何度も何度も卒業してきた
親から離れ
友人から離れ
故郷から離れ
日本から離れ
冷たいナイフが胸に突きつけられるような
そんな思いもしてきたけど
今、俺はここにいる ...
旅先で送った荷物が
さっき届いて
ほんとに終わってしまったんだと
寂しさかかえる
空は青くて海も青くて
風の音が聞こえる
手の中に確かにあった日々が
もうずいぶん遠くに感じられる
...
空に ひとすじの ヒコーキ雲が描かれていく
スー――ッと、細く、長く・・・
でも直ぐに弱々しく消えていく後方
僕も あのヒコーキ雲の様に成りたい
細く、長く、う ...
おばばから聞いたお話
ちょっと根暗な少年のお話
昔々あるところに それはそれは暗い少年が居たそうな
毎日毎日考えることは悪いことばかり
{引用=皆、俺を嫌ってる。
明日死ぬ ...
輝きが消えいりそうな気がしてる排気ガスにまみれた白銀世界で
どっきりを仕掛けられたら俺の目がどれほど犬かわかるだろうに
我輩はカスタードクリームであるが故、ねこのたまごにくるまれ眠 ...
君と僕はいつ始まったのか
知る前から
すでに知っていたのかもしれない
君と僕に始まりはない
いつも二人で一緒にいる
辛い時も
うれしい時も
気がついたら
いつも一緒にいる
君 ...
窓のむこうの
樫の木のむこうの
こがらしより むこうの
空が染まるのをみた
はずなのに いま
なにもみえない
窓はかすかにくもり
樫の ...
遠い視線につらぬかれた夢のゆらぎに
ことりのさえずるこもれ日がそよぐ
おおきなまなこの
星夜のような瞳が
瞬きはせずに
宙をみつめている
しろい肌には
翼がしずかに舞いおりていた
...
倒れたからって
いつか倒れるんだから
なんの問題もない
みえなくなっても
いつかみえなくなるんだから
逆らわない
動かないのか
動けないのか
はっきりしろ
寝たままで
...
真っ赤なポストを死顔みたいに撫でると雪
灰踏み固める笑顔第二波期待して
テーブルを隔てて海と侵し合う
降りるあてのない壁の上歩いている
暁の尖端で虫が震えていた
悲報掻き ...
例えば
風船のような希望に
幾千の針の雨が降ろうとしているとして
例えば
紙切れのような希望に
火が燃え移ろうとしているとして
例えば
今にも崩れそうな崖の先端に
希望が乗っか ...
雨があがって
空は寂しく凍りつき
半分の月物憂げに西に傾く
帰り行く想いのあてなどないままに
蒼いままの欠片がまた降り出した
白い大地に雪が降る
白い大地はふんわりと
ふんわり太って丸くなる
春になり
雪が溶けて
白い大地がむき出しに
白い大地は痩せてゆく
痩せてゆく侘びしさに
白い大 ...
敷きつめたシリカゲルへと身を投げてたまった涙を吸い込ませてる
いつだって君はそうなんだ
本当は塩ラーメンが食べたいくせに
なんでもいいよと答えてみせる
そのくせ
味噌ラーメンを食べたあと
必ずこう言うんだ
塩ラーメンが食べたかったのに
アイ ...
断じて違う。
私は大マゼラン銀河ではない。
それは何かの誤解というものだ。
それは私どころか
世界を曲解している何よりの証拠だ。
断じて違う。断じて違うのだ。
私は一級品のミョウガでは ...
薄闇に見る、葦の原
風に穂を激しく揺らしては堪えきれず
茎の根ちかく 折れ曲がり、
ついに起きることもない
飛沫の散る 河原の
無常なる日暮れを
化粧の崩れた女と双んで歩く
水辺の冷 ...
肺の空気全部抜ききって
キメキメの私はきっちり20秒間
うああおえ頭がひどく痛い
どうしても悪いことばかり続いて
心はみしみし割れてったのよ
またあの瞬間を
茶色いガラスに祈ってんだ
...
彼は世界を作った
新しい世界を作る前の日に
彼から久しぶりに連絡があった
元気かい
久方振りだね
今度新しい世界を作ろうと思うんだ
そうかい
世界を ...
世界は終わった
何十年か生きてきた僕も
昨日生まれたばかりの彼も
世界と一緒に終わった
やっと終わったね
待ちくたびれたよ
少し寂しいかい
そうでも ...
バーには墓標が売っていた
バーテンダーがシェイクすると
たちまち出来上がる
ドライジンと
ブルーキュラソー
レモン
あと何か
優雅に注ぐと
ちょうど一杯分だ
バーテンダー ...
その悲しい冗談
笑い飛ばしていいかい?
頬つたう涙が渇くまで
いつもよりも少しだけ大袈裟に
君がつられて笑ってくれるまで
呆れるくらいの大声で
ねぇ いいよ ...
