耳をあてると鼓動が
貴方が生きている音が
私は暖かい貴方の上で
安心してすやすや眠る

手の中には二つの錠剤
私の命を助ける二つの薬
心を満たす貴方ともっと
一緒に居たくて
苦くても ...
原野に群れをつくり
歌い続けていた花の
落ち窪んだ中心で
旋回する帯の雲
高温の閃光弾けて
葉をなぎ倒し
手を覗くと乾涸びた大陸
声は枯れてゆき
歌われたものたちは
砂に還る
仕事の帰り
寒くって走りだしたらさ
どこからかシチューの
少し
焦げた匂いがしてさ
暖かい部屋と
スープと
それから
それから
いろいろ
いろいろ

伸びた髪が邪魔だけど
足 ...
あなたが
雪を詠う
切ないのは
届かなくなりそうだから
冷たくて
だけど
どこかで
愛している
雪を

今年は
初雪も
降りそうにない 空が
窓から見える 私
...
  ひとをすきになって

  「どんな人?」

  と、きかれて

  あれ、これ、と、いくつか知っていることを、客観的に説明した

  ”そういう人がすき?”

  みたいな ...
好きだよ君の事が何回断られたって好き
しつこい奴かもしれないでも好きだから
一秒だって好きな気持ちを忘れてた事無い
何回言っても足りないよ好きだよ君の事が

好きだからしょうがないじゃん好き ...
異常気象で

冬は春のふくよかさの中にあった

異常気象というのが寂しかった

親父が不正した金で

家族旅行をした思い出のようだった


からだはゆるむ

幸福であるかのよ ...
 鳥たちは木の実を食べながら
          種を運ぶ
 ゆめの若木が根付くようにと
蝶たちは花粉の足で飛びまわる
 望みの花が目覚めるようにと

     未見の年があける朝
   ...
小学校に入る頃か、もしかしたらそれよりも前かもしれない。
僕のかなり最初の頃の記憶だ。
なぜだかわからないけれど、
僕は、自分の父も、母も、宇宙人かもしれない……と思っていた時期がある。
僕と ...
南アメリカの移民たちが
今日も公園のベンチにだらだら集まり
俺は隣のベンチで
空を見ている
ぽっちゃり太った女たちと
小柄だが生活を支えてゆく肩を持つ男たち
幼いのに遠い目 ...
抽象的な月が照らす暁

足元の地面に這う虫のように

この世界の隅っこで

ちょこまかと迷ったり

始終、立ち止まったりしている

小さな人生の主人公

つまり俺が

感じ ...
君が眠い顔してる


君が眠い顔してる



さっきのさぁ


ぶち犬の軽やかなステップ

最高だったよ



生なりの大きなカーテン

ひるがえった空の上

...
ほらね みどりさんが
 ふかく わらう
そばで みどりさんは
 だまってる


ほらね みどりさんが
 とおく うたう
そばで みどりさんは
 だきしめる
...
You know?
The word "I love you" is the word for the person whom I love the most.
Would y ...
君は誰なんだろうな 名前なら言えるよ
それ以上のことが要らなかった日から
遊び足りない午後に 近づいてくる新月
眠らない僕らにはやる気も出ないの

未来とか 自分とか ぼやけた色した悩みが
...
つめたくて

やわらかな

夜中の大気だ

コンビニの袋を

ちりちりといわせ

二人で歩いていた

着込んでいるのに裸なふたり


既婚でいるのに

ややこしいこと ...
小さい足の
小走りピアノ
今日はとなりのネコとかけっこ

空気の上を弾む足
いっしょになって浮かされて
勉強どころじゃなくなった

もっとたくさん弾んでよ
耳にこぼれる音の玉
弾ん ...
唇はそれきり閉じられた。
走れ、――Life Is A Carnival.
水道管のつめたい色。
手を離して、さようなら。
問わず語りのさようなら。
しかし、そこでまだ待っている、僕の少年。 ...
君を想えばね
ほら
軽く ティッシュ一箱


いや 決して
決してね
いかがわしくはないさ



君を想えば僕は
涙だけでね
ティッシュ一箱 なんだよ



いや う ...
?いつまで泣いてるの?って聞いたら

?あなたが謝るまで?って言うから

とりあえず謝ったら怒り出した


それでも泣き顔を見るよりいいから

今度からは素直に謝ろう ...
うわっという 車のスピード 上り坂

ウォークマン 自分の世界の 出入り口

暗闇に ぽっかり浮かぶ 丸い月

何だコレ 違う空間 姉の部屋
時の経過は無常にして繊細


保育園のころに泣いて大騒ぎになった事もあったっけ
そんな事も今じゃ笑い話

ほら



今時間が通り過ぎたよ


また僕は

僕の周りは一秒 ...
どこまでも広がる青


空と同化して一色になる


ねぇ、どっちがマネをしているの?



