夜の庭あたまの真上の三日月に私の心が引っかかってる いまだ冬の
凍える朝にも
こぼれる陽光の一筋に
穏やかなる日和を思い
目を細める

匂い召しませ
息つく春を
太陽が真上にある頃
お気に入りの空き地の隅
子猫一匹 丸まって眠ってた

少し離れた所では
猫が一匹 死んでいた

子猫が起きそうになって
僕は急いで隠れた
しばらくして目覚めた子猫 ...
知らない道を歩く

あたしは誰に会いたいんだろう


スーパーでおっさんが店員を怒鳴りつけていて、萎える。

いつもの店に寄ろうとしたら、苦手な客がちょうど一人きりだったので行くところが ...
Tシャツをハンガーに掛ける
ちゃんと裾のほうから
ハンガーをフックに掛けようとして
フックを見失う
フックが見当たらない
ハンガーが掛けられない
行き場を失い
ハンガーを手にうろうろする ...
刺繍するように
身体に墨を入れて
今年で三年目になりました

太陽は透けないのでいいです
夏でも長袖で過ごします
ロシアの歌手と同じ太陽です
星は昴です
それから北極星
目に見える大 ...
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている

わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
...
始まりは何処からか
喩えれば欠けたパズルのピース
風に飛ばされて
均衡が、なかったことになる

そんなある日が訪れることを
支配者は知らない振りをする
砂上の楼閣は初めから
そう、あっ ...
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ...
花だって魚だって
小さくても
こんなに美しい

小さくても
大きくても
ただ一度きりの
いのち
ボクの人生狂ってますか。

それとも、これでイイのですか。

彼女に振られて。

ちゃんと職にも就いてなくて。

毎日毎日、無駄に。

死に向かっています。

友達も、どこかに ...
私には時々
君の行動の意味が
わからない

それでも
君が好きなことに
かわりはない
すやすやと白猫の身に冬籠り 布団から起き上がったおれは焼きそばと友達だ
喉に詰まった魚の骨は引越しを終えても魚の骨の形をしてる
みなのもの、ここは印度だ
桜が散る赤錆が浮かぶうわの空でいつも浴槽に浸かって
はにかんで ...
               わたがし

               夏祭りの日
            君に逢う為だけに並んだ
            君と話すためだけに並んだ
...
お前は笑っただろうが

俺は世界一周旅行を100円で行こうとしてたんだ


お前はあきれただろうが

俺は月に立つことができたんだ


お前は聞こうともしなかっただろう ...
簡単な申請をして
小さなお役所のソファーで
僕らは順番を待ってる
制度はいつも公平で
人に優しい
前に座っている子供が
しきりに咳きこみ
母親と思しき人が
その背中をさすっている
僕 ...
絶えず冷たい雨は降るよ。
(もうすぐ雪に変わってしまいそうだ。)
君の嘘涙。眠らずば、霧踏み森にやまず。



ほらいつだってわかっていたんだよ。
君の嘘言葉。嘘涙。


...
人生通告:
復活を希望されますか?
狂ったあたしはあたしですか。

元気なあたしはあたしですか。

明るいあたしはあたしですか。

生きているあたしはあたしですか。

正しい帰途(みち)は何処ですか。

何処まで行け ...
誰もいない
鳥の声もせず
花粉ばかりが熟れて

待ちわびるのは
ただ明日
黒雲が立ち込め空からエクスタシーが降る

地面はあっという間に白い錠剤で覆われた

私は 腹がすいていたので水と一緒に3錠飲み込んだ

ヘッドホンをして山手線をぐるぐると回っている

...
コンクリートのかけらを見ていたら
子どもの頃を思い出しました
川で拾った石を交換した友だちの
重みが伝わりました
輝いた面影を
頭の中で追いかけました

自転車を見ていたら
青春時代を ...
光をついばむ音のほうへ
川は流れ はばたきを描く
光をそそぎ
光を削る


下へ渦巻く緑があり
土に斜めにつらなっている
硝子の洞へひらく緑
わずかに金の森を映して

...
ひとりのほうがましなときだって
誰かを探してる
ひとりよりましな誰かを探してる
暇がつぶせて
楽しくて
鬱陶しくなくて
飽きたらオモチャ箱の中に入れておけて
でも
やっぱりひとりのほう ...
どこにでも入り口があって
どこにでも出口がある
きのう お腹からプール
の水面に落ちていった少年は
生まれる前の夏に
明け方の海岸を低空飛行で飛んでいた

殆ど真っ暗になった庭口では
...
「無為自然、苦しみて、苦しむこともなく」

 見渡すかぎりの畠また畠
単線の列車がこの田園の町にも、日に二回やってくる
沢山のトンネルをくぐって、昔は蒸気機関で
トンネルに近かずくとボーボー ...
ふらりと入った店
散歩の途中
ふと見上げた空模様
電車の車窓からの風景
ぼんやりと見ているTV
視界に入った人

ちょっとした偶然が
何かを見出したりすることがある
何があるかはその ...
深夜の影踏み
星の影探して
月の光を浴びながら
星の影踏み

闇夜の月
掌に光を集め
星の収集
出来た影で
僕らは遊ぶ
昨日昼から降っていた雨は
夕方には局地的にひどくなったようだ
たいした雨に遭わずに帰宅できたが

天気予報を見忘れて傘を忘れて出かけた
当然雨になるなど知る由もなく

憂鬱だった昨日午後 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
家事のあいまに天体観測weed &...短歌0*07/1/26 22:17
ブレスLEO携帯写真+...18*07/1/26 21:31
子猫と母猫の物語eris自由詩3*07/1/26 21:04
あたしは何者ともさようならだ山内緋呂子自由詩907/1/26 20:33
マリオネット下門鮎子自由詩2*07/1/26 20:08
錘をつけるミゼット自由詩2*07/1/26 19:50
ふゆのさかな ・1銀猫自由詩40*07/1/26 19:09
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*つぼみ*かおる自由詩11*07/1/26 19:04
水の中の花weed &...携帯写真+...1*07/1/26 18:45
仮眠。狠志自由詩207/1/26 18:33
それでも君が好きweed &...携帯写真+...0*07/1/26 18:11
すやすやと青の詩人俳句0*07/1/26 18:09
ミサイル自身カンチェルス...自由詩207/1/26 18:06
わたがし青の詩人自由詩6*07/1/26 18:00
鬱金香李恵自由詩6*07/1/26 17:11
制度(制度)たもつ自由詩13*07/1/26 16:32
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敗者宣言むくげ携帯写真+...107/1/26 16:04
迷い路ユキムラ自由詩0+*07/1/26 15:09
杉林石瀬琳々自由詩9*07/1/26 14:43
白い錠剤弥勒ちんげん...自由詩007/1/26 14:10
思い出の中の面影はぽえむ君自由詩13*07/1/26 14:05
ふたつ 海へ木立 悟自由詩607/1/26 13:35
ひとりでいるひとチアーヌ自由詩407/1/26 13:33
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無為自然、苦しみて、苦しむことなく。生田 稔散文(批評...3*07/1/26 12:58
その先にあるものvi自由詩2*07/1/26 12:57
星影流希-Яuk...自由詩207/1/26 12:55
降水確率vi自由詩1*07/1/26 12:53

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加筆訂正:
72、崩壊 【ほうかい】/雨宮 之人[07/1/26 19:07]
2007.01.17初出。少しだけ改変。
5.82sec.