君と初めて会うまでの間
君について一つの仮説を立ててみる
君は今日
僕と会ってから
死のうと思っているだろうと
君は急に僕に会おうと言って
けれど僕はなぜか以前から
君 ...
あっぷるいろに、そまる
いみたちをよこめに
とりは、うたう
はなも、うたう
すなはうたえないから
なみにこころよせ
わたしをみつめる
ちからづよ ...
春浅き野に花あればいざいでゆかむ
珈琲の苦さを我に甘さを君に
よる波に通ひ路あらず夢にもあらず
きさらぎの朝なほ暗く星すでに夏
なびく髪に右手をかけて
岸壁で揺れる君
大丈夫よ、と言う声が
気のせいじゃなくて
確かに震えていた
けれども
僕は知らない振りを決め込んで
安堵のため息を漏らしてみせる
...
振り向いたら
君は今にも
消えてしまいそう
頑張ることないよ
難しい事だけが
救ってくれる訳じゃないよ
綺麗な言葉だけが
正し ...
坂の上の夜。
自転車をとめて、白い息を吐いて、
マンションの淵に座り込む。
星も月もない、曇り空。けど
20分おきにホタルの列が、右から左へ、視界を横切る。
なんて美 ...
ひざの上に大きいねこがいる
くるくるしたくせっ毛をゆっくり撫でる
普段難しい顔をしているそんなあなたが
安らかな寝息をたてて
ひざのうえでおとなしく甘えている
あまりにも可愛すぎるか ...
去年の今ごろは
何してたっけ
庭でひなたぼっこは
しなかったよね
なぜだろね
ウルトラマンより
君が好き
まがいものは 百年もたぬ
詩語は 意味をはこばない
わたしらは 修羅であるから
もとめあいながらも ついに
手を むすばない
きらきら光る世界
残酷な程淀みなく
くり返す同じ軌跡
外側から見ていた
近づくことさえ出来ずに
ちりとりの群れが
空を飛んで行く
南の方へと
渡る季節なのだ
僕らはその姿を見送り続けた
トリはトリでも飛べないトリは?
隣で君がつぶやく
答えなんて
いつか見つかる
深い海の底に
ずっとずっと
堕ちて
眠って
逝きたい 逝きたい
でも
本当は
歩きたい
掴みたい
においたい
笑いたい
...
郵便受けに葉書を取りに行くと
ワニが立っていて
小包は腹の中にあると言うので
両手で口を大きく開いて
上半身を口の中に入れて
ようやく取り出すことができた
小包を開けると
小さな電卓が出 ...
笑って泣いて喜んで怒って
そんなキドウアイラクが楽しかったりする
進め進めどこまでも地平線も飛び越えて
誰にもツバサがあるんだよ
落ち込んでる顔よりも
笑顔の方 ...
石ころにつまずいて
ころんで痛くて痛くて一人泣きじゃくり
太陽はいつもそらの天辺で輝いてるよ
ほらそこの泣き虫君とりあいず
笑ってみなよ
みんな笑顔になれば幸せ ...
誰か傘を貸してくれ
哀しみで濡れた心を
乾かす場所が欲しい
僕の見ていた世界は
淡すぎた
世界はこんなに
クリアで脆いもの
細胞壁くらい欲しい、
僕の体。
哀しみが心の中に染 ...
時の流れ
人の気持ち
自分の気持ち
神様の気持ち。
緩やかに 激しく
揺れ動いては
何処を目指す?
目的地はいらない。
辿り着く所に辿り着く。
願わくばそこに
幸せを見出せますよう ...
塩味のチョコレート
食べた事ありますか?
本当はそのチョコは
大好きな人のために作ったもの
「友達でいよう」
優しい言葉で突き放すから
涙隠すのが大変だったよ
放課後の学習室 ...
見下ろせば煙ぶる郡上の冬支度
円空の冬の刻みや千の腕
宿の湯にゆるゆる流れ枯葉舟
捨て城の冬帽ふたり憩う石
堂の夕裏山燃えて冬紅葉
耳をあてると鼓動が
貴方が生きている音が
私は暖かい貴方の上で
安心してすやすや眠る
手の中には二つの錠剤
私の命を助ける二つの薬
心を満たす貴方ともっと
一緒に居たくて
苦くても ...