私たち人類、いや生物を生み出した青



その青はやさしさの青ですか?


...
キーを差込みカチカチッと回す
深くまでまわす


詰まったような音とけたたましいブルルンとが混ざって震えだす



動き始めるんだ



俺はまだ、コイツを自由には扱えない
...
女にふられたので、
ナイアガラへ行って死のうと思った。
三連休の初日の朝から、ビールを飲んで、
失敗した。
急にドライブに行きたくなったのだ。
もう遅い。
そうゆうものだ。
訳知り顔の大 ...
泣いたら愛は冷めるのかジョナサン
泣いたら泣いたで
涙を拭ってやれよジョナサン
熱く腫れ上がった瞼に
キスしてやれよジョナサン
ジョナサン

泣いたら愛するのをやめるのかジョナサン
泣 ...
裸身の雪が
ぼんやりとした
遠いほたるとなっておりてくるので

あまやかな
姉の匂いにみたされたまま
結露にぬれた窓の外をのぞく

(紙の野原で北風が笑っています)


雨の日の ...
{ルビ畦=あぜ}に腰掛け{ルビ見和=みな}ぎし先の

{ルビ揺振=ゆたぶ}る木立は

神のやすんば 


紅い雀が{ルビ舞風=まいかぜ}の中

命の際まで飛び翔ける


漏れる ...
とにかく
自分の運勢が悪かったので
占い師にみてもらうことにした
これまでの自分の生き様を語る前に
その占い師は
ことごとく自分のことをいい当てた
この占い師は本物だ
占い師の言うことに ...
鞭鳴らし予算会議の二月来る

豆まきの窓を見つめて秋田{ルビ犬=いぬ}

病棟へ渡る廊下の{ルビ余寒=よかん}かな

人に別れ炬燵に眠る二十五時

礼服の上司の肩に氷雨降る

女子 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
心臓がどくり茉莉香自由詩307/2/10 20:43
コーラスエンド及川三貴自由詩6*07/2/10 20:21
シチューとパンとそれからプル式自由詩9*07/2/10 20:13
言の雪さち自由詩8*07/2/10 20:08
主観と客観。あるいは、ひとをすきになる、ということ。逢坂桜自由詩6*07/2/10 19:59
大好霧咲剣侍自由詩207/2/10 19:58
春のふくよかさの中で吉岡ペペロ自由詩407/2/10 19:52
黒い花ー2007・1・1ー信天翁自由詩307/2/10 19:40
演技自由詩2*07/2/10 19:40
休日水在らあらあ自由詩16*07/2/10 19:16
抽象的な月が照らす暁ジム・プリマ...自由詩3*07/2/10 18:46
君が眠い顔してるビーチ自由詩5*07/2/10 18:25
もり (たぶん)さち未詩・独白3*07/2/10 17:24
プロポーズ1486 1...自由詩7*07/2/10 16:27
彼女ごっこもる自由詩107/2/10 16:16
着込んでいるのに吉岡ペペロ自由詩707/2/10 15:53
気まぐれピアノポッケ自由詩3*07/2/10 15:44
Life Is A Carnivalんなこたーな...自由詩307/2/10 15:34
ティッシュ使用法山中 烏流自由詩5*07/2/10 14:29
「ごめんね。」BM自由詩5*07/2/10 14:21
日常2テルテル坊主川柳107/2/10 14:20
時間自由詩2*07/2/10 14:13
自由詩1*07/2/10 13:51
自動車教習自由詩2*07/2/10 13:38
ナイアガラへ行って死のうしゃしゃり自由詩807/2/10 13:36
君が泣くまで愛する事をやめないのはジョナサンだけだった虹村 凌自由詩13*07/2/10 13:34
Blue Planet 青い星青色銀河団自由詩1707/2/10 13:13
風輪際朱雀自由詩3*07/2/10 11:07
自分の運勢ぽえむ君自由詩6*07/2/10 10:38
如月ささき俳句3*07/2/10 10:20

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加筆訂正:
Ⅱ 自動筆記/soft_machine[07/2/10 12:25]
修正
8sec.