こんなにもあかるい岸辺で
こんなにも頭がずきずきするのは
いったいどうしてなのでしょう
山々に溶け残る雪は
(誰にも踏みこめないところにあるので)
あくまでも白く輝いて
その鋭 ...
みつこ みちこ みつえ みちえ みつよ みちよ 
全国のみっちゃんはご存じと思うが
みっちゃんと呼ばれる限り
必ずその背なに不吉な歌を負わねばならぬ

  ミッチャン ミガツク
  ミッテ ...
どんどん湧き出てくる「なんで?」を押し込めて
「今までありがとう!!」って言ってやった
キス
     スキ
   キス
                嫌い
      キス
     ...
 確かに 彼の家系は
イギリスでは卑しかったものの
今やアメリカにおいては、彼は大富豪
夢を追いかけ、ついに想いを実現させた

愛用のジェットで空をゆく
まぶしい空に白い軌跡を残して

...
正負を持つ量で有り移動による

後ろで飴を舐める音が
ぴちゃぴちゃと
響いているので
感情が櫛で削ぎ落とされるように
首筋が歪んで行きます

神経が逆撫でられるのを
静かに握るので
...
いつになく

空虚 な 唄を

口ずさみ

どこか 遠くで

見たよな

 {ルビ既視感=デジャヴ} に 揺れる

他愛ない ボク


嗚呼

崩れるよに 倒れ込めば ...
ことばが あふれだしたのでそっと ひとさしゆびで とめた 。   上 ”鈍器を奉呈すれば何でも手に入る”


耳を剥製にして、ゼラチンで流れる歌舞伎町を、笹舟に乗って下る。
笑顔のうねり、スキンシップの渦、枯葉は醗酵して流木は勃起する。
酒と煙草と調理油 ...
呆然としているだけで流れていくものを時と呼ぶな。わたしたちの
いちばん大きな乗り物は、生まれてきたときの速度を保とうとして
いるだけで、あなたの生き方とは関係がない。冒険せよ勇気を持っ
て自らの ...
悪いリーダーに人々が苦しめられてはならない
だがリーダーが良すぎると人々は怠けだす
であるからリーダーには、ほどほどの者がなるのがよい。
愛してる

の 言葉より
信頼 に足る
感情 だから


君 の 為に

謡 い ます



別れ の 歌を
あはれ女の妖かしは
されど現の恋か知らん
まるで豚の子を産んだ
素知らぬ顔の母の様
嗚呼待てど暮らせど来ない人
足が地へとへばり付く
そこから地下へと根が生えて
私の血が水 ...
{ルビ私=わたくし}は一日の終わりに
あるいは毎食後に
または休日の安らぎに、人待ち時に
いつかどこかで、あなたに出会うだろう

砂糖も入れていいよ
ミルクだってお手の物さ
閉じ込められ ...
あなたは計量スプーンの使い方は知っている?
ただ ただ これですくえばいいだけではないのよ

液体と固体とでは 使い方が違ってくるのよ

たとえば{ルビ味醂=みりん}のような液体のときは
...
エスカルゴ、お前から風が吹く。
かわいらしい風が。
それは兎の足あと
恋人の名前
花火を見つめる子供のかお

エスカルゴ、お前の足あとは銀色で細い。
そんなお前は雨を呼ぶ。
たどたどし ...
なんでかねェ
止められへんもんてあるんやねェ
唖っという間のことで
なんや悲しむ暇もありゃせんわ
痛かったやろねていうても
苦しかったやろねっていうても
後の祭りっちゅうのはこ ...
誤解していた

満たされたはずの 海が
遠くひいていくような
それは

あなたの意味が乾いていく

雑踏の中で
あるいは
読みかけの本 
ぱたんと 閉じて

私の中にある
...
目の前に並べられた

あたしと彼の渋い色のマグに

焼酎がなみなみと注がれていて

お酒のあまり強くないあたしは

今日の酒宴の成り行きを

密かに覚悟をする

飲めないくせに ...
どんなに思っても、それは私の内だけ。

だから、察しないでください。

どうか、気付かないで下さい。

おねがいです。

私が心を決めるまで、知らぬ振りを。

おねがいです。

...
年明けてそっと踏み出す一歩かな

ほろ酔いて妻の手を引く初詣

初売りに祖母と来て買う晴れ着かな

長生きの人にもまれて初地蔵

初芝居光あふるるロビーかな

{ルビ角=かど}番の ...
蜂蜜のような青さで、と誰かが言ったので何となく納得した。最近は何となく納得することが多い。空は蜂蜜のような青さでとろりとろりと甘いもの好きな子供たちを誘うのだそうだ。それから耳。耳たぶが際限なく広がっ ... とらえようとしても
とらえられない

