お前の髪の匂い
覚えたよ
お前の髪の匂い
覚えたんだ
他の女とは違う
わかるんだぜ
そんなお前に
死んだら何をあげようか
指輪かジッポか
それともこの骨か
何をあげようかね ...
にぎってみな
ほら
もうだめだろ
そのタマネギ
切ったら泣くぜ
ぜったい泣くぜ
半分ぐらい
腐ってたって
ぜったい泣くから
まあ座って
二人で剥こう
そうして
...
ブリキのロボットはひとり
旅先の浜辺に{ルビ佇=たたず}んでいた
羽織った黒いマントを
浜辺の風になびかせて
( 振り返れば
( 浜辺には長い足跡
拾った ...
雪が
雪が降ってきましたよ
小さく細く
灰色から
小さな
あの小さな私は
夜と泣いていたんです 夜と
大きくしゃくり上げても
夜に飲み込まれるみたいです
雪は
夜に ...
待っていたわ
貴方とあたしは 今だけ 絆を持つ
期待してるの
もう我慢の限界 焦らさないで さぁ
薄い隙間から溢れだした 熟れた果実の香りは
あたしには何も感 ...
Happiness
ひとつくちずさめば
あなたの笑顔のように
すべてがキラキラね
Loneliness
ひとつくちにふくめば
あたしの瞳のように
すべてがブルーになる
Addr ...
少し前排水溝がよく詰まった 僕はスポーツ刈りのままだが
鏡には写ることない人物の赤い歯ブラシが鏡の横に
真っ暗な冷凍庫にはあなただけ食べてたコーンスローだけ残る
ソフ ...
もふもふ もふもふ もふもふ
ふわふわ ふわふわ ふわふわ
ころころ ころころ ころころ
ねぇ〜 シロ〜
今日は何して遊ぼっか?
冷たいこころは
なくなればいい
他人事じゃない
いつでもそこに
迫っている
温かいこころが
広がればいい
誰もがみな
満たされたいと
願ってい ...
何故だろう
生まれ落ちた言葉のひとつも
君に伝えられない
やさしく降りそそぐ
木漏れ日に
いまは心を委ねたい
目を覚まして
君がそばに居てくれたら
最高
...
泣き喚く蜜柑の皮に雪布団
広島県倉橋島南部に生まれた猪の火之吉 産着は葉っぱの山桜 子守唄は鶯の声
父の血筋は気高き武士 獅子の如き意志には鬼気すら漂う高貴 仰々しい野生児
山の主として鳴 ...
大阪という街には
血管のように縦横に川が流れているから
オフィスビルの谷間を
カモメが飛び交っていたりする
そういえばあの時も
こんな風に頭の上をカモメが飛んでいて
不思議そうにそれを ...
水面に浮かぶ頭部が一つ
どっかで見たなと思ったら
あんたの首に乗ってたやつだ
森に潜む首三つ
どっかで撫でたと思ったら
あんたの種で産んだ子だ
ろくな人生歩めない
...
あなたが僕にそうやって問いかけるたびに
何もことばを伝えられずに
僕はただただ繰り返すのです
逃げる 逃げる
追いつかれないように 脚を追いかける
逃げる 逃げる
追いつかれませんように と 祈りながら
追いかける 追いかける 逃げるように 追いかける
...
あなたの髪に触れるしずくは
花びらのように
キラキラと咲いて散っていく
あたしもそんなふうに綺麗に映ればいい
住み慣れたはずの町が
やけに他人行儀に感じた
折れた傘が
歩道の脇に ...
いつものように
コタツなんかで寝てしまって
突然に目が覚めると
部屋の中は真っ暗だったりする
電気を消したか
思い出せないので
思い出さない事にする
喉が乾き
背中が痛くて
...
アスファルトに影が伸びて
君の横顔がフラッシュバック
あの頃は些細なことも
可笑しくて仕方がなかった
公園で寄り添って食べた
焼き鳥の味がフラッシュバック
あの ...
やわらかい
きみの手は
まだつらい
世界のこと
知らないの
たよりない
きみの手は
まだせまい
部屋のこと
知らないの
だから 守っ ...
町も風もかなしく震えるので、
ろうそくの火のように、
さびしいやさしさで、
生きものは尖ってゆく、
のだと思う
生きものは、
風の群れ、
消え入りそうなほど、
ほそく、とがって、
...
愛のような色の
薔薇の花束
無造作に置かれ(無造作なキス)
散る(唇)
花びら(の味)
月光の針
が刺す
がそれは
暖かい
いや
寒い
ダウンする
...
ままならないのが人生劇場
その中でいろんなことを学びとる
自分の足で立ってない頃には
すべての刺激は自分を責めていたっけ
叔父に殴られ
母は青ざめ
父は妾をつくり
...