原野に群れをつくり
歌い続けていた花の
落ち窪んだ中心で
旋回する帯の雲
高温の閃光弾けて
葉をなぎ倒し
手を覗くと乾涸びた大陸
声は枯れてゆき
歌われたものたちは
砂に還る
仕事の帰り
寒くって走りだしたらさ
どこからかシチューの
少し
焦げた匂いがしてさ
暖かい部屋と
スープと
それから
それから
いろいろ
いろいろ
伸びた髪が邪魔だけど
足 ...
あなたが
雪を詠う
切ないのは
届かなくなりそうだから
冷たくて
だけど
どこかで
愛している
雪を
今年は
初雪も
降りそうにない 空が
窓から見える 私
...
ひとをすきになって
「どんな人?」
と、きかれて
あれ、これ、と、いくつか知っていることを、客観的に説明した
”そういう人がすき?”
みたいな ...
好きだよ君の事が何回断られたって好き
しつこい奴かもしれないでも好きだから
一秒だって好きな気持ちを忘れてた事無い
何回言っても足りないよ好きだよ君の事が
好きだからしょうがないじゃん好き ...
異常気象で
冬は春のふくよかさの中にあった
異常気象というのが寂しかった
親父が不正した金で
家族旅行をした思い出のようだった
からだはゆるむ
幸福であるかのよ ...
鳥たちは木の実を食べながら
種を運ぶ
ゆめの若木が根付くようにと
蝶たちは花粉の足で飛びまわる
望みの花が目覚めるようにと
未見の年があける朝
...
小学校に入る頃か、もしかしたらそれよりも前かもしれない。
僕のかなり最初の頃の記憶だ。
なぜだかわからないけれど、
僕は、自分の父も、母も、宇宙人かもしれない……と思っていた時期がある。
僕と ...
南アメリカの移民たちが
今日も公園のベンチにだらだら集まり
俺は隣のベンチで
空を見ている
ぽっちゃり太った女たちと
小柄だが生活を支えてゆく肩を持つ男たち
幼いのに遠い目 ...
日付順文書リスト
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日付
一つの仮説と、オレンジのコート
なかがわひろ...
自由詩
3+*
07/2/10 23:46
すなわち
山中 烏流
自由詩
5
07/2/10 23:43
片歌習作
佐々宝砂
伝統定型各...
6*
07/2/10 23:35
*碧憶*
ちと
自由詩
5*
07/2/10 23:18
飛行機の行き先とか、そんなの
ビーチ
自由詩
0*
07/2/10 23:09
坂の上の景色
もる
自由詩
1
07/2/10 23:09
昼寝
暗闇れもん
自由詩
1*
07/2/10 23:03
ひなたぼっこ
weed &...
携帯写真+...
0*
07/2/10 22:21
花とバルタン
〃
携帯写真+...
2*
07/2/10 22:11
そろもん(単独者の話)
みつべえ
自由詩
6
07/2/10 22:09
MERRY−GO−ROUND
衿野果歩
自由詩
2+*
07/2/10 22:04
渡り
たもつ
自由詩
13
07/2/10 22:01
深海
三架月 眞名...
自由詩
4*
07/2/10 21:58
小包
ぽえむ君
自由詩
15*
07/2/10 21:34
夢道
こめ
自由詩
5*
07/2/10 21:24
ファミリー
〃
自由詩
6
07/2/10 21:24
失恋レイニィ
ゆうさく
自由詩
3*
07/2/10 21:22
終着地
美琴
自由詩
2
07/2/10 21:20
WETLY VALENTINE
1486 1...
自由詩
3*
07/2/10 21:14
飛騨
徒歩
俳句
1*
07/2/10 20:49
心臓がどくり
茉莉香
自由詩
3
07/2/10 20:43
コーラスエンド
及川三貴
自由詩
6*
07/2/10 20:21
シチューとパンとそれから
プル式
自由詩
9*
07/2/10 20:13
言の雪
さち
自由詩
8*
07/2/10 20:08
主観と客観。あるいは、ひとをすきになる、ということ。
逢坂桜
自由詩
6*
07/2/10 19:59
大好
霧咲剣侍
自由詩
2
07/2/10 19:58
春のふくよかさの中で
吉岡ペペロ
自由詩
4
07/2/10 19:52
黒い花ー2007・1・1ー
信天翁
自由詩
3
07/2/10 19:40
演技
ツ
自由詩
2*
07/2/10 19:40
休日
水在らあらあ
自由詩
16*
07/2/10 19:16
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5843
5844
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5848
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5850
5851
5852
5853
5854
5855
5856
5857
5858
加筆訂正:
まだ生きています
/
若原光彦
[07/2/10 21:06]
「二酸化炭素」を「一酸化炭素」に訂正。
7.61sec.