美しい瞬間は
いつも

一秒まえか
一秒あと

それは
私の人生に似て

でも
悔やんでいる時間などないから

新しい一瞬を
また追いかける
こんな自分にも意地があるから
誰から見ても
意味がないことをしていたとしても
それが自分であると信じる限り
誰から見られても
その意地だけは伝えたい

狭い自分がそこにある
小さい自分 ...
散文的であるかも知れない
晴れ間を見つける
こころはいつも


古くはならない
あたらしくもならない
それが空なら
繰り返すものごとに
少しだけ優しくなれそうな
そんな気が ...
窓の外は、夜

それゆえ汽車は吐息のように
曇り曇って
揺れに
揺れ


そこからなにが見えますか


わかりやすいものは
なぜだか頼りなくおもえて
背伸びをしてみた ...
スターライト
誰かが何かを信じて蹴ったボールが
気の遠くなるような確率でほかの誰かに受け継がれ
ゴールにつながるその瞬間
遠く離れた場所でモニタ越しに沸き立つ人たち

スターライト
生ま ...
ランドセルから鉄屑をまき散らし
小学生たちが歩いていく
賞味期限が切れて
生温くなった答案用紙を
噛み砕きながら
テレビで見るホームレスも
ここにはいない
家がなければ居てはいけない
...
 今朝、手をつなぎながら 工場へと歩いていく
男女の姿を見た。顔はよく見なかった。
地下室工房へと向かう二人の足音は、
眠れぬ夜がまだつづいていることを報せた。
 しかし、ぼくは眠った。何世紀 ...
氷花咲いて 冷たく

紫色の唇噛んで

凍える手に息を吹きかける

冬の寒さ今は遠く遡る過去

ねむの木そっと

紫の綿毛咲かせ

触れる指先震える葉

夏の暑さ少し緩んで ...
ひたひたに濡れたティッシュの国
エレベーターガールは手芸店に通い赤いセーターを編んだ
こわれた肉を
肩にのせて
塊のfish 俺は古い順から並べる


髪が燃える匂い
俺の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あかるい岸辺佐々宝砂自由詩3*07/1/22 6:09
みっちゃん同盟自由詩3*07/1/22 6:06
失恋徒歩5分自由詩207/1/22 2:40
なんちゃってatsuch...自由詩12*07/1/22 2:07
Wねなぎ未詩・独白007/1/22 1:58
S T O P O V E R ・ 2李伍 翔自由詩2*07/1/22 1:51
言葉。  すぬかんなが...自由詩607/1/22 1:47
実録新宿 腐肉のナブラ人間自由詩207/1/22 1:44
踊るとすれば輪舞、できれば砂漠の真ん中でたりぽん(大...自由詩15*07/1/22 1:26
せかい論Ⅰ馬野ミキ散文(批評...207/1/22 1:21
S T O P O V E R李伍 翔携帯写真+...2*07/1/22 0:58
狂女、ここにありなかがわひろ...自由詩3*07/1/22 0:54
70、コーヒー 【こーひー】雨宮 之人自由詩9*07/1/22 0:50
計量スプーンと法律と おいしい料理と理想の社会相良ゆう自由詩8*07/1/22 0:34
エスカルゴ曠野未詩・独白207/1/22 0:30
ステージ4なかがわひろ...自由詩5*07/1/22 0:03
アルピノuminek...自由詩14*07/1/21 23:38
決意yoshi自由詩4*07/1/21 23:31
注文の多い、実夜自由詩4*07/1/21 23:26
お正月ささき俳句3*07/1/21 23:25
白い大きな樹ふるる自由詩18*07/1/21 23:23
美しい一瞬weed &...携帯写真+...3*07/1/21 23:19
こんな自分にもぽえむ君自由詩8*07/1/21 22:39
空のしるべ千波 一也自由詩28*07/1/21 22:34
夜汽車自由詩14*07/1/21 22:31
star light自由詩2*07/1/21 22:25
制度(街)たもつ自由詩1507/1/21 22:16
「Poluca」プテラノドン自由詩3*07/1/21 21:43
氷花 〜こおりばな〜彌月自由詩7*07/1/21 21:43
ひかる、うんこ拭いて。カンチェルス...自由詩207/1/21 21:40

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加筆訂正:
よもつしこめになるために/佐々宝砂[07/1/22 5:59]
やまめ→あまごに変更、朱色の斑点があるのはアマゴだった・・・ヤマメじゃなかった・・・
よもつしこめになるために/佐々宝砂[07/1/22 5:58]
縦にした。
南風/あおば[07/1/22 2:36]
長めの後半があったのを失念しておりました。
魯#1/はらだまさる[07/1/22 1:28]
加筆修正。
70、コーヒー 【こーひー】/雨宮 之人[07/1/22 0:51]
2007.01.09初出。こちらは推敲版です。
7.66sec.