涙霞んで
視界曇って
目の前に映る曖昧な世界は
ボク達を虜にするの
先が見たいよ
見えないよ
そこに誰がいるの?
君も見えないんだね
なあ、お前
鼠や牛や虎や兎や龍や蛇や
馬や羊や猿や鳥や犬が
時間の調教師に
追い立てられてきたけど
やっぱりお前のことは
忘れられないよ
あの時まだお前のことを
よ ...
不可能な事はない可能性
幾通りもある関係性
それらを次々見つけていきたい
そして
この肉に刻み付けて
私の身体を証拠とする
この骨にまでひびくほど
たくさんのことを実証できたら
私はき ...
みなさん、
このままでは我が国は衰退の一途です。
私に政権を託してください。
手始めにイラクに
浪花節を2万節ほど派遣いたします。
さらに世界が望むならば
一流寿司職人の沈黙を3万沈黙 ...
喜びすぎない
悲しみすぎない
動きすぎない
止まりすぎない
それが僕の生き方
過ぎ去ってゆくものを
見ている
僕は観察者だ
或る 陽射しが穏やかな午後
風はゆるやかに 丘を流れる
窓枠に切り取られたその風景の
ずっと彼方を 少年は見ていた
鳥かごの中
「日常」は夢のまた夢
その身には 穢れなき白と
何もの ...
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった
雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ...
ブリキの玩具
軒下に
雨に晒され
色あせる
ガラスの箱に
蝶の亡骸
夜更けに嘲笑う
蝋人形
乾いた心は
痛みなどとうに感じず
窪んだ眼(まなこ)は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ね、夜少年
虹村 凌
自由詩
7*
07/1/18 13:20
にぎってみな
水在らあらあ
自由詩
31*
07/1/18 12:59
碧いボール
服部 剛
自由詩
9*
07/1/18 12:12
夜、雪に、
ふく
自由詩
5*
07/1/18 11:39
甘やかな時間
まりも
自由詩
4*
07/1/18 10:52
Happiness
未有花
自由詩
5*
07/1/18 9:18
淡々と
歌乱亭カラス
短歌
4*
07/1/18 9:09
ダイスキ!
優飛
自由詩
9*
07/1/18 7:49
こころ
Sky
自由詩
1*
07/1/18 5:17
おやすみ
れるむ
自由詩
4
07/1/18 4:50
猪の火之吉の命の道のり
人間
自由詩
1
07/1/18 4:34
東京
大覚アキラ
自由詩
2*
07/1/18 3:04
極楽浄土へ、いざゆかん
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/1/18 2:31
こだま
R
自由詩
3
07/1/18 1:17
既に捕われているというのにそれすらも知らないふりをする。
あさみ
自由詩
2
07/1/18 1:14
置いてきた傘
ku-mi
自由詩
16*
07/1/18 1:07
現象
ねなぎ
未詩・独白
0
07/1/18 1:04
もと・こいびと
まりも
自由詩
2*
07/1/18 1:03
やわらかい手
相良ゆう
自由詩
3*
07/1/18 0:52
生き物って尖ってく感じがするね
青色銀河団
未詩・独白
6
07/1/18 0:23
トーンダウン
ふるる
自由詩
8*
07/1/18 0:15
あんなことあったなぁ
山崎 風雅
自由詩
9
07/1/18 0:09
霞み
狗の骨
自由詩
1
07/1/18 0:00
亥の年よ
なかがわひろ...
自由詩
0*
07/1/17 23:59
実験体
九谷夏紀
未詩・独白
1*
07/1/17 23:29
さすらいアジテーター
ブルース瀬戸...
自由詩
4*
07/1/17 23:19
観察者
436
自由詩
0*
07/1/17 23:19
68、天使と悪魔 【てんしとあくま】
雨宮 之人
自由詩
6*
07/1/17 23:16
雨に打たれた紙がぼくを見つめていた
ぽえむ君
自由詩
11*
07/1/17 23:05
月下哀夢
彌月
自由詩
3*
07/1/17 22:59
5814
5815
5816
5817
5818
5819
5820
5821
5822
5823
5824
5825
5826
5827
5828
5829
5830
5831
5832
5833
5834
5835
5836
5837
5838
5839
5840
5841
5842
5843
5844
5845
5846
5847
5848
5849
5850
5851
5852
5853
5854
加筆訂正:
しっぽを掴む
/
士狼(銀)
[07/1/18 0:05]
慰める→宥める
68、天使と悪魔 【てんしとあくま】
/
雨宮 之人
[07/1/17 23:17]
2006.12.28初出。少しだけ改変。
6.28sec.