夢はゆっくり叶えられてゆく
意識の底でくすぶる想いは
知らず知らず現実に顔を覗かせ
いろんなエピソードを通り過ぎながら
確実に少しずつ形になる
その傷も痛みも
柔らか ...
気分転換にと入った本屋でばったり会って
少し話そうか って歩き出した
別れてちょうど3年目
3年目 の再会
元気にしてた?
してたよ〜そっちは?
してたしてた
いつもみたいに並ん ...
仕事に疲れた
唐突におもったので
庭にいた見知らぬにゃんこと戯れて
一緒に猫じゃらしをがしがししながら
夕方になるまで外で遊んだ
にゃんこはそろそろ帰るよと気まぐれに帰ってしまう
薄暗い庭 ...
きみはまだ眠っている。きみの睫毛が(呼吸をする度に)小さく瞬いている。
あたしはそれを見ながら猫のように体を丸めている。
それは愛だというには独善的すぎたし、気まぐれだというには運命的すぎ ...
負けることの悔しさは嫌だけれど
勝つことの苦しさも辛いのかもしれない
負けてしまえば
一度はそこで終わることができるけれど
勝ってしまえば
今度も戦わなくてはならない
次も勝たなければ ...
流されていく髪が合流する前に、少しづつ風が重みを増していく。街角では、雨になるかもしれない。窓の外を歩いていく綺麗な女が、彼女たちの男に抱かれているときにするキスの仕方に想いを馳せている。もう、何年間 ...
長短の夜に君に出会った
優しく微笑んでいた
実体の持たない感情
無理矢理に形に表そうとするなら
君を抱くこと
つまり、愛?
やわらかな陽射しが窓ガラスをすり抜けて
...
帰ると、きみがいない部屋で窓を壊すから
風が気持ちよくって
ぼくは
失くした物は見つかるはずだと思う
ドアの外で物音がして
開けるけど姿も見えない いないのだ
夕陽の薄暗さ、なまぬ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そう遠くない未来
山崎 風雅
自由詩
8*
07/1/27 15:26
旅は終わり日常は続く
水中原動機
自由詩
0
07/1/27 14:41
ヒコーキ雲
ユキムラ
自由詩
0
07/1/27 13:57
ネガティブ少年1号
画竜点睛
自由詩
5*
07/1/27 13:29
北の国から 2007 - 爆砕 -
たたたろろろ...
短歌
9*
07/1/27 13:16
君と僕に始まりはない
ぽえむ君
自由詩
9*
07/1/27 11:02
みえない
草野春心
自由詩
5
07/1/27 9:14
スワローテールの恋
こしごえ
自由詩
17*
07/1/27 8:50
日々に
砂木
自由詩
13*
07/1/27 7:11
水、ガラス
黒川排除 (...
川柳
6
07/1/27 6:50
絶望について
しでん
自由詩
7*
07/1/27 3:17
冬雨夜月
彌月
自由詩
1*
07/1/27 3:13
白い大地
あおば
自由詩
5+*
07/1/27 2:47
シリカゲル
眞山小桃。
短歌
2*
07/1/27 1:26
アイ・マイ・ミー
恋月 ぴの
自由詩
36*
07/1/27 0:54
ディファレンス・リファレンス
ブルース瀬戸...
自由詩
4*
07/1/27 0:46
月は、夜を照らすのも忘れて
atsuch...
自由詩
8*
07/1/27 0:43
いじめられっこはいじめられるために産まれてきたのさ
パノラマ音源
自由詩
1*
07/1/27 0:41
世界のはじまり
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/1/27 0:40
世界が終わった日
〃
自由詩
2*
07/1/27 0:19
バー
サナギ
自由詩
3*
07/1/27 0:11
傷痕
優飛
自由詩
2*
07/1/27 0:05
コンティニュー
山崎 風雅
自由詩
7*
07/1/26 23:29
ある土曜日の午後
はるこ
散文(批評...
4*
07/1/26 23:06
ねこにんげん(8)
暗闇れもん
自由詩
1*
07/1/26 22:58
morning bloom
R
自由詩
0
07/1/26 22:58
勝ち組の嘆き
ぽえむ君
自由詩
4*
07/1/26 22:43
Orkan Warnung
英水
自由詩
4
07/1/26 22:35
長短の夜
海月
自由詩
3*
07/1/26 22:25
不在告知
まれ
自由詩
2
07/1/26 22:22
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
5809
5810
5811
5812
5813
5814
5815
5816
5817
5818
5819
5820
5821
5822
5823
5824
5825
5826
5827
5828
5829
5830
5831
5832
5833
5834
5835
加筆訂正:
アイ・マイ・ミー
/
恋月 ぴの
[07/1/27 10:36]
ちょちょっと訂正
明るい壁
/
緑茶塵
[07/1/27 9:13]
後もう少しだけ続きます
今
/
しでん
[07/1/27 3:14]
最初のほう特に修正。
5.58sec.