軽やかに
君の ステップ
鮮やかに
しなやかに
誰のとも知れぬ
愛 の 歌
紐 解いて
くるくる と
廻れ
なぜもっと
気づいてあげられなかったのだろう
この花は綺麗に咲いているのに
葉は傷ついている
なぜもっと
気づいてあげられなかったのだろう
あの空はとても青いのに
空気は汚れている
...
庭のローズマリーを切って
小さなガラス瓶にいけて
窓辺に置いておいたら
こんなに根が出た
庭に帰してあげるね
君も生きてるんだね
まぶしく光る風
短い髪の少女
力尽きた海鳥
はかない白夜
見ぬふりをして―――――
また時間に裏切られた。
泣きじゃくって
濁流に飲まれながら
暖かい太 ...
笑ったらいい
空虚のなかに立ち尽くし 何も掴めない僕を
好きなだけ笑ったらいい
怒りなんて覚えないから
笑ったらいい
暗闇の中を彷徨い 何も見つけられない ...
男ってサイテーだ
と
真夜中に深く深く憤る
裏切られて
それでも信じようとした彼女を
どうしてそうも簡単に裏切れるのか
二度にもわたって
もう信じれない
信じれない
と
心 ...
自分が変わってるのか
世界がおかしいのか
まぁどっちにしろ
誰にも理解されないことの方が多い
それも少し慣れた
諦めが肝心だと誰かが言ってたから
やっぱりそうなのだろうと思う
寂 ...
昨日 あなたは捜さなかった 僕を
月に照らされて丸まっている 僕を
だから僕の涙は涸れている
ことはかなく濡れている手足は
水たまりの中にあなたを捜したから
誰かがあなたを連れてった ...
僕の演じた役はぼく そのもの
いいかえれば過去にそうであった ぼく
そのときの 心のうちだった気がする
演じてる 演じてた 演じようとしてる
でも最後には必ず前向きになってた 僕はここ ...
つないだ手を
そっ、と離して
春までの距離を
歩数で測っていた君は
三十一歩でくるり、と振り返って
僕に何かを伝えてきた
如月駅を走り出した始発列車が
僕を追い越して
君を ...
逃げた犬が見つかった
首輪で解ったらしい
体の大きな犬だったので
解り易かったようだ
母が車で
引き取りに行ったらしい
母は大変な思いをしたようだ
携帯で僕に
怒鳴り散らした
...
山田くん家の猫は、いつも くーすか寝ている。
山田くんが帰ってくる タイミングが
彼には お見通しらしくて
山田くんが帰ってくる十分前になると
ごはん (ほら、あのカリカリしたやつ ...
時の{ルビ端尾=はつお}を握り締め
いまだ名もなき{ルビ形=なり}を孕み
音なき音に耳を{ルビ欹=そばだ}て
真空妙有の{ルビ現=うつ}に凪ぐ
深遠に{ルビ籠=こ}む白い背 ...
おもらしをした日に
ベランダに近づくと
道化を演じたそれが
僕の鼻をくすぐる、
アイラビュー、交信中
未来のあなたはどうですか
アイニジュー、更新中
昔とちっとも変わ ...
こんばんは
良い夜です
『メメント・モリ』
何時頃からか
死にたい気分になると
身体中から
黒い霧が立ち上るのが見えました
霧は
冷たく
緩やかで ...
春近しバレンタインに歯医者行く
{ルビ薄氷=うすらい}が私の好きを映してる
あの人が縁側で
たばこを吸っていた。
たばこって美味しい?
と、私は聞いた。
うーん。
その人はうなって、
「美味しい」ってわけじゃ、
ないんだけどな。
と言った。
癖になってるよね ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
病棟の恋(5)
愛穂
短歌
5
07/2/16 1:19
拍手
青の詩人
自由詩
2*
07/2/16 1:19
81、足下 【あしもと】
雨宮 之人
自由詩
4*
07/2/16 1:10
Happy Birthday
1486 1...
自由詩
7*
07/2/16 0:47
探し物
山崎 風雅
自由詩
5
07/2/16 0:27
品川物語
恋月 ぴの
自由詩
34*
07/2/16 0:07
ノート(行方)
木立 悟
未詩・独白
2
07/2/15 23:58
ハンドクリーム フォー ア ジェネレーション
AB(なかほ...
未詩・独白
3
07/2/15 23:39
nowhere
yangja...
自由詩
0
07/2/15 23:37
幸せ
かとうゆえ
未詩・独白
1*
07/2/15 23:11
桃緑
千月 話子
自由詩
18*
07/2/15 23:08
猫のこと
水町綜助
自由詩
11*
07/2/15 22:55
割れた眼
松本 卓也
自由詩
0
07/2/15 22:41
Yo bailo
李伍 翔
携帯写真+...
1*
07/2/15 22:18
なぜもっと
ぽえむ君
自由詩
14*
07/2/15 22:11
生きているよ
weed &...
携帯写真+...
2*
07/2/15 22:08
Naginami Termination
Haruka...
自由詩
1
07/2/15 22:06
笑ったらいい
憂
自由詩
3
07/2/15 22:03
裏切りの先にあるもの
三架月 眞名...
自由詩
6*
07/2/15 21:48
孤独感
イヴ
自由詩
2*
07/2/15 21:47
アカイアメ
宙空 心
自由詩
1*
07/2/15 21:19
テーマありきに
もこもこわた...
自由詩
6*
07/2/15 21:16
如月駅
Rin K
自由詩
50*
07/2/15 21:16
それから次は
ねなぎ
未詩・独白
1
07/2/15 21:12
山田くんの猫
仲本いすら
自由詩
3*
07/2/15 21:03
鈴慕
朱雀
自由詩
3*
07/2/15 20:33
おねしょ画家
仲本いすら
自由詩
3
07/2/15 20:26
メメント・モリ
蒸発王
自由詩
9*
07/2/15 19:51
バレンタインの風強し
たにがわR
俳句
1
07/2/15 19:00
箱入り娘
とうどうせい...
自由詩
16*
07/2/15 17:57
5805
5806
5807
5808
5809
5810
5811
5812
5813
5814
5815
5816
5817
5818
5819
5820
5821
5822
5823
5824
5825
5826
5827
5828
5829
5830
5831
5832
5833
5834
5835
5836
5837
5838
5839
5840
5841
5842
5843
5844
5845
加筆訂正:
81、足下 【あしもと】
/
雨宮 之人
[07/2/16 1:10]
2007.02.06初出。少しだけ改変。
限定
/
蒼木りん
[07/2/15 23:41]
つづき
テーマありきに
/
もこもこわたあめ
[07/2/15 22:45]
加筆しました
テーマありきに
/
もこもこわたあめ
[07/2/15 22:36]
タイトルを変更
5.9